パーソナルトレーナー1年目の自分に伝えたい必要な知識と技術

       

僕はパーソナルトレーナーとして約10年間活動していますが、この間にいろんな知識や技術を学んできたんですね。

振り返ると、本当にいろいろなことを学べてきていますが、パーソナルトレーナーの1年目の僕は、右も左もわからず、不安ばっかり抱えていました。

そこで今回は、当時の自分に伝えるつもりでパーソナルトレーナーとしてこれまで必要になった知識や技術を振り返っていきたいと思います。

 

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パーソナルトレーナーとして必要な知識や技術

正直、今回のテーマはあまりに大きすぎるというか、必要な知識や技術は無限にあるので、これをやっておけばOK!みたいなことは言えないですね。

ただ、現時点では以下のことが必要な知識や技術と感じています。

基礎知識は必須

声を大にして言いたいことは、今の自分に対してもそうですけど、

基礎知識がないと、応用が利かない

ということ。ですので、

  • 生理学
  • 解剖学
  • 運動学
  • 栄養学
  • 心理学

など、さまざまな基礎知識は徹底して学び、足場を固めておいた方がいいですね。分かったつもりでいても、誤解していたり、本質からずれてしまうことになるので、基礎知識は必須。

コンディショニングの理解も必要不可欠

また、基礎知識と合わせてコンディショニングへの理解も必要不可欠ですね。

一般的にコンディショニングというのは、

その日の体調

などを指すことが多いですが、本質は全然違います。コンディショニングというのは、以下の5つの要素を指しているんですね。

また、身体的コンディショニングはバイオモーターアビリティについてを指しているんですね。

バイオモーターアビリティ

コンディショニングを整える、向上させるというのは上記の5つの要素をすべてバランス良くすること、向上させることを指し、バイオモーターアビリティを含め、それぞれの要素をどうすれば向上できるのかを理解する必要があるんですね。

詳しいことは「コンディショニングの意味とトレーニング方法」にまとめています。

特にスポーツ選手に指導するのであれば、コンディショニングの理解は必須で、今もずっと学び続けている内容ですね。

現場で必要になりそうなことはすべて必要な知識や技術になる

あと、必要になる知識や技術をざっとまとめると、以下のようになります。

  • 身体の悩みを見つけ出す会話術(カウンセリング)
  • 姿勢の崩れを判断する基準や判別する目
  • 触れて判断できる感性
  • ウォーミングアップ
  • 体操やストレッチ各種
  • 各種のトレーニング指導
  • トレーニングフォームを見る目、改善方法
  • 姿勢や動作指導
  • 筋肉を緩めるテクニック(伸ばす、擦る、呼吸法など)
  • 循環の改善
  • むくみの改善
  • 冷え性や低体温の改善
  • ダイエットのアドバイス
  • がんの方への対応
  • 腰痛や膝痛の改善
  • スポーツ選手の術後のリコンディショニング
  • クライオセラピー
  • 走り方、投げ方、打ち方のアドバイス
  • 食事、食事材のアドバイス など

これでも一部ですが、現場ではこれらすべてのことに対する知識や技術が必要になってきます。

この部分は、パーソナルトレーナーとしてどのように活動するのかによって変わってきますが、本当にクライアントさんの悩みを改善しようと思うと、これらだけでは当然足りません。

ですので、1年、2年そこら学んだだけではできる職業でないことは見えてきますよね。だからこそ、今も勉強し続けていますし、これからも学ぶことは必要になってきます。

もしパーソナルトレーナーを目指している方は、スクールなどに行けばこういうことは学べますね。スクールについては「パーソナルトレーナーになるためのスクールのメリット・デメリットを解説」に書いています。

 

