むくみの改善をするためには、身体を温めたり、リンパを刺激したり、循環が滞ってしまう原因を取り除く必要があります。
ただ、一見むくみの改善として行われていることでも、実はそれほど効果がないことや、もしくは逆効果になることもあります。
今日は、むくみの改善ができない可能性がある3つの例をご紹介したいと思います。
こちらの記事も参考にしていただければと思います。
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むくみの原因とは?
そもそもなぜむくみは発生するのでしょうか。
むくみというのは、簡単に言えばリンパ液が間質内に溜まってしまい滞っている状態のことを言います。
簡単に考えると、循環するべきところで何かの原因で循環せず、流れが悪くなってしまっています。
詳しくはこちらを参考にしていただければと思います。
■むくみに悩む女性が知っておきたい原因と改善の考え方について
むくみの改善をするためには、この循環の改善をする必要があり、主に2つのことで改善を図っていきます。
- リンパ管を刺激する
- 筋のポンプ作用を活用する
これらを活用し、むくみの改善を行いますが、日頃むくみ改善のために何かをしているけどあまり成果を感じれない方もいると思います。それはなぜでしょうか。
1、リンパマッサージを受けている
むくみ改善のためにリンパマッサージを受けている方もいると思いますが、リンパマッサージを受けた直後は脚もすっきりし身体も軽くなっていると思います。
ですが、その効果も数日程度のもので、1週間も経てば元通りになってしまいます。もしかすると、次の日仕事をすれば元に戻っているかもしれません。
これは、リンパマッサージに問題があるのではなく、終わった後の過ごし方に問題があります。
事務職の方の場合、1日椅子に座って仕事をしますが、この座っている状態がむくみにつながります。そこで1時間に1回ほど筋肉を動かし、ポンプ作用を活用して循環を促す必要があります。
リンパマッサージをしてもらって、それを維持することをしなければいけません。これをしていないと、その効果も持続することは難しくなってしまいます。
こちらに日頃どういうことをすればいいのかをまとめています。
■下半身太りを解消したい方必見?!知っておきたいリンパの流れについて
2、筋トレをしている
むくみの改善には筋肉をつけること、なんてことが言われていたりしますが、実際のところは筋肉量に問題があるのではなく、循環不良によってむくみます。
この循環を良くするために筋トレをして鍛えてる方もいると思いますが、鍛えると筋肉は硬くなります。トレーニング前・中・後の過ごし方で筋肉を柔らかくもできますが、多いの場合筋肉を硬くしてしまっています。
筋肉が硬くなるということは、血管やリンパ管、筋肉内にある組織に対して内圧が高まるため締め付けられてしまいます。そのため流れの遅いリンパ液は滞ってしまいます。
むくみの改善のためには、筋肉を鍛えることが必要なのではなく、筋肉を収縮-弛緩をさせれば流れますので、軽い体操程度で循環は改善します。
筋トレをしている方は、それが原因でうまくむくみが改善しないということも考えられます。
3、着圧ソックスを着用して過ごしている
着圧ソックスを着用して寝ていたり、日頃着用して過ごしている方もいると思いますが、これが原因でむくむことも考えられます。
着圧ソックスを着用すると、内圧が高まりそこに間質液が溜まるスペースがなくなるためむくみの改善につながるという考えで着用が勧められています。
実際に着圧ソックスをクライアントさんに勧めることもしますが、着用の仕方を気をつける必要があります。
それは長時間着用する逆にむくみます。リンパの流れというのは非常にデリケートで、組織に対して圧が加わり続けると循環が悪くなります。椅子に座っている太もももそうです。
就寝時に着用し、出勤時には外し、会社では軽く身体を動かして循環を促します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。むくみの改善をするには、なぜむくんでいるのかを把握すると改善策が浮かんできます。
リンパ液の8割はへそから下半身に溜まっており、むくみが起こりやすい箇所も下半身になります。改善のポイントは、いかに乳び槽から上にリンパを流すかということで、そのためには仰向けになり、重力から解放するだけでも効果があるそうです。
現場で試してみても結果は良く、ある程度の成果を感じることができています。
その内容はこちらを参考にしていただければと思います。
■下半身太りを解消したい方必見?!知っておきたいリンパの流れについて
少しでもむくみの改善ヒントになる記事であればうれしく思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。