腰痛の改善と仕事をしているときの姿勢との関係

腰痛のつらさは高校時代に味わいましたが、くしゃみができないつらさと大便が本気できばれず、かなりの便秘に悩まされたこと、何より常に神経を使って自分の姿勢や動きに注意をはらうために精神的にぐっと疲労がでるときもありました。

何をするにしても楽しくなかったですよね。。。

そんな腰痛で悩んでいる経験があると、当たり前のことがすごくありがたかったり、痛みがないことがどれだけうれしいことかを痛感しますが、痛みがなければなかなか改まってそういうことを感じることがないのは、それ自体が贅沢なのかもしれません。

今日はそんな腰痛で悩む方のヒントになればと思って腰痛についた書いていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

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腰痛は腰に原因があるのではなく影響を受けた部分

腰痛の治療と言えば?ここでイメージできるのは、マッサージであったり、整体などが代表かもしれませんが、それで改善できる場合とそうでない場合があります。

これは方法論に走ってしまうと少し目的を見失ってしまいそうですが、温めたり揉んだりしてもそのときは改善してもなかなかその効果を持続できないのは、何が原因でしょうか?

そのひとつに腰痛の原因のとらえ方があると思います。

例えば、腰が痛く腰の筋肉が硬い=腰の筋肉をほぐすということをしたとします。すると、痛みは一時的に改善するかもしれません。でも時間がたつにつれて痛みは戻ってきて、1週間もすれば元通りになることがあるかもしれません。

腰の筋肉が緊張してしまう原因は、頭部のずれや体幹の捻じれなど、身体のさまざまな箇所の歪みが原因となり、その合計として腰にストレスが過度にかかり、痛みへと変わっていきます。

痛みの根本的な原因は腰に限らず、全体の歪みの結果部分の腰に影響が出て痛めてしまうということで、この改善が必要な場合、部分ではなく全体の歪みを直した結果、部分の痛みも改善すると考えられます。

 

姿勢の影響を受けて筋バランスが崩れる

この説明をイメージすることは少し難しかったかもしれませんので、日頃の姿勢から考えてみることにします。座って仕事をすることが多い方の場合、脚の組み方や資料の置く位置によって、身体に大きく影響が出ます。

例えば、右脚を上にして脚を組み、右側に資料を置いてパソコンをした場合、身体は右に捻じった状態で作業をすることになります。この際、身体の右側は縮み、左側は伸びている状態になります。

筋肉は縮まっても、伸ばされてもどちらの状態でも緊張することになります。この状態で頭部が右に倒れた状態になればさらにストレスを受け、右側は縮み、左側は伸ばされる状態になります。

このような状態になれば、左右の筋バランスは崩れてしまい、それが原因で腰痛になってしまう可能性があります。

ここで少し考えていただきたいのは、人間の身体はノーマルな状態であれば、痛みは出ないはずです。何か不自然な状態になっているから、痛みが出るということです。

では、何が不自然なのか、その根本的な原因は座り方であり、その影響が腰痛とつながるわけです。筋肉を緩め、筋バランスを整えることで腰痛の改善となりますが、現場で感じる改善できない理由を付け加えるとこのようになります。

 

筋肉の緊張をとること

先ほどの話から言えば、筋バランスを整えるために筋肉を緩める必要があります。その方法としてはさまざまなものが考えられます。対象物を何にするかでも方法は変わります。

実際に現場で使っているテクニックを挙げてみるとこのようになります。

  • モビリゼーション
  • ストレッチ
  • 筋肉に揺らぎを与える
  • 呼吸
  • 筋膜リリース
  • 皮膚

その方法はさまざまですが、これらを使って身体調整を行っていきます。これらを使って筋肉を緩めることができ、姿勢を直せば問題はなくなります。

ただ、ここで最も重要なことはトレーナーである僕自身のテクニックのレベルです。これが最も影響し、筋肉を緩めるためのテクニックはこれらがありますが、そもそもこれらのテクニックをどのようにするのか、その技術のレベルが低ければ改善することが難しくなります。何も隠さず言えば、このように思います。

これらのテクニックを使って筋肉を緩めることができれば改善がみられると思いますが、テクニックがいくら高くてもまだ根本的な改善には至りません。

その次が根本的な原因の姿勢、座り方の改善が必要となります。

 

座り方を変える

先ほどの例では、右脚を上にし、右側に資料を置き、身体のねじるようにして作業をしていたということですが、まず脚を組むのをやめ、両足を地面につけます。そして、資料の置いてある位置を正面に変えます。

すると、身体の捻じれは軽減され、身体への影響も減ることがわかります。また人間本来の自然な状態へと近づき、身体へのストレスも軽減されます。このように、筋肉を緩めるだけではなく、原因の姿勢を改善することで、根本原因の解決となり、ここまで指導できて初めて腰痛の改善となります。

ここでも現場で感じることは、その普段の姿勢を聞き出し、そこに対してストレスを受ける姿勢はどうなっているのか、だからこういうストレスのかからない姿勢にすることで改善できると伝えられるか、痛みが出る理由、そしてそれを改善するための姿勢を指導できることで腰痛の改善となります。

きれいごと抜きにして、クライアントさんの腰痛の改善はトレーナーのテクニックの問題と、その根本原因の解決を指導できているかどうかになります。指導をして実際にそれができていなかった場合、する側にも問題がありますが、きちんとした指導ができていれば痛みの変化を感じるはずです。

現場で感じるうまくいくときといかないときの差はここにあると実感してしますし、結果にウソはないということはここからもよく理解できます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。腰痛への対応としては、まずは筋肉の緊張をとり、筋バランスを整えること。

そして、根本原因である姿勢や動きの改善を行うことで腰痛の改善ができると思います。大切なことは、部分を見すぎることではなく、全体の影響が腰痛へとつながっているということです。

そのため、全体を直すことで部分も直り、痛みの改善になると思います。

ただ、そこにはトレーナーの僕自身のテクニックの問題や、姿勢などを指導する指導力が必要で、それが高まれば痛みの改善もさらにできると思います。だからこそ、自分のテクニックを疑い続け、より技術を向上させることが重要になるのだと思います。

わかっているつもり、できているつもりにならないように自分の技術を磨き続けたいと思います。そして、一人でも多くの方に改善できることを伝えられればいいなと思います。

では、最後に今日のまとめを書いていきたいと思います。

  • 腰痛の改善は腰という部分だけではなく、全体を直すと部分も改善する
  • 日頃の姿勢や動作が筋バランスを崩し、部分に過度なストレスを与える
  • その改善は筋肉の緊張をとり、筋バランスを整えること
  • 筋肉は、ストレッチ、モビリゼーション、揺らぎ、呼吸などさまざまな方法で緩めることができる
  • それらの方法、テクニックでいかに緩めることができるかが改善には重要である
  • 全身が緩んだあとは、根本原因である日頃の姿勢や動作を改善する
  • この流れで腰痛の改善ができる

このような内容でお送りしていきました。言葉で書くのは、毎回のこと意外と簡単です。ただこれを実践できることが読者の方にとっても重要なことであり、僕らトレーナーとしても必要なことです。

言葉で書くことが簡単な分、それを表現、実践するかは本当に難しい世界です。

少しの改善ができたとしても、その質を高め続けること。より高いレベルを目指すことがわかっているつもり、できているつもりを防げることだと思いますので、謙虚に学び続けたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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