私語厳禁?!パーソナルトレーニング中にクライアントさんが話さないワケ

『トレーニングは楽しくなくっちゃね!』『ジムに言って一番の楽しみはなんて言ったってみんなと話せること』もしかするとジムに通われている方はそんな目的もありつつ、健康維持や将来に向けての健康管理を意識して通われている方も多いのではないでしょうか?

小さい枠の中で生活をしていると息苦しやさ、孤独感をどうしても感じてしまいますが、こういう誰かと交流を持てる場所があることで、安心感があり、ストレスの解消になったりします。

そうやってストレスを発散することは本当に大切ですね。

こちらも参考にしていただければと思います。

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さて、そんなさまざまな目的を持ってみなさんが通われているジムですが、マシントレーニングをしている方でよく見る光景があります。それは、友達と話しながらマシンを使っていることです。

楽しむ目的で来られている方は、マシンの占拠で周りの方が困らないのであればそうやって話をして、楽しむことは大切だと思います。ただ、身体を変えたい、筋肉をつけたいなどの目的があれば、少し事情は変わってしまう可能性があります。

パーソナルトレーニング中、筋肉をつけたいという目的でこられている方の場合、セッション中はエクササイズの説明以外ほとんど私語をせず、集中してレジスタンストレーニングを行われています。

今日はクライアントさんがパーソナルトレーニング中に私語をしない理由について書いていきたいと思います。

 

トレーニング四大条件

筋肉をつけるためにはどうしたらいいか?ということを考えたとき、イメージされるのがウエイトトレーニングが多いと思いますが、このウエイトトレーニングなどの筋力トレーニングを行うとき、四大条件というものがあります。

この図の通りですが、例えば上腕を太太くしたいとします。

そのときに、どのような重量を扱うのか、何回行うのか、セット数は、それらを週何回行うのか、そして、それを何週間続けるのか、ということを考える必要があります。

その他には、筋肉の収縮タイプ、コンセントリックに刺激を加えるのか、エキセントリックに刺激を加えるのか、などを変化させることは、筋肉を太くする際に考えることのひとつになります。

そして、もうひとつ。それは“休息時間”をどうするかということです。

意外に意識されにくいことですが、筋肉を太くしたいときに休息時間が長すぎると太くなりづらいと言われています。適切な休息時間はというと、30~90秒程度と言われています。

この休息時間は実際に体感してみると、非常に短く、セット間に話をする時間はありません。ですので、筋肉を太くしたいと思われている方は、この休息時間を1分前後にすることも重要になります。

 

私語厳禁ではなく、話す余裕がなくなる

筋肉をつけたいとなると、それなりの刺激を加える必要がありますが、基本的には10回前後で限界を迎えるような刺激を加えますので、1セット終わるとかなり息が上がります。

その呼吸を戻すために、1分間休息し、つぎのセットに移ります。

種目が変われば、次のエクササイズの説明をし、動きを認識していただき、メインセットを行います。

もちろんこのときにわからないことや、感覚的なこと、動きの手順などの確認するためにコミュニケーションはとりますが、それ以外は話す時間がありません。話さないというよりも、話せないというワケです。

90秒という休息時間よりも、30秒という休息時間のほうが強度が高くなり、同じメニューを1時間で行うよりも50分、40分で行うほうが強度は高くなります。トレーニング期間が長い方は徐々にこのように休息時間を短くしていき、強度上げていくという考え方もできます。

このように息が切れることを繰り返すことで、酸素を多く取り込むことができ、脂肪の分解にもつながります。目的にあった適切な休息時間を設定することも、身体を変える上では重要なポイントになります。

 

まとめ

今日の内容は、目的によって強度や回数などを変えることが必要ですが、意識されづらい休息時間を適切にすることで身体が変わることにつながるということでした。

  • 目的によってトレーニングのやり方は変わる
  • 話をするのも楽しいですが、適切な刺激を身体に与える
  • 四大条件を目的に合わせ変化させ適切に設定する
  • 筋肉を太くしたい場合、休息時間を30~90秒に設定する
  • 休息時間が短いため、クライアントさんは私語をする時間がなく、集中している

ということが今日の内容でした。

日頃からトレーニングを行われるトレーニーの方は、改めて休息時間を見直してみると、意外と長くとってしまっている場合もあるかもしれません。

休息時間の改善で身体をさらに変わるきっかけになればと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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