お腹(ウエスト)

ウエストを引き締める|1ヶ月で7.4cmのサイズダウンから見るシェイプアップについて

ウエストを引き締めるためには、なぜウエストが太くなり、たるんでしまったのか、その理由を考え、原因を明確にする必要があります。

その原因がわかれば、腹筋をしなくてもウエストを細くすることができます。

クライアントさんのお一人が1ヶ月で7.4cmのサイズダウンができたというのは、非常に驚きましたが、この記事からお伝えしたいことはみなさんの身体に当てはめたとき、どのようにウエストを引き締めるか、そのイメージを持つきっかけになればと思います。

ウエストを引き締めるためには、胸郭を引き上げる、立ち方を変える、循環の改善を行う、筋肉を緩める、これらをうまく組み合わせることです。

今日はウエストを引き締める考え方についてお伝えしていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/crunch-shape”]

 

ウエストを引き締める考え方とは?

どうすればウエストを引き締めることができるのか?その答えを手っ取り早く聞きたいかもしれませんが、ウエストを引き締めるためには、以下のようなことを考える必要があります。

これらを改善することでウエストを引き締めることができると考えていますが、そもそも今ご自身の身体はどのような状態にあるのか、それを理解しないとどういう手段を選択すればいいのかがわかりません。

基本的に現状としてウエストを引き締める場合、このような考えを軸にして身体に刺激を与えていきます。

 

クライアントさんの現状について

今回ウエストが7.4cmサイズダウンできたクライアントさんの現状について少し整理しておきたいと思います。

※この記事はご本人の許可を得て作成しています。

目的について

以前ダイエットをしており、ジムなどで行った結果約6~7kg体重は落ち、身体もそれなりに変化をしたそうですが、下半身についてはほとんど変化がなく、今回Izuru Styleに来られました。

お身体を見てみると、上半身と下半身の差が大きく、歩くだけで内ももがすれて歩くのもつらいという状態でした。

目的の詳細については以下のようなことでした。

  • 全身のシェイプアップ
  • 下半身と上半身のバランスを良くする
  • 歪みの改善

このような目的を持ってセッションをスタートしていきました。

身体の状態

身体の状態としては、非常に身体が硬く、疲れやすい。全体的にむくんで膨らんでいるような印象を受けました。詳細についてはこのようなことが気になりました。

  • 筋肉が硬く、張っている
  • 循環が悪く、末端は冷たい(冷え性)
  • ストレスも多く、神経質
  • 便秘は特になし
  • 身体は非常にむくんでいる
  • 全体的に歪みがある

生活習慣

基本的には仕事をされているため、仕事が軸となっていますが、主婦のため仕事が終われば、料理や家事をして、休みの日も家事に追われているそうです。

ただ、時間がないのかと言えばそうではなく、だらだらとすごしがち。

身体を動かすよりもテレビを見ながらスナック菓子をパクパク・・・。

仕事も動くような仕事ではないため、静物化が進んでしまっている状態でした。

 

ウエストや下半身を引き締めるために行ったこと

クライアントさんの目的はウエストと限定しているのではなく、全身を引き締め、その中で下半身との差をなくしたいという目的が一番にありました。

結果論としては一番ウエストが引き締まっていますが、部分的な引き締めを目的としている方にもいつもお伝えしますが、部分だけを引き締めるのではなく、全身が引き締まれば部分も引き締まります。

そのためセッションで行うことも全身に刺激を与えるようなメニューとなっています。

身体を動かしながら筋肉を緩める

まず行ったのは、身体を動かしながら筋肉を緩めることです。筋肉を緩めるためには、クライアントさんに仰向けに寝ていただき、その状態で身体調整をする形でもよかったのですが、一番は身体を動かすことに慣れてほしいということがありました。

セッション中に身体を動かし、それで身体の変化を感じることができると、家でもやろうという気持ちも起こりやすい。

セッションだけを考えるとこちらがするだけでも良かったのですが、先を見ると身体を動かす習慣をつけることが何よりも重要だと感じたため、動かしながら筋肉を緩めていきました。

骨盤、胸郭、頭部を動かし姿勢を整える

クライアントさんの頭部の位置は前方にズレ、背部が張っており、骨盤も後傾気味だったため、まずは座った状態でエクササイズを行っていきました。

ここでは、座り姿勢を整えるためと、胸郭を引き上げウエストを引き締める刺激を加えることを目的に行っていきました。

まず硬い板の上に座り、そこで坐骨を感じていただき、どこで座ればいいのかを認識していただきました。そのために行ったのが骨盤の前後傾をさせるエクササイズです。

まな板

坐骨はこの部分になります。

坐骨

椅子の上にまな板を敷き、その上に座った状態でまずは坐骨を感じていきます。

座り方

そしてその位置を確認したら、リラックスするように一度骨盤を後傾させます。

座り方

へそを前に軽く突き出すように先ほどの位置に戻り、この骨盤の前後傾を繰り返していきます。ある程度繰り返すと骨盤周囲が緩み、最初行っていたときよりも動かしやすくなり、さらに坐骨をより感じれるようになっていきます。胸郭のつき上げ

これができたら、次は胸郭を引き上げる動きをプラスしていきました。

へそを前に軽く突き出した状態で、次は胸郭を息を吐きながら引き上げます。

このイメージがしづらい方は、肋骨を持ち上げるようなイメージで行ってみてください。そうすると身体は縦に伸びてきます。

このような動きの後に頭部の動きを加えていきます。

このような動きを繰り返し座り姿勢を整えていきましたが、行っているときには息を吐きながらすべて軽く動かしているので筋肉も緩み、胸郭の位置も引きあがった状態になるので、ここである程度ウエストに変化を感じられるようになっていました。

肩周りなどを動かし、バンザイするようなエクササイズを行う

座り姿勢が良くなったところで、次はその姿勢を維持しながら肩周りや脊柱を動かし上半身を緩めていきました。

そして、上半身の動きが良くなってくると次に軽めのダンベルを持ち、再度胸郭を引き上げるエクササイズを行っていきました。

ダンベルプレス

またこのようなエクササイズをし、セット間には呼吸をしてから肩を揺らすような動きも加えていきました。

肩こり

このように肩を上下させることで上半身の筋肉が緩み、緊張してた筋肉がふんわり柔らかい膨らみを持つように変化してきました。

仰向けで両膝を倒して背部を緩める

次に行ったのは、ベットに仰向けになり、その状態で立てた両膝を気持ちいいと感じるところまで倒し、背部の筋肉を緩めていきました。

膝倒し

膝の高さを90度前後にして膝倒しをすると、胸椎と言って脇当たりの高さにある背骨まで刺激が加わりますし、120度ぐらいに膝をより曲げた状態では腰椎に刺激が加わりやすいため、この膝倒しではさまざまな角度で行っていきました。

腹部への刺激

腹部への刺激は、こちらが直接腹部を圧迫して刺激をしたり、クライアントさん自身に手をお腹に置いてもらい、その状態で膝を引きつけるような動きを使って緩めていきました。

腸骨リンパ節を刺激

股関節の調整と鼠径部への刺激

まず鼠径部に手を置いていただき、その状態で股関節をさまざまな方向に動かし、鼠径部への刺激や股関節の調整を行っていきました。

鼠径リンパ節

連動

連動

連動

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下駄を履いてエクササイズ

下肢の調整ができると、再度椅子を使って立ち上がり、しゃがみ込みといういわゆるスクワットを行ったり、立つ・しゃがむということをバリ―ションをつけて動いていきました。

前傾から立つ

立ち方

こういったエクササイズのセット間は脚を揺らし、筋肉を緩めていきました。

足首を緩める

こういったスクワットのようなエクササイズを終えると再度ベットに移り足首回しをしたり、足首を動かして緩めていきました。

足首

本来はこれらだけではなく、他にも行っていることはありますが、基本的にはこのような流れを辿った後、最後に全身のリンパを刺激し、全身を揺らすようなことをしていきました。

これらが終わったと、最後に立っていただくと最初に比べ立ち方が変わっているため、この立ち方について指導し、日頃からは胸郭を引き上げながら過ごすことや、循環を維持するために家でできる簡単な体操などを伝えてセッションを終わりました。

このようなことを約1ヶ月続けると、このようなサイズの変化が起こりました。

セッション開始前 1ヶ月経過
体重 67.1kg 体重 64.5kg(-2.6kg)
体脂肪率 38.7% 体脂肪率 37.1%(-1.6%)
筋肉量 38.7kg 筋肉量 38.2kg(-0.5kg)
ウエスト 81.5cm ウエスト 74.1cm(-7.4cm)
上腕 32cm 上腕 29cm(-3cm)
太もも付け根 66cm 太もも付け根 62.4cm(-3.6cm)
膝上 49cm 膝上 47.1cm(-1.9cm)
ふくらはぎ 40cm ふくらはぎ 38.4cm(-1.6cm)

結果は非常に良く、まだ1ヶ月しか経っていませんがこのような刺激の加え方を継続的に行い、結果を追っていきたいと思います。

 

ウエストを引き締めるための具体的な考え方について

ここまでは実際にクライアントさんに行ったメニューの詳細をお伝えしていきましたが、ここから考え方についてお伝えしていきたいと思います。

ウエストを引き締めるためには、一般的には腹筋をしたり、ダイエットをするというようなことが言われますが、実際はそれだけでは思ったような成果を得ることができない可能性があります。

先ほどもお伝えしましたが、ウエストが太くなってしまう原因は、さまざまであり立ち方、循環などの問題も関係があります。

立ち方、循環などがなぜウエストを太く、たるませる原因になるのでしょうか?

ウエストを引き締める考え方-立ち方

立っているときにお腹がポッコリ出ているなと感じる場合、立ち方が影響している可能性があります。

もし立ち方の影響を受けてお腹が出ている場合、仰向けに寝てみるとポッコリお腹が気にならなかったりします。

このような場合は、お腹が出てしまうように立っているということです。これをもう少し具体的に見ていきたいと思います。

まずは、この立ち方。

お腹を凹ませる

お腹がポコッと出ているのがわかるでしょうか?続いてはこちら。

立ち方

お腹の膨らみというか、張り感が違うのがわかるでしょうか?これは立ち方の影響を受けて、お腹の見え方が異なるということです。

このような場合は、立ち方を改善すればお腹は引き締まります。

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ウエストを引き締める考え方-循環の改善を行う

人間の身体には、血管とリンパ管という管があり、リンパ管の中に流れる液体をリンパ液と言います。このリンパ液が滞ってしまうことでむくみが起こりますが、人間のリンパ液の8割は乳び槽と言われるみぞおちあたりを境に、下半身に主に溜まっています。

この乳び槽には小腸から吸収された脂肪分は一度、この乳び槽に入ってきて、リンパ液と混ざります。そのため、乳び槽に溜まっているリンパ液は白く濁っていることから乳び、乳白色をした液体が浴槽のような場所に溜まる。

それが名前の由来になっているそうです。

リンパ液や体液の循環が悪いと腹部にも溜まってしまい、それが原因でお腹が膨れることもあります。この循環の改善をすることでお腹を引き締めることができます。

乳び槽を刺激

ウエストを引き締める考え方-胸郭を引き上げる

腹筋をしなくてもウエストを引き締めることができるというのは、つぶれた空き缶をイメージしていただくとわかりやすいと思います。

縦につぶれた空き缶は、高さこそありませんが、少し広がってつぶれます。人間の身体も同じで、背中を丸めるような姿勢になってしまうと、お腹にたるみが出てしまいます。

つぶれた空き缶を引き伸ばすようにすれば、周径囲も細くなるのと同じで、人間の身体も引き伸ばすような刺激を加えるとウエストを引き締めることができます。

ダンベルプレス

さらに大事なことはエクササイズで引き上げた胸郭を、日頃引き上げた位置で“維持”させることで、その位置をインプットし、それによって細く引き締まったウエストになることができます。

