ふくらはぎ

ふくらはぎを細くする考え方について

ふくらはぎを細くするためにはどうすればいいのでしょうか?

マッサージをしたり、自分で揉んでみたり。でもこれといって変化はなし。なぜ?

だったらと言わんばかりにトレーニングしたり、流行りの健康グッズと活用してみたり。でも効果がない。

ふくらはぎを細くするための考え方のひとつは、むくみを改善すること。そして、脚の捻じれを改善することです。これができればふくらはぎを細くすることができます。

今日はそんなふくらはぎを細くする考え方についてお伝えしていきたいと思います。

 

ふくらはぎを細くするには循環を改善すること

女性のクライアントさんを見ていると、多くの方がむくみがあり、筋肉が硬い印象があります。

こういう方は、ほとんどの場合冷え性であり、ふくらはぎがパンパンに張り、循環が悪くなっています。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか?それは、動物ではなく静物になってしまっているからです。

日頃から身体を動かさず、座ってスマホを触っていたり、ユーチューブを見ていたり。仕事も事務職であまり動かない。

姿勢が崩れ、筋肉が硬くなり、筋肉が硬くなった影響で循環が悪くなり、むくみ、低体温になります。

むくみを改善するためには、筋肉を動かしポンプ作用を活用することです。そうすればむくみは改善しますし、筋肉を使うので筋肉も柔らかくなります。

ふくらはぎを細くするためには、循環を改善し、むくみを改善することです。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

ふくらはぎの外側が張り出す原因と改善について

ふくらはぎをストレッチしても1cmも脚が細くならない理由

 

ふくらはぎを細くするには、膝や足首などの捻じれを改善する

ふくらはぎを細くするもうひとつの考え方は、膝や足首などの捻じれを直すことです。

ふくらはぎは本来、身体の後ろに向かって膨らみがありますが、膝や足首が捻じれることで、ふくらはぎの筋肉は横に張り出してきます。

ふくらはぎの外側

こういった場合、いくらジムでマシンをしても、どれだけ鍛えても改善はできません。

そもそも膨らみを感じてしまう原因は捻じれのため、この捻じれを改善すればふくらはぎは細くなります。

実際にセッションでは、身体を整えるトレーニングを行うことでセッション前後でふくらはぎの太さは変化します。

1日では筋肉大きく増減することはないですし、脂肪も減ることは難しい。

このように捻じれを改善することでふくらはぎを細くすることができます。

 

使いすぎることでふくらはぎを太くする可能性がある

「歩いているときもふくらはぎを使うようにしています。」ということを言われることもありますが、どのように使っているかが重要です。

多くの場合、地面を蹴るように足首を使っていたりしますが、このような使い方はふくらはぎの筋肉が緊張してしまいます。

使い方によってはむくみの改善につながりますが、一般の方が行っている使い方ではふくらはぎが緊張し硬くなってしまいます。

筋肉が張ることによって太く見えてしまったり、筋肉が硬くなることでむくみ、その影響で太く見えてしまいます。

また踵部分がないような健康サンダルを履いていて、家では常につま先立ちなんて方もいるかもしれません。

これではふくらはぎの筋肉を使いすぎて硬くなり、弾力を失います。

そうなればポンプの役割も担いづらくなり、結果循環不良になり、むくみ、ふくらはぎが太く見えてしまいます。筋肉は使いすぎないようにすることも細くするためには重要になります。

 

ふくらはぎを細くするためのマッサージはどこまで効果がある?

