
お腹を引き締めようと思うと、腹筋、エステ、ベルト。何をやってもいまいち変化が出ない。そんな方も多いのではないでしょうか。
お腹を引き締めるためには、やっぱりしんどい腹筋をし続けないといけないのかというと、実はそうではないんですね。
そもそもなぜお腹が出てしまうのか、それによって引き締め方が変わってきます。
今日はそんなお腹が出てしまう原因と改善方法についてお伝えしていきたいと思います。ぜひ参考にしていただければと思います。
こちらの記事も参考にしていただければと思います。
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Contents
1、一般的に言われるお腹を凹ませる方法
一般的にお腹を凹ませる方法といえば以下のことがあげられるのではないでしょうか。
- ウエイトトレーニング
- 腹筋
- エステ
- 〇〇ベルト
- 体幹トレーニング
- インナーマッスルを強化
これらのことが言われていますが、実際にどれだけの方がお腹に変化があったでしょうか。おそらくこの記事を読まれている方は、お腹を引き締めたくて悩まれている方ではないでしょうか。
実は、お腹を引き締めるためにはポイントがあります。それは“原因を明確にする”ということです。というのは、これからお伝えすることでご理解いただけると思いますが、なぜお腹が膨らんでしまっているのか、その原因が異なれば当然ながら改善方法が異なってきます。
上記のようなものは、方法が先にしてしまっていて、何をすればいいかというのは、この原因次第ですのである意味いちかばちかのような方法の選択をしてしまっているといえます。
ここからは具体的に原因と改善方法についてお伝えしていきたいと思います。
2、お腹が膨れてしまう原因と改善方法
お腹を引き締めたいと思う方はなぜお腹が出てしまうのでしょうか。その原因を大きく分けるとこの通りになります。
- 脂肪の蓄積
- 姿勢の問題
- 便秘などのつまり
- 内臓の位置が下がっている
- 水膨れ
これらの原因が考えられます。ここからはそれぞれをもう少深堀りしていきたいと思います。
2-1、脂肪の蓄積
まず1つ目の原因は食べ過ぎや運動不足によく脂肪の蓄積です。これは肥満体型でお腹の膨らみが気になる方で最も多い原因ではないでしょうか?
ご本人が食べ過ぎていないと思っていても、食事量が増えており知らず知らずのうちに食べているということもありますし、食べる量は一定でも代謝が下がることによって脂肪が蓄積してしまうということもあります。
運動についてもそうで、やはり現代はバリアフリーなどが活発となり健康な方までそれを活用することで、活動量が下がり結果的に活動によっての消費エネルギーが減ってしまいます。
すると脂肪が蓄積しやすくなるため、これらは大きな問題となっています。
改善方法
これらの改善方法はシンプルであり、食べ過ぎている場合食べる量を減らし、運動不足の場合、運動を始めることで改善されていくのではないでしょうか。
生活習慣を変える必要があり、いきなり大きな変化を求めることは難しいかもしれませんが、少しずつでもいいですので、意識的に食事や運動などの習慣を変えることが必要になります。
- 食べ過ぎであれば量を減らす
- 運動不足であれば動く
これらが改善策となります。
2-2、姿勢の問題
続いては、姿勢の影響を受けてお腹が出るということです。これは、ポッコリお腹を引き締めよう!循環の改善と胸郭を引き上げるエクササイズでもお腹は変わる。でもお伝えしていますので、こちらを参考にしてみてください。
いわゆるお腹が出るように立つことでお腹が出てしまうことがあります。
これは以前、記事の中で使った画像ですが、ここからもわかる通り同じ日に撮った画像でもこれだけ立ち方によってお腹の膨らみが変わってきます。このように立ち方が問題でお腹が膨れたようになることがあります。
改善方法
この場合、改善方法は姿勢を整えることが必要になります。立ち方に問題があれば、この立ち方を変えることでお腹は引き締まりますし、全体的に姿勢が崩れていてば整えることでお腹を引き締めることができます。
耳、肩、大転子、内踝が地面に対して垂直のライン上にあれば自然に近い姿勢と言われており、骨盤もやや前傾ぐらいを保つことが自然と言われています。
立ち方に問題があり、お腹が出てしまう場合、このように立ち方を変えることでお腹を引き締めることができます。
2-3、便秘やガスの溜まりすぎ
女性に多い便秘などが原因でお腹がパンパンに張ってしまうことがあります。便秘が起こる原因は、ストレスや循環不良、また食生活の乱れからくることが多くあります。
このような原因でお腹が膨れてしまう場合、便秘などを改善することがお腹を引き締めることにつながります。
改善方法
便秘の改善は、腸に刺激を与えることで改善することがあります。便秘は、横行結腸、下行結腸、S字結腸、などが細くなることで起こるといわれており、腸への刺激を加えることでこれらのつまりが改善され、便が出やすくなります。
自分で腸へ刺激を与えるときは、よく【の】の字を書くようにお腹をさするといわれていますが、【の】を書くようにお腹をさすると先ほどの腸は刺激され、便が出やすくなります。
この場合は便が出ることでお腹が引き締まっていきます。
2-4、内臓の位置が下がっている
出産後など奥さんもそうでしたが、骨盤が開きっぱなしの状態になり、骨盤の上に乗っている内臓などが落ちてきます。
そうすると、下腹部あたりがポコッと張れるようにお腹が出てきますが、内臓の位置が下がってしまうことでお腹が膨らんで見えることがあります。
これは特に出産後の女性に多いのではないでしょうか。
改善方法
この場合、骨盤の位置を直し内臓を引き上げる必要があります。開いた骨盤を整えるためには、骨盤底筋群と言われる筋肉があり、その筋肉を鍛えたり、骨盤周囲のインナーマッスルや内転筋群などを鍛えることで、骨盤は内側に締り、その影響で下がっていた内臓も上がり、お腹も引き締まっていきます。