ただエクササイズを行うだけではなく、それを維持させることができればさらにウエストを引き締めることができます。

このようにウエストを引き締めるためには、ただ腹筋をするということではなく現状の身体の状態に合わせ、どのような刺激を加えることで変わるのかを考え、実行することで変化させることができます。

このように考えればウエストを引き締めることができるのではないでしょうか。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。今日はウエストを引き締めることをテーマに現場で行っていること、クライアントさんの結果から感じることなどをまとめていきました。

ウエストを引き締めるためには、ダイエットが必要だとか腹筋というイメージがあった方も少しイメージが変わるきっかけになればうれしく思います。

今日お伝えした内容をまとめるとこのようになります。

  • ウエストを引き締めるためのヒントは、脂肪、立ち方、循環、便秘の改善である
  • 脂肪組織は動くため、縦に身体を引き伸ばせばウエストは引き締まる
  • 腹筋をして身体を丸めても、あまり成果は得られない
  • 立ち方の問題でお腹が出ている場合、立ち方を変えるだけで引き締まる

このような内容でお送りしていきました。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

身体の引き締めを再考する|むくみ・歪み・循環を改善することでシェイプアップする

立ち方

身体を引き締めるためには、なぜたるんでいるのか、そういった原因を追究することが重要だと現場で感じますが、原因をみつけそれに対して方法を選択することで身体は引き締まっていきます。

ただダンベルを上げ下げするのではなく、なぜそのトレーニングを行うのか、なぜ○○をするのか。結果に嘘はなく、原因に対してきちんとした方法が選択できたとき、結果は出てきます。

今日は現場で感じた身体を引き締めるために必要なことをまとめていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

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[clink url=”http://izuru-style.co.jp/straight-leg”]

 

20代女性|事務職をされている方の現状

6月は週2回のペースで来られている女性がいらっしゃいますが、6月頭よりも全身が引き締まり、服のサイズもワンサイズ落ちて新しいサイズの洋服を着れるようになったそうです。

こういう客観的に変化を感じれると楽しいと思いますし、やる気も出やすいと思いますが、この方の身体は非常に硬く、便秘がちだったのが特徴でした。

体温は日によって異なりますが、低体温気味であり、時に35.5度を記録することもあり、循環不良などもありました。

少し身体の特徴をまとめておきたいと思います。ここであげることがたるみになっている原因や引き締まらない原因であり、これらを改善することで身体を引き締められることになりました。

ご覧になっている方もまずは、こういった現状を掴むことが身体を引き締めるために最初に行うことですので、少しご自身に置き換えながらお読みいただければと思います。

身体が硬い

まずこの方の特徴は、何よりも身体が硬く動きが硬くなってしまっていることです。

身体が硬いということは、筋肉が硬く弾力がない状態です。このような状態では、血流やリンパの流れも悪く、循環不良の状態となり、細胞内の代謝がうまくできていないことが考えられます。

細胞は、酸素や栄養素を摂り込み、二酸化炭素や老廃物を吐き出し、リンパの流れなどによって循環し、代謝されます。ただ筋肉が硬いとそれがうまくできない状態になるため、不要物が体内に滞ってしまいます。

このような状態では身体がむくんでしまい膨らんだ状態になってしまいます。これがご自身の中で“普通”だと感じている場合、筋肉を緩め循環の改善を行うことで身体はしぼんでいきます。

これも身体を引き締める上で知っておきたいことになります。

むくみがある

これは上記と同じような状態ですが、むくみがある場合、これは組織内で組織液が滞ってしまうために起こるものであり、むくみがあると身体は膨らんだ状態となります。

むくみが長期的にある箇所の皮下脂肪はつきやすくなると研究でわかってきており、むくみ改善をすることは身体を引き締める上でも重要です。

この方の場合、事務職で座りっぱなしということもあり、また仕事中はパソコンに集中するためほとんど身体を動かさず、休みの日もあまり動かないという生活が続いているため、むくみがちになっていました。

むくみ

便秘である

1週間で2回ほどしか便が出ておらず、お腹もパンパンに張っている状態でした。先ほどからお伝えしているリンパや循環の話にも共通することですが、便秘があり、お腹が詰まっているとそれよりも下の骨盤、脚などについてはどうしても循環が改善されません。

お腹で止められるようなイメージとなってしまうため、この便秘を改善することは下半身やお腹をシェイプアップさせるうえでも改善しておきたいことです。

そもそもなぜ便秘になるのか?この方の場合は、身体の硬さや循環不良が原因として考えられ、後にお伝えしますが、腸への刺激や全身を緩めることで便通も改善し、1日1回のリズムで便が出るようになっていきました。

便秘

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/stress”]

冷え性である

循環不良があり低体温ですので、ある意味当然と言えば当然ですが、この方は冷え性にも悩まされていました。

冷え性

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/hypothermia”]

運動不足で身体をほとんど動かさない

以前まで週1回のペースでセッションを受けられていましたが、それ以外は動くのが少し億劫になってしまい動かない生活になっていましたが、週2回のセッションを行うようになり、身体の変化もよりわかるようになり、普段も身体を動かす習慣がついてきました。

身体を動かすといっても、仕事中に身体を揺すったり、肩を上下に動かしたり、簡単にできるようなことばかりをお伝えし、それを継続的に実践されるようになりました。

それまでは仕事中は動かない、日頃も動かない生活だったため、それが結果的に筋肉を硬くし、むくみや循環不良につながっていったと考えられます。

肩こり

細かい部分ではまだ原因として考えられることがありましたが、こういった身体は膨らむ、たるむ原因が考えられたため、これらを改善することで身体は引き締まると考え、セッションを行っていきました。

鍛えることよりも身体を気持ちよく動かしたり、揺すったり、エクササイズをしたり、というある意味楽に動くことを中心に行っていきました。それだけでも結果として1ヶ月で身体は引き締まってきています。

ここからは具体的にどのようなことを実践したのかをお伝えしていきたいと思います。

 

身体を引き締めるためにセッションで行ったこと

この方とのセッションは、1時間適度に身体を動かし続けたり、調整を行ったり、呼吸を挟んだりしていきました。

イメージとしては上から下に向かって順に進んでいきます。

肩周りや骨盤、脊柱を動かし上半身を緩めていく

まず行ったのは、肩周りを動かして首や背中、胸などの筋肉を緩めていくことです。

筋肉を緩める目的ですので、一生懸命にやるのではなく、ある意味適当に、楽に動かすように腕をいろんな方向に動かし、筋肉を緩めていきます。

体操

これが終わると、骨盤と脊柱を動かし、周囲の筋肉を緩めていきました。肩周りのときもそうですが、動かすと同時に息を「はぁ。」と軽く吐きながら動かします。

呼吸を行いながら動かすことで、細胞内での取り込み、排出がされ、力も抜きやすいため呼吸を使いながら身体を動かしていきます。

骨盤を前後傾させたり、胸椎を前後弯させたり、回旋したり、身体の機能を基にさまざまな動きを行いながら筋肉を緩めていきました。

回旋

こういった上半身の動きを行い、この時点でも上半身は少し引き締まってきていました。

バストアップをさせる

上半身が緩んだところで、次はウエストを引き締める目的で縦に伸びるような刺激を加えたり、ご自身が目指すバストアップをイメージし刺激を加えていきました。

この方の場合、バストは引き上げるというイメージよりも形を整えたいということで、胸の上部よりも内側に刺激を加える方が適切だと感じ、軽めのプレートを持って、ダンベルフライを行い、胸の内側に刺激を加えていきました。

ダンベルフライ ダンベルフライ

セット間は筋肉を揺らして緩め、適度な膨らみが出るようにしていきました。

またこのエクササイズが終わったタイミングでクライアントさんの手をお借りし、脇の下から脂肪を内側に寄せて呼吸をし、脂肪組織を移動させていきました。

これだけでもバストの形に変化があり、ご本人もやっている意図が理解できたそうで、ひとつひとつ納得できて取り組めたそうです。

腸へ刺激を加える

続いて行ったのは、便秘があるため腸への刺激を行っていきました。

便秘になると横行結腸、下行結腸、などが細くなり便通が悪くなると言われているため、それらを刺激するために身体を捻ったり、引き伸ばしたり、縮めたりするエクササイズを行っていきました。

ローテーション

ダンベルプレス

このエクササイズの後に、仰向けになり両膝を立てて左右へ倒したり、両手をお腹の上に置いた状態で呼吸をしながら膝を胸の方へ引きつけたりし、お腹を刺激していきました。

膝倒し

レッグレイズ

 

リンパ節を刺激しつつ、関節を動かし下肢全体を緩めていく

下肢については、まず鼠径部に手を置いていただき呼吸を繰り返していきます。そして、その流れで僕が股関節を動かし、緩めていきました。

また股関節についてはさまざまなパターンの動きを活用して緩めていきます。

鼠径リンパ節

連動

股関節のさまざまな動きを行った後、下肢の連動を行い、下肢全体を整えていきました。

ここから立ち上がり、しゃがむ、立ちといういわゆるスクワットをいくつかの種類を行い、筋肉のポンプ作用を活用していきました。ここまでくると身体全体の引き締まりもよくわかるようになってきて、全体がしぼんだ状態になっていました。

このスクワットもセット間には脚の筋肉を揺らすような刺激を加え緩めていきました。

全身への刺激と呼吸で終了

スクワットが終われば最後にベットに仰向けになっていただき、足元から全身を揺らすような刺激を2分ほど加え、最後に深呼吸を行いセッションを終了しました。

このような一連の流れを1時間の中で行い、上記の原因である循環不良や便秘、むくみなどの改善に必要な刺激を加えていきました。

エクササイズはできるだけ筋肉を緊張させないような刺激を加えているため、疲労困憊という感覚はなく、気持ちよく終わるため爽快感が生まれてセッションが終了という流れになりました。

 

鍛えることが先行するのではなく、原因によって内容は異なる

上記の内容は大まかにまとめていますが、実際にはひとつひとつ説明をしながら、基本的にはシンプルなものばかりですので、テンポよく進んでいきます。

改めてお伝えすることですが、上記のような鍛えなくても身体が引き締まっていくのは、そもそもなぜ身体が膨らんでいたのか、その原因に対して刺激を加えたためです。

こういったことができれば鍛えることよりも身体が引き締まり、身体の状態も良くなっていきます。

実際に1ヶ月で行った変化をまとめていきたいと思います。

便秘の改善がされた

これまで長い間悩まされてきた便秘が最近は調子が良く、便通が良い状態が続いています。これはご本人も喜んでましたが、便秘が改善されたことでお腹の不快感も改善され、気持ちよく過ごすこともできているそうです。

