疲労を次の日に持ち越さない工夫と考え方について

スポーツや運動をすると疲労し、次の朝だるく感じたり、筋肉痛になって動きにくかったりします。

一般の方であればそれが気持ちよかったりもするかもしれませんが、スポーツ選手になるとできるだけ疲労は次の日に持ち越したくないもの。そのためにどうすればいいのでしょうか。

それは、筋肉を元の状態に直し、細胞が排出する老廃物を滞りなく流すことです。今日はこの疲労とクールダウンについてお伝えしていきたいと思います。

 

スポーツを行うと筋肉は縮まる

スポーツなど身体を動かし、筋肉を使うと筋肉は緊張し縮まります。

その筋肉をそのままにしておくと、次の日緊張が残り身体は重く、動きにくい。それが続くと炎症が起こり、痛みが出ることもあります。

次の日にはできるだけ良い状態にするにはどのようにすればいいのでしょうか?

考え方としては、身体を動かすことで使った筋肉は縮まりますが、これを元の長さに戻せばいいという考えができます。そのためクールダウンでは縮まった筋肉を伸ばすようなストレッチングをすることは考えに合います。

ストレッチ

要は、筋肉を緩めることです。筋肉を緩めると縮まった筋肉は元のサイズに戻り、弾力のある柔らかい筋肉になります。

このような柔らかい筋肉を維持することが良いコンディションで過ごすためには重要になります。

 

老廃物をため込まないこと

別の視点では、身体を動かすためには燃料であるエネルギーを消費することで人間は活動できていますが、このエネルギーを燃やした時に出るカスのような、老廃物もできるだけ取り除く必要があります。

生きるために食べ、不要なものは便や尿として排出しますが、細胞も同じように代謝が行われています。

酸素や栄養素を摂り込み、二酸化炭素や老廃物を排出していますが、この細胞で構成されている人間の身体は、細胞自体が不健康になると正常に機能しなくなります。

すると疲労の回復も遅くなりますし、健康体ではなくなります。

このように考えると、運動を行うことで老廃物も増え、二酸化炭素も増えるのでこれらのものをいかに循環させ、代謝するのかということも重要で、スポーツ選手に限らず一般の方の健康ということでも循環を良くするということは重要になります。

老廃物はリンパ液の中に含まれ、このリンパ液の循環を良くすることで細胞の代謝は促されます。

以前、下半身太りを解消したい方必見?!知っておきたいリンパの流れについてで紹介したむくみ改善を簡単にできる考え方をお伝えしていますので、こちらで紹介している考え方を参考にしていただき、実践していただければと思います。

またリンパについて詳しい知りたい方は、こちらの記事を参考にしていただければと思います。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/edema”]

 

クールダウンで行っていること

現場でスポーツ選手に伝えていることは、さまざまな方法で筋肉を緩めること、そして循環を良くして1日を終わるということを伝えています。

具体的にはこのようなことを行っています。

  • 身体を楽に動かす
  • ストレッチング
  • 呼吸
  • 筋肉を揺らす

これらのことを取り入れ、筋肉を緩め、循環を良くしています。

筋肉を緩める方法=ストレッチは意外と難しい!筋肉を緩める方法のご紹介では、筋肉を緩めるとは?的な内容で考え方をまとめていますが、こちらを参考にしていただけると筋肉を緩めることについて理解が深まると思います。

呼吸をして筋肉を緩めるというのは、呼吸は目的によって変える!得たい効果から考える呼吸の方法についての中で具体的なことをご紹介していますので、ご覧いただければと思います。

この呼吸はやり方次第で筋肉を緩めることができますし、胴体部分はこの呼吸で緩めることができます。

このように現場では、筋肉を緩めることと循環を良くすることを考えメニューを組んで選手に行ってもらっています。メニューが終わると身体も軽くなり、クールダウンの最後の方では呼吸をしているときに寝てしまう選手もいるぐらいリラックスして終えるようにしています。

ただ筋肉を伸ばすだけではなく、どのように考えクールダウンに取り組むのかで次の日の身体の状態も大きく異なってくると思います。

 

最後に

僕自身も高校のとき腰痛になり、野球ができない期間が長く続いたためウォーミングアップやクールダウンは時間をかけるようにしていました。

いかに自分の良い状態を保つか、これは自分を管理する能力も関係があると思いますが、少し面倒なことだと感じるかもしれません。でも、これをやる理由は、結局自分のためになります。

少しでもうまくなるために毎日を良い状態に維持することは基本になると思います。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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