パーソナルトレーナーとして知識・技術を学ぶ上で大切なこと

これだけ学ぶことがあると、焦ったりするかもですけど、1つ1つ学んで確実に知識を理解し、技術を磨いていくことが重要なんですね。

この10年間で以下のようなことを感じています。

やりっ放しはNG。1つ1つ確実に

セミナーとかで何かの知識や技術を学ぶと、それらを現場で使いたくなることってあるんですね。

ただ、そのときに一番問題になるのが、

学んだことを、実践して満足してしまう

ということ。正直1回学んで実践する技術は、しれています。そこからいかに練習して自分のものにするか。そこが一番大事なところ。

そのためには、実践しつつ振り返って技術を確認していかないと、問題点に気づかずそのままできたつもりで時間だけが過ぎていきます。それではNG。

1つ1つの知識や技術を確実に学び、その積み重ねの先にレベルアップした自分がいるので、やりっ放しにせず、実践と反省を繰り返すことが重要ですね。

数をこなさないと見えないこともある

最近よく感じることがよくあって、

5~6年前に教わったことって、こういうことだったんだ…

と、あるテクニックをしているときに感じたんですね。おそらく、5年後にはさらに違う感覚で同じことについて考えていると思います。

やっぱり現場で数をこなす中で、いろいろ見え方が変わってきて、数をこなして初めて見えることもあるんだなぁ…と実感しているんですね。

ですので、数をこなすことが本質ではないですけど、数をこなさないと見えないことは多分にあると思います。

できているつもりにならない

僕が常々感じていることは、

今、自分が指導していることには、何かしらの改善が必ずある

ということ。つまり、完璧にできていることは何1つなくて、必ず改善点や伸びしろがあるはずなんですね。

そこを少しでも埋めていけば、パーソナルトレーナーとして知識や技術をもっと伸ばせると思うので、絶対にできているつもりにならないこと。

できていると思い込んでしまうと、改善点が見えなくなってしまうし、知識や技術の確認を怠るようになってしまう。自信を持つことは大切ですけど、できているつもりにはならないように気をつけることも重要ですね。

常に確認すること

また、数をこなす中で自分が学んだことであっても、どこかで思い違いや勘違いをすることで、間違って認識してしまっていることも出てくるんですね。

小学校のときには大きく感じたグランドも、大人になってから見ると小さく感じますよね?

人の脳はその時々によって感じ方が違いますし、曖昧さを持っているので、常に確認することも大切だと思いますね。

技術は誰かに習わないと習得は難しい

例えば、パートナーストレッチングをするときに、相手の筋肉をどれぐらいまで伸ばすことで、筋肉は緩むのか。これって、最終的には感覚で判断するんですけど、その判断基準がなければうまく緩ませることはできません。

ですので、技術の習得は最初は誰かに基準作りをしてもらうようなイメージで、テクニックを学ぶ必要があります。

そこで、基準ができるとより技術を磨くために反復をする。この基準がないと、ただの自己満になってしまいますからね。

 

パーソナルトレーナーにおすすめしたい教材5冊

最後に、僕がこれまで学んできて、本当に役立った教材を5冊厳選してご紹介します。

トレーナーや治療家のためのスポーツトレーナー虎の巻

僕が長年学ばせていただいている魚住先生の著書であり、トレーナーとして活動する上でも最も必要になる教材だと思います。

この書籍の特長は、魚住先生の考え方がそのまま書かれているため、どんな本よりも頭の中にスッと入ってくる内容ですね。

どんな教科書よりも役立ち、実践的なので、一番おすすめしたいですね。

指導に悩んだときのベースボールコーチングマニュアル―ベースボールを科学する

これも魚住先生の著書ですが、野球関連に関するトレーニングや身体の使い方について学べる一冊ですね。

内容的には、トレーニング理論や実践方法、痛みへの対応なども書かれており、野球に関係する仕事をしている方には、ぜひ読んでほしい一冊ですね。

非常識の医学書

身体の不調や病気に関して、世の中ではさまざまな見方があり、治療法・改善方法は山のようにありますよね。

ただ、本質を抜て考えられている方法が意外と少ない中、この本の中では根本原因から考える身体の不調や病気への対応の仕方や考え方が書かれています。

パーソナルトレーナーであっても、現場で身体の不調などに対応することはありますが、この本に書かれているような視野を持っていけば、適切なアドバイスもしやすくなりますね。

筋骨格系のキネシオロジー

この教材は、関節運動について詳しく書かれており、人はどのように動くのが自然なのかを知れる内容が書かれています。

単純だと思い込んでいた関節の動きは、実は複雑な動きであり、自然に動かせていることが少ないことが理解できると思います。

この本の内容は、パーソナルトレーナーとしても基盤になる知識ですね。

石井直方の筋肉の科学

石井直方教授の著書は、トレーニング関連の情報が非常に多く、筋力トレーニングに必要な知識や技術を学べますね。

筋肉はなぜ大きくなるのかなどの基礎知識から、最新のトレーニング学などを紹介されているため、この本に限らず、石井教授の本は常にチェックしておくことをおすすめしますね。

 

まとめ:パーソナルトレーナーに必要な知識や技術は無限にある

今回は、パーソナルトレーナー1年目の自分に伝えたい必要な知識と技術などをお伝えしました。

今回の記事のまとめ

  • 基礎知識は必須
  • コンディショニングの理解も必要不可欠
  • 現場で必要になることは、すべて必要な知識や技術である
  • ただ、学ぶだけでなく実践することが重要
  • 実践の数をこなし、その都度振り返って、再度改善しつつ実践する

こういった内容をお伝えしていきました。

今回の内容は、あくまでも過去の自分に向かって書いたものですが、これからパーソナルトレーナーを目指そうという方の参考になればうれしく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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