
冬になればどこか安心感があり、自分の体型は隠れるから気が緩みがちかもしれませんね。そう、この冬の時期はおしゃれを楽しめる時期でもありますし、自分の身体のラインを人目から遠ざける期間にもなり、少しお腹のたるみなどがひどくなりやすい。
でもわかっていても、「見えないし、まだ春になればやればいいかなっ」って思って、春に後悔。そんなことを毎年していませんか?
今日はお腹を凹ませる目的でさまざまな取り組みを行っている方に向けてお伝えしていきたいと思います。時にお腹を凹ませるためには、筋トレでもなく、有酸素でもなく、姿勢を整えることでお腹を引き締めることができます。
こちらの記事も参考にしていただければと思います。
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Contents
お腹を凹ませることを考える前になぜ膨らみを感じるかを考える
クライアントさんとの会話で、まず最初に言われることは多くの場合、「どうすればお腹を凹ませることができますか?」ということで、これはお腹に限ったことではありませんが、ほとんどの場合 “○○するためにはどうすればいいのか” ということを聞かれます。
そこでクライアントさん自身は明確な答えを待っていると思いますし、読者の方もそうだと思います。
明確な答えを探してこのブログをご覧になっている方もいると思いますが、例えば友人に、「聞いて、あのさぁ好きな人がいるんだけど、どうしたらいいと思う?」と聞かれるとどう返答しますか?
これと似ていると思います。答えはいろいろだと思います。
- 告白しちゃったら?
- どうなんだろうね、好きなんだったら告白すれば?
- ああ・・・そうなんだ。
- 頑張ってよ!応援してる!
こんな返答などがありますが、ちょっと無責任ですよね。これを身体のことに置き換えて考えると、「お腹を凹ませたいんですけど、どうしたらいいですか?」と誰かにアドバイスを求めて、
- 腹筋をすればいいと思いますよ!
- インナーマッスルを鍛えると引き締まります!
- 僕と頑張りましょう!
なんて返答は、すぐに出せるものではありません。これは無責任で、結果が出る人には出るし、出ない人は出ない。結果が出てもたまたまです。というのは、いつもお伝えしていますが、現状がわからないからなんとも言えません。
本当にその相談された人のことを考えているのであれば、
- いつから出会ったの?
- どんな人?
- 何歳?
- これからどうしていきたいの?
- 一緒にいて楽しい?幸せ?
そういうのを聞いてから、「だったら○○したらいいんじゃない?」などの具体的なアドバイスができると思います。
お腹を凹ませるにはまずなぜ膨らみを感じるかを明確にする
お腹を凹ませるために、まず考えることがなぜお腹が膨らんでいるのかということです。
読者の方が独自で判断することができる場合と難しい場合があると思いますが、クライアントさんと話をしていると、お腹を凹ませたい=腹筋をするというイメージを持つ方が非常に多かったです。
今日は姿勢とお腹の膨らみの関連についてお伝えしていきますので、そこにフォーカスしてここから話を進めていきたいと思います。
お腹が膨らんでいると感じる方は、それを感じたときはどのような姿勢で感じたでしょうか?以前クライアントさんとのやり取りの中で、立った状態ではお腹が出ているから凹ませたくて、脂肪を燃やそうと考えていると言われていました。
考え方としては間違いではないと思いますが、この方の場合“仰向けになるとお腹の膨らみを感じない”ということを言われていました。
立っているとお腹が膨らんでいるように感じるが、仰向けだと感じないということはどういうことでしょうか。これは、お腹が膨らむように立っているということであり、立ち方の問題があるからお腹が膨らんだということです。
だとすれば立ち方を変えれば問題は解決するはずです。言葉だけでは少しイメージしづらいと思いますので、実際に画像を通じてお伝えしていきたいと思います。
立つとお腹が出る、仰向けだとお腹が出ない理由
立ち方の問題でお腹が膨らんでいる方は、膨らんでいるように見えるだけであって、脂肪が多いのではありません。そのため、ダイエットや有酸素運動をして、エネルギーを不足させてもある程度の変化は見えるかもしれませんが、思ったような効果は得られません。
ここで言っていることをもう少し具体的に見ていきたいと思います。
立ち方の問題でお腹が出る理由
まずはこちらをご覧ください。
このような立ち方をしている方は、お腹が膨らみ、実際に画像を見ても出ているのが分かると思います。元々はこのようなお腹をしています。
見た目としてはこれだけの変化が出てしまいます。この変化を見ると姿勢がいかにお腹の膨らみに関与するかが理解していただけると思います。
続いて仰向けの状態になればこのようなお腹の状態になります。
仰向けの状態で見るお腹について
仰向けの状態で、お腹を見てみるとお腹は膨らんでいません。
このような場合、お腹の膨らみは姿勢の問題ということが言えます。ただ、本来はもう少し身体のことを知っていく必要があります。
ここまでお伝えしたことは、立っているとお腹が出る、仰向けだとお腹は出ない。だからお腹が出るように立っている方のお腹を凹ませるためには、立ち方、姿勢を整える必要があるとお伝えしてきました。
ただ、脂肪が少なくても仰向けになればお腹が膨らんだままのことがあります。このひとつの原因が、腸腰筋が緊張していると骨盤は前傾し、お腹を突き出すような状態にするためお腹が膨らんでいるように見えます。
仰向けになるとき、両脚を伸ばしたままだと腸腰筋に緊張があれば骨盤が前傾してしまうためお腹は膨れたようになりますが、両膝を曲げれば腸腰筋は緩みますので、お腹の膨らみはなくなります。
両膝を立ててもお腹に柔らかい肉があればそれは脂肪ですので、運動、食事などで脂肪を減らす必要が出てきます。
ここでお伝えしたことを画像を使って見ていきたいと思います。
仰向けになり、両脚を伸ばしたままでお腹が膨らんでいる場合、腸腰筋が緊張しお腹が膨らんでいるように見える可能性があります。
このような場合、両膝を曲げると骨盤の前傾は戻り、お腹の膨らみがなくなります。
このような場合腸腰筋が緊張していると考えられるため、腸腰筋を緩めることでお腹の膨らみも改善されるということになります。
お腹を凹ませるために何をすればいいのか?
