毎日ストレッチしても身体が柔らかくならない理由

毎日ストレッチしても身体が柔らかくならない理由

この記事では、毎日ストレッチしても身体が柔らかくならない理由と改善方法について解説します。

 

スポンサーリンク

毎日ストレッチしても身体が柔らかくならない理由

おそらく考えられる理由は、主に5つあり、以下の通りです。

  1. やり方がまずい
  2. 強く筋肉を伸ばしすぎている
  3. 時間が短い
  4. 意識の向け方がまずい
  5. 動き方がまずい

全部でなくても、1つでも該当すると身体は柔らかくならない可能性があるので、日頃行っているストレッチ内容を振り返りながら読み進めてみてくださいね。

①やり方がまずい

例えば、腰や背中を緩めたいと思って仰向けの状態で身体を捻るようなストレッチングをするとします。

身体を捻るストレッチング

このとき、身体を捻っているので腰から背中まで緩みそうなイメージがありますが、体幹部をどこまで捻ることができているのかがポイントになります。

両膝を倒して上から見たとき、腰辺りが少し浮いているぐらいになっているとします。

腰辺りまでストレッチング

この場合、腰やお尻周りの筋肉には刺激が加わっていますが、上背部には刺激が届いていないため、肩甲骨周りや上背部には硬さが残ります。

体幹を捻るストレッチングを適切にしようと思うと、脇の下辺りが浮くぐらいまで身体を捻ることができると、上背部まできちんと緩むようになります。

脇の下までストレッチングできている

この微妙な差は、膝を立てたときの角度で生まれますが、このような小さな差が調節できていないと身体をうまく緩めることはできません。

毎日ストレッチをしているけど、どうしても柔らかくならないと感じる方は、こういう細かいやり方のズレがあるかもしれませんね。

②強く伸ばしすぎている

これはかなり多いと思いますが、痛みを感じるぐらい筋肉を強く伸ばしてしまっているということです。

筋肉は、

痛みを感じる=防衛反応で筋肉を緊張させる

という反応を起こします。ここは詳しく解説しますね。頭の中で、筋肉の形をイメージしてみてください。そういうと、大体の方はこんな筋肉をイメージしたと思います。

筋肉

この筋肉の真中には、感覚受容器と言われるセンサーみたいなものが備え付けられていて、それを筋紡錘(きんぼうすい)といいます。

筋紡錘の役割は、

筋肉が伸ばされる程度や強さなどを感知して、痛めないように筋肉を収縮するよう脳に指令を送る

などがあります。筋肉があまりにも強く伸ばされると引きちぎれるので、そんなとき筋紡錘は脳に、

筋紡錘
そろそろやばいよ。筋肉を緊張させて!

と指令を送り、筋肉を収縮させます。そうすると、筋肉は収縮して引きちぎれないように縮まるという反応を起こします。

つまり、

筋紡錘を刺激してしまうと、筋肉は緊張してしまう

ため、ストレッチングをするときは、必ずこの筋紡錘を刺激しないように筋肉を伸ばす必要があります。

では、どういう条件で筋紡錘が刺激を受けてしまうのかというと、

  • 強く引っ張る
  • 速く伸ばす

この2つの刺激を与えると、筋紡錘は刺激を受け、筋肉を緊張させてしまいます。

ですので、ある部位のストレッチングをしている際に、

  • ゆっくり
  • やさしく

筋肉を伸ばしていない場合、うまく筋肉が緩まず、柔らかくならないということが起こります。ストレッチングをするときの筋肉を伸ばす程度は非常に大事ですね。

③時間が短い

ストレッチングをするときに、どのくらいの時間筋肉を伸ばし続けているでしょうか?大体、

  • 10秒
  • 15秒
  • 30秒

ぐらいが多いかなと思います。そもそもなぜこのような時間なのでしょうか?おそらくこの質問に答えられないと、うまく筋肉を緩めることはできないと思います。

ストレッチングをするとき、筋肉を伸ばす時間は対象物を何にするかで時間が変わります。この対象物というのは、

  • 筋紡錘
  • 筋膜

などがあります。ここも大事なところなので、詳しく解説します。

筋紡錘を対象とした場合、

  • ゆっくり
  • やさしく

ストレッチングを行い、筋肉を伸ばすとともに筋紡錘も伸ばされます。このとき、約30秒ぐらいすると伸ばされた長さに筋紡錘が適応して筋肉が緩む反応を示します。

筋紡錘が適応すると筋肉は緩みますが、これだけではある程度の柔らかさは感じますが、思ったような成果は感じられないかもしれません。

その一番の理由は、

身体の“硬さ”の41%は筋膜によるもの

なので、筋膜を緩めることで身体の柔らかさを一番感じることができます。そして、筋膜を緩めようと思うと、約90秒以上筋肉を伸ばし続けることが必要です。

ですので、本当に身体を柔らかくしたいと思うと、1つのポージングに対して約2分間以上ストレッチングをし続けることが必要になるため、これよりも時間が短いと当然身体は柔らかくなりづらいというわけです。