今回のことからもお腹を引き締まる場合、便秘があったり、循環の悪さがある場合は、これらを改善することもシェイプアップになると感じました。

体温も36.2~3度を維持している

35度台を計測することも続いていましたが、6月下旬に何度か計測した際には、36.2~3度を維持することができています。

低体温になることは、自律神経のバランスの乱れが考えられ、これを整えることで代謝を上げることができると考えられます。

体温が上昇することは女性にとっては特に大切なことです。

身体全体が引き締まってきている

毎度セッション後には、セッション前と比べると身体は引き締まり、変化を感じていただけますが、これを継続的に行うことでもさらに身体は引き締まっていきました。

お腹のたるみは目立っていましたが、今は引き締まってあまり目立たなくなってきています。

この1ヶ月間はダイエットは行っておらず、食事の変化していません。それでもこれだけ変化していますので、改めてダイエットとシェイプアップを理解し、お伝えしていく必要があると感じます。

脚のサイズも引き締まってきており、洋服のサイズも1サイズダウンして喜ばれていました。

筋肉が柔らかくなり、疲労感も軽減されてきている

以前は毎日のように眠さやだるさがあったそうですが、これらに改善がみられています。

元気になったような、爽快感も出てきており、以前よりも表情は明るくなってきているように感じます。

筋肉も柔らかくなり、以前感じていた肩の張りも落ち着き、適度な弾力が出ているように感じます。

むくみもマシになってきた

循環の改善を行ってきたため、むくみも軽減されてきており、それがサイズダウンにつながっていると思います。

ふくらはぎのパンパンさも感じられなくなり、まだ少し硬さはありますが、以前に比べると柔らかくなってきています。

このように1ヶ月のセッションを通じて、クライアントさんも、僕自身も身体の変化を感じることができ、安心したのとうれしい気持ちです。2ヶ月目も同じように変化を出し続けてたいなと思います。

 

見方を変えていただきたい。すべては今がベースになる

Izuru Styleに来られるクライアントさんは、「どうやったら痩せられますか?」などと方法論を聞いてこられる方はいません。

ブログの内容から個人によって方法は異なることを理解されているため、そういった方法論の話よりも「今の自分の身体なぜこうなっているかみてほしい」と相談に来られる方ばかりです。

今悩んでいる方は、その身体はこれまでの積み重ねで作られたため、その経過を知ることが改善のヒントになります。

新しい情報を手に入れることよりも、まず今のご自身がベースであり、この現状を変えるためにどうすればいいのかを考えるためには、まずなぜ脂肪がついてしまったのか、脚が太くなったのか、そういった原因を考えることが必要です。

原因が分かれば後はそれに対して方法を選択すればいいですので、何度もお伝えしていますが、まずはご自身の身体を知っていただくことが身体を変える第一歩目だと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?身体を引き締めるためにはただただ身体を鍛えるという発想では思ったような結果を得られないというか、ある意味いちかばちかのような選択です。

もっと原因に目を向ける必要があります。そうすると、もっと的確に方法が選択でき、時間の無駄もなくなり、1回のセッションでも身体の変化を感じることができます。

結果に嘘はないという言葉通り、原因と方法が合っていればそれなりの結果が出てきます。

少しでもこのブログからもその原因の発見につながる情報がお伝えできればと思っていますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

下腹部の筋トレが必ずしもお腹を凹ませる方法とは限らない理由

上半身は細いけど、なぜか下腹部だけポッコリ出ている。もしかして胃下垂・・・?そんなことを考えている方はいませんか?

下腹部が出ているならば筋トレをせよ!そんな考えが頭を駆け巡りそうですが、おそらく結果は思ったようにはいかない。なぜでしょうか?

それは筋トレをするから下腹部が引き締まるのではなく、便秘の改善、立ち方、脂肪が多い、骨盤が開いている、それぞれに対して対応する必要があります。

今日は下腹部をどうすれば引き締められるのかまとめていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/crunch-shape”]

 

下腹部が出てしまう理由

そもそも下腹部はなぜ出てしまうのでしょうか?それはこのような原因が考えられます。

脂肪が多い

これは一般的ですが、食べ過ぎたり運動不足が過度に続いてしまうと当然脂肪が溜まってきてしまいます。

摂取エネルギー>消費エネルギーの関係になってしまうと太ります。

そうなると脂肪がつき下腹部だけではなく、全身に脂肪がついてしまいます。この脂肪のつきすぎは下腹部が出てしまう原因となります。

肥満

立ち方が悪い

言い換えると、下腹部が出るように立っているということです。上半身は細いけど、下腹部だけがポッコリ出ていて気になるという女性では、多くの場合、この立ち方が問題となっています。

お腹を凹ませる

便秘やつまりがある

循環不良、身体の中でつまりなどがあれば老廃物などが体内に溜まってしまい、下腹部あたりがポッコリ出てしまいます。

便秘

骨盤が開いている

産後の女性の場合、骨盤が開き内臓が下がってきてしまうと下腹部がポコッと出たようなお腹になってしまいます。

骨盤が開いてしまっても、下腹部は出てきてしまいます。

出産

病的な原因

これは可能性としては上記に比べると低くなりますが、病的なことが原因で下腹部がポコッと張り出てしまうこともあります。

もし疑いがある方は、医師にご相談ください。

病気

他にも考えられる原因はあると思いますが、まず考えられる原因は上記のようなことになります。ではこれらに対してどのような方法で改善が図られているのでしょうか?

一般的に行われることを少し見ていきたいと思います。

 

一般的に行われる下腹部を引き締める方法

みなさんがもし下腹部を引き締めるとすればどのような方法をイメージしますか?一番はやはり腹筋かもしれませんね。

それも全く効果がないわけではないんですが、かなりきついですし、効率が悪い。でも一般的にはそれがある意味普通で、このようなエクササイズが行われていると思います。

レッグレイズ

  • 仰向けになり、両膝を伸ばす
  • そこから膝を胸に引きつけ、お尻が少し浮くぐらいまで骨盤を後傾させる

レッグレイズ

クランチ

  • 股関節、膝関節を90度にして保持する
  • 身体を丸めるように起こしていく

クランチ

ドローイン

  • 仰向けの状態で、鼻から息を吸い口から息を吐く
  • このときお腹を凹ませながら息を強く吐き切る

ドローイン

このようなエクササイズが主にされていると思いますが、方法としてはどれもいいと思いますが、下腹部を引き締めるという目的であれば結果が出るかどうかは原因次第になります。

原因によって方法が異なるということは常々お伝えしていますが、立ち方が悪ければ立ち方を変えれば下腹部は引き締まります。このようにただ上記のようなエクササイズをするという前提があれば、うまく結果が出ないのは当然です。

筋トレが必ずしも必要なわけではなく、原因によって適切に方法を選択をすれば結果もその通りになり、良い結果となります。

では原因別に見ていけば、どのように考え、どのような方法をすればいいのかお伝えしていきたいと思います。

 

原因別に見る下腹部を引き締める考え方と方法について

ここからはできるだけみなさんの生活に役立てればと思っていますので、詳しくお伝えしていきたいと思います。

脂肪が多い-習慣を変える

脂肪が多い場合、これは現在行っている生活全体が脂肪が多くなってしまう生活になっているはずです。生活習慣に問題があります。

まず生活全体を見直す必要がありますが、なんとなく思い返すというよりも客観的に目にしやすいように紙に書き出す方がいいと思います。

紙に書き出すとクライアントさんもそうですが、「意外と動いていない」とか「ゴロゴロしすぎ」といろんな気づきがあります。この気づきが重要で、いつも通りの生活を送ってしまうと脂肪が多いままになってしまう。

そういう生活を変える必要がありますが、それにはまず現状を把握することです。

把握して何が原因で脂肪が多くなっているのかをみつけます。主には、

  • 運動不足
  • 食べすぎ

このどちらかになるか、両方とも思い当たるのか、それによってどう生活を変えていけばいいのかが分かってきます。

ここでよくやりがちなのが、スタートダッシュをしてしまおうとすることです。いきなりペースを飛ばしてしまうと後が続きません。

少しずつならすように食事制限なり運動を始めていくことが結果的に続けられるポイントだと思います。

食事

半日断食について

僕自身が以前ひとつの経験として行ったのが半日断食です。結果的に8kgのダイエットに成功しましたが、感想としては続けやすいものでした。

開始して1週間前後で身体がすっきりしてきて、頭も冴える感覚がありました。朝食を抜くことがベースとなっていますが、それも苦痛を感じることなく、お昼ご飯が楽しみになっていきました。

また他のクライアントさんの場合は、うまくステップを作ってダイエットを成功されました。

また糖質制限もせず、偏った食生活をすることなく続けられましたので、あれが食べない!など強い欲求が出ることもありませんでした。

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立ち方が悪い-立ち方を理解する

立ち方が悪いとお腹がポコッと出たような見た目になってしまいます。

こういう方はお腹が出ない立ち方に変える必要があります。

お腹を出すように立ってしまうひとつの原因は、台所や立ち仕事をしている時に台にお腹を当ててしまうことが挙げられます。

このときの姿勢はこのようになりがちです。

立ち方

へそを前に突き出し、体重を足ではなく台に預けるような立ち方をしています。そうすると、このような姿勢がインプットされ、何もないところで立ってもお腹が出てしまうような姿勢になります。

立ち方のベースは骨で立つ感覚を掴むことです。脛骨の真下に体重支持ポイントを置くことで3点支持ができる。

そして、若干膝は曲がり、骨盤は前傾気味。胸を張らず、少し前に出た肩と、全体の中心に頭部がくるようになれば緊張のない状態で立つことができます。

立ち方

このような立ち方ができればこれだけで下腹部を引き締めることができます。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/standing”]

便秘-腸を刺激し、食事を改める

長年便秘に悩まされている女性も多いのではないでしょうか。便秘は食事やストレス、さまざまなことが原因で起こりがちです。

便秘になると、腸が細くなり、通りが悪くなります。この辺りを少し見ていきたいと思います。

まず腸は部分によって名前が異なり、このような名前がついています。

腸

便は左から、

  • 上行結腸
  • 横行結腸
  • 下行結腸
  • S字結腸
  • 直腸

という順に流れ肛門をから排出されるのが一連の流れになります。

便秘になったときは、横行結腸と下行結腸のサイズが細くなり通りが悪くなってしまうことから、このサイズを元に戻す刺激を加えることが便秘改善になるのではないかと考えています。

このような流れを理解すると、昔から言われるのの字にお腹を擦りなさいと言われる理由がなんとなくわかる気がします。

お腹への刺激ですが、呼吸を行うこともひとつですし、呼吸を行いながらお腹に少し圧を加えるようなことをすれば腸の働きが良くなり、便秘に改善につながります。

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骨盤の開き-骨盤エクササイズを行う

産後の女性の場合、骨盤が開いてしまうことで内臓の位置が下がり、その結果下腹部が膨らんでいるような状態になることがあります。

このような状態の方は、骨盤の開きを元に戻すことが必要となりますが、ここで考える必要があるのは、骨盤が開くというのはそもそもどういう状態かということです。

出産をすると、このような形の骨盤は矢印の方向に開いていきます。

骨盤が開く

骨盤を締めるのであれば、この逆方向に閉じるようなことをする必要があります。

骨盤を締める

骨盤内の空洞には骨盤低筋群などが複雑に存在していますが、この骨盤低筋群を刺激することで、骨盤が閉じますので、このような筋肉に刺激を加えることで骨盤の開きも改善されると考えることができます。

骨盤低筋群や骨盤を締めるために関わる筋群は主にインナーマッスルというよばれる筋肉で、中の方にある小さな筋肉です。

このインナーマッスルにより刺激を加えるためには、この筋肉に意識を向けて行うことでより刺激を受けるとされています。

病的な原因‐医師に相談する

病的なことが原因でも下腹部が膨らんでしまうことがありますが、このような原因の場合はまず医師に相談して診断をしてもらうことです。

僕らのような立場であれば、何もできることがありませんが、まず医師に相談することが先決になります。

ここまで下腹部が出てしまう原因と、それぞれどのように考え改善をしていけばいいのかをまとめていきました。少しでも参考になれうれしく思います。

下腹部だけに限らず、お腹を引き締めるためには腹筋をするだけではなく、少し見方を変えることである意味楽にお腹を引き締めることができます。

それは身体を丸めるようなトレーニングをするのではなく、引き伸ばすトレーニングをすることでお腹を引き締めることができます。

ダンベルプレス

 

まとめ

下腹部のことで悩んでいる方、いかがでしたでしょうか?

