筋肉をつけたいと思うけど、体力がなくてしんどいことをすることに億劫になってしまう。だけど、筋肉はつけたい・・・。
そんな想いを抱えている女性の方もいると思いますが、どうすれば理想の身体に近づけ、健康になれるのでしょうか。筋肉をつけることが絶対条件なのでしょうか。そうではないと現場の経験からも感じています。
細すぎる身体が嫌で、もう少し筋肉をつけたいと思っている方、健康になりたいけどきついことをこなせる自信がない方は少し見方を変えていただき、筋肉を“つける”から“膨らませる”という発想をすれば、理想の身体に近づくことができるかもしれません。
今日はクライアントさんの身体の変化から感じる筋肉を膨らませること、健康についてお伝えしていきたいと思います。
こちらの記事も参考にしていただければと思います。
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筋肉をつけたいと思う女性へ
ダイエットをして体重を落とせば理想の身体になれるのでは・・・そう考えている方もいると思いますが、最近はダイエットではなく、シェイプアップを目的として、脚のこの部分を引き締めたり、二の腕を細くしたいと思い、トレーニングに意識が向いている方も増えてきています。
ダイエットをしたけど、理想の身体にはなれなかった、少しやつれた感じに仕上がってしまった、細すぎる身体は不健康に見えて、あまり人に見られたくない。
そんな経験や想いから筋肉をつけていきたいと考える方もいると思いますが、ここではまずご自身がどのような姿になれば納得できるか、理想に近づけたと感じることができるでしょうか?
この辺りを改めて整理していただければと思います。
そして、筋肉はつけなくても、今ある筋肉を膨らませることができれば見た目もある程度変化させることができます。もし、あばら骨が見えてしまうことを気にされている場合、筋肉を膨らませることでそれをある程度見えにくくすることができます。
パンツを履いたときのぶかぶか感も筋肉を膨らませることである程度改善することができます。筋肉を膨らませて身体を変えるという考え方をここからお伝えしていきたいと思います。
なぜ筋肉を膨らませることができるのか?
なぜ筋肉をつけなくても膨らませることができるのでしょうか?それは、現代人の生活と大いに関係があります。2種類のパターンがあり、どちらのパターンも筋肉を緩めることで筋肉に適度な膨らみが出てきて、筋肉は弾力を持つようになります。
本来人間が持つ筋肉は適度な弾力を持ち、柔らかいものです。それを知ろうと思えば、生まれたての赤ちゃんの身体を触るとわかりやすいと思います。
赤ちゃんの筋肉は小さいながらも、非常に柔らかくフワフワしています。当然ながら筋肉を過度に使っておらず、人間本来の筋肉の状態と言えます。長い年月筋肉を使い続け、そして大人になると仕事なり、家事をし、時間を過ごしていきます。
その中で過度に筋肉を使い続けてしまい、筋肉が硬くなる。またもうひとつのパターンとしては、筋肉を使わなくなることで筋肉が萎縮してしまい、この場合も硬くなります。
- 筋肉は使いすぎると硬くなる
- 筋肉は使わなさすぎても硬くなる
人間本来の筋肉の柔らかさの状態から離れてしまう主な原因は、この2つです。
現代人は、本来あるべき筋肉の状態ではない方が多く、身体が細すぎて悩んでいる方の筋肉は非常に硬い傾向があります。というよりもほとんどの方の筋肉は硬い状態だといえます。
本来の筋肉の状態に近づけるためには筋肉を緩めることです。筋肉を緩めると弾力が出て筋肉が膨らんだ状態になるため、筋肉をつけなくても見た目の改善が起こるということです。
筋肉を膨らませる方法
言葉だけでは、なんとなくイメージはできるかもしれませんが、実際に身体の変化を感じていただくことの方が理解しやすいと思いますので、例をあげてご紹介していきたいと思います。
前腕の筋肉を膨らませる
この記事を読まれている方は、出勤前か帰宅前、もしくは・・・仕事中(笑)の方もいると思いますので、できるだけ目立たないようにできる方法でご紹介していきたいと思います。
まず、前腕の太さ、硬さなどを左右で比べ現状を確認してください。
確認ができると利き腕を行っていきたいと思いますが、まず息を軽くハア、と吐きながら軽く手を握っていきます。
これを20回行います。20回終わっても、前腕がパンパンに張らないように軽く行います。
20回できると、動かした前腕部分に手を触れて、呼吸(鼻から息を吸って、口から吐く)を3回行います。
それが終わると、腕をだらんとした状態で手首をブラブラ揺らしていき、前腕の筋肉を緩めていきます。
この流れを3セット行い、終わった後に前腕の筋肉の膨らみ具合を確認してみてください。おそらく冒頭からお伝えしている筋肉が膨らむということが理解していただけると思います。
ここで実践していただいたことを、身体の各部位、もしくはご自身が細いなと感じる部位で行うことで適度に筋肉が膨らみ、身体が変わっていきます。
