世の中どんどん情報が増えていって、テクノロジーが進化していって、すごい複雑な社会になって、ちょっと息苦しく感じるときもありますね。
誰か、酸素ボンベをください・・・。
ただ、その中でもシンプルイズベストという言葉があるように、シンプルがゆえにわかりやすく、そして意味もわかりやすい。ただ、そこにはちょっと面白みにかける側面も持ち合わせています。面白みを得たいのか、それとも結果を得たいのか。
すべては目的。だからこそ伝えたいシンプルイズベスト。
目的は何か?この問いがすべてに近い
「目的は何ですか?」この問いがこのブログのすべてに近いんですが、トレーニングをする目的は何ですか?
身体を変えたいのか、それとも面白みを感じたいのか。もしかすると、どちらもあった方がいいのかもしれませんが、指導する側、受ける側で共通しているのは、できるだけわかりやすい方がいいということです。
とにかく目を引くエクササイズというのは、複雑になりがちか、もしくは何かしらの道具を使っている傾向にあるのかな。
新しいものって楽しいと思います。すごくいいと思います。いいと思うんですけど、そもそも目的って何ですか?ってところを置いて行っちゃうと身体が変わらず、ただ面白みを感じることに時間を費やすことになってしまいます。
冗談交じりで以前、最新情報!?巻くだけダイエットならぬ、巻くだけベルトくんで驚異のウエスト変化。。。って記事を書いたんですが、ここで伝えたい部分って結局同じことだと思います。
身体を変えるためには、何も新しいことでも、派手なことでも、特殊な道具を使うことでも、複雑なことでもなく、シンプルなことで身体を変えることができます。
しゃがみ込んで立つ、椅子に座って立ち上がる。普段することの延長線上に身体を変える方法があれば取り入れやすいし、もっと身近になり、継続しやすい。結局継続することが必要であれば、日頃からする当たり前のようなことの中にトレーニングをはめ込んでしまえばいい。
この問いはすべてに近いと思います。それをやる目的は何ですか?
肩こりの例がわかりやすい。シンプルでも結果が出る理由
肩こりってあるじゃないですか?あれって、こないだも肩こりは改善できる?できない?原因から考える改善策についてで長々書かせていただいたんですが、結局のところ肩の位置を変えれば、肩周りの緊張が緩和されて、すごく楽になります。
いかに肩の位置を楽なポジションに持っていくか。これだけです。このポジションを理解することが重要ですが、言葉だけで表現すれば、肩をすくめて落とした位置で置いとけば楽になっていきます。
というように、シンプルで良い。でもこれを聞くとどこか簡単すぎて胡散臭い。先日の記事は原因から改善方法までご紹介していますので、こういう記事の方が説得力は出ると思います。
でも、本質的なことを言えば、本来はもっとシンプルで現場ではこれぐらいのことをしていますし、常にシンプルにわかりやすいように意識しています。
一番大事なことは、みなさん自身が理解をすることなんですね。理解をしてそれをいかに続けて実行できるかが大切です。単発的な楽しさを感じても身体は変わらない。気持ち的なリフレッシュできるかもしれません。それもいいんですけど、身体を変えるためには継続が必要です。
だからこそシンプルを求めていきたいなって僕は思います。
ステップを踏んでひとつひとつ考えると紐解ける
例えば、お腹にたるみがあり、脂肪が多いとします。
この状況にいきなり「トレーニングしましょう!」というのは、おかしな話だし、「野菜ほしいんですよね。」って八百屋さんに行ったら「はいよ!トマト!」って渡されてもって、いやいや今日の晩御飯まだ決まってないし、それいるかわからないし、ってなる。
これと結構似た話で、そもそも何でお腹に脂肪がついてたるんだんだろうって考えないといけない。そこで見えてきたのが、運動不足だってなれば運動をしましょうってなるし、走ることを全くしていない人だったら、ウォーキングからでもいい。
ウォーキングでも時間のない人であれば、通勤のときに一駅分だけでも歩けばいい。もし歩くだけではつならないのであれば、ウインドーショッピングで好きな洋服を探し歩いたらいい。
目的は運動をすることだから。もっと考えればいろんなことを考えられるし、お腹に脂肪がたまる原因がわかっているからその目的が達成できることだったら、何でもできますよね。
こうやってステップを踏んで考えると、本当にいろんな選択肢が出てくるし、シンプルなことでも複雑なことでもいいと思います。
この思考っていろんな場面で使えて、仕事にも役立っています。そもそも、なぜ、原因は?この3つは僕の中で今、流行語大賞級の言葉です。建設的に、論理的に考えると答えも見いだせやすいはず。
このように考えることができれば、よりシンプルな答えに行きつくと思います。
最後に
何度もお伝えしますが、大事なことです。
目的は何か?そのために現状はどのようになっているのか。それを踏まえたうえで方法や選択肢が出てくるものです。振り返ったときも、間違いに気づきやすく、結果が出ている部分もわかりやすい。
みなさんが身体を変えようと思ったときまず何を変えるかというと、身体ではなくご自身の考え方を変えることです。
人生の先輩方の考え方は本当に学びが多いです。でも、そういった人生の経験ではなく、身体を変えるということに関して言えば、考え方を変える必要があると思います。それができ、ポイントを押さえていれば身体も変わっていきます。
今していることはどのような目的があってされていますか?それが明確でない場合、少し変える必要があることかもしれません。明確にしないで良くて、ただただ楽しむってことも大事ですけどね。
目的ありきの方法であり、方法ありきではないということです。
今日の内容が少しでもお役に立てればうれしく思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。