脚の歪みって気になりますよね。特にスカートとか短パンを履いた時に脚の歪みって目立ってきて、誰も見てないかもしれないけど、その脚がまっすぐじゃないってだけで普段のファッションは限られてくるって方も多いのでは。
X脚を改善するには鍛えなくても大丈夫。大切なことは筋バランスを整えること。いつも言うことですけど、何で脚が歪んだのかってことを把握することが大事。今日はこのX脚の改善についてお伝えしていきます。
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Contents
まずX脚かどうかの判断をしよう!
そもそものことから入っていきたいと思いますが、X脚ってどうやって判断するのかってことが出てきますが、どのように判断していますか?
目安としては、股関節、膝のお皿、内・外踝の真ん中に垂線を引いた時に一直線になればまっすぐな脚。それよりも膝の位置が内側にあればX脚、外側にあればO脚ということが言えます。
非常にざっくりとした言い方ですが、これらはひとつの目安になります。
まっすぐな脚の場合
まず足幅を拳一個分開き、つま先を15~16度外転と言って、外に開きます。
この状態で股関節、膝のお皿、内外踝の真ん中に垂線を引くとまっすぐに並びます。
このような脚をまっすぐな脚と言い、膝のお皿もまっすぐ正面に向いています。逆にお皿が内外に向いてしまっている場合は、筋バランスが崩れてしまっており、向いている方に引っ張られているということになります。
O脚の場合
では、O脚の場合はどのような脚になるのでしょうか。
足幅は先ほどと同じで見てみると、膝の位置が先ほど引いた垂線よりも外側にあることがわかると思います。このような状態をO脚と言います。
X脚の場合
続いて、X脚ですがO脚とは逆になり、膝の位置が垂線よりも内側に入ってきます。このような状態をX脚と言います。
今日はこのX脚の方に向けて書いていきたいと思いますが、なぜこのように脚が歪み、X脚になってしまうのでしょうか?
X脚になる原因
なぜX脚になってしまうのでしょうか?女性に多くみられるX脚ですが、X脚になる原因はさまざまです。現場で経験したことを中心にお伝えしていきたいと思います。
姿勢の影響
姿勢の影響を受けてX脚になる方は多いように感じますが、その姿勢というのが立ち方や歩き方によるもので、最近の女性には特に多くみられます。
どのような姿勢かというと、このように脚を内側に捻じるように立ったり、歩いたりする姿勢です。
女子高生なんかはこのような姿勢をよくしていますが、大人の女性にもよく見られます。このような脚の使い方をすると、体重支持ポイントが足裏の内側にきてしまい、その影響で脚の内側の筋肉が緊張しやすくなります。
このようなことを繰り返すと筋バランスが崩れてしまい、X脚や脚の歪みができてしまいます。日頃の立ち方、歩き方はどのように行っているでしょうか。足は軽く外側を向いていますか?
トレーニングのフォームが不適切
これも多い原因ですが、みなさんよくジムや自宅でトレーニングをされていますが、このとき行っているエクササイズにスクワットなどがあります。
このスクワットのフォームが問題で、X脚になってしまうということもあります。
このように膝が内側に入るようなしゃがみ方をすると、このような動きを筋肉がインプットするため歪みが生じます。結果的にこのような筋肉の使い方が原因で、X脚になってしまうことがあります。
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スカートを履いて、仕事をしたり自転車に乗る
これは実際にセッションの中であったことですが、女性の場合スカートを履いて仕事をしたり、自転車に乗ると下着が見えないように膝を寄せるように、内側に寄せてきます。
日頃からこのような姿勢で仕事をしていたり、自転車に乗ることが多い場合、X脚の原因になると考えることができます。
動作の影響
これも実際にセッションであったことですが、階段の上り下りをするときに先ほどのスクワットと同じように、膝が内側に入った状態で上り下りを繰り返していたため、このような動きをインプットしてしまい、X脚になってしまうことがあります。
歩いているときも同じで、時にヒールを履いて歩いているときに膝が内側に曲がっている場合、脚は歪み、X脚になる原因と考えることができます。
原因というのは、このように分けられるものではないと思いますし、一人一人見ていけば歩き方ひとつとっても違いますし、原因はバラバラです。ただ、ひとつの目安としてはこれらのようなことが原因といて考えることができます。
なぜX脚になるのか?
ここから少し考えていただきながら読んでいただきたいんですが、「なるほどね。」と “理解” していただきながら読んでいただくとよりX脚を改善しやすくなります。
僕も内容が伝わりやすいようにできるだけ砕いてお伝えするので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。では早速。
X脚の原因としては、上記をあげていきましたが、なぜX脚や脚が歪んでしまうのでしょうか。歩き方・立ち方が原因なのはわかったけど、身体の中ではどういうことが起こっているのか。
脚を内側に捻じって過ごすとどうなる?
