
肩こりは肩周りの筋肉が緊張し、循環不調になることで重だるさを感じたりすると言われていますが、肩こりは頭部や肩の位置を直すことで改善されます。
そんな簡単なことで?と思う方もいると思いますが、逆に頭部や肩の位置に問題があるとそれだけ筋肉が緊張してしまいます。
肩の位置をどこに設定すれば肩周りの筋肉が緩み、肩こりが改善するのでしょうか。今日はこの肩こりと肩の位置についてお伝えしていきたいと思います。
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肩こり改善にはまず、身体の構造を知ること
姿勢について考えるとき肩や肩甲骨の位置は、背中側に引いたり寄せたりすることがありますが、人間の構造から考えたときこのような状態は不自然な位置となり、筋肉は緊張してしまいます。
ではどのような位置が自然な位置と言えるのでしょうか?
これは上から見た人間の骨組みですが、人間は、背中に対して平行にラインを引いたとき、肩甲骨の位置は前方30度の位置にあると言われています。
この方向についているのが自然であるため、肩甲骨を寄せることは不自然であり、筋肉が緊張してしまいます。また肩の位置も上記の画像からわかる通り身体の前側にあることがわかります。
元々このような構造をしているため、この位置に肩や肩甲骨があることで身体の前後の筋肉の緊張のバランスは保たれます。
自然な位置にどのように持っていけばいいか?
これは実践していただくとわかりますが、この位置は緊張もなく非常に楽です。
ですが、この自然な位置に肩を持っていくためには自ら動かし、固定しようとするとそれも緊張になってしまい、うまく緊張が抜けません。
非常に簡単なのが、一度少し斜め前方(耳の方)に肩をすくめ、その肩を脱力するように落とします。
落ちた位置が緊張のない自然な位置に近い状態となります。
おそらく日頃から肩甲骨を寄せることや、胸を張ることが良い姿勢だと思っている方の場合、すごく丸まったような感覚や猫背のような感覚になると思います。ですが、いつもと筋肉の緊張感が異なり、非常に楽だと思います。
本来の位置へ直すだけでも筋肉の緊張は緩み、この位置を理解することで肩こりも改善していきます。
まず自分で歪みを認識するところから始まる
人間は歪みのない状態を “自然” と感じるのではなく、日頃から行っている姿勢、動作を自然と感じます。いわゆる違和感のない状態です。
この歪みを改善するためには、まず歪んでいることを認識する必要があります。
肩の位置もそうですが、頭部の位置も肩こりには影響してきます。そのため頭部の位置を直すことも重要になりますが、頭部の歪みは鏡を見て認識していきます。
イメージとしてはこのように行っていきます。
- 顔の真ん中に垂線を引き、左右へ傾いていないか
- 耳の高さが同じか
- 頬の見える面積は同じか
- 顎を引きすぎていないか
これらをチェックして左右対称になるように調整していきます。
顎を引きすぎている方の場合、首の後ろの筋肉が緊張しており、その場合少し顎を上げると筋肉が緩みます。
このように顔の位置を調整し、位置を直すことで首や肩周りの筋肉の緊張がとれ、これだけでも肩こりの改善につながります。
難しいことをするのではなく、こういった簡単なことでも肩こりは改善しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
まとめ
では最後に今日のまとめをお伝えしていきたいと思います。
- 身体の構造は、背中と平行なラインに対して肩甲骨は30度前方に位置している
- 肩甲骨を寄せる、肩を引くということは筋肉が緊張し、肩こりの原因となる
- 肩こりを改善するには、肩や頭部の位置を直すことで改善する
このような内容でおおくりしました。非常に簡単なことですので、ぜひ参考に日頃から取り入れていただければと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。