椅子に座ったままで、もしくはお風呂の中でマッサージをして、むくみを改善しようとする方も多いと思います。

むくみの改善は、リンパ液の流れを良くすることで改善することができますが、このリンパ液は重力の影響を受けやすく、重力がかかる立っている時や座っているときには流れにくいと言われています。

こちらに詳しくまとめていますので、参考にしていただければと思います。

下半身太りを解消したい方必見?!知っておきたいリンパの流れについて

そのため、重力下でマッサージをするよりも、仰向けに寝てしまうだけでもマッサージをするよりもリンパ液の流れは良くなります。

そして、さらにリンパの流れを良くしようと思うと、腹式呼吸をすることでさらに流れを良くすることができます。

これはセッションや家でしてもらうことのひとつに含めていますが、腹式呼吸をすることで体幹周りの筋肉を緩めれますし、自律神経が整い、気持ちよく寝れ、そしてさらにむくみが改善できると実感できる方が非常に多いです。

むくみがひどく悩んでいる方は、仕事中可能であれば仰向けに5分でもいいので仰向けに寝てみたり、もし難しい場合、家で仰向けの状態で腹式呼吸をしてみるとむくみの改善につながります。

 

まとめ

ふくらはぎを細くする考え方についてお伝えしていきましたが、大きく分けると主に2つです。

  • むくみを改善する
  • 膝や足首の捻じれを改善する

これらができるとふくらはぎを細くすることができると思います。

またもうひとつは、日頃よく走るランナーの場合、地面を蹴るような走り方をしていれば筋肉がついて太くなってしまっている場合もあります。

こういう場合はふくらはぎの筋肉を過度に使わない走り方ができればふくらはぎは細くなっていきます。

ふくらはぎが太くて悩んでいる方の場合、むくみと捻じれを改善できれば細くできると思います。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

Izuru Styleオフィシャルnoteができました。こちらも参考にしていただければと思います。

IzuruStyle note

足首を引き締めるためにはむくみを改善し循環を良くすること

足首を引き締めるためにはむくみを改善し、循環を良くすること。

むくみというのは、リンパ液の滞りが滞っている状態ですが、リンパ液の中には脂肪が含まれ、循環が悪いとその脂肪は足首やふくらはぎ、下肢に溜まってしまいます。そうすると脚は太くなる。

このような状態で「足首がない・・・細くならないかな?足首できないかな?」と悩んでいる方は、むくみを改善し、循環をよくすることで足首周りが引き締まり、細くなります。

いつも言うことですが、鍛えることではなく、足首を引き締めたいのであれば循環を良くし、それを維持すること。そのために何を知っておく必要があるのか、何を習慣にすればいいのか、今日はそのあたりについてお伝えしていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/ankle”]

 

なぜ足首は太くなるのか?

足首はなぜ太くなってしまうのでしょうか?それは先ほどもお伝えしましたが、むくみが原因です。また循環が悪くなることで脂肪組織が下肢に溜まり、太くなってしまうことがあります。

これらを改善することで、足首を細くすることができ、引き締めることができます。

では、なぜ足首周りはむくんでしまうのでしょうか?

立ち方の問題

むくみの改善をするためには、筋肉のポンプ作用を活用しますが、筋肉が硬いとポンプ作用もしづらくなりますし、筋肉が硬いと内圧が高まり血管やリンパ管が締め付けられ、流れが悪くなります。

まず筋肉を柔らかい状態で維持することが重要になります。

多くの方の立ち方を見ると、ほとんどの方がつま先重心で立っています。

つま先立ち

このような立ち方をすると、ふくらはぎの筋肉が緊張し硬くなってしまいます。ふくらはぎの筋肉が硬くなるということは、そこで流れが悪くなります。

リンパ液は重力の影響を受けやすく、座っている、立っている姿勢では流れが悪くなります。重力の影響を受け、筋肉が緊張することでより流れが悪くなり、足首周りにはむくみが発生し、パンパンに張った状態になります。

足首周りには余分な水分、脂肪が溜まってしまい、太く感じるということです。

骨で立つようにすることで、過度に筋肉を使わず立てるため筋肉を柔らかい状態で維持することができますし、非常に楽に立つことができます。そのポイントが脛骨の真下で立つことです。

