
先日、以前からお付き合いのあるS&Cコーポレーションという京都にあります、主にスポーツ現場で活用されるさまざまな測定機器を扱う会社とセミナーを共催してきました。
定員が25名に対して、26名という定員オーバーになるほど集まっていただいたセミナーですが、今回は共催という形で、Izuru Styleだけではないセミナーをしました。
セミナーは何度も開催しており、ようやくその雰囲気にもなれつつありますが、今回共催をさせていただいたことで改めてセミナーの趣旨を自分なりに考え直すことができました。
今日はこのセミナー開催に当たって感じたことをまとめていきたいと思います。
なぜ共催する必要があったのか?
そもそも今回のセミナーは、なぜ共催するに至ったのかというところから話をしていきたいと思います。今回、僕の方からS&Cコーポレーションの長谷川さんにぜひセミナーをしましょうということをお伝えしています。
その理由は、今まで世界で活用されている測定機器というものに触れたことがなく、実際にそれに触れる機会があり、そこで興味を持ち、ぜひいろんな方にも知っていただきたいと思い、長谷川さんにお声をかけまず今回の企画がスタートしました。
共催にする必要はそれほど強い意味があったのではありませんでしたが、メインの内容についてはS&Cさんで、司会進行やその他の業務はすべてIzuru Styleがするということで、共催という形になりました。
一番は測定機器を扱っている会社さんで日本の中でも考えても、一番最初に思い浮かんだのがS&Cさんであり、非常にわかりやすく説明してくれ、どんな年齢層にも伝わると感じていました。
結果たくさんの方に満足していただける時間となったと思います。
事前の打ち合わせは2回
内容についてはすべてお任せをしていましたので、この打ち合わせというのはあまり時間が割く必要がありませんでした。その他には、どんな方に何を伝えるのか、そしてどのような情報媒体を活用し、情報を伝えていくのか、またその情報の中で禁止な文言などがあるのかどうか、そういった一見細かいようなところの話が一番多かったように思います。
こういった話をしていると、共催する上で重要だと感じることがありましたが、やはり共催というのは相手を思いやる気持ちや気配りができないと難しいと感じました。
これは利益云々ではなく、人と人との付き合いがあって初めていいものができあがると思いますが、それを抜きにいいセミナーはできないと思います。
そういう気持ちがあってこそ、打ち合わせのときにする質問の内容や質が変わってきます。本当に考えていれば細かいところまで考えることができます。
でも自分の利益ばかりを追ってしまっては必ず、自分目線で物事を考えるため死角が増えます。結果それが、致命的なダメージを受けるミスにつながる可能性があるため、こういった心構えをしっかりすることは今回のセミナーからも改めて大きな学びとなりました。
セミナー内容の作成に集中できる環境を整える
今回のようなケースに限るとは思いますが、内容をすべてお任せしている場合、その他のことは徹底的にするということが相手さんへの配慮になります。
今回の場合ではあれば、セミナー会場の場所決め、予約、振込、時間の設定、料金、セミナーの告知、告知文の作成、集客関連のこと、参加者へのメールなど会場の決定から開始まで雑務も含めてほとんどをIzuru Styleが担当しています。
意外と場所決めについては時間がかかりましたが、今回は新大阪にある丸ビル別館を使用しました。3時間でもろもろを含めると約30,000円ほどかかっていますが、立地などを考慮するとまずまずだったかなと思います。
セミナー直前まですることはありますが、セミナー後も実際はすることがあります。こういったことも含めて、サポートを徹底的にするというのは非常に重要なことだと思います。
想像を超えること
セミナーを開催する上でいつも思うことですが、眠たくなるセミナーと聞きたくなるセミナーの違いは何なのかと考えることがあります。
これは正解はないと思いますが、思うことは、やはり想像の域を超えられるのかということだと思います。
例えば、1回3時間10,000円のセミナーがあったとします。まあまあな金額ですが、この金額を出すには勇気が要りますし、支払った以上この金額以上のことを得たいというのは当然のことです。
しかし、この金額以下の内容であれば、眠たくなるだろうし、腹立つことと思います。でも、本当にいい内容のセミナーであり、10,000円でも安かったと思ってえもらえ、喜ばれる内容であれば、それはある意味成功のセミナーだと思います。
この違いは想像を超える内容であるかというところにかかっていると思います。
見る角度、考える領域を変える
僕自身これはきてよかったなと思えるセミナーとは、これまでとは違った見方を得られるもの、そしてこれまでに考えていなかった領域で物事を考えるようになれたら行ってよかったなと思います。
例えば、ストレッチというテーマのセミナーがあったとします。今自分の考えは、筋肉を伸ばし、あるポージングを10秒間すれば筋肉は緩む。ということを認識していたとします。
セミナーに行き、これまで筋肉しか見ていなかったのに筋紡錘や腱紡錘、皮膚などが対象物になるとそれぞれ方法が変わると聞けば、「なるほど!これまでは筋肉しか見ていなかった。」とみる角度が変わります。
そしてストレッチとは筋肉を伸ばすことだけだと認識していたものが、筋肉を収縮させることでも筋肉は緩むと聞くと、考える領域が変わり、大げさかもしれませんがストレッチに対する世界観は大きく変わります。
このようになるほど!へえ~!おもしろい!などの感情が高ぶるぐらいの発見や気づきを提供でき、想像を超えていくことができれば、価値の高いセミナーだと感じます。
共催した感想
率直にセミナーを共催するのは、複数人でひとつのものをつくるため、ひとりでは味わえない充実感と、やり終えた時の気持ちよさは大きくなります。
ただ、一人で主催するときは常にスピードが重視できますが、複数人になり人数が増えれば増えるほど確認事項ひとつとっても時間のかかる作業になりますし、手間もかかります。
そういったメリット、デメリットも持ち合わせていますが、個人的には共催することでより質の高いセミナーを開催することができるため、今後も計画をしていきたいなと思っています。
最後に
今回の共催したセミナーですが、誰かとするためにはまず相手に思いやる、気遣うということが最も重要だと思います。そこには、質問の質やさまざまな気づきにも転化されることもありますし、そこがあって次が進んでいくんだと思います。
以下に気づきをまとめてみました。
- 相手に気遣いができないと致命的なミスをする可能性がある
- 極力相手側に負担をかけないように率先して動く
- 当日ぶっつけ本番でばたばたしてしまわないように前もっての準備をしっかりしておく
- セミナーは、受け手が聞くだけではなく見る、聞く、体感する、実践するなど机の上だけにならないこと
- 専門用語などの表現が一方的にならないように全員にわかりやすい表現に変える
- セミナー終了後は積極的にコミュニケーションを図る
このような当たり前のことのようなことでも改めてこうやって聞き出すとできていなかったり、抜けていたりすることも感じます。
次のセミナーでも今日のことを活かしていきたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。