身体調整テクニック習得コース その2|ニュースレターNO.289

今回は身体調整テクニック習得コースその2として、コース終了者の感想と、初回参加の方々の感想を紹介します。

初回参加された方が、からだの反応を見て「これは暗示ですか、マジックですか?」と驚かれたことが印象的でした。もちろん、「これは人間の自然な反応です」とお答えしました。人間がどのような刺激に対してどのような反応を示すのか、不思議なことだらけですが、体験し、人にも体験させることができるようになれば、施術家として、またパーソナルトレーナーとして本物に近づくことができると思います。

それが身体調整テクニック習得コースの狙いでもあります。

 

吉村一夫(鍼灸師:大阪)

この2ヶ月間、自然体という言葉と向き合ってきました。言葉にするといい響きでいいのですが、ここに持っていくことの難しさを痛烈に感じました。なぜなら、患者さんはそこからは反対側におられる方ばかりだからです。

いうなれば超不自然体で、それが自然になっているのでややこしいです。そのような超不自然体を自然体に持っていく方法を魚住先生はモビライゼーション、コンフォートテクニック、リンパドレナージュ、顎関節調整法などを用いて指導してくださいました。テクニック自体は、はっきりいってシンプルで難しくないのですが、いざ自分で使うと自然体にできたとは恐れ多くも言えません。

技はシンプルなのですが、手の圧、角度、誘導の方向など、どれかが狂うとまったく決まりません。形だけなら映像を見れば出来る気がしますが、患者さんは超不自然体のままです。技の精度を上げていかなくてはいけません。その為には魚住先生にこれからも我流になり、わかった気になっている自分のお尻を蹴飛ばしていただかなくてはいけません。

今回の4回の指導では、治療の持ち駒が出来ました。今度はこれをどのように組み合わせるか、たとえば、へバーデン結節の患者さんにはリンパで流してから「スキンテクニックがええよ!」と先生が漏らすその一言に希望の光を感じ、にやにやしながら心にメモしました(4時間の講義の間じっくりメモを取れる時間はほぼありません。

希望をすれば先生は時間を作ってくださりますが、時間が惜しいです)。自分自身で実践を繰り返し、わからないところを先生の知恵をお借りするのが上達への道かなと思っています。 これからは持ち駒の使い方(精度)、組み合わせ、なぜその駒を使うのか(目的)を明確に仕上げていきます。その為にはいかに魚住先生にポロリと「こうすればええよ」という黄金の知恵を聞き出すか、今から思案しているところです。

 

吉村玲美奈 (主婦 大阪)

4月、5月と2週間に一度のペースで身体調整法を学ばせていただきました。マクロビオティックの指導者養成とアシスタントとの掛け持ち、三児の母としての家事とこの2ヶ月はばたばたと過ぎ去っていきました。身体に触れることも初めてだったので、こんな私に出来るのか不安でしたが、魚住先生の丁寧な指導のおかげである程度形は出来ました。

それとうれしい発見なのですが、三軸修正法、新正体法、顎関節調整、どの方法でもいいのですが、身体が自然体に近づけば味覚も安定しました。マクロビオティックは塩加減が一番むずかしいのですが、自然体であればすっと決まります。

やはり料理を作る人は健康であってこそいい料理が作れるのだなあと思いました。これからもマクロビオティックをおしえていくにあたり、まずは本人の体をいかに自然体にもっていくか、魚住先生もおっしゃっていました顎関節の味覚への影響も教えられたらと思っています。変な話ですが、料理を始める前に5~10分身体調整法を取り入れて、味覚を安定させるのも面白いかなと思っています。

今回4回の指導をうけまして、これで終わりだとは全然思っていません。これからも魚住先生のご指導を受け、マクロビオティックとの相互扶助ができ、健康をいろいろな角度から勉強していきたいです。

 

岸田純弥(パーソナルトレーナー:大阪)

身体調整テクニック習得コースの案内がきて、ニュースレターでも参加者の感想を見させていただいた中で、今回名古屋のパーソナルトレーナーの飯尾さんからお誘いもあって迷わず受講させて頂きました。