体重支持ポイント

この点で立つことで骨で立つような感覚が得られ、筋肉を過度に緊張させません。

つま先で立ってしまうことが足首周りを太くしてしまうひとつの原因として考えることができます。

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捻じれの影響

ホースをイメージしていただくとわかりやすいと思いますが、水が通っているホースを捻じると水の通りが悪くなります。

これは人間の身体にも同じことが言え、下半身の関節で捻じれがあると、そこでリンパ液などの流れが悪くなります。すると、その捻じれのある関節よりも下ではむくみが発生します。

足首に直接関係するのは膝関節と足関節の2ヶ所で、この2ヶ所で捻じれがあると足首がむくみ太くなります。

私生活の姿勢や動作が問題で筋バランスが崩れると、関節が捻じれますが、この捻じれを改善するためには筋肉を緩めることです。筋肉を緩め、筋バランスを整えることで捻じれは改善されます。

先日足首のむくみで悩むクライアントさんとのセッションでも感じましたが、この捻じれを改善することでむくみが改善され、筋肉も本来の位置に戻るため脚全体が細くなっていました。

シンプルに考えると、歪みや捻じれのない人間本来の状態に直すことを考えると足首を引き締めることができます。

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どうすれば足首を引き締められるのか?

歪みや捻じれのない人間本来の状態に直すことを考えると足首を引き締めることができます。とお伝えしましたが、言葉では理解できても、では具体的にどうすればいいのかというのはまだイメージできないと思います。

具体的にどのようなことをすれば改善できるのでしょうか?まずは、むくみを改善するためにリンパを刺激し循環を良くすることです。

リンパへの刺激について

一般的にむくみの改善をするには、お風呂でマッサージしたり、ストレッチをしたりすると思いますが、それらでは思ったような成果を得ることができません。

リンパを刺激する際には、その手順が重要であり、これを守らないと一時的に改善がみられたとしてもすぐにむくみます。

その手順については、こちらです。

  • 鎖骨下リンパ節
  • 乳び槽(みぞおち)
  • 下腹部
  • 鼠径リンパ節(鼠径部)
  • 膝窩リンパ節(膝裏)
  • 足首の動き

実際のやり方についてはこちらになります。

さする

腋窩

乳び槽を刺激

腸骨リンパ節を刺激

膝窩を刺激 足首を動き

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捻じれの改善

足首を引き締めるためには、関節の捻じれを改善することで細くすることができます。

下肢の連動や足首回しをしていただくことで捻じれの改善をすることができます。

連動 連動 連動

足首回し

リンパ管への刺激

もうひとつ足首を引き締めるためには、直接足や足首のリンパ管を刺激することです。

上記のようなことをセッションでも行いますが、さらに足部と足首周囲のリンパ管を刺激するようにさすります。そうすると、リンパ液の流れが良くなり、むくみが改善され、足首は引き締まっていきます。

リンパ管へ刺激を加えることでむくみも改善され、足首は引き締まっていきます。

ここまでの流れをできれば足首の引き締めを感じることができると思います。ただ、これだけでは時間の経過とともにむくみは戻る可能性があります。

その理由は、筋肉はなぜ硬くなるのかを思い出してみてください。ひとつに日頃の立ち方が関係するとお伝えしました。ですので、立ち方が悪い場合、立ち方を変える必要があります。

立ち方を変える

どのように立つことが自然なのか。これまで立ち方については考え方をまとめていますので、こちらを参考にしていただければと思います。

立ち方を再考しよう!壁立ちって頭・肩・お尻・踵を壁につけるのが自然?

つま先ではなく、踵で立つことです。

立ち方

ここまでの流れができることでむくみが改善し、足首も細くなることが感じられると思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。これまで足首を引き締めるためにはむくみを改善し、捻じれなどを直すことで細くなるということをお伝えしていきました。

筋肉を柔らかい状態を維持、ポンプ作用で循環を良い状態で維持するためには適度に身体を動かすこと、また日頃の姿勢や動作の中で筋肉が硬くなってしまわないようにそういったことも改善することも重要です。

○○をすれば、という発想ではなく、広い視野を持って取り組むことで身体もより変化していくのではないでしょうか。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ふくらはぎの外側が張り出す原因と改善について

へそが前に出る立ち方

ふくらはぎの外側が張り出して気になっている方もいると思いますが、この膨らみはなぜ起こるのでしょうか?

