
会社で重要なプレゼンを任されると夜も眠れず不安になったり、緊張のせいで夜も眠れなかったりと、重要な役割を任せられると誰でも緊張してしまいます。
そんな緊張を少しでも和らげられるように『人』という字を書いて3回飲むと緊張が和らぐなどと言われましたが、実際やってみると・・・変わらない。
日頃から緊張しやすかったり、特に何か悩みがあるわけでもないのに不安感に襲われたり、心配になってしまったりと、精神的に落ち着かないことに悩んでいる方がいるかもしれませんが、実は僕自身もそのような時期がよくありました。
頑張れば頑張った分だけそんな不安定な状況になり、結果的に悪循環に陥り、常に不安を抱えたり、これでいいのかな?と心配になったり、異様に緊張してしまったりしていました。
そんな自分は性格だから仕方ないとあきらめていましたが、今ではこの状態は変わっています。
実はこの精神的な不安定やはあることがきっかけで起こることがあります。
今日はそんな日頃から感じる不安や心配など精神的な悩みについて書いていきたいと思います。
こちらの記事も参考にしていただければと思います。
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ストレスを多く受けると不安や緊張しやすくなる
仕事や対人関係でストレスを多く受けてしまうという方も少なくないと思いますが、このストレスを多く受けてしまうことによって不安や心配な気持ちが増してしまい、精神的に落ち着かないということが起こります。
これを性格と捉えてしまう方もいるかもしれませんが、実はそれだけではありません。
ストレスは万病の元という言葉もありますが、さまざまな病気や症状を誘発するストレスは、人間にとって不調の原因にもなることは先日のブログでも書きました。
ストレスを多く受けてしまう方の場合、自律神経が乱れるということをお伝えしていましたが、この自律神経が乱れるということは、交感神経、または副交感神経のどちらかが優位になるということです。
仕事を頑張りすぎることは交感神経が優位になり、心拍数が増加し、緊張・興奮状態になり、イライラしたり、怒りっぽくなり、不安感や恐怖感を感じてしまうことになります。
性格だけではなく、現在の環境の問題によってこのような精神的な悩みを抱えてしまう可能性があります。
ハードな毎日を送っていたときに感じた不安感
以前、増量をしようと思いハードにトレーニングをしていた時期がありました。ハードなトレーニング量に合わせて仕事量も多くなっていましたが、このときにちょうどこのような不安感や恐怖感を感じることがありました。
いつもだと何気ないことだったり、普段は考えないようなことまで余計に考えてしまい、それを考えれば考えるほどマイナスな方にしか考えることができず、性格の問題なのかと思っていました。
ですが、自律神経のことを知ってからハードにやりすぎることを一度ストップし、自分の体調を見直し、仕事が最優先になりますので、そこから逆算をしてトレーニング量を毎度変化させながら行っていきました。
すると不思議なことに以前感じていた不安感や恐怖感などは薄れ、感情の起伏もあまり出なくなりました。
真面目に与えられたことややらないといけないことを無理をしてまですることでストレスとなり、それが原因で精神的な部分にも変化がおよび、普段では感じないようなことを感じることがありました。
仕事上では避けられないこともあると思いますが、交感神経が優位になり続けることでこのように精神的なことにまで影響を及ぼす可能性があります。
まずは生活を見返すこと
自律神経のことを学んでからまずしたことは、自分の生活リズムを知ることでした。意外とわかっているつもりになっているだけで、把握しきれていなかった自分の生活リズムでしたが、振り返れば改善点は意外と多くみつかりました。
その中でも優先的に入れていったのは、自分の身体を緩める時間でした。高校のときからストレッチングは欠かさずしていますが、最近は忙しさのあまりすぐに寝てしまうということがありましたが、それも交感神経が優位になってしまう原因のひとつだと考えられます。
呼吸運動を行い、自分でできるテクニックで身体の緊張を緩め、リズム運動のような動きも入れ、筋肉を緩めていきました。そして、朝は時間に余裕があれば公園で走ってみたり、動きようにし、朝日を浴びることを意識して自分の生活を見直していきました。
クライアントさんの分だと客観的に見ることができますが、自分がやりすぎているというのはどこか言い訳がましく、あまりこういう時間はとりたくないというのが正直なところでしたが、日に日に自分の気持ちが変わり視野も広くなっていくのが感じられました。
同時に行っていった食の改善
この時期から半日断食を開始しており、食の改善も大きく影響していたと思われます。好きなものだけを好きなだけ食べていると内容が悪ければ今は影響が出なくても累積した結果何かしらの影響は遅れて出てきてしまいます。
以前は食べる量も多く、内容は意識していましたが動物性タンパク質の量が多く、今ほど野菜もとれていない状態でした。そこから食の改善を行うことで、栄養素的にもバランスがとれてきたと思いますし、体内のリズムを考えて食べることだけではなく、排便などの時間も考え食事をとるようになりました。
食の改善も今回感じた、精神面の変化に関係していると思われます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。不安感や恐怖感などは性格だけの問題ではなく、このような交感神経が優位になる生活の影響で起こる可能性があります。このような状態の改善には、生活を見直すことも重要ですし、自律神経を整えるために以前もお伝えしましたが、3つのことが勧められます。
- リズム運動
- 日光を浴びる
- ふれあい(触れあい)
これらはセロトニンの分泌量を増やし、セロトニンの分泌量が増えることで自律神経が整うといわれています。
僕の場合、リズム運動や日光を浴びることをし、食の改善を行うこと、そして身体を休める時間を確保することで不安定だった気分的な問題が改善されました。
もし、日頃から不安感や恐怖感、またはイライラや不眠でお悩みの方は、まずは生活を見直すことから始め上記のようなことをすることで改善がみられるかもしれません。
原因によって改善策はさまざまですが、精神的な不調も自律神経が整うことで改善されていきます。
最後に今日のまとめを書いていきたいと思います。
- 交感神経が優位になると不安感や恐怖感、イライラしたり怒りっぽくなったりする
- 仕事のしすぎや頑張りすぎも交感神経が優位になる
- このようなことを感じた場合、まずは生活を振り返り、原因を探る
- 自律神経を整えるためには、リズム運動、日光を浴びる、ふれあいことが重要
- これら3つをすることでセロトニンの分泌量が増え、その影響で自律神経が整う
このような内容でお送りしました。何事もバランスが大切で、そのバランスは何をもっていいか、悪いかを判断することは難しいと思いますが、自分の中でベストな状態になるためにはどのようにすればいいのかという尺度を持つことは大切だと思います。
それをみつけることは容易ではありませんが、無理のしすぎや頑張りすぎはこのように不安定さにつながる原因となります。自分の中で少し余力を持ちながら過ごしてみることも大切なのかもしれません。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。