④意識の向け方がまずい

これも一般的な理解と本質のズレがある部分で、よく、

とある情報
伸ばしている筋肉に意識を向けましょう。

と言われていますが、筋肉に意識を向けるとその部位を探ることになり、結果筋肉が緊張します。つまり、逆効果です。

意識の向け方にはさまざまなパターンが考えられますが、柔らかくしたい部位に意識を向けてしまうと思ったように筋肉は緩んでくれません。

この辺りの、意識の向け方にも問題があるかもしれませんね。

⑤動き方が不適切

関節の構造上自然な動きで身体を動かすことで筋肉が緩み、柔らかくなっていきます。

動き方が不適切というのは、腕を回す動きが代表的で、多くの方がこのような腕の回し方をします。

何が問題かというと、腕が後方まで行き過ぎ、腕を上げるときに一瞬動きが止まっているのがわかりますか?この瞬間に筋肉は緊張しています。

つまり、こういった体操を毎日していると身体が柔らかくなるどころか、逆に硬くなってしまう可能性もあります。

こういった関節の構造上自然な動きができていないことも、ストレッチで身体が柔らかくならない原因の1つです。次は、身体を柔らかくするストレッチのポイントを解説しますね。

 

身体を柔らかくするストレッチのポイント

先ほどお伝えした問題点を取り除くようにストレッチングなどを行うと、身体は柔らかくなっていくはずです。

適切なやり方や強度を知る

ストレッチングは、自分が緩めたい、柔らかくしたい部位の筋肉を気持ち良く伸ばし続ければ簡単に緩めることができます。

ポイントは、

快の刺激を与えることで、常に気持ち良く、心地よく行う

ということですね。この感覚を守って、後はいろんなポージングに合わせて行うとOKです。ポージングを紹介しておくので、参考にしてみてください。

大胸筋のストレッチング

胸のストレッチング

広背筋のストレッチング

背中のストレッチング

二の腕のストレッチング

肩や二の腕のストレッチング

肩のストレッチング

肩のストレッチング

ハムストリングスのストレッチング

ハムストリングスのストレッチング

体側などのストレッチング

体側などのストレッチング

内転筋などのストレッチング

内転筋などのストレッチング

太ももの前側のストレッチング

太ももの前側のストレッチング

お尻のストレッチング

お尻のストレッチング

腰回りのストレッチング

腰回りのストレッチング

ふくらはぎのストレッチング

ふくらはぎのストレッチング

下半身のストレッチング

下半身全体のストレッチング

あと、実際にこの画像を見たときに気になった方もいるかもしれませんが、下半身のストレッチングのときにすべて膝を曲げていたのが分かりましたか?

