
人間が何かをするにあたって、前提になるのが健康であるかどうか。健康であればどこかへ出かけたり、旅行に行けたり、友人と楽しい時間を過ごせたりできます。しかし不健康な場合、完全には楽しめなかったり、旅行などに行けなかったりします。
ここまで言わなくても、日常の中で身心に不調を抱え悩んでいる方もいるかもしれません。今日はそんな不調の方に向けて書いていきたいと思います。なぜ不調になるのか、そしてその改善をどのようにすればいいのか。
少しでもヒントになることをお伝えできればと思います。
こちらの記事も参考にしていただければと思います。
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Contents
便利な社会になったことことが不調の原因の可能性
以前も記事の中で社会の流れのことについて触れていきましたが、現在はスマートフォン、タブレット、PCなどのIT業界が急速な発展を遂げ、今度もますます成長を続けるということが予想されています。
その成長に伴い雇用も生まれ、新規事業も数を増していきます。雇用される人は、パソコンを使っての作業が増え、ほとんどをパソコンを使って処理される時代になっています。
その影響を受け、事務職に就いている方は身体の痛みや不調を訴えられ、また主婦の方も同様に家でパソコンを使ったりタブレットを使う生活が長時間に及び、それによる身体の不調を訴える方が増えています。
便利な社会になったからこそ生まれた身体の不調であるともいますが、なぜこれらは不調の原因になってしまうのでしょうか?それは以下のことが考えられます。
- 仕事などによるストレス
- 不活動により筋肉が硬くなる
- 循環が悪くなる
- 精神的な安定を求めた投薬
これらはすべて不調の原因として考えることができます。
不調の原因は低体温である
鬱の方の問題や身体の浮腫みのひどい方、睡眠障害のある方などについて、それぞれの問題は、捉え方として個々の原因があり、それぞれに対応することが必要だと考えていました。
例えば、鬱だから○○をする、睡眠障害だから○○をする、というように、それぞれの問題に共通点はないと思い込んでいましたが、以前個人教授で教わったことでそれぞれの不調は共通点があることがわかりました。
これらの問題についての考え方は、○○をどうするか、痛みで考えてみるとよくわかりますが、腰が痛いからといって、腰ばかりをマッサージしてほぐしたとしても改善するかと言われれば、難しいと思います。
原因は姿勢の崩れであり、その崩れの影響を受けたのが腰であって、腰が根本的な問題点とは限りません。○○がというよりも全体の崩れが直れば部分も改善するという考え方と共通しており、体内が自然な状態になれば鬱や睡眠障害も改善されるという考え方でした。
これらの不調に共通することといえば、低体温や循環が悪いという問題があり、正常な機能を取り戻すためには、血流・循環の改善や低体温の改善が必要になります。
では、それぞれが起こるメカニズムはどのようになっているのでしょうか?
■低体温に悩む女性へ!36.5℃へのヒントは日頃の習慣にあり!
自律神経のバランスの崩れで低体温になる
自律神経といって、交感神経と副交感神経という体内を調節する機能が人間には存在しています。これらはそれぞれの役割のバランスを保つことで、人間の身体は正常に機能すると言われています。
交感神経が優位になると血管の収縮が起こり、血流制限が起こります。逆に、副交感神経が優位になると、血管が拡張しますが、血液が流れすぎるために血流障害になる危険性があります。
バランスが崩れるとこのように血流にも変動が見られます。どちらに優位に働いたとしても、血流に対して影響が出るということですが、実は両者ともに体内で起こる症状は同じになります。
それが低体温です。低体温になると、このような症状が出てくる可能性があるそうです。
- 便秘
- 頭痛
- 痛み
- だるさ
などの症状が見られるそうです。ここで感じることは、大半の女性は低体温であるということです。このような状態を現場で見ていると、一般の女性が不調の改善に必要なことが見えてくるように思います。
水分の摂り過ぎも不調の原因のひとつ
水分の摂り過ぎも不調の原因の一つと言われています。
体内に入ってきた水分量の調節は腎臓が行っており、2リットル入ると腎臓は処理できる許容範囲を超えてしまうそうです。そのため、その処理できない水分は体内に滞留します。滞留した水分量が多くなれば、その影響を受けて体温が下がり、血液量の増加につながります。
血液量が増えるとその血液を流さないといけなくなり、交感神経が刺激され、血圧の上昇が見られます。また体温が下がることで、内臓などの機能が低下し、代謝が悪くなりますし、身体のダルさなど不調が出ると動かない習慣ができます。
動かないと、筋肉は萎縮し硬くなり、痛みやさらなるダルさなどにつながり悪循環になります。さらなる悪循環は続きますが、筋肉が萎縮すると筋力が低下し、体内のポンプ作用が弱くなり循環が悪くなり、むくみがひどくなり、体内に水分はたまるがそれを排出する機能も低下してしまうという不調体質になっていきます。
じゃあどうすればいいのかといえば、こういうことになります。
- 血流・循環の改善
- 低体温の改善が必要
このように考えることができます。これまで書いてきた内容でさまざまな症状の根本原因は、この2つの改善を目指すことで改善されるということが見えてきます。
■水分のとりすぎによる弊害!1日2リットル以上水分を摂る人は要注意
一般の方にオススメしたい低体温の改善のためにやるべきこと
現代人は静物化していると言われているため、まず動物化することが重要です。日頃から動く習慣をつけることで、筋肉も緩み弾力性を取り戻し、それによってポンプ作用が働き、循環もよくなると考えられます。
いきなりランニングやジョギングをしましょう!とハードルを上げるのではなく、歩くことや手足をブラブラさせるから始めるぐらいでいいと思います。
まとめればこのようなことをオススメしたいと思います。
- リズムよく動く・・・歩く、走る、自転車、ガムを噛む 等
- 日光を浴びる・・・朝の5分ぐらいでもOK
- 人とのふれあい・・・癒し、安らぎ、触れ合い
これらの3つをオススメしますが、これにはわけがあり体内で分泌されるセロトニンとの重要な関係があるそうです。そのためにこれらをすることで、セロトニンの分泌量が増え、セロトニンの分泌量が増えることで自律神経が整い、身体の不調の改善にもつながると考えられます。
■30代女性必見!セロトニンを増やすことで得られるココロの変化について
まとめ
今日の記事は少し難しかったかもしれませんが、いかがでしたでしょうか。身体に起きる不調と言われる症状は、原因はいくつもあるようで共通点があり、痛みの改善の考え方と似ていますが、体内の状態を正常に戻せば異常も直るのではないかということです。
そのためにはすることを再度まとめていきましょう。
- 体内の不調は低体温が原因で起こる
- 自律神経のアンバランスは低体温になる原因のひとつ
- 水分の摂り過ぎも低体温になる原因のひとつ
- 不調の改善のためには、血流や循環の改善が必要
- セロトニンの分泌量の増加で自律神経が整う
- セロトニンを増やすためには、リズム・日光・ふれあいがキーワード
という内容でお送りしました。
このような内容だと、筋肉をつけて、代謝を上げて、太りにくい身体を作るという考え方がシフトしていき、循環をよくして、代謝を上げて、太りにくい身体を作るという考えになっていきます。
考え方はさまざまですが、クライアントさんにより楽に改善してほしいと思っていますので、後者を選択していくと思います。不調で悩んでいる方は、まずは身体を冷やさない工夫をしてみてはいかがでしょうか?
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。