勉強会やDVDでたくさんの技術を教わりましたが、このコースでは調整の技術の中で指導者のポイントとなる、言葉や動きのイメージ、誘導の仕方などを徹底的に学べるので本当に有り難いです。

初回は三軸修正の考え方から、相手に触れずして身体が整っていくのが分かりとても驚きました。自分にとっては誘導が課題でもあるのですが、エクササイズや調整をしながら最後には相手に自分の身体がどのようになっているかを認識させること、これが出来ないと結果にも結びついていきます。次回からは意識していきたいところです。

その他の調整法でも多くの気づき、課題が見つかったので何度も練習してその技術のレベルも高めていきたいと思います。

 

飯尾直尚(パーソナルトレーナー:愛知)

経験の浅い自分は指導をさせていただくうちに、いかに相手と一体になって気持ちよくサポート出来るかを漠然とではありましたが、考えていました。そんなときに目に留まったのが魚住先生の身体調整コースでした。

ノウハウや知識だけを教えるのではなく、指導者のあり方や考え方を通じて目的に合わせて技術も教えていただけるとあったので、ここだったら自分の中でモヤモヤしている部分を紐解いてくれるような気がしました。

初回では指導の中で誘導の仕方、カラダの反応、変化を感じるところから始まりました。とても基本的なことなんですが、自分のカラダへの認識・意識の浅さをはっきりと感じることが出来ました。

とてもショックではありましたが、もっともっと指導を通じて貢献が出来ると思うと、同時にとてもワクワクしてきました。初めてではありましたが、HSSRラボにお邪魔して魚住先生にご指導を頂くと、不思議と自分の感覚を研ぎ澄ますことが出来て、心身ともにすっきりすることが出来ました。

やることはいっぱいですが、次回がとても待ち遠しいです。

 

岩田朝美(加圧トレーナー:愛知)

体育大学卒業後、学生時代のスポーツクラブでの経験を生かし、加圧トレーニングの指導をしてきました。指導を続けていく中で、向上したいという思いは募る一方、何をしていいかが分からない。どれを信じていいかが分からない状態になっていました。二年前から、御縁があり、勉強会に参加させて頂き、「自然体」や「身体調整」を知りました。

お客様の身体が自分の手で変化していく事が楽しく、自分の手でお客様の悩みが少しでも減らす事が出来ればと、今回「身体調整テクニック習得コース」をお願いしました。

楽しみにしていた1回目が終わりました。今回のペアは姿勢が悪く、1つずつ手技が終わる度に身長が伸びていく姿を見て、これほどまでに変わるのかと衝撃と共に、今まで学んできた事が正確に出来ているのか不安も覚えました。身体調整を基礎から学ぶ事で、出来ていなかった事にも気付き、「三軸修正法」を知ることにより、トレーニング指導での立ち位置が間違っていた事にも気付かされました。

いつもに増して丁寧な説明と、分かりやすい指示やイメージ、触り方や見るポイントを個々に合わせて指導していただけます。その場ですぐに反応が返ってくるのは勉強会にはなく、短時間で濃い内容でした。1回目の内容を先生の言葉でなく自分の物、言葉に出来るよう復習し、2回目を楽しみにしたいと思います。

 

藤岡諭子(加圧トレーナー:愛知)

今まで自分が思い込んでいたことが多々ありましたが、初回の講習を受けることにより視野が広がり、新しい面からみる事ができました。やってみてダメだったらまた違う面からアプローチをかける。一辺倒な考えではなく広い視野で見ていくことが大事だなぁと感じました。

またトレーニングやリハビリを行う際に、今の状態をまずは自分が理解し、また相手に理解させることや、気づかせる為にどんな声かけをし、誘導するか…。これがとても難しく、魚住先生がかけられる一言一言が勉強になりました。

トレーニング中に指導者が立つ位置やかける声一つで実施者の動きがかわってくる。実際、自分も体験し理解することができました。身体調整では、みるみるかわっていく自分の姿に驚くとともに、改めて身体調整の素晴らしさを実感しました。この手技を自分のものとするには繰り返し練習するのみとおもいます。

まだまだ未熟すぎるのでさらにスキルアップを目指して練習していき、実践にいかせたらとおもいます。

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