
先日姿勢の改善と脚を細くしたいという方からご相談を受け、セッションを開始しましたが、現在までに3回セッションを行いましたが、姿勢の改善が見られご本人も実感され、その変化に驚かれていました。
この変化はクライアントさん自身が日頃から姿勢を気にし、なぜ身体が歪んだのかを理解され、その改善に努めた成果です。
トレーナーはあくまでもそれを気づいていただくためにアドバイスを行いますが、歪みを改善するためにはクライアントさん自身が”自分で直す”という想いを持っていただくことも大切になります。
今日は歪みの改善についてお伝えしていきたいと思います。
こちらの記事も参考にしていただければと思います。
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なぜ歪むのかを認識することが重要
歪みを改善しようと思う時にどのようなことをするでしょうか。
- 整体に通う
- マッサージを受ける
- 骨盤矯正をする
などそれぞれ考えることは異なると思いますが、すべてに共通することは一時的に改善はするけど、時間が経つとまた元通りに歪んでしまうということです。
必ずそうなるわけではありませんし、きちんと指導を受けることで歪みは改善していきますので、これらを否定するわけでもありません。
「身体が歪んでいるので直してください。」的な感じで、やってくれるという一方的な感覚でいると思ったように歪みは改善しません。というのは、歪みや姿勢を改善するときに重要なのが、なぜ歪むのかを認識することです。
前出のクライアントさんは、なぜ歪んでいるかを理解され、どうすれば歪まないようにできるのか、どういう姿勢をすればいいのかをきちんと理解され、実践されたからこそ歪みの改善が早くみられました。
歪みで悩まれている方は、一度ご自身の身体がなぜ歪んでいるのかを振り返ってみてください。おそらくほとんどの方はなぜ歪んでいるのかがわからないと思います。何度もお伝えしますが、そこが歪みを改善するためには重要になります。
歪む根本原因を取り除くことができる
歪みを改善するためには、なぜ歪む原因を理解する必要があるのでしょうか。それはさまざまなところでいつもお伝えしていますが、日頃何気なくやっている姿勢や動作が歪みをつくる原因になっていることが多いからです。
身体調整などをして歪みを改善しても、もし歪んでいる原因が理解できず、日頃また歪むような姿勢をとってしまえばいくら身体調整などで歪みを改善しても一時的な効果にとどまってしまいます。
いかに歪みを再発させないか、ここを考える必要があり、そのためにはなぜ歪むのかをしっかりと脳で理解することが必要です。
このクライアントさんは、家具の販売をしている会社で働いており、家具を運ぶときの姿勢や持ち方に問題があり身体が歪んでしまい、歪みだけではなく脚に筋肉がつき、片側が特に太くなっていました。
このことをクライアントさんにひとつひとつ説明し、日頃家具をどのように持っているか、そのときに身体のどこに負担がかかっているのか、左の背部と、左脚の前ももが張っていましたが、すべて家具の持ち方でこのようになっていることを理解していただけました。
すると伝えた日から次のセッションまでの間持ち方もお伝えしていたので、それを実践していただくことで家具が運びやすくなったり以前感じていた身体へのストレスも改善され、筋肉の以前ほど張らなくなりました。
歪みを改善するためには筋肉を緩めること
歪みを改善するためには、筋肉を緩め弾力のある状態に戻すことです。
この方は書き物も多いそうで、ご自身も薄々わかっていたそうですが、頭を前に突き出すような姿勢で机に向かっているそうでこれが原因で首や肩は緊張し、筋肉がパンパンに張っている状態となっていました。
このような状態では、首の筋肉は引っ張られることで緊張し、胸などの筋肉は縮まって緊張してしまいます。
筋肉は伸ばされすぎても、縮まっても緊張し、硬くなってしまいます。筋肉は腱を介し骨に付着していますので、筋肉が緊張することで身体が歪みます。歪みを改善するためには筋肉を緩めることです。
そうすれば歪みを改善し、骨で立つ感覚が得られたり、クライアントさんの場合良い姿勢になっているという実感が得られたそうです。ここで言う良い姿勢というのも、筋肉が緩んでいるのに良い位置にいれるということも感じられていました。
歪みを改善するための今後の課題
全体の姿勢を見れば初めから比べると歪みの改善も見られ、クライアントさん自身もその変化を体感されていましたが、今後の課題としては頭部の位置を認識が必要と感じています。
頭部が前方にズレている方の場合、この頭部の位置の認識を変える必要があります。
クライアントさんの場合、顎を引く癖があり、歩いている際もまっすぐ前を見るというよりも地面を見るような歩き方をされています。
一度セッションで頭部の位置を修正すると顎が上がっているように感じ、それ自体に違和感を感じられていましたが、首を触って筋肉の張りの変化を感じていただきましたが、顎を上げるような姿勢の方が筋肉が緩んでいることを実感していただけました。
自分が違和感のない位置がインプットされていますが、これは頭部の位置がずれているため変える必要があります。正しい位置に修正してもはじめは違和感を感じます。それに慣れてこればその箇所で維持する方が楽なことに気づくと思います。
このように頭部の位置が修正できればもっと姿勢の改善も見られるようになると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。歪みを改善するためには、筋肉を緩めることが必要ですが、それだけではうまく改善できません。それは、なぜ歪んでしまったのか、その原因を理解しないと日頃の生活で身体を歪めてしまう姿勢や動作を再度してしまいます。
筋肉を緩め、歪みの根本原因を理解し日頃その姿勢や動作を気をつけることで歪みを改善することができます。
誰かに直してもらうという一方的な姿勢ではなく、クライアントさんご自身も原因を理解し、日頃から姿勢を正す努力を継続することで初めて改善に向かうということになります。
日頃からご自身がとられている姿勢や動作を一度振り返ってみると新しい発見があるかもしれませんね。
今日は歪みの改善についてお伝えしていきました。
今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。