日頃脚を内側に捻じるようにして過ごしていると、身体の中ではどのようなことが起こっているのでしょうか。
脚を内側に捻じると体重支持ポイントが内側にずれてきます。
足裏の内側に加重するようになると、脚の内側の筋肉が緊張しやすくなり、そうすると脚は内側に引っ張られるように歪んできます。
シンプルに内側に引っ張られるだけではなく、実際はもっと複雑になりますが、イメージとしてはこのような感じです。本来は捻じれだったり、局部の緊張はないんですが、姿勢などの問題で局部の筋肉が緊張します。
このような状態を筋バランスが崩れると表現し、ここは筋肉が過度に緊張し、ここは緩いというような身体の状態になります。こう考えると、緊張している部分を緩めるとX脚や歪みを直せるとイメージがつきます。
筋バランスが崩れているので、それを直せばX脚、歪みは改善できる。そのためには筋肉を緩める。ということを理解していただければこの先もわかりやすくなります。あくまでも鍛えるではなく、筋バランスを整えることです。
先ほどあげた原因も、日頃の身体の使い方で筋バランスが崩れてしまうため、筋バランスを整えることでX脚を改善することができます。ただ、これだけでは思ったような結果を得ることができません。なぜなら根本原因を改善できていないからです。
X脚を改善するには筋バランスを整え、原因を改善すること
これは何度書いても書ききれないことですが、改善のための方法をご紹介しても、 “根本の原因を改善しなければ改善しない” ということを改めて理解していただきたいと思います。
根本原因というのは上記のX脚になる原因でお伝えしたことですが、筋バランスを整えるために筋肉を緩め、その後です。そこが一番重要です。
- 立ち方
- 歩き方
- 服装
- エクササイズのフォーム
- 階段の上り下りの仕方
など、これらの姿勢や動作を変えることではじめてX脚は改善していきます。この2つができてはじめて脚の形は変わり、結果が得られます。ではここから筋バランスを整えることから原因の改善まで詳しくお伝えしていきたいと思います。
X脚を改善する考え方
X脚を改善するためには、この手順を踏みます。
- なぜX脚になったのかを把握する
- 筋バランスを整える
- 根本原因(姿勢や動作など)を改善する
この3つのステップを踏むことでX脚は改善していきます。ではそれぞれを詳しく見ていきたいと思います。
なぜX脚になったのか(原因)を把握する
これを書くのは簡単ですが、おそらく読者の方からすると「どう見極めたらいいのかがわからない」という声が上がりそうですが、ここについてはご本人の身体を見ないと何とも言えないんですね。
ですので、ここについては上記でお伝えしたX脚の原因の4つを参考にご自身で考えていただきたいと思います。
- 立ち方
- 歩き方
- 服装
- エクササイズのフォーム
- 階段の上り下り
このようなことが主に原因として考えることができます。
筋バランスを整える
今回の記事で大事な内容になりますが、筋バランスをどのように整えるのか、それが自分でもできるのかどうかという点に関しては、ある程度はできると思います。自分で身体を動かすとなると、必ずある程度筋肉は緊張します。
これが他人にやってもらうと他動になりますので、力を抜いた状態で身体を動かすため筋バランスはより整っていきます。今回はあくまでもご自分で行う方法をお伝えしていきたいと思います。
1、仰向けになり、脚を腰幅ぐらいに開く
2、そこから片膝を90度ぐらいに立て、膝を外側に倒す
3、この位置から、外側の踝、もしくは足の外側で地面をこするように膝が伸びきる手前まで伸ばす
4、伸ばせたら再度膝を引きつけるように元に位置に戻し、これを1分間繰り返す
動作中はできるだけリラックスし、楽に動かすイメージで行います。
5、1分経てば、膝を伸ばし切りながら太ももの骨を軽く内側に捻るように動かす
6、太ももの骨を内側に捻った後は、力を抜くとつま先は外側に向くので再度膝を引きつけていく。これを2分間行います。
このような方法で筋肉を緩め、筋バランスを整えていきます。ポイントは楽に行うということです。「こうやって、こうやって・・・!」と一生懸命しすぎると、それが緊張となってしまうため、ある意味適当さがあった方が筋肉は緩みます。
また上記の方法で筋バランスを整えると、脚がまっすぐに感じたり、立ったときに足裏の感覚がやっていない側とでは異なります。足裏全体で地面についているような感覚が得られると思いますので、ぜひ感じてみてください。
根本原因を改善する
上記の方法で筋バランスを整えるとX脚が改善するのかといえば、効果は一時的です。なぜならX脚になった原因が取り除けていないからです。
ここでは、この根本原因をどのようにして改善するのかをお伝えしていきたいと思います。
立ち方を改善する
歩き方を改善する
階段の上り下りの動作を改善する
階段をより楽に上り下りするための身体を使い方については、太ももの前側がパンパンに張る!日常生活に潜む脚を太くする原因のまとめで詳しくお伝えしています。
ここまでの一連の流れができれば、X脚は改善していきますし、まっすぐな脚に近づいていくと思います。
何より大事なことは、X脚になった原因を把握し、その原因に対して上記のような取り組みを行うことです。長い文章になっていますが、実際に行うとなれば本来はもっとシンプルです。
文章で書くと長々なってしまいますが、みなさんが実践されるときはより楽しく行っていただければ嬉しく思います。
まとめ
X脚の原因と改善についてお伝えしていきましたが、いかがでしょうか?
今日も何度もお伝えしましたが、最も重要なことは、なぜX脚になったのかということです。それによって方法は異なりますし、ここでお伝えしていないことが改善策になることも考えられます。
やみくもに、「●●さんが鍛えたほうがいいと言っていたから・・・」「テレビでやっていたから」と方法を真似するだけではなく、少し考えてから取り組むとその先の結果も大いに変わってくると思います。
今日の内容が少しでもお役に立てる内容になればうれしく思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。