
2016年、おそらく自分が40歳、50歳を迎えたときに「あの一年が一番のターニングポイントだったのかもな。」そうやって振り返れる1年だったかもしれません。
1年1年確実にできることが増えている実感はあり、質も向上し、量もこなせるようになってきています。
この辺りは自分の成長を感じれるところですし、1年前に戻ってしまうのはちょっと怖いぐらいな感覚があるので、そこらへんは良い1年をすごせたのかなと。
ただ、1年で感じたことは「できてくるからこそわかることがある」ということでした。
見えていなかった部分が見えることで、本当に悩みましたし、苦しんだ毎日でした。楽しい思い出はほとんどなかったように思いますが、充実はしていたと思います。
一言で言えば、まだまだわかったつもりが多いということだと思います。
これまでも僕が思ったことを書いた記事がありますので、よかったらご覧ください。
■「完璧にできてから」ではなく「まずやってみる」という意識で仕事をして感じたこと
■完璧はない。だから毎日走りながら自分を振り返り修正を重ねることが大事。
■「変わる」って難しいこと。でもそこから何かしら得られることがある
積み重ねてきたことを一度やめることで気づいたこと
今年の10月、これまでやってきたイズログを一度削除し、新しく作り直しました。
約1年半の時間をかけて、約700記事を書き、1記事平均約5000文字あり、約350万文字を書いたわけですが、すべて編集し直しました。
文章の構成から画像を再度撮り直したり、すべての画像を入れ直し、つくりかえました。
1ヶ月で約20~30万PVあり、それが0からのスタートとなるわけでしたが、これまで作ってきたものをやめてしまうことで気づけたこともあります。
イズログは自分のためではなく、誰かのお役に立てればと思って書いていますが、やっぱり知らず知らずのうちに自分よがりの記事になっていたように思います。
本当に求めていることは何か、本当に今持っている悩みを解決するためにはどういうことをお伝えすればいいのか。
架空の人物にどうやって本質を伝えるのか。
根本に持っていなければいけないのは、相手のことを真剣に考え提案すること。0からのスタートをして、やっぱり自分よがりだったなと気づくことができました。
できてくるからこそ感じるわかっていない自分
トレーナーとして仕事をしている中で、できることが増え、ある程度の対応ができ始めると自分でも感覚が少し変わったことはわかりました。
ただ、その中で今までに感じたことのない感覚もあって、できてきたからこそ感じる不安も大きくありました。
これは、本当に理解できているのかという不安です。
少しずつ理解できてくると、わかっていない部分が可視化され、そこにばかりフォーカスしてしまい、何をわかっているのが見えづらく、わかっていないところしか見えてきませんでした。
今までよりもレベルダウンしているんじゃないかという感覚があり、1年間この感覚に苦しんだような気がします。
ただ、客観的に自分を知ることができ、基本的なことからさらに理解を含めたり、技術に対しても今以上に見直す必要があると感じれました。
30代に向けては、再度基礎からひとつひとつ確かめるように、自分を信用しすぎず学んでいこうと思います。
ちょっとした変化を毎日続けること
毎日同じことをすれば安心感があり、精神的に安定することもありますが、その中で何かしらの変化を“し続ける”ことが大事だと感じます。
自分の仕事としては、あることを継続する必要がありますが、変化を続けることが何よりも必要だと感じます。
慣れてしまうと、トレーニングも同じですが維持か衰退しかありません。
ちょっとした変化を常にし続けることで、振り返ったときに大きな変化になっていることに気づけるので、そういう小さな変化をし続けたいと思います。
やることを変えてもいつも追いかけてくることは同じ
トレーナーとして、知識や技術を学ぶ中で最近感じることは、できないこと、わからないことから逃げて違う手法に変えたり、違う考え方に移行しても、結局立ち止まってしまうところは同じ。
知識や技術だけではなく、自分に関する課題についてはすべて同じようなことが言えると思います。
一度逃げたことはその後も追い続けてくる。一瞬逃げて乗り越えたように感じても結局は乗り越えていない。
明日をどのように過ごすのかを考えることも大事だと思いますが、それ以上に先のことよりも、今日、今の瞬間を全力で取り組むこと。
言葉で見れば当たり前のことすぎてわかりづらいですが、実際に行動するのは難しく、さらにこれを続けることはさらにハードルは上がる。
それがレベルアップするためには一番の近道で、最も大事なことだと感じています。
結局人としてのスタンスは、今の自分を受け入れて、素直に謙虚に学び続ける。おごらず、ただ前にということがこれからの人生でも必要なことだと思います。
1日1日を全力で過ごし、振り返ったときに成長している自分がいるというのはこれまでも感じたことです。
一時的な満足は必要だと思いますが、それが慢心になってしまうことが一番怖い。常に上を求め続けたいと思います。
最後に
今回は、ただただ今素直に思うことを書き綴ってみましたが、読みづらいところ、意味が?なところもあるかもしれません。
自分の中では今年1年はいい意味でも悪い意味でも、良い経験ができた1年だったと思います。
トレーナーとして以上に、人間としてどのように生きるのか、そういった根本的なことを改めて考える時間が多かったように思います。
自分がどのような役割を持っているのか、これから数十年生きる中でなぜ生きるのか、そういった意味も考えることができたように思います。
明確な回結論はまだ出ていませんし、これから生きる中でその意味付けをしながら生きればいいかなとも思います。
ひとつだけ言えることは、自分のためだけではなく、誰かのため、人の役に立つことをもっともっとしていきたい。だからこそ、もっともっといろんな経験をして幅を作る必要があります。
誰も気づかないようなところに目を向けられ、それぐらい気配りができる人間になって、一人でも多くの方が幸せを感じれるような時間の使い方をしていきたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。