
子供が孤独だと感じる世界第1位は日本です。
ユニセフが行った調査である事柄がランキング化されています。これは、子供が感じる幸福感について。ご存知の方も多いと思いますが、世界中で子供達が孤独だと感じる国のワースト1位が日本という結果が出ています。
先進国であり、貧富の差は広がりつつあると言われていますが、それでも世界から見れば豊かな国です。ですが、子供たちが孤独と感じ、幸せを感じれない日本の現状これです。
これだけ子供にも大きなストレスがかかってしまっているのは、大人の責任とも言えます。現に子供を持つ僕は、家庭環境が子供に与える影響が大きいことはよくわかります。
大人がどのように子供と向き合い、付き合っていくのか、難しいことではありますが真剣に考える続ける必要があると思います。
なぜこのようなことを書いたかというと、この記事をご覧になっている方の多くは日頃からストレスを抱え、そのストレスとうまく付き合いながら生活をされていると思います。このストレスは、身体に害をもたらすことは承知のことですが、具体的にあげるとすれば本当に多くの症状の原因となります。
ストレスが溜まると自律神経のバランスが崩れ、その影響がさまざまな症状を引き起こします。ストレス過多!自律神経が乱れることで受ける身体への影響でもお伝えしましたが、自律神経の乱れがどのような症状を引き起こすのか、より詳しくお伝えしていきたいと思います。
鬱や不安感、気分が乗らない、頭痛、だるさ、痛み、さまざまな病気、アトピー性皮膚炎など、本当に多くの症状の原因ではないかと言われています。そのことを少しでも知っていただけたらと思います。
こちらの記事も参考にしていただければと思います。
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Contents
自律神経はどちらが優位に働いても不調の原因になる
自律神経とは、交感神経と副交感神経とがあり、これらがバランスをとりあうように働いています。緊張したり、興奮したりするときには交感神経が優位になり、癒しや安らぎ、寝る前や食事中などは副交感神経が優位になります。
交感神経・副交感神経にはそれぞれ細胞が存在し、仕事をしたり筋肉の活動をする際は、それぞれを緊張させるように細胞が働きます。これが交感神経優位のときです。
これとは逆に副交感神経が優位の際は、交感神経が優位の際に働いていた細胞を休め、リラックスするときに働く細胞を働かせます。これが副交感神経が優位な状態です。
このようにそれぞれがバランスをとりあうように働くことができれば問題はありませんが、現代社会ではストレスが多く、その影響を受け自律神経のバランスが崩れ、「血流障害」「低体温」「代謝障害」などさまざまな影響が出るそうです。
自律神経はどちらに偏ることなく、それぞれがバランスよく働くことで健康を維持することができ、免疫を下げてしまうこともありません。ただ、ストレスの影響を受けると免疫が低下することがわかっているそうです。
自律神経と白血球。まずは白血球を知ろう!
自律神経は白血球との密な関係があるとされています。白血球の95%が顆粒球とリンパ球と呼ばれるものであり、残りの5%がマクロファージと言われるものになります。
顆粒球の特徴は、真菌や細菌など古くなって死んだ細胞を食べて処理する働きがあります。リンパ球の特徴は、ウイルスやがん細胞など小さな異物を処理する働きがあります。
マクロファージは、体内のさまざまな場所に待機し、炎症部分にかけつけて異物を処理します。また、顆粒球やリンパ球に異物がどんな敵かを知らせる情報伝達の役割をしています。
交感神経と顆粒球、副交感神経とリンパ球は密接な関係があり、連携をとるように働いています。
自律神経と白血球の密接な関係
交感神経と顆粒球などは連携をとっているとお伝えしていましたが、これはとても効率のいい防御システムといえます。
交感神経が優位になる日中は活動が増えます。その活動時にケガをして傷口から細菌が侵入することが増えるので、その細菌を食べる顆粒球が多くなり、ガードしています。
副交感神経が優位になる就寝時や食事中は、口などから異物が入ってくるためリンパ球が増えるようになっており、異物の処理を行うようにシステムされています。
ここまでは少し難しかったですよね。ここからが重要なところです。下記のことは理解していただきたいところです。
- 交感神経が優位になると細胞を食べる顆粒球が増える
自律神経の乱れが及ぼす身体への影響
ストレスを受けると交感神経が優位になり、体内の顆粒球が働きます。防御反応として起こるこの反応ですが、緊張状態が続きすぎると血液中の顆粒球が過剰になります。そうすると、身体を守るはずの顆粒球が常在菌と反応し、腎炎・膵炎・急性虫垂炎・肺炎などを発症するそうです。
また顆粒球が死滅すると活性酸素を放出し、組織を酸化させて破壊します。顆粒球が増えすぎ、死滅すると活性酸素の処理が追い付かず、がん・胃潰瘍・十二指腸潰瘍などを引き起こす可能性があるそうです。
これだけにはとどまりません。交感神経から分泌されるアドレナリンは、血管を収縮させる作用があります。そのため、血流障害が発生します。血流が悪くなると、不整脈・狭心症・高血圧などを発症する可能性があります。
また血流が悪くなるため、代謝機能が低下し、老廃物が体内に溜まり、こりや痛み・しびれ・組織の修復の遅れなどが起こるそうです。そして低体温になります。
この体温に関してはクライアントさんにお聞きしたところ、ほとんどの方が36度を切っていましたが、36度以下であれば低体温であり、上記のことが考えられます。
そのほかには、便秘や泌尿障害・イライラや不安・緊張や余裕がなるなるなど、心が不安定にもなります。
これらのことを再度まとめてみましょう。
自律神経の乱れが原因で起こる身体の不調や病気
- 腎炎・膵炎・急性虫垂炎・肺炎
- がん・胃潰瘍・十二指腸潰瘍
- 不整脈・狭心症・高血圧
- こり・痛み・しびれ・組織の修復の遅れ
- 低体温
- 便秘・泌尿障害
- イライラ・不安・緊張などの心の不安定
いかがでしょうか?ひとつでも思い当たる症状がある方は少なくないのではないでしょうか?
これらは自律神経の乱れが原因で起こるとされていることで、ストレスの多い方はこれらを改善することが健康を維持するうえでも重要になります。
自律神経のを整えるためには何をすればいいのかは、以前のストレス過多!自律神経が乱れることで受ける身体への影響を参考にしていただければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今日はいつも以上に難しい内容になってしまいましたが、上記に書いてある症状に当てはまる方は、少し注意が必要です。健康を維持するためにも自律神経を整えることを意識し、そのためには、リズム運動をしたり、日光に浴びたり、ふれあいを大切にすることが重要になります。
またこれまで不調の改善ができなかった方は自律神経を整えることで、症状の改善がみられるかもしれません。
今日の内容を改めてまとめていきたいと思います。
- 自律神経は交感神経・副交感神経どちらに偏っても不調になる
- 自律神経と白血球は密接な関係がある
- 交感神経優位=顆粒球の増加、副交感神経優位=リンパ球の増加
- 顆粒球の過度な増加は身体を傷つけてしまう
- 交感神経が優位になると、上記のような不調、症状がみられる
- 自律神経を整えるためには、リズム運動・日光を浴びる・ふれあいの3つが重要
という内容でお送りしていきました。このような内容からダイエットについてもトレーニングについても、やり方について考えさせられる内容です。現場でも、本当にただトレーニングをお伝えするだけではなく、いろんな角度から捉えることで改善できなかったことへのヒントもみつかるかもしれません。
今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。