下腹部を引き締める=腹筋という考え方から少し原因によって方法は異なるし、筋トレがすべてではないという考え方にシフトしていただけたでしょうか。

本当にご自身の身体を変えるのであれば、まず原因をみつけ、その原因を改善・解決できる方法を選択することが最善策です。

お腹を引き締める=○○というのでないと思います。この辺りも理解していただくと、身体を変えるために何をすればいいのかが見えてくるような気がします。

最後に今日のまとめをお伝えしていきたいと思います。

  • 下腹部が出てしまう原因は、脂肪、便秘、立ち方などさまざまな原因が考えられる
  • 引き締めるためには、一辺倒の答えではなくそれぞれ方法は異なる
  • 原因に対してアプローチできれば身体は変わる

このような内容でお送りしていきました。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

お腹を凹ませるには姿勢を整えること!脂肪燃焼だけではない理由

冬になればどこか安心感があり、自分の体型は隠れるから気が緩みがちかもしれませんね。そう、この冬の時期はおしゃれを楽しめる時期でもありますし、自分の身体のラインを人目から遠ざける期間にもなり、少しお腹のたるみなどがひどくなりやすい。

でもわかっていても、「見えないし、まだ春になればやればいいかなっ」って思って、春に後悔。そんなことを毎年していませんか?

今日はお腹を凹ませる目的でさまざまな取り組みを行っている方に向けてお伝えしていきたいと思います。時にお腹を凹ませるためには、筋トレでもなく、有酸素でもなく、姿勢を整えることでお腹を引き締めることができます。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

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お腹を凹ませることを考える前になぜ膨らみを感じるかを考える

クライアントさんとの会話で、まず最初に言われることは多くの場合、「どうすればお腹を凹ませることができますか?」ということで、これはお腹に限ったことではありませんが、ほとんどの場合 “○○するためにはどうすればいいのか” ということを聞かれます。

そこでクライアントさん自身は明確な答えを待っていると思いますし、読者の方もそうだと思います。

明確な答えを探してこのブログをご覧になっている方もいると思いますが、例えば友人に、「聞いて、あのさぁ好きな人がいるんだけど、どうしたらいいと思う?」と聞かれるとどう返答しますか?

これと似ていると思います。答えはいろいろだと思います。

  • 告白しちゃったら?
  • どうなんだろうね、好きなんだったら告白すれば?
  • ああ・・・そうなんだ。
  • 頑張ってよ!応援してる!

こんな返答などがありますが、ちょっと無責任ですよね。これを身体のことに置き換えて考えると、「お腹を凹ませたいんですけど、どうしたらいいですか?」と誰かにアドバイスを求めて、

  • 腹筋をすればいいと思いますよ!
  • インナーマッスルを鍛えると引き締まります!
  • 僕と頑張りましょう!

なんて返答は、すぐに出せるものではありません。これは無責任で、結果が出る人には出るし、出ない人は出ない。結果が出てもたまたまです。というのは、いつもお伝えしていますが、現状がわからないからなんとも言えません。

本当にその相談された人のことを考えているのであれば、

  • いつから出会ったの?
  • どんな人?
  • 何歳?
  • これからどうしていきたいの?
  • 一緒にいて楽しい?幸せ?

そういうのを聞いてから、「だったら○○したらいいんじゃない?」などの具体的なアドバイスができると思います。

 

お腹を凹ませるにはまずなぜ膨らみを感じるかを明確にする

お腹を凹ませるために、まず考えることがなぜお腹が膨らんでいるのかということです。

読者の方が独自で判断することができる場合と難しい場合があると思いますが、クライアントさんと話をしていると、お腹を凹ませたい=腹筋をするというイメージを持つ方が非常に多かったです。

今日は姿勢とお腹の膨らみの関連についてお伝えしていきますので、そこにフォーカスしてここから話を進めていきたいと思います。

お腹が膨らんでいると感じる方は、それを感じたときはどのような姿勢で感じたでしょうか?以前クライアントさんとのやり取りの中で、立った状態ではお腹が出ているから凹ませたくて、脂肪を燃やそうと考えていると言われていました。

考え方としては間違いではないと思いますが、この方の場合“仰向けになるとお腹の膨らみを感じない”ということを言われていました。

立っているとお腹が膨らんでいるように感じるが、仰向けだと感じないということはどういうことでしょうか。これは、お腹が膨らむように立っているということであり、立ち方の問題があるからお腹が膨らんだということです。

だとすれば立ち方を変えれば問題は解決するはずです。言葉だけでは少しイメージしづらいと思いますので、実際に画像を通じてお伝えしていきたいと思います。

 

立つとお腹が出る、仰向けだとお腹が出ない理由

立ち方の問題でお腹が膨らんでいる方は、膨らんでいるように見えるだけであって、脂肪が多いのではありません。そのため、ダイエットや有酸素運動をして、エネルギーを不足させてもある程度の変化は見えるかもしれませんが、思ったような効果は得られません。

ここで言っていることをもう少し具体的に見ていきたいと思います。

立ち方の問題でお腹が出る理由

まずはこちらをご覧ください。

立ち方 立ち方

このような立ち方をしている方は、お腹が膨らみ、実際に画像を見ても出ているのが分かると思います。元々はこのようなお腹をしています。

立ち方

見た目としてはこれだけの変化が出てしまいます。この変化を見ると姿勢がいかにお腹の膨らみに関与するかが理解していただけると思います。

続いて仰向けの状態になればこのようなお腹の状態になります。

仰向けの状態で見るお腹について

仰向けの状態で、お腹を見てみるとお腹は膨らんでいません。

立ち方

このような場合、お腹の膨らみは姿勢の問題ということが言えます。ただ、本来はもう少し身体のことを知っていく必要があります。

ここまでお伝えしたことは、立っているとお腹が出る、仰向けだとお腹は出ない。だからお腹が出るように立っている方のお腹を凹ませるためには、立ち方、姿勢を整える必要があるとお伝えしてきました。

ただ、脂肪が少なくても仰向けになればお腹が膨らんだままのことがあります。このひとつの原因が、腸腰筋が緊張していると骨盤は前傾し、お腹を突き出すような状態にするためお腹が膨らんでいるように見えます。

仰向けになるとき、両脚を伸ばしたままだと腸腰筋に緊張があれば骨盤が前傾してしまうためお腹は膨れたようになりますが、両膝を曲げれば腸腰筋は緩みますので、お腹の膨らみはなくなります。

両膝を立ててもお腹に柔らかい肉があればそれは脂肪ですので、運動、食事などで脂肪を減らす必要が出てきます。

ここでお伝えしたことを画像を使って見ていきたいと思います。

仰向けになり、両脚を伸ばしたままでお腹が膨らんでいる場合、腸腰筋が緊張しお腹が膨らんでいるように見える可能性があります。

お腹

このような場合、両膝を曲げると骨盤の前傾は戻り、お腹の膨らみがなくなります。

立ち方

このような場合腸腰筋が緊張していると考えられるため、腸腰筋を緩めることでお腹の膨らみも改善されるということになります。

 

お腹を凹ませるために何をすればいいのか?

姿勢が原因でお腹が膨らんでいるように見える場合、どのようにお腹を凹ませればいいのでしょうか。

その方法はさまざまあり、現場では主にこの3つを行い姿勢の改善を行っていきます。

  • 身体調整
  • トレーニング
  • 体操

どれを使っても姿勢を整えられるため、どれがいいということではなくその時々で選択をし使い分けていきます。

今日は具体的な方法をご紹介したいと思います。これについては、現場でも活用していますが、一つの参考としてみていただければと思います。

 

姿勢を改善する具体的な方法

前提として、クライアントさんやみなさんにも同じことが言えますが、身体の状態が違いますので、これで改善ができるかどうかは、本来はみなさんの身体を見てアドバイスをしていきますが、今回はひとつの例をご紹介します。

上記でお伝えしてきた立ち方が問題でお腹が出てしまっている方の場合、骨盤の位置が自然ではなく前後傾しており、まずはその認識を行っていきます。骨盤の位置を認識していただくとき、立った状態を行うと非常に難しく、一般の方はうまくいきにくいので、座った状態で行います。

椅子に座って行いますが、その際に固い板などを敷きます。僕は100均で買ったまな板を使っていますが、これを使って骨盤の位置を認識させていきます。

手順としてはこちらになります。

  1. 椅子に置いた板の上に座る
  2. へそを前に突き出すようにしたり、猫背のように丸まったりし、骨盤を前傾、後傾させる
  3. 前後傾させているときに、左右のお尻の真ん中あたりにある骨(坐骨)を感じる
  4. 骨の感覚が出てきたら坐骨で座る
  5. すると腹筋、背筋が適度に緊張し、楽に座れることを確認する
  6. 両足を肩幅にし、顔を前に送るように両足の踵に乗っていく
  7. 踵に乗れれば、真っすぐ立ちあがる
  8. 立ち方が完成

これをひとつひとつ説明していきたいと思います。

椅子に置いた板の上に座る

まず椅子の上に固い板を敷き、その上に座ります。

まな板

骨盤を前傾、後傾と動かす

座った状態からまずへそを前に突き出す、身体を丸めるように骨盤を動かしていきます。いきなり骨盤を・・・と言われるとイメージしづらいので、へそを前に突き出す、お腹で隠すようなイメージの方がやりやすいと思います。

へそを前に突き出し・・・

お腹

お腹

へそをお腹で隠す・・・

お腹

こうすることで骨盤は前傾、後傾と動きがとれますので、これを楽に、軽く動かすようなイメージで行っていきます。

坐骨を感じる

上記のように骨盤を動かしていると、それぞれのお尻の真ん中あたりに骨を感じ出すと思います。固い板の上に座っていますので、座ったときに感じている方もいますが、座ったときに感じにくい方は骨盤を動かしていると感じるようになります。

ちなみに坐骨とはこの部分になります。

坐骨

坐骨で座る

坐骨を感じることができれば、続いてはその坐骨で座ります。こんなイメージで、骸骨の状態でも骨で座ることができるため、坐骨を感じて座ることができれば非常に楽に座ることができます。

骨で座る

腹筋、背筋が緊張せず、楽に座れる

上記のように坐骨で座ることができれば、非常に楽です。

感じていただきたいのは、一般的に言われる良い姿勢になるためには腹筋に力を入れて・・・というのとは違い、腹筋も緊張することなく、感覚としては”骨で座っている”という感覚になります。

姿勢を良くするときのポイントにこの骨の感覚は重要で、坐骨で座れている方はこの言葉の意味を体感されていると思います。

足を肩幅にし、顔を前に出していくように踵に乗っていく

骨で座れたら、これが骨盤の自然な位置になりこれを立ち方に活かしていきます。

足を肩幅に開き、顔を前に出していくようなイメージで両足の踵に乗っていきます。

お腹

お腹

真っすぐ立ち上がる

両足の踵に乗れれば、そのまま真っすぐ立ち上がれば骨盤の位置は自然な状態となり、踵に体重支持ポイントがあることが感じれ、そして骨で立つ感覚が出ると思います。

立ち方

このような流れで骨盤の位置を認識し、それを立ち方に活かし、立ち方が良くなればお腹を凹ませることができます。問題は脂肪ではなく、これが今回お伝えしてきた姿勢の問題でお腹が膨れてしまう原因であり、その改善方法の例となります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。お腹を凹ませるためには=腹筋というイメージがつきやすいと思いますが、お腹の膨らみもさまざまな原因があり、それをみつけその原因に対する方法を選択することで結果も伴っていきます。

腹筋を100回しても、1000回しても思ったような結果が得られないときは、おそらくお腹が変わらない方法をしてしまっているということです。

お腹を凹ますことができる方法を選択すれば結果も変わっていくと思います。

今日の記事でお腹を凹ませることに対するイメージを変えるきっかけになればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

便秘の原因はストレス!知っておきたい原因と改善について

薬を飲むとまた便秘になりますよ?それでも薬を飲みますか?