例えばこれは腸腰筋のエクササイズですが、仰向けになり膝を胸の方へ引き上げます。インナーマッスルといわれる筋肉は、意識を向けないと働きづらいといわれているため、動かし方はこのようなイメージですが、動かしている筋肉を触るとより効果を感じることができます。
このように手を腸腰筋に触れてエクササイズを行います。
またはこのように倒した膝を、おしっこを我慢するイメージで骨盤底筋群を締めるように起こしていきます。
骨盤の開き方や出産からどのくらい立ったのかによって対応は変わりますが、このようなエクササイズで骨盤周囲に刺激を与え骨盤を整え、内臓の位置がもとに戻ることでお腹が引き締まっていきます。
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2-5、水ぶくれ
これはあるクライアントさんの例ですが、1日の水分の摂取量が4リットルぐらい飲まれる方がおり、その方は全身がむくんでいました。
また身体の中に水分が多すぎて身体パンパンになり、関節の可動域も狭くなり、身体も強い疲労感に襲われていたそうです。
この方の場合、言うまでもなく水分を減らし、1日断食をしていただき、そのあとは水分量に気をつけながら生活をしていただきましたが、1週間で4.5kgほど体重が減り、以前は滝のように流れていた汗もあまり流れなくなっていったそうです。
水分が抜けることでお腹もへこみ、10日ほどで見違えるほど身体はしぼんでいきました。
このように水分の摂りすぎもお腹が出てしまう原因となります。
改善方法
この方の場合であれば、水分量を抜くために1日断食をし、水分量を制限していきました。汗をかくことで体内の水分量を減らすことができるため、以下のようなことが考えられます。
- お風呂に長くつかる
- サウナや岩盤浴に行く
- サウナスーツを着てランニングをする
- ホットヨガに行く
など、これだけではありませんが、このような考え方でとにかく汗をかくこと、そして1日の水分量を調整することで身体もしぼんでいきます。
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3、お腹を凹ませるときに気をつけること
ここまで、なぜお腹が膨らんでしまうのかという原因とその改善について触れてきましたが、お腹を引き締めるときに気をつけることを重複するところもると思いますが、まとめていきたいと思います。
3-1、原因が何かによって方法が異なる
これは先ほどお伝えしたように、ただ腹筋をする、トレーニングをする、エステに通うなどと方法が先に来るのではなく、なぜお腹が膨れてしまっているのか、この原因をみつけ、それがわかれば改善策がわかります。
方法が先ではなく、原因が何かによって方法は異なります。
3-2、トレーニング=引き締め効果とは限らない
上記のことからご理解していただけたと思いますが、トレーニングをするからお腹を引き締めることができるのかといえば、それだけではないということです。
いくらトレーニングをしても立ち方に問題があればお腹を引き締めることができないと思いますし、腹筋をするからお腹が引き締まるのかといえばそうとは限らないということです。
3-3、薬で便秘の改善は勧められない
便秘の影響でお腹が膨れてしまっている場合、この便秘を改善するために薬を飲んで便秘の改善をされる方がいますが、薬を退くことはあまり勧められません。
薬を飲むことは自律神経に影響を与えるといわれており、自律神経が乱れると便秘になる可能性があります。そのため、薬を飲んで一時的には便秘の改善がされるかもしれませんが、その影響はのちに出てくる可能性があります。
そんため、あまり薬を飲んで便秘の改善は勧められません。
3-4、食生活、生活リズムをきちんとする
基本的なことですが、食生活や生活リズムの乱れは太ってしまう原因でもありますし、これらをきちんとすることが重要です。
ご飯を夜8時以降は食べないことや、夜更かしをしないなど、これらも自律神経との関わりがあったり、体内のリズムに影響を与える可能性があります。
当たり前のように感じることかもしれませんが、これらの習慣を正していくことも重要なことです。
3-5、部分ではなく全体を刺激する
お腹を引き締めたいときに腹筋をするというのは、部分的なエクササイズをするということですが、人間の身体は部分痩せをするのは難しいといわれています。
人間の身体を水袋とイメージすればわかりやすいと思いますが、腹筋をするとお腹に穴をあけそこから水がピューッと出てきます。
部分的に穴をあけると水が減っていくのには時間がかかりますが、スクワットのような全身を刺激するエクササイズを行うと全身に穴があき水が出ていくというイメージになります。
そうすると、より早く水が出ていくということになりますが、これは人間の身体の脂肪とよく似ています。部分を動かすよりも全体を刺激する方が消費されるエネルギーも増え、その分だけ脂肪が減りやすくなります。
このように考えると、全身を刺激するようなエクササイズを行い、全身がしぼんでいけば部分であるお腹も凹むと考えられるということになります。
どちらが効率よく身体を引き締められるのかということになります。
4、まとめ
いかがでしたでしょうか。今日はお腹が膨らむ原因とその改善方法についてまとめていきましたが、何度もお伝えしているように、大切なことは原因に対して適切なアプローチを行うこと。
これができればお腹も引き締まっていくでしょうし、トレーニングをしていないから引き締まらないのでは?とはならないはずです。
鍛えなくてもお腹を引き締めることができるのは上記でお伝えした通りになります。
では最後に今日のまとめを書いていきたいと思います。
- 一般的にはお腹を引き締める=腹筋またはトレーニングである
- お腹が膨れる原因は、脂肪、姿勢、便秘、内臓の位置、水膨れが考えられる
- 改善方法はそれぞれ異なる
- お腹を引き締める=トレーニングだけではない
- 腹筋などの部分を動かすのではなく、全身を動かす方が効率的である
このような内容でお送りしていきました。
今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。