ある程度筋肉へ刺激を加える
上記ではわかりやすく実感していただくために、例として挙げましたが、バストやヒップなどを膨らませるためには、ある程度筋肉に刺激を加えていきます。
この刺激というのは、ある程度負荷を用いてエクササイズを行っていきますが、このエクササイズで筋肉を収縮-膨張させるようなイメージで行っていきます。
仰向けになり、両膝を立て、脚は肩幅ぐらいに開きます。
そこからお尻を持ち上げ、肩から膝が一直線になるまで上げたところからスタートします。
地面にお尻がつく手前、もしくはお尻を地面でバウンドさせるようにポンッと切り返してお尻を持ち上げます。そのときお尻を持ち上げるときに息を吐きながら持ち上げます。
このエクササイズでは太ももの裏やお尻に刺激が加わります。これを20回行い、終わると両脚を伸ばしお尻に手を置き、呼吸を3回行います。
それが終わると脚を左右に転がすようにぶらんぶらんと動かし、筋肉を緩めていきます。
このエクササイズを行っていただくときは、上半身などが負荷となって筋肉に刺激を与えることができますが、切り返すような動作があるため、このときに刺激を受けるのは主に速筋と言われる白い筋肉です。
速筋に刺激を加えることで、筋肉は膨らみやすくなるため、繰り返すようなクイック的な動きを使ったり、ある程度負荷を用いて筋肉に刺激を加えていきます。このエクササイズを終わったあとでお尻を触るとわかると思いますが、お尻のサイズが少し大きくなっていることがわかると思います。
クライアントさんの場合、履いていたパンツが少し緩まったため、このようなエクササイズをすることでその緩い感じが気にならなくなり、非常に健康体に見えるようになりました。
循環を維持するために日頃行ったこと
週1回のセッションで上記で紹介したようなことを、全身で行い筋肉を膨らませていきました。
この状態を維持するために日頃は、ご自身でできる循環を良くする方法をお伝えし実践していただきました。
実践していただいたことは、血管やリンパ管を刺激し、循環を良くするような内容ですが、これらの循環が良くなると筋肉も緩みます。逆に筋肉を緩めることで循環もよくなります。
このようにセッションと日頃の習慣によって筋肉が柔らかくなり、弾力も出てきたため身体全体が膨らんで見え、細すぎるという印象から適度に細くて健康体というような印象に変わりました。
また夜中に目が覚めていたそうですが、それもなくなり、朝起きると身体も軽くすっきりして起きれるようになったそうです。
筋肉をつけたいと思う方は筋肉をつけることも選択肢のひとつ
ここまでは筋肉を鍛えるというよりも、膨らませるためには筋肉を緩めることが必要だということをお伝えしてきました。
ただ、筋肉を鍛えることで筋肉がつき、結果以前細すぎた身体は変化し、浮き出ていた骨が目立たなくすることも可能です。
女性であってもハードなトレーニングが好きだという方は、ハードにトレーニングすることで筋肉がつき、身体も変わっていきます。
だけど、トレーニング未経験の女性の場合、ハードなトレーニングを週2回行うこと、そのしんどさに耐えられるかということを考えると、ハードにトレーニングを続けるということは難しいものだと思います。
この辺りを整理しつつ、自分にとってどのような刺激の加え方が今の自分には適切なのかを判断していき、それを継続的に行っていくことが一番重要なことだと思います。
筋肉を膨らませることも、筋肉をつけることもどちらも間違いではありませんし、どちらが良いということでもありません。本当は両方をうまく組み合わせることがベストな選択なのかもしれません。
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まとめ
今日は筋肉をつけたい女性に向けて書いていきましたが、細くなりたいと思う一歩、細すぎて少し自分の身体が貧相に思えてしまって悩むという方もいます。
理想はそれぞれ違うと思いますが、どちらも考え方を整理してから取り組むとその後の結果も良い方向へ向かうと思います。
一番避けたいことはただがむしゃらにすること、しんどいことを求めてしまうだけでは思ったような結果は得られません。筋肉をつけることはしんどいこともありますが、一番重要なことは適切な刺激を加えることです。
筋肉を膨らませるという発想を持ち、自分の理想の身体に近づけるヒントになればうれしく思います。
では最後に今日のまとめをお伝えしていきたいと思います。
- 現代人は静物化し筋肉が硬くなっている
- 硬くなった筋肉は緩めると膨らむ
- 筋肉が膨らむと健康的に見える
- 細すぎて悩む方は、筋肉をつけるだけではなく膨らませることも考えられる
このような内容でお送りしていきました。
今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。