こんなことを言われると、薬をやめられますか?なかなかやめないですよね。ただ、それが原因で便秘は改善に向かいません。なぜなら便秘の原因はそういった薬を使って無理に出そうとすることとストレスが原因だからです。

何かに頼るのではなく、根本原因に目を向けること。人間関係、働きすぎ、悩み、これが便秘の原因だとすればみなさんは改善のためにどのようなことをしますか?今日はそんな便秘の原因と改善についてお伝えしていきます。

あまりのお腹の張りがひどく、ガスが溜まって苦しい。もうすぐ破裂してしまうんじゃないかと思うぐらいにお腹が膨れ、すぐに改善したい想いが強いと薬に頼ってしまいがち。

それでも出ない・・・。なぜ?

このように悩んでいる女性の方は多いのではないでしょうか。なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか。ひとつの原因に“ストレス”が関係していますです。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

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なぜ便秘になる?便秘の原因について

なぜ多くの女性は便秘に悩まされるのでしょうか。便秘は主に2つの種類に分けることができます。

  • 器質性便秘
  • 常習性便秘

それぞれどのような便秘のことを指すのでしょうか。

■器質性便秘とは?

器質性便秘とは、腸閉塞、ポリープ、大腸がんなどの大腸自体の異常や病変があって便秘になること。

■常習性便秘とは?

常習性便秘とは、大腸に病的な症状はないが正常に働いておらず、便秘になること
日本人の5人に1人はこの便秘に悩まされていると言われている。

このように便秘にも種類があり、それぞれの原因が異なります。みなさんが悩まされる便秘は主に後者に当たり、この原因を知ることで改善についても理解を深めることができます。

みなさんの多くは腸自体は健康であり、病的な問題がありません。でも働きが悪くなってしまい便秘になっています。ではなぜ、そのよなことが起こるのでしょうか。

原因を知る前に少し腸の働きについて理解する必要がありますので、まずはそちらをお伝えしていきたいと思います。

食べ物が消化、吸収され便として排出されるまでの流れ

人間は口から食べ物を入れ、咀嚼し食道を通り、以下の流れで便として排出されるまでの過程を辿ります。

  • 食道
  • 小腸・・・90%の栄養素、水分が消化吸収される
  • 大腸・・・さらに水分が吸収される
  • 肛門
  • 便として排出

食べ物は腸で主に消化吸収されていきますが、胃腸の働きを司っているのが自律神経である副交感神経です。

副交感神経とは、消化する、リラックスする、寝るときなどに優位になると言われていますが、その逆が交感神経であり興奮したり、ストレスが多くなるとこちら側に振れてきます。

腸は食べ物を消化吸収した後、不要物については腸の蠕動運動を通じて腸管を通し、最終的に肛門から便を出しますが、便秘の方はこの蠕動運動が起こりにくくなるため便秘になると言われています。

蠕動運動がきちんと起こるようになれば便秘の改善につながるということが考えられますので、便秘の改善にはここに着目する必要があります。

では、なぜ蠕動運動が起こりづらくなるのでしょうか。それは交感神経が優位になることで腸の働きが弱まることで起こります。交感神経が優位になる原因とはなんでしょうか。それが現代社会で問題になっている“ストレス”です。

便秘の原因は、このストレスにあると考えることができます。

 

なぜ自律神経が乱れ、交感神経が優位になるのか?

交感神経が優位になるということは、ストレスを抱えているということになりますが、そのストレスとはどのようなことから感じるのでしょうか。「自分はストレスがない」と思っている方も、いまいちど振り返っていただき、自分を客観視していただきたいと思います。

クライアントさんも同じように考えている方が多いですが、話を聞いていくと意外にみなさんストレスを抱えていることに気づいていなかったりします。なぜ、ストレスを抱えてしまうのでしょうか。

ストレスの原因の一例です。

  • 人間関係
  • 将来への不安
  • 働きすぎ
  • 頑張りすぎ
  • 介護 など

これらがストレスの原因になります。

ちょっと難しい話になりそうなので、ある60代女性からお聞きした話をご紹介したいと思います。

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家では家事もあり、将来への不安を抱えながら旦那さんのお世話や家族の問題とも向き合って生活をしています。

家族の中にうつ病を患っている子もおり、その世話をしているため、掃除、洗濯、買い物、多くの時間をご家族のために割いています。

一人で買い物に行く時間も、自由にできる時間も少なく、息抜きをするという時間すら作れていません。

どこかへ行くのも必ずといっていいほど家族がおり、ショッピングも楽しめずストレスが溜まっているが、それをどうすることもできず、現在は便秘に悩まされています。

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この女性の場合、ストレスの原因は明確ですが非常に難しい問題をお持ちだと思います。

このような家庭環境の影響を受けストレスが溜まるケースもあれば、仕事のしすぎなどストレスの原因になります。

今最も多い原因が、人間関係でのストレスだと思います。学生さんと話をするときが多くなっている今、ラクロス部に帯同していてもこのメンタル面のことは気になります。

社会全体としてストレスの受けやすい環境となっており、それに耐えられる、もしくはうまく付き合っていける方が少なくなってきているのも事実だと思います。

このようなストレスは交感神経を優位にし、低体温となり、血圧が上がってしまい体調が悪くなってしまいます。その不調のひとつが便秘という形で身体に出てきます。

便秘の改善は、ただ便が出ればいいのではなくこのようにストレスに目を向け、自律神経を整えることが根本原因の改善につながります。

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薬の使用が勧められない理由

便秘の改善にはあまり薬をお勧めしていません。ただどうしても使わなければいけないときもあると思いますので、使用禁止とまではいきませんが、できるだけ使わない方向に向けていきます。

上記の内容が理解できた方はその理由はお分かりだと思いますが、腸の働きを正常にするためには自律神経のバランスを整えることが必要になります。

薬を飲むことで自律神経は整わず、むしろ交感神経が優位になる可能性があります。交感神経が優位になるということは、無理に出すような形となり、これがくせづいてしまうと腸の働きが弱まり、薬を飲まないと働かないという状態となり、返って逆効果になる可能性があります。

苦しいのはわかりますが、できるだけ使わないようにしたいものです。

 

便秘を改善するためにはどうすればいいのか?

便秘の改善を行うためには、自律神経を整えることがポイントなりますが、その他にも意識したいことがあります。

  • お風呂に入って身体を温めること
  • ウォーキングやジョギングを行うこと
  • 身体が冷えないように温かい格好をすること
  • 身体に揺らぎの刺激を加えること

以前も、ストレス過多!自律神経が乱れることで受ける身体への影響でお伝えしているんですが、自律神経を整えるためにはリズム運動を行ったり、触れ合いが重要だと言われています。

また自律神経が乱れてしまうと低体温になると言われているため、身体を温めることも重要になります。

ですので、そういうことを踏まえた上で上記のような改善策が出てきています。

お風呂に入って身体を温めること

44~45度ぐらいの温度のお風呂に短時間浸かってすぐに出ると、冷凍食品を熱湯で解凍するみたいなことが起こってしまいますが、外は解凍できたけど中はまだ凍っているような状態です。

あまり温度が高すぎると芯まで温まらずに表面的に温まってしまうので、41~42度ぐらいのお風呂に10分ぐらい浸かるようにすると身体も中から温まり、ぽかぽかしてくると思います。

半身浴が勧められることもありますが、首まで使ってしっかりと温めるようにします。

お風呂

ウォーキングやジョギングを行うこと

ウォーキングなどを行うときにひとつポイントですが、“ガムを噛みながら”歩くことで、口の中でもぐもぐすることでひとつのリズム運動になりますし、歩くリズムも一定にすることでリズム運動となります。

リズムを一定にすることがポイントで、リズムを感じながらウォーキングなどを行います。それがセロトニンの分泌を促し、自律神経が整う刺激となります。

歩き方

身体が冷えないように温かい格好をすること

これはお風呂のことと同じですが、今時期は朝晩が冷え込みますがまだ半袖短パンで寝ている方もいらっしゃると思いますが、これでは身体が冷えてしまい不調の原因や便秘の原因になってしまいます。

それを防ぐためには厚着をすること、冷房が入っているときは膝元に毛布を掛ける、腹巻をするなど工夫が必要になります。

このように身体を温めることで血流も改善され、便秘の改善にもつながりますので、身体を温めるために温かい格好をする意識を持っていただければと思います。

夜更かし

身体に揺らぎの刺激を加えること

便秘になると腸の蠕動運動うまく起こらなくなると言われていますが、セッションのときにはクライアントさんの足を持ち、身体を波打たせるように揺らぎの刺激を与えます。

このような刺激は腸への刺激をイメージし、他動的に蠕動運動のような刺激を加える目的で行います。

実際にクライアントさんに行っても、次の日にはしっかりと出たという声や、1日に2回も出たという方もいます。こういう蠕動運動を助けるような揺らぎの刺激も重要になります。

腸骨リンパ節を刺激

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。便秘の原因は身体の冷えや薬の多用、自律神経の乱れなどが原因として考えられますが、その他にも食事が関係したりすることもありますので、お伝えしたことがすべてではありませんが、女性の場合ストレスが多いに便秘の原因になっています。

ストレスとうまく付き合うのは難しい部分もありますが、まずストレスと便秘の原因がつながっているということを理解していただき、そして改善のためには何が必要なのか、何をすればいいのかを理解し、実践していただければすぐに効果が出るとかというと個人差はあります。

ただ、薬を多様するのではなく自然な形で身体の機能を呼び起こし、胃腸の働きを活発にし改善を図ることがこれから必要になることだと思います。

そういった根本の部分に目を向けることでこれまでとは違う効果を体感できるのはないでしょうか。

最後に今日のまとめを書いていきたいと思います。

  • 便秘の原因は、器質性便秘と常習性便秘の2種類がある
  • 病的な原因があっても、腸の働き自体が悪くなっても便秘になる
  • 常習性便秘の改善は、ストレスとうまく付き合い自律神経を整えること
  • 自律神経を整えるためには、身体を温める、リズム運動をすること
  • 便秘の改善は薬に頼るのではなく、身体を温め、自律神経を整えること

