
身体が重だるくて早く解消したい。だからマッサージへ行こう!でも受けて後悔・・・。次の日に待ち受けるだるさは自分が疲れすぎているから?
いわゆる揉み返しですが、なぜこのようなだるさを感じてしまうのでしょうか。
実はこれは受けた側の問題ではなく、マッサージをする側の問題です。痛みを感じれば筋肉がほぐれるのではなく、筋肉が緊張してしまっているのです。
今日はこの揉み返しについてお伝えしていきたいと思います。
なぜマッサージを受けた次の日はだるさを感じるのか?
体験したことがある方も多いと思いますが、身体が疲れているからマッサージを受けても余計に身体がだるくなってしまうことがあります。
冒頭でもお伝えしたように、揉み返しはマッサージを行う側の問題で起こるものですが、これはなぜ起こるのでしょうか。
マッサージというのは、筋肉を押し、揉むことで筋肉をほぐそうとしますが、筋肉に与える圧の強さが強すぎると筋肉は緊張してしまいます。
筋肉が強く押されると「痛い!でも気持ちいい・・・」と思ってその強い圧に耐えるようにマッサージを受け続けます。このとき身体の中では痛みに耐えようとして筋肉が緊張してしまいます。
約30分~1時間もの間このような状態が続くわけです。
強くマッサージされる→痛くて緊張する→さらに強く押す→さらに痛くて緊張する・・・
このようなことが起こり、どんどん筋肉を緊張させ、マッサージの圧に耐えようと筋肉を活動させていきます。筋肉を緩めるのではなく、緊張させ活動させてしまいます。筋肉を使いすぎてしまったため疲労し、次の日にだるさが出てきてしまいます。
筋肉を緩めるということ
仕事などで疲れが溜まってしまい、それを癒しに行っているのにさらに疲れる。そんなもったいないことはできるだけ避けたいものですが、筋肉を緩めるということはどういうことでしょうか。
それは力を抜くことであり、力を抜くためにはリラックスする必要があります。
そのために行うのが呼吸です。また呼吸を行いながら緩めたい筋肉に触れておくとさらに緩んでいきます。
これだけで十分です。
この内容についてはこちらを参考にしていただければと思います。
[clink url=”http://izuru-style.co.jp/breathe”]
[clink url=”http://izuru-style.co.jp/muscle-loose”]
筋肉を緩めるためには力を抜くことですが、逆に力が入ってしまうということは結果も逆なり筋肉が緊張してしまいます。それが揉み返しであり、マッサージを受けることで疲労した状態になったということです。
痛いことに満足してはいけない
ストレッチもそうですが、痛み=効いていると感じている方も多いようですが、これは逆です。
ある意味、効果が出ているんですが、緊張という効果が出ています。気持ちのいい程度で十分です。
もしマッサージで筋肉を緩めるのであれば、気持ちよく寝てしまうぐらいの優しい刺激で十分筋肉は緩んでいきます。
要は、どのような目的でマッサージに行っているかです。痛くて揉み返しがあってもいいから痛みを感じて、満足感を得たいと思っているのであれば痛みを感じるぐらいまでマッサージを受けていいと思います。
ただ、揉み返しは嫌。筋肉を緩めて爽快感がほしい!という方は、気持ちの良い優しい刺激を筋肉が受けることで揉み返しが起こらず、筋肉は緩んでいきます。
この辺りを整理し、気分的な満足感ではなく、身体的な満足感も味わえるように揉み返しについて知っておきたいですね。
最後に
筋肉を緩めることはさまざまな方法がありますが、最も簡単なひとつの刺激に筋肉を揺らすということがあります。
揉むというよりもグチャグチャっとするように筋肉を揺らすだけで簡単に筋肉の緊張が取れていきます。
刺激と反応の関係を理解すると、マッサージだけではなくさらに気持ちの良い刺激が存在し、より身体も軽くなっていきます。
このことを知っていただくと、街のいたるところにあるマッサージ屋さんではなく他のところに通う方がより身体にとってもいいように思います。
今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。