個人教授 ~日頃の疑問について~

昨日は約2ヶ月ぶりぐらいに魚住先生の個人教授を受けに、富田林まで行ってきました。

年末年始教授のところに2度クライアントさんと一緒に伺っていますが、その際は実際に魚住先生がクライアントさんに身体調整やご指導をされてそれを見て学ぶような形でした。

今回は日頃のパーソナルなどで浮かぶ疑問について質問をし、その内容について学ばせていただきました。

この仕事をしていると、本当に十人十色ということを実感しますが、クライアントさんの数だけ状態が違い、目的が違いそれぞれの方に合わせたプランを作成しますが、本当に難しいと感じる日々です。

そんな中でもこうやって学ばせていただくようになって、できることも増えクライアントさんに感じていただいている結果も変わってきて、そうやっていい環境の中で仕事ができることがうれしいですね。

今日は個人教授のまとめを書いていこうと思いますが、一般の方もクライアントさんの方もまた参考になることもあると思います。今日のテーマは昨日学んだ身体のことです。

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基本的なストレッチングの考え方

まず、ストレッチングについてですがこのテクニックはさまざまな本や一般の方も聞いたことがあったり、日頃実践している方もいると思いますが、通説としては“筋肉を伸ばす”ということを意味しています。

何の目的をもって行っているのかといえば、筋肉を緩めることです。

確かに筋肉を伸ばすことで筋肉はある程度の変化が出るかもしれませんが、ただ筋肉を伸ばすということだけではなく何を対象物にするのかで方法が変わり筋肉を緩めるためにはさまざまな方法があります。

例えば、筋紡錘や腱紡錘といわれる感覚受容器などを対象物にした場合、伸ばす強さや速さ、筋紡錘に刺激を与えないように易しく伸ばすことで筋肉を緩めることができます。

また腱紡錘が対象であれば筋肉を収縮させることで刺激が加わり、腱紡錘に刺激が加わると筋肉を弛緩させる反応が起こります。

ですので、筋肉を収縮させるのか、伸ばすのか、どちらでも筋肉を緩めることができるという考えがあります。

その他の手段として、皮膚を使うテクニックや筋膜を対象にするなど筋肉を緩めるということだけでもさまざまなテクニックが存在しています。

 

筋肉を伸ばすことで本当に筋肉が緩まるのか?

昨日の個人教授の中で大きな学びだったのは、たくさんありますが、改めてストレッチングの難しさと奥深さを感じたことがありました。

それは、“筋肉を伸ばす”ということは筋肉を緩めることなのか?ということです。筋肉が収縮するということは緊張するということですが、果たして筋肉が伸びることは緩みの獲得なのか?

エキセントリックという言葉があるように伸びながら筋肉が刺激を受けていると考えることができ、伸ばすことは緩めることではなく、刺激を与えること。

ただ、その刺激の与え方、テクニックの問題もあり本当にテクニックを持たれている方は緩めることはできるということですが、僕のレベルでは緩みの獲得ではなく、刺激が加わることによっての緊張を加えることになる可能性が高いということ。

筋肉を伸ばすことで筋肉を緩めることができないのかということではなく、筋肉を伸ばすことはその周囲にある筋膜などが伸びその影響で筋肉は緩むことはあります。

その筋肉へ緩みの刺激を加えられたことで緩みを獲得できます。

ストレッチングのテクニックは非常に難しく、見た目だけのことをしてしまっていることがあるということです。

 

なぜ自然体を目指す必要があるのか?

このブログでも度々自然体という言葉が出てきていますが、この言葉は先生から学んだ言葉ですが、パーソナルを受けていただく方にはいつも説明します。

自然体とは?

自然体とは歪みのない骨格に、弾力性のある筋肉が付着し、緊張のない

適度な柔らかさを持つ筋肉の状態と考えています。

身体に歪みや捻じれがあると、ある部分の筋肉に緊張が生まれたり、過度に負担がかかってしまうということが起こります。

筋肉が緊張するということは周囲の組織も緊張し、リンパの流れや血流なども悪くなり、体内の循環も悪くなると考えられます。

そうなると、身体に栄養が回らない、脂肪や老廃物の排出が行われないなど身体の中で問題が出てくると考えられます。

これが自然体だと筋肉には過度な緊張がなく、滞ることもありません。

冷え性も循環が悪く滞ることが原因ですので、自然体にすることで滞りを解消し、結果的に循環がよくなり冷え性も改善されるはずです。

また姿勢の乱れによって縦につぶれるようになり、部分的にたるみなども生まれますが、これを自然体に直すことでこれらのたるみも改善されます。

ただ、姿勢の乱れを改善せずにそのままトレーニングしても、トレーニングの効果としては多少出ますが、姿勢の乱れで生まれたたるみはそのままになります。

であれば、自然体に直しその状態でトレーニングをすることが一番の効果を生みだし、身体をシェイプアップさせてくれるのではないでしょうか?

だからこそまずは自然体を目指すべきで、自然体を獲得することが身体のさまざまな問題を改善する糸口になるはずです。

 

筋肉を緩めることは力を抜かせること

筋肉を緩めるために重要なことが、相手に力を抜かせることです。

そのためのテクニックとして身体調整がありますがこのテクニックも同様、どのように行うかによって結果は大きく変わります。

昨日教わったテクニックは、下肢の捻じれなどを改善するテクニックや、腹部の引き締めやつまりの改善に使うテクニックですが、それらに合わせて“呼吸”を取り入れて筋肉を緩めていきました。

実際に自分自身も体感させていただきましたが、数分で身体が緩み、トレーニングによって起こっていた筋肉痛も不思議なほど改善されていました。

筋肉を緩めることはストレッチングなどただポージングをとればいいのではなく、このように力を抜かせることでより一層緊張を取り除くことができます。

身体を変えるためにはさまざまな経験や知識などが必要で、ただ一辺倒な考えだとうまく行かずどこかで行き詰ってしまう可能性があります。

そんなトレーナーとしての考え方も伝えていただき、身体だけではなく頭の中も自然にすることでさまざまな情報を柔軟に見ることができ、それが現場で応用できるヒントがたくさん含まれていると思います。

内容については一部分にすぎませんが、その他の内容についてはパーソナルの中で実践していきたいと思います。

今日は少し専門的だったかもしれませんが、大きな学びになりました。学んだことを現場で活かしていきたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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