このような内容でお送りしていきました。

便秘に悩む方に少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ウエストを細くするためには身体を引き伸ばす?日頃の意識で簡単にウエストが細くなる理由

出るところは出る、凹むところは凹むというメリハリボディに憧れる女性も多いと思いますが、ウエストを細くしようと思うとどのようなことを考えればいいのでしょうか。

先日クライアントさんのおひとりが日頃の意識を少し変えるだけでウエストが細くなったと喜んでいました。なぜウエストを簡単に細くすることができるのでしょうか。

決して難しいことではなく、実践していただくとその変化を理解していただくことができます。今日はそんなウエストを細くしたい女性に向けて書いていきたいと思います。

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一般的に考えられるウエストを細くする方法

まずはじめに、もし「ウエストを細くするためにどんなことをすれば細くなると思いますか?」と聞かれるとどのようなことをイメージするでしょうか。

  • 腹筋をする
  • 体幹トレーニングをする
  • エステに通う
  • ダイエットをする

ジムに通っている方の場合、クランチやレッグレイズなどの身体を起こすようなエクササイズを行ったり、膝を胸に引きつけるようなエクササイズを行ったりしている方が多いかなと思います。

これも効果がないわけではなく、続けることである程度の効果を見込めるわけですが何百回、何千回とすればウエストは少し細くなると思います。ただ、想像してみてください・・・。腹筋をこれだけの数するということを・・・。恐ろしいですね。

もっと効率的に、考え方としてもわかりやすく、そして身体の変化を体感する方が続けやすいですよね。では、どのような考えを持って、どのようなことに取り組んでいけばいいのでしょうか。

 

事務職の場合、日頃から姿勢が崩れていることが多い

このクライアントさんは事務職をされていて、1日中パソコンと向き合っているそうです。姿勢が悪くなっているため、猫背ぎみになっており呼吸も浅く、頻繁に頭痛に悩まされることがあるそうです。

頭痛の原因のひとつは、脳への酸素量が低下することで起こると言われており、仕事中の姿勢と関連するといわれています。

また人間の身体は猫背のように丸くなると組織がお腹に溜まり、ウエストが太くなったように組織が移動してきます。そのためこのクライアントさんは、姿勢が悪いことでウエストにたるみが出ているという状態でした。

少し想像していただきたいのは、風船に水を満タンに入れたものを想像してみてください。

この風船を縦にし上からギューッと押すと、風船が縮まって横に広がることをイメージできるでしょうか。人間の身体も同じで、水の入った袋のようなもので重力の影響で姿勢が崩れると、縦につぶれ、身体は横に広がってしまいます。

このように広がった風船はどのようにすればもの通りの細長い状態に戻るでしょうか。これを想像していただくと、ウエストを細くするイメージが湧いてくると思います。

姿勢が崩れてしまっている方の場合、この姿勢を整えるだけでもウエストは細くなります。ここに腹筋をしなくてもウエストが細くできるということがわかります。

日頃は、このように丸くなっているためウエストにしわ寄せがきます。

パソコン

これを引き伸ばすようなエクササイズやこのような意識を持つことでウエストは次第に引き締まっていきます。その例がこちらになります。

 

 

ウエストを細くするためのエクササイズ

考え方としてお伝えした後は、具体的な方法に移っていきたいと思います。まず、エクササイズをお伝えしていきたいと思います。

日頃はこのように猫背のように姿勢が崩れている場合、しわ寄せはウエストなどに出てきます。

このような姿勢を引き伸ばすことでウエストは引き締まっていきます。

身体を引き伸ばすエクササイズ

  1. 椅子に座り、骨盤を少し前傾させ頭上でバーを保持します。
  2. ここから息を吐きながら、肋骨を引き上げるようにバーを天井に突き上げ続けます。
  3. 息を吐き、肋骨を下ろし息を吸います。
  4. 再び息を吐きながらバーを突き上げ、息を吐きます。
  5. これを10回ほど繰り返し、3セット行います。

二の腕 二の腕

実際にエクササイズが終わった後に身体が引き伸び、ウエストが細く引き締まる感覚が得られると思います。

 

ウエストを引き締めるために日頃意識したいこと

では、ウエストを引き締めるためにはこれだけでいいのでしょうか。これだけではなく、日頃からこういった意識を持ち続けることでよりウエストを引き締め、それを維持することにつながります。

日頃どのような意識を持ち続ければいいのでしょうか。イメージとしては肋骨の引き上げを行いますが、上半身が緊張しないように肋骨の引き上げのみを行います。

まずこのような状態から肋骨を引き上げるようにします。

ヒール

このような状態で、キープすることでウエストは細い状態で維持できるようになります。ただ、このような引き上げを行うことで肩も一緒に上がり、上半身が緊張してしまうことがありますので、注意が必要です。

このような状態であれば、上半身の力を抜くことで肩の力が抜け、楽な状態で肋骨を引き上げた状態を維持することができます。

ぜひウエストを細くしたい方は日頃から意識していただければと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はウエストを細くするための考え方と、エクササイズのご紹介でしたが、参考になりましたでしょうか。

実際に現場でクライアントさんもウエストが引き締まったと喜ばれていましたし、効果を体感できるまでに2~3ヶ月かかるわけでもありません。

日頃からできるエクササイズですので、ぜひ実践していただければと思います。

では、最後に今日のまとめをしていきたいと思います。

  • ウエストは鍛えるのではなく、引き伸ばすことで細くなる
  • そのために腹筋をするのではなく、肋骨を引き上げるようなエクササイズを行う
  • それを維持するために、日頃から肋骨を引き上げるイメージを持つ
  • そのときに上半身が緊張してしまわないように力を抜く

このような内容でお送りしていきました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

お腹を凹ませる!お腹が膨れてしまう原因とその改善方法について

お腹を引き締めようと思うと、腹筋、エステ、ベルト。何をやってもいまいち変化が出ない。そんな方も多いのではないでしょうか。

お腹を引き締めるためには、やっぱりしんどい腹筋をし続けないといけないのかというと、実はそうではないんですね。

そもそもなぜお腹が出てしまうのか、それによって引き締め方が変わってきます。

今日はそんなお腹が出てしまう原因と改善方法についてお伝えしていきたいと思います。ぜひ参考にしていただければと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

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1、一般的に言われるお腹を凹ませる方法

一般的にお腹を凹ませる方法といえば以下のことがあげられるのではないでしょうか。

  • ウエイトトレーニング
  • 腹筋
  • エステ
  • 〇〇ベルト
  • 体幹トレーニング
  • インナーマッスルを強化

これらのことが言われていますが、実際にどれだけの方がお腹に変化があったでしょうか。おそらくこの記事を読まれている方は、お腹を引き締めたくて悩まれている方ではないでしょうか。

実は、お腹を引き締めるためにはポイントがあります。それは“原因を明確にする”ということです。というのは、これからお伝えすることでご理解いただけると思いますが、なぜお腹が膨らんでしまっているのか、その原因が異なれば当然ながら改善方法が異なってきます。

上記のようなものは、方法が先にしてしまっていて、何をすればいいかというのは、この原因次第ですのである意味いちかばちかのような方法の選択をしてしまっているといえます。

ここからは具体的に原因と改善方法についてお伝えしていきたいと思います。

 

2、お腹が膨れてしまう原因と改善方法

お腹を引き締めたいと思う方はなぜお腹が出てしまうのでしょうか。その原因を大きく分けるとこの通りになります。

  • 脂肪の蓄積
  • 姿勢の問題
  • 便秘などのつまり
  • 内臓の位置が下がっている
  • 水膨れ

これらの原因が考えられます。ここからはそれぞれをもう少深堀りしていきたいと思います。

2-1、脂肪の蓄積

まず1つ目の原因は食べ過ぎや運動不足によく脂肪の蓄積です。これは肥満体型でお腹の膨らみが気になる方で最も多い原因ではないでしょうか?

ご本人が食べ過ぎていないと思っていても、食事量が増えており知らず知らずのうちに食べているということもありますし、食べる量は一定でも代謝が下がることによって脂肪が蓄積してしまうということもあります。

運動についてもそうで、やはり現代はバリアフリーなどが活発となり健康な方までそれを活用することで、活動量が下がり結果的に活動によっての消費エネルギーが減ってしまいます。

すると脂肪が蓄積しやすくなるため、これらは大きな問題となっています。

改善方法

これらの改善方法はシンプルであり、食べ過ぎている場合食べる量を減らし、運動不足の場合、運動を始めることで改善されていくのではないでしょうか。

生活習慣を変える必要があり、いきなり大きな変化を求めることは難しいかもしれませんが、少しずつでもいいですので、意識的に食事や運動などの習慣を変えることが必要になります。

  • 食べ過ぎであれば量を減らす
  • 運動不足であれば動く

これらが改善策となります。

2-2、姿勢の問題

続いては、姿勢の影響を受けてお腹が出るということです。これは、ポッコリお腹を引き締めよう!循環の改善と胸郭を引き上げるエクササイズでもお腹は変わる。でもお伝えしていますので、こちらを参考にしてみてください。

いわゆるお腹が出るように立つことでお腹が出てしまうことがあります。 

立ち方 立ち方

これは以前、記事の中で使った画像ですが、ここからもわかる通り同じ日に撮った画像でもこれだけ立ち方によってお腹の膨らみが変わってきます。このように立ち方が問題でお腹が膨れたようになることがあります。 

改善方法

この場合、改善方法は姿勢を整えることが必要になります。立ち方に問題があれば、この立ち方を変えることでお腹は引き締まりますし、全体的に姿勢が崩れていてば整えることでお腹を引き締めることができます。

立ち方

耳、肩、大転子、内踝が地面に対して垂直のライン上にあれば自然に近い姿勢と言われており、骨盤もやや前傾ぐらいを保つことが自然と言われています。

立ち方に問題があり、お腹が出てしまう場合、このように立ち方を変えることでお腹を引き締めることができます。

2-3、便秘やガスの溜まりすぎ

女性に多い便秘などが原因でお腹がパンパンに張ってしまうことがあります。便秘が起こる原因は、ストレスや循環不良、また食生活の乱れからくることが多くあります。

このような原因でお腹が膨れてしまう場合、便秘などを改善することがお腹を引き締めることにつながります。

改善方法

便秘の改善は、腸に刺激を与えることで改善することがあります。便秘は、横行結腸、下行結腸、S字結腸、などが細くなることで起こるといわれており、腸への刺激を加えることでこれらのつまりが改善され、便が出やすくなります。

自分で腸へ刺激を与えるときは、よく【の】の字を書くようにお腹をさするといわれていますが、【の】を書くようにお腹をさすると先ほどの腸は刺激され、便が出やすくなります。

この場合は便が出ることでお腹が引き締まっていきます。

2-4、内臓の位置が下がっている

出産後など奥さんもそうでしたが、骨盤が開きっぱなしの状態になり、骨盤の上に乗っている内臓などが落ちてきます。

そうすると、下腹部あたりがポコッと張れるようにお腹が出てきますが、内臓の位置が下がってしまうことでお腹が膨らんで見えることがあります。

これは特に出産後の女性に多いのではないでしょうか。

改善方法

この場合、骨盤の位置を直し内臓を引き上げる必要があります。開いた骨盤を整えるためには、骨盤底筋群と言われる筋肉があり、その筋肉を鍛えたり、骨盤周囲のインナーマッスルや内転筋群などを鍛えることで、骨盤は内側に締り、その影響で下がっていた内臓も上がり、お腹も引き締まっていきます。