膝を曲げている

これは意図的で、筋肉を緩めることが一番の目的なので、膝を軽く曲げても問題ありません。これでも十分身体は柔らかくなります。

むしろ、膝を伸ばし切ると太ももの裏が緊張して痛みが出やすいですし、そうやって痛みを感じるぐらいなら膝を曲げてしまった方が適切なやり方と言えます。

こういうちょっとした違いで筋肉の緩み方、柔らかさは変わるので、

  • 気持ちいい
  • 心地いい

という感覚で毎日ストレッチングをしてもらうと、効果をもっと実感できるはずですね。

対象物によって時間を変える

これは先ほどもお伝えしましたが、改めて整理をすると、

  • 簡単に筋肉を緩めたい:対象物は筋紡錘→約30秒間
  • 身体を根本的に柔らかくしたい:対象物は筋膜→約2分以上

こういうイメージでストレッチングの時間を変動させていきます。

試しに、テレビをみながら5分間ぐらい開脚して前屈をしてみてください。

内転筋などのストレッチング

このとき、口からふぅ~っとリラックスして息を吐きつつストレッチングを行います。そうすると、息を吐くと同時にどんどん身体は前に倒れていくはずです。

今まで実感できなかったぐらいの柔軟性を獲得できていると思いますよ。

意識の向け方を理解する

あと、ストレッチング中の意識の向け方ですが、大きく分けて2つあります。

  • 完全に意識を外す
  • 緩めたい部位の逆側を意識する

などです。完全に意識を外す場合は、ストレッチングをしながら、

  • テレビを見る
  • スマホを触る
  • 読書をする

など、ある意味適当にストレッチングをします。僕は毎日読書をしていますが、何もしていないときよりも明らかに身体は柔らかくなりました。

特に僕は考えすぎる癖があるので、適当ぐらいの方が丁度良い感じですね。

もう1つの緩めたい部位と逆側に意識を向けるというのは、例えばハムストリングスを緩めたいとします。

意識の向け方

このとき、太ももの前側に意識を向けると、太ももの前側が収縮して、逆側のハムストリングスはストレッチングされやすくなります。

そうすると、よりハムストリングスの筋肉が緩みやすくなり、柔らかくなります。このように、意識をうまく使い分けることで身体をより柔らかくすることができます。

関節の構造を知る

最後は体操をしている方向けですが、身体の各関節は自然に動く範囲が決まっています。それを適切に把握した状態で体操を行うと、より身体を柔らかくすることができます。

これは動画で解説しているので、こちらを参考に実践してみてくださいね。

このようにストレッチングの問題点などをおさえて改善すれば、身体は必ず柔らかくなるので、毎日ぜひ続けてみてくださいね。

 

まとめ:適切にストレッチングすると身体は柔らかくなる

今回は、毎日ストレッチしても身体が柔らかくならない理由を解説しました。

今回の記事のまとめ

  • 筋肉を強く伸ばしすぎたり、ポージングに問題がある
  • また、時間の長さや意識の向け方などにも問題があるはず
  • 本当に身体を柔らかくするためには、気持ち良く2分以上ストレッチングする
  • そして、意識の向け方、身体の動かし方を注意する
  • こういったことを踏まえて毎日ストレッチをすれば、身体は柔らかくなる

こういった内容をお伝えしていきました。

今回の内容が少しでも参考になればうれしく思います。最後まで読んでいただいてありがとうございました!

伊藤出(いとう いずる)

パーソナルトレーナーの31歳。身体の悩みを改善するための情報を発信しています。板前→沖縄でジムのインストラクター→女性専門のサロン→独立(パーソナルジムIzuruStyleオープン)。

【指導経歴】
STORY・VERY読者モデル、アナウンサー、宝塚歌劇団員の元専属トレーナー。神戸女子大学ラクロス部、三菱重工業神戸在籍野球選手の専属トレーナー。

>>プロフィール詳細
>>IzuruStyleについて
>>コース一覧
>>お客様の感想
>>無料体験
>>お問い合わせ

  1. お尻の引き締めを目的とした筋トレ方法10選を紹介【美尻の作り方】

    お尻の引き締めを目的とした筋トレ方法10選を紹介【美尻の…

  2. ラットプルダウンのやり方・フォームを解説【効果的に鍛える…

  3. 【ベンチプレスのやり方】肩を痛めるフォームや改善方法も解…

  4. 美脚になる方法をパーソナルトレーナーが解説【女性必見です…

  5. ゴキブリ体操とは?効果・やり方・時間などを解説

  6. 有酸素運動で脚やせする6つの方法とポイントを解説

  7. 有酸素運動の効果を最大限に引き出すコツ・時間などを解説

  1. 太ももの前側がパンパンに張る原因・細く引き締める5ステップを解説

    太ももの前側がパンパンに張る原因・細く引き締める5ステッ…

  2. 太ももの外側がポコッと張り出す原因と5つの改善方法【筋トレ不要】

    太ももの外側がポコッと張り出す原因と5つの改善方法【筋ト…

  3. 下腹がぽっこり出る原因と解消する方法【ダイエットも行う】…

  4. 太ももの付け根が太い原因と細くする4つの方法

    太ももの付け根が太い原因と細くする4つの方法

  5. 二の腕が太い7つの原因と細く引き締める方法【循環を良くしよう】

    二の腕が太い7つの原因と細く引き締める方法【循環を良くし…

  1. おすすめのホットヨガスタジオ5選【シェイプアップにも効果…

  2. 【簡単】シェイプアップインナーを使ってお腹を引っ込める方…

  3. パーソナルトレーニングジムおすすめ8選

  4. トレーナーの僕がおすすめする着圧ソックス・レギンス3選