姿勢が原因でお腹が膨らんでいるように見える場合、どのようにお腹を凹ませればいいのでしょうか。
その方法はさまざまあり、現場では主にこの3つを行い姿勢の改善を行っていきます。
- 身体調整
- トレーニング
- 体操
どれを使っても姿勢を整えられるため、どれがいいということではなくその時々で選択をし使い分けていきます。
今日は具体的な方法をご紹介したいと思います。これについては、現場でも活用していますが、一つの参考としてみていただければと思います。
姿勢を改善する具体的な方法
前提として、クライアントさんやみなさんにも同じことが言えますが、身体の状態が違いますので、これで改善ができるかどうかは、本来はみなさんの身体を見てアドバイスをしていきますが、今回はひとつの例をご紹介します。
上記でお伝えしてきた立ち方が問題でお腹が出てしまっている方の場合、骨盤の位置が自然ではなく前後傾しており、まずはその認識を行っていきます。骨盤の位置を認識していただくとき、立った状態を行うと非常に難しく、一般の方はうまくいきにくいので、座った状態で行います。
椅子に座って行いますが、その際に固い板などを敷きます。僕は100均で買ったまな板を使っていますが、これを使って骨盤の位置を認識させていきます。
手順としてはこちらになります。
- 椅子に置いた板の上に座る
- へそを前に突き出すようにしたり、猫背のように丸まったりし、骨盤を前傾、後傾させる
- 前後傾させているときに、左右のお尻の真ん中あたりにある骨(坐骨)を感じる
- 骨の感覚が出てきたら坐骨で座る
- すると腹筋、背筋が適度に緊張し、楽に座れることを確認する
- 両足を肩幅にし、顔を前に送るように両足の踵に乗っていく
- 踵に乗れれば、真っすぐ立ちあがる
- 立ち方が完成
これをひとつひとつ説明していきたいと思います。
椅子に置いた板の上に座る
まず椅子の上に固い板を敷き、その上に座ります。
骨盤を前傾、後傾と動かす
座った状態からまずへそを前に突き出す、身体を丸めるように骨盤を動かしていきます。いきなり骨盤を・・・と言われるとイメージしづらいので、へそを前に突き出す、お腹で隠すようなイメージの方がやりやすいと思います。
へそを前に突き出し・・・
へそをお腹で隠す・・・
こうすることで骨盤は前傾、後傾と動きがとれますので、これを楽に、軽く動かすようなイメージで行っていきます。
坐骨を感じる
上記のように骨盤を動かしていると、それぞれのお尻の真ん中あたりに骨を感じ出すと思います。固い板の上に座っていますので、座ったときに感じている方もいますが、座ったときに感じにくい方は骨盤を動かしていると感じるようになります。
ちなみに坐骨とはこの部分になります。
坐骨で座る
坐骨を感じることができれば、続いてはその坐骨で座ります。こんなイメージで、骸骨の状態でも骨で座ることができるため、坐骨を感じて座ることができれば非常に楽に座ることができます。
腹筋、背筋が緊張せず、楽に座れる
上記のように坐骨で座ることができれば、非常に楽です。
感じていただきたいのは、一般的に言われる良い姿勢になるためには腹筋に力を入れて・・・というのとは違い、腹筋も緊張することなく、感覚としては”骨で座っている”という感覚になります。
姿勢を良くするときのポイントにこの骨の感覚は重要で、坐骨で座れている方はこの言葉の意味を体感されていると思います。
足を肩幅にし、顔を前に出していくように踵に乗っていく
骨で座れたら、これが骨盤の自然な位置になりこれを立ち方に活かしていきます。
足を肩幅に開き、顔を前に出していくようなイメージで両足の踵に乗っていきます。
真っすぐ立ち上がる
両足の踵に乗れれば、そのまま真っすぐ立ち上がれば骨盤の位置は自然な状態となり、踵に体重支持ポイントがあることが感じれ、そして骨で立つ感覚が出ると思います。
このような流れで骨盤の位置を認識し、それを立ち方に活かし、立ち方が良くなればお腹を凹ませることができます。問題は脂肪ではなく、これが今回お伝えしてきた姿勢の問題でお腹が膨れてしまう原因であり、その改善方法の例となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。お腹を凹ませるためには=腹筋というイメージがつきやすいと思いますが、お腹の膨らみもさまざまな原因があり、それをみつけその原因に対する方法を選択することで結果も伴っていきます。
腹筋を100回しても、1000回しても思ったような結果が得られないときは、おそらくお腹が変わらない方法をしてしまっているということです。
お腹を凹ますことができる方法を選択すれば結果も変わっていくと思います。
今日の記事でお腹を凹ませることに対するイメージを変えるきっかけになればうれしく思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。