例えばこれは腸腰筋のエクササイズですが、仰向けになり膝を胸の方へ引き上げます。インナーマッスルといわれる筋肉は、意識を向けないと働きづらいといわれているため、動かし方はこのようなイメージですが、動かしている筋肉を触るとより効果を感じることができます。 

このように手を腸腰筋に触れてエクササイズを行います。

レッグレイズ

またはこのように倒した膝を、おしっこを我慢するイメージで骨盤底筋群を締めるように起こしていきます。 

骨盤の開き方や出産からどのくらい立ったのかによって対応は変わりますが、このようなエクササイズで骨盤周囲に刺激を与え骨盤を整え、内臓の位置がもとに戻ることでお腹が引き締まっていきます。

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2-5、水ぶくれ

これはあるクライアントさんの例ですが、1日の水分の摂取量が4リットルぐらい飲まれる方がおり、その方は全身がむくんでいました。

また身体の中に水分が多すぎて身体パンパンになり、関節の可動域も狭くなり、身体も強い疲労感に襲われていたそうです。

この方の場合、言うまでもなく水分を減らし、1日断食をしていただき、そのあとは水分量に気をつけながら生活をしていただきましたが、1週間で4.5kgほど体重が減り、以前は滝のように流れていた汗もあまり流れなくなっていったそうです。

水分が抜けることでお腹もへこみ、10日ほどで見違えるほど身体はしぼんでいきました。

このように水分の摂りすぎもお腹が出てしまう原因となります。

改善方法

この方の場合であれば、水分量を抜くために1日断食をし、水分量を制限していきました。汗をかくことで体内の水分量を減らすことができるため、以下のようなことが考えられます。

  • お風呂に長くつかる
  • サウナや岩盤浴に行く
  • サウナスーツを着てランニングをする
  • ホットヨガに行く

など、これだけではありませんが、このような考え方でとにかく汗をかくこと、そして1日の水分量を調整することで身体もしぼんでいきます。

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3、お腹を凹ませるときに気をつけること

ここまで、なぜお腹が膨らんでしまうのかという原因とその改善について触れてきましたが、お腹を引き締めるときに気をつけることを重複するところもると思いますが、まとめていきたいと思います。

3-1、原因が何かによって方法が異なる

これは先ほどお伝えしたように、ただ腹筋をする、トレーニングをする、エステに通うなどと方法が先に来るのではなく、なぜお腹が膨れてしまっているのか、この原因をみつけ、それがわかれば改善策がわかります。

方法が先ではなく、原因が何かによって方法は異なります。

3-2、トレーニング=引き締め効果とは限らない

上記のことからご理解していただけたと思いますが、トレーニングをするからお腹を引き締めることができるのかといえば、それだけではないということです。

いくらトレーニングをしても立ち方に問題があればお腹を引き締めることができないと思いますし、腹筋をするからお腹が引き締まるのかといえばそうとは限らないということです。

3-3、薬で便秘の改善は勧められない

便秘の影響でお腹が膨れてしまっている場合、この便秘を改善するために薬を飲んで便秘の改善をされる方がいますが、薬を退くことはあまり勧められません。

薬を飲むことは自律神経に影響を与えるといわれており、自律神経が乱れると便秘になる可能性があります。そのため、薬を飲んで一時的には便秘の改善がされるかもしれませんが、その影響はのちに出てくる可能性があります。

そんため、あまり薬を飲んで便秘の改善は勧められません。

3-4、食生活、生活リズムをきちんとする

基本的なことですが、食生活や生活リズムの乱れは太ってしまう原因でもありますし、これらをきちんとすることが重要です。

ご飯を夜8時以降は食べないことや、夜更かしをしないなど、これらも自律神経との関わりがあったり、体内のリズムに影響を与える可能性があります。

当たり前のように感じることかもしれませんが、これらの習慣を正していくことも重要なことです。

3-5、部分ではなく全体を刺激する

お腹を引き締めたいときに腹筋をするというのは、部分的なエクササイズをするということですが、人間の身体は部分痩せをするのは難しいといわれています。

人間の身体を水袋とイメージすればわかりやすいと思いますが、腹筋をするとお腹に穴をあけそこから水がピューッと出てきます。

部分的に穴をあけると水が減っていくのには時間がかかりますが、スクワットのような全身を刺激するエクササイズを行うと全身に穴があき水が出ていくというイメージになります。

そうすると、より早く水が出ていくということになりますが、これは人間の身体の脂肪とよく似ています。部分を動かすよりも全体を刺激する方が消費されるエネルギーも増え、その分だけ脂肪が減りやすくなります。

このように考えると、全身を刺激するようなエクササイズを行い、全身がしぼんでいけば部分であるお腹も凹むと考えられるということになります。

どちらが効率よく身体を引き締められるのかということになります。

 

4、まとめ

いかがでしたでしょうか。今日はお腹が膨らむ原因とその改善方法についてまとめていきましたが、何度もお伝えしているように、大切なことは原因に対して適切なアプローチを行うこと。

これができればお腹も引き締まっていくでしょうし、トレーニングをしていないから引き締まらないのでは?とはならないはずです。

鍛えなくてもお腹を引き締めることができるのは上記でお伝えした通りになります。

では最後に今日のまとめを書いていきたいと思います。

  • 一般的にはお腹を引き締める=腹筋またはトレーニングである
  • お腹が膨れる原因は、脂肪、姿勢、便秘、内臓の位置、水膨れが考えられる
  • 改善方法はそれぞれ異なる
  • お腹を引き締める=トレーニングだけではない
  • 腹筋などの部分を動かすのではなく、全身を動かす方が効率的である

このような内容でお送りしていきました。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ポッコリお腹を改善しよう!循環の改善と胸郭を引き上げるエクササイズでもお腹は変わる。

先日、クライアントさんとのセッションでポッコリお腹の引き締めについて話をしていましたが、セッションを終えた後にお腹が引き締まり、その変化についてブログでいつも書いている理由がわかったとおっしゃっていました。

この方の場合、立ち方に問題があり、仕事の影響で身体が硬く循環が悪く、

などがみられ、整えるトレーニングを行い身体の歪みを直し、筋肉を緩めていきました。するとセッション後は、身体も軽く、詰まっているような感じが改善されたそうで、整えることでもお腹が引き締まることを体感されていました。

お腹を引き締めるためには、個人によって方法は異なりますが、このように循環の改善を行い、整えるトレーニングを行うことでもお腹は引き締まります。今日はそんなセッションで感じたことをまとめていきたいと思います。

 

なぜお腹がポッコリ出てしまうのが重要

夏に向かうにつれてますます雑誌などではダイエット特集が組まれていますね。これらの内容は、〇〇を食べれば太るから〇〇に変えよう!といったことや、エクササイズが紹介されていますが、多くの場合、それらを実践しても効果が出るかどうかは個人によってまちまちです。

それは考えるとわかることですが、お腹を引き締めるのも、ダイエットをするにも、なぜ現状の身体になっているのかという原因があるはずです。

  • 運動不足
  • 食べ過ぎ
  • 姿勢が崩れている
  • 身体が歪んでいる

理由はさまざまで、それらが原因で現状の身体になっています。もし、普段の生活からきちんとしていれば、病的な問題がなければおそらく何も問題はなく、体型もシェイプされた状態だと思いますし、無駄な脂肪がつくこともないはずです。

でもそうでないから悩み、ダイエットやトレーニングを繰り返すことをしていると思います。

この“なぜ”をきちんとみつけることが大切で、これはトレーナーや栄養士など専門職の人に見て気づくことも多いと思いますし、もちろん自分の生活を振り返ってみて「あっ、食べ過ぎてる。」と気づくこともあると思います。

原因をみつけることで、その改善を行うことで身体も変わっていくはずです。行先のわかった電車に乗ると確実に目的の駅にたどり着けますが、急いで目の前に来た電車に飛び乗って、あとから行先を確認すると実は目的の場所と全く違うかった、というようにいちかばちかは時間がかかりますし、無駄なことをしてしまう恐れもあります。

まずはなぜお腹がポッコリなってしまうのか、その原因を明確にすることが重要になります。

 

今回はまず、筋肉を緩め、身体を整えることからスタート

この方の場合、身体が硬く皮膚も緊張しており動きも硬いような状態でした。まず初めに行ったのは、各関節を動かし、その中で筋肉を緩めるということ。

関節運動をするときには、呼吸も意識的に行い、動きをよくしていきました。これだけ身体の緊張があると呼吸といっても、うまく深呼吸ができなかったり、あまり吸い込めないという状態でしたので、関節運動の前に呼吸だけを繰りかえし行いました。

以前、筋肉を緩める方法=ストレッチは意外と難しい!筋肉を緩める方法のご紹介でもお伝えしていますが、呼吸を繰り返すだけでも筋肉を緩めることができ、胸郭の緊張があったためこの呼吸によって緩めていきました。

  • 呼吸のみ
  • 関節運動をしながら呼吸をする
  • 関節運動を行い、そこから呼吸をし、筋肉に揺らぎを与える

などバリエーションを加えながら全身を動かしていきました。すると、これだけでも身体が緩み、全身がしぼんだようになり、身体も楽になったそうです。

 

エクササイズでポッコリお腹を引き締める

関節運動のほかに、ディープスクワットやデッドリフトのようないわゆる立つ→しゃがむという動きを繰り返していきました。太ももの外側にポコッとした張りもあり、股関節にも捻じれがあったため、このようなエクササイズを繰り返していきました。

またショルダープレスで、胸郭を引き上げるような動きを意識させ、繰り返すことでもお腹周りが引き締まることを体感していただき、このようなエクササイズのセット間は、呼吸→ブラブラ運動というように筋肉を緊張させないように筋肉に揺らぎを与えていきました。

 ダンベルプレス

肩こり

このように引き上げるようなイメージを持つことでもお腹は引き締まりますし、普段から胸郭を引き上げるように歩くことでもお腹が引き締まったクライアントさんもいます。

この方の場合も、このようにエクササイズを通じてお腹を引き締めていきました。

 

日頃どのようなことをすればいいのか?

