ストレッチが難しい理由とは?細かいところが理解されていない

ストレッチは難しい。トレーナーの世界はとても奥が深く、成果を出そうと思うと本質を理解する必要があります。

ストレッチのテクニックというのは、その代表で一般的に知られ、行われているストレッチを見直すとこれまで感じなかった効果を感じるかもしれません。

今日はこのストレッチがなぜ難しいと言われるのか、お伝えしていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

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一般的に言われているストレッチでは最大の効果を引き出せない

一般的にはストレッチはこうですよ!とある方法が紹介されているのをよく見かけますが、10秒1セット、伸ばしている筋肉を意識して・・・と書かれているものが多いと思います。

このようなストレッチをすればなんとなく筋肉が伸ばされているような気がしますよね。ただ、これで最大の効果が期待できるかといえばそうではないんですね。

言い方を変えれば、もっと本質を知れば効果を出すことができ、筋肉を緩めることができます。それはなぜか?

  • なぜ10秒伸ばすのか、もしくはなぜ○○秒伸ばすのか?その時間はどこから決定されているのか?
  • どのくらいの力で伸ばせばいいのか?
  • 伸ばしている筋肉をなぜ意識するのか?

例えばこの3つを考えてみるとわかりますか?当たり前のように言われているので考えないことも多いかもしれませんね。

ちょっと詳しくみていくことにします。

 

ストレッチングする時間はどうやって決めるのか?

ストレッチは対象物を何にするのかで、伸ばす時間が変わります。大きく分けるとこの2つになります。

  • 筋紡錘・・・筋肉がどれぐらい伸ばされているのかなどを感知する受容器
  • 筋膜・・・筋肉の周りや全身を覆っている膜

筋紡錘が対象の場合

簡単言うと、筋肉を伸ばしていると一緒に筋紡錘が伸ばされています。筋肉は伸ばされ続けると引きちぎれますよね。それを防いでいるのが筋紡錘。

ある程度まで筋肉が伸ばされると筋紡錘が「このままでは切れるよ!」と脳に指令を送り、筋肉を収縮(緊張)させる指令が出されます。そうなるとストレッチの目的である筋肉を緩めるということができなくなります。

この指令が出る手前まで伸ばすことが重要で、この位置で伸ばし続けていきます。

筋肉を伸ばすとこの筋紡錘も同じように伸ばされていきますが、筋紡錘が刺激されない位置まで伸ばしそこで保持をすると筋紡錘は「この位置だと大丈夫かな」と伸ばされた位置に適応します。

この適応する時間というのが、それぞれになりますが、約30秒程度と言われています。

まとめると、筋紡錘を対象にした場合、気持ちいいなぁと感じる程度のところで約30秒保持するということになります。

ストレッチとは?整理をしておきたい基礎と実践について

筋膜の場合

これが筋膜の場合だと、約2分以上となります。

ストレッチを行っているときに抵抗感を感じると思いますが、伸びにくいな~、硬いな~と感じる4割は筋膜が感じていると言われています。ですので、この筋膜を緩めることで「あっ柔らかくなった」と感じやすくなります。

筋膜については、こちらを参考にしていただければと思います。

筋肉を緩める方法=ストレッチは意外と難しい!筋肉を緩める方法のご紹介

何を対象物にするかで伸ばす時間が変わり、個人によって違いが出てきます。そこを臨機応変に対応するためは、難しいことです。

そのため上記のような本質を知っておくとある程度の結果は出てくると思います。

どのくらい伸ばせばいいのか、という力加減については上記で触れているので飛ばしたいと思います。

 

伸ばしている筋肉をなぜ意識しなければいけない?

「筋トレをしてるときは鍛えている筋肉に意識を向けましょう」と言われますが、筋肉を緩めるときにも同じことが言われます。なぜでしょう・・・。

筋肉に意識を向けるということは、その部位を探ることになるため筋肉は緊張します。

そうすれば目的とずれてしまいます。逆に考えると、筋肉に意識を向けないとよりリラックスし緩んでいくのではないでしょうか。

このように考えると、一生懸命筋肉を伸ばしたり、意識を向けることは逆効果になるはずです。

このようにパッっと思いつくことだけを書いてもこれだけのことを理解して実践することで、ストレッチングで引き出したい反応を引き出すことができます。

難しいと言われる理由はこれらにあります。

 

まとめ

今日は思いつくままに書いていきましたが、ストレッチングをするときはこのように行うことがすすめられます。

  • 基本的には気持ちよく感じるところまで伸ばす
  • その位置で約2分以上ストレッチングを行う
  • そのときは携帯を触ったり、本を読んだりして筋肉に意識を向けない

このようにすることで、目的である筋肉を緩める反応を引き出すことができるのではないでしょうか。

これだけ考えてもストレッチは難しいと感じるかもしれませんが、パートナーストレッチングを行う上で知っておきたい10のことをご覧いただくとさらに難しいことが理解していただけると思います。

一般の方がストレッチングを行う場合、少しでも効果を引き出していただきたいですので、上記のことを参考にしていただければと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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