このクライアントさんのように毎回のセッションで小さな変化を感じていただくことは重要なことだと感じていますが、これだけではまた姿勢が崩れ、循環も悪くなってしまいます。

というのは、大切なことは日頃どのようにこの状態を維持するのかということで、良い状態をできるだけ保持することで循環の改善もされます。筋肉が硬くならないようにこの方には座ってできる体操をお伝えしています。

  • 呼吸をして肩を上下に揺らす
  • 腕や脚をブラブラさせる
  • 体幹を揺する

これらを日頃から継続していただきましたが、お腹も以前に比べると引き締まり、何よりも身体が軽くなって悩んでいた首や肩のこりが改善され、通っていた整体やマッサージに通わなくても済むようになったそうです。

そういった変化はうれしいことですし、お腹も身体のこりなども日常の中に原因があるため、その改善をする必要があります。ですので、セッションだけではなく、自分でもそれらを意識し、改善する必要があるということはお伝えしていき、ご理解をいただいています。

日頃からそうやって実践していただく方は、身体の変化も違いますし、セッションだけではなくクライアントさんの身体や生活リズムに対する考え方を変えていくことも非常に大切なことだと改めて感じました。

 

食事の質を変えていく

お腹がポッコリなる原因のひとつに食事の影響もあると思いますが、この方もあまり質の高い食事内容ではなく、今ここの改善をしていただいていますが、現代人はやはり食べ過ぎ傾向にあります。

いろんなクライアントさんの食生活をのぞかせていただいてますが、インスタント、買ってきたお弁当、プロテインのみなど偏った食事というのが目立ちます。

お菓子やジュースも多く、夜は基本的に外食といったペースで、栄養的にも足りていませんし、日本人の食のベースになっているであろうお米を避ける方は本当に多くなっています。

このような食生活を変えることでも便秘の改善、循環の改善につながりますし、これによってもお腹を引き締めることができると思います。

みなさんも食事を変える必要があることはご理解されていますが、どうしてもお米=太るというのがインプットされているそうで、こういった考えを改善していくのは今後の課題かなと思います。

食事の質もお腹を引き締める上では重要なウエイトを占めてきます。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。今日は実際にクライアントさんとのセッションで感じたことを書いていきましたが、お腹を引き締める=腹筋ではないということが読者の方にはご理解いただけたかなと思います。

雑誌などで書かれていることがすべて間違っているというつもりもありませんが、やはり、読んでもらうために書かれていることが多く、ブログを通じても感じることですが、本当に大切なことというのは以前から言われていることが多いため華がないのかもしれません。

読者の方もそれでは飽きてしまいますよね。ただ、そういった当たり前の情報に感じることが本来は、本質をついていたり正当性を持っていたりすることが多いものです。

身体を変えていきたいのか、それとも最新のエクササイズやダイエットを実践して“楽しむ”だけの目的なのか、それぞれの目的によって大きく変わってくると思います。

お腹を引き締めるためには、体幹トレーニングや腹筋が絶対的に必要ではなく、すべてはなぜお腹が膨らんでしまうのかという原因です。そこをきちんと見ることができ、方法が目的にあっていればお腹は引き締まっていくはずです。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

お腹を引き締めよう!腹筋をしなくてもお腹が凹む理由

外側縦弓

今年こそ引き締めたい・・・。そう意気込んでいる方は、期待を寄せてこの記事を読まれているかもしれません。

お腹を引き締めるためには、どうすればいいのでしょうか?一般的には腹筋をしよう!となりますが、腹筋でお腹を引き締めることができた方は、どのくらいいるでしょうか。

今日ご紹介するのは、腹筋をしなくてもお腹は引き締まるということですが、お腹がポッコリしていると感じている方は、なぜお腹がポッコリなってしまったのでしょうか?

原因はそれぞれ違うと思いますが、さまざまな理由でお腹がポッコリなってしまいますし、言い方を変えればお腹を引き締めるためには、その原因に対して対応する必要があります。

今日の内容は、万人に共通するというよりもこういう原因があったり、改善方法もあるということをお伝えできればと思います。

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なぜお腹は引き締められずポッコリ出てしまうのか?

お腹がたるむということは、脂肪がつき、余分なお肉がついてしまうという考え方が一般的ですが、お腹がポッコリなってしまうのにはいくつか理由があります。

  • 食べ過ぎによる脂肪の蓄積
  • ストレス過多による循環不良や便秘
  • 水分の摂りすぎによるむくみ
  • 立ち方など姿勢の問題

これらが原因として考えることができますが、それぞれを見ていきたいと思います。

食べ過ぎによる脂肪の蓄積

基本的には、食べ過ぎると余分なエネルギーは脂肪として身体に蓄積されていきます。この場合は、お腹が出てしまうのは食べ過ぎが原因ですので、食事を調節することでお腹を引き締めることができるというか、凹んでいきます。

循環不良や便利

便秘になっても、下腹部あたりが膨張したように、パンパンに張って痛くなるという経験をしたことがある方もいると思いますが、循環が悪くなることもお腹を膨らませてしまう原因となります。

そのため、このようなことが原因でお腹が膨らんでしまう方の場合、便秘の改善などを行うことでお腹を引き締めることができます。

水太り

水分の摂りすぎによって身体は水ぶくれのような状態になります。このように水分を摂りすぎることでお腹が膨らむことがありますが、このような場合は水分を量を減らすか、むくみの改善を行うことでお腹を引き締めることができます。

立ち方や姿勢

4つ目の立ち方ついては、お腹を出すように立っているということであり、きちんと立つことができればお腹を引き締めることができます。

このようにお腹が張る、膨満感があるなどの症状が出た場合、ただ食べ過ぎたからダイエットをする、腹筋をするというような決まったものでは思ったような効果を得ることは難しいかもしれません。それはお腹が膨らむ原因がそれぞれ違い、それらにきちんとアプローチすることがお腹を引き締める最善策といえます。

 

お腹は立ったときと仰向けの状態では膨らみが異なる

上記でもお伝えしていますが、先日クライアントさんとのセッションの中で、姿勢を変えるとお腹の膨らみも変わり、引き締まるということを実感していただきました。

どういうことかというと、この方の立ち方は、へそを突き出すように立っていました。鏡で見るとわかりますが、このような立ち方では一見お腹が出ているように見えます。

これは以前整体で指導された姿勢を意識されたものでしたが、仰向けに寝ていただき、お腹を確認するとこの状態ではお腹が出ているようには感じませんでした。

立ったときと、仰向けの状態でお腹の状態が変わっているため、本来お腹が出ているのではなく、お腹を出すように立っていたということになります。

肩甲骨を寄せる、胸を張るなどの意識を持っていたため、肩の位置などを調整し一番楽に立てる位置を探り、その姿勢を保持していただきました。

すると鏡でお腹を確認すると、先ほどまで出ていたお腹は引き締まったように凹み、以前よりも楽に立つことができるようになりました。

 

よく見るお腹を引き締めるために行うこと

一般的には、お腹を引き締めるためには腹筋をしたり、ランニングをしたりする光景がよく見られますが、これらがどれだけ効果があるというよりも、やはり原因が次第です。

みなさんはどのような方法でお腹を引き締めようとしていますか?

腹筋をする

これは後でお伝えしますが、お腹を引き締めるために行う最も多い方法ではないでしょうか。

ジムで筋トレをする

何をすればいいかわからないのでとりあえず、ジムで筋トレをするという方もいると思います。

ランニングをする

お金をかけずにできそうなことといえばランニングがあると思います。手軽にできそうですし、ランニングをされている方も多いのではないでしょうか。

食事制限

お腹を引き締めるためにはとりあえずダイエットをしよう、だから食事制限。なんて思って食事を極端に減らしている方もいるのではないでしょうか。

エステに通ってみる

できれば楽に身体を変えたいと思って、期待を込めてエステに通っている方もいるかもしれません。

思い浮かぶものを書いていきましたが、みなさんはこの中のどれかに当てはまるものがありましたか?もしあったとすれば、その効果はどこまで感じているでしょうか。ここからはもう少し具体的なことをお伝えしていきたいと思います。

 

腹筋をしてもお腹を引き締められない理由

お腹を引き締める=腹筋、そんな方程式のようなものが世間ではありそうですが、実はこれも腹筋だけでお腹を引き締めるというのはかなり大変な作業になります。

わかりやすいイメージとしては、人間の形をした水袋をイメージしてみてください。動かした箇所から水がピューっと抜ける仕組みだとして、この水は人間でいう脂肪だとします。

腹筋をするとお腹からピューっと水が抜けていきますが、このとき水袋は全体的にしぼんでいきます。もっと効率的に水袋をしぼませようと思うと、全身運動を行えば全身から水がピューっと出ていき、より早く水袋はしぼんでいきます。

これは人間の身体の仕組みと同じで、身体にある脂肪組織は1つの塊のようなものであり、腹筋をするからお腹だけしぼむかというとそうではありません。

逆に全身を動かすことで、全体がしぼむ上、部分であるお腹も引き締まります。部分を動かすよりも全身を動かす方がエネルギーの消費も増えますし、身体を引き締めるためにはより効率的です。

腹筋をするのはかなりきついですし、続けるのは強い意志が必要です。でも、全身運動であるスクワットなどの方がある意味楽ですし、続けやすい。そう考えると、部分を動かすのではなく、全身を動かすことの方がより効率的だと思います。

 

ストレスが原因でお腹が膨らむ

50代女性からの相談で、お腹を引き締めたいが何をしても変わらないという相談を受けました。

この方から話を聞く中で、将来への不安や家のローンなど金銭面での不安もあり、ストレスが多いというのは認識していました。

この頃僕自身が勉強不足で、上記のように全身を使ったエクササイズを行ったり、鍛えるということで改善を行おうとしていました。ストレスが多い中で、強い刺激を受けることでこれもストレスになってしまい、状態はあまり改善されませんでした。

ある日、身体調整をする機会があり、この女性にすごく気に入っていただけ、少しの間身体調整をしてリラックスしていただくことになりました。

不思議なことに、毎回身体調整をすることでお腹もしぼんでいき、身体調整の間はいろんな話をしていたため、気分的にも楽になっていったそうです。

ここから感じたことは、ストレスが多いと循環も悪くなるため、身体調整によって循環もよくなり、ストレスが軽減されることでお腹だけではなく、全身がしぼむということがわかりました。

 

腹筋をしなくてもお腹を引き締められる理由

これまでの話で、腹筋をするからお腹が引き締まる、ということだけではないということを理解していただけたと思います。

個人によって対応は異なりますが、現場での経験から上記のようなことでもお腹を引き締めることができます。

大切なことは、なぜお腹が出ているのか、それを理解し、そこにアプローチすることでお腹を引き締めることができます。

腹筋をすることが最善の策とは限らず、腹筋をしなくてもお腹が引き締まるというのは、お腹が膨らんでいる原因は腹筋がないから、弱いからということだけではないということです。

最後にお腹を引き締めるためのエクササイズを1つご紹介していきたいと思います。

 

お腹を引き締めるエクササイズ

ここからはぜひ日頃取り入れていただきたいエクササイズになります。

椅子に座った状態でバーを保持、もしくは両手をあげた状態にする

椅子に座り、まずこのような構えをします。もし重りがない場合は腕だけでも大丈夫です。

上肢の引き上げ

 

肋骨を引き上げるようにバーを押し上げる

このような状態から息を吐きながら肋骨を引き上げるようにバー、または腕を頭上に引き上げます。するとお腹が引き伸ばされるような刺激が加わります。

二の腕 二の腕

日頃歩くときでも重心を高くし、肋骨を軽く引き上げるような意識で歩くと縦に引き伸びたようになりお腹は引き締まっていきます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。お腹を引き締めるというのは、ただ腹筋をするということだけではなく、お腹がたるんだり膨らんだりしてしまう原因があるため、それに対応することが大切になります。

もしお腹を引き締めようとやみくもに腹筋に燃えている方がいれば、一度やめて、今なぜお腹が膨らんでしまっているのかを考えることも重要です。

食べ過ぎなのか、姿勢の問題なのか、ストレス過多なのか、それによって方法が変わります。

では最後に今日のまとめを書いていきたいと思います。

  • お腹がたるむ原因は、食べ過ぎ、ストレス、姿勢、便秘などがある
  • 立ち方が原因でお腹がポッコリ見えることがある
  • ストレスを受けすぎる身体も膨らむ可能性がある
  • 部分を動かすよりも、全身を動かすことで部分も引き締まる
  • 鍛えるだけではなく整えるトレーニングでもお腹は引き締まる

このような内容でお送りしていきました。お腹を引き締めたい方に少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。