この原因は、膝関節と足関節の捻じれが原因で、これらの関節が捻じれることでふくらはぎの筋肉が引っ張られ、外側に張り出すようになってしまいます。

ですので、いくらマッサージをして筋肉をほぐしても根本的な解決にはなりません。ふくらはぎの外側を引き締めるためには、まず捻じれを改善することです。

そしてその捻じれが生じる原因を改善することで、膨らみのないまっすぐな脚になっていきます。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

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[clink url=”http://izuru-style.co.jp/calf-edema”]

 

ふくらはぎの外側が張り出す原因

冒頭で、ふくらはぎの外側が張り出してしまう原因は捻じれだとお伝えしましたが、具体的にどのようなことかをお伝えしていきたいと思います。

まずこちらの画像をご覧ください。

ふくらはぎの外側

この脚の場合、ふくらはぎの外側が張り出していることがわかると思います。見た目だけだと、すねの骨が弯曲するように曲がっているように見えますが、このような脚は骨自体が曲がっているわけではありません。

膝関節で捻じれがあり、その捻じれの影響を受けてふくらはぎの外側が張り出てしまっています。

人間の膝関節の自然な動きというのは、膝を伸ばし切る直前から伸ばし切るときに太ももの骨(大腿骨)は内旋といって、内側に軽く捻るような動きをします。

膝の動き

膝の動き

それに伴って、ふくらはぎがついているスネの骨(脛骨)は外旋と言って外側に捻るような動きをします。

脛骨の動き

このように膝関節での捻じれの影響を受けると、過度に内旋してしまったりし、ふくらはぎの外側の筋肉は引っ張られ、筋肉が張り出してしまうということになります。

改善のためには、この捻じれを改善する必要があり、鍛えたり、マッサージをしたりしても改善しないのは、この捻じれが改善できていないことが理由となります。

では、早速改善のためにこの捻じれを改善しましょう・・・と、その前に、そもそもなぜこのような捻じれができてしまうのでしょうか?

これを考えることが重要です。それは日常で行う姿勢や動作に問題があるからです。

 

ふくらはぎの外側が張り出てしまう姿勢・動作について

ふくらはぎの外側が張り出すことに限らず、日常の姿勢や動作は身体にどのような影響を与えるのでしょうか?

僕自身もいろんな情報を発信している立場ですが、すべての姿勢・動作が完璧ではありませんし、身体も歪んでいます。みなさんの身体も同じで、どういうところで歪む影響を受けているのでしょうか。

立ち方から受ける影響

よくこのブログでもお伝えしているのが、立ち方の影響を受けて身体が歪むということです。どういう立ち方をすれば身体は歪み、どういう立ち方が自然なのでしょうか?

この一定の基準をご自身の中で理解し、それを実践すること、改善することで立ち方から受ける影響は消すことができます。

足裏の問題

まずあげられるのが、足裏のどこに体重を乗せているかということです。人間の身体は2本の足で支え、約30cmにも満たない幅の足裏で立っています。

よく耳にするのは、母趾球に体重を乗せるということですが、人間の身体の構造から考えると、母趾球に体重を乗せると身体は若干前に傾きます。

つま先立ち

前に傾くということは、本来であればそのまま前に倒れそうになりますが、ふくらはぎの筋肉で引っ張ってバランスを保っていることになります。

これでは日頃から常に筋肉が緊張し、時間が経てば立つほど筋肉は硬くなっていきます。これが自然な状態でしょうか。

また母趾球に体重を乗せることで脚の内側の緊張が増すため、筋バランスが崩れX脚のような内側に捻じれる脚になってしまいます。

X脚

構造上考えると、頭部、脊柱、骨盤、大腿骨、脛骨、と配列し、すべてが積み木のように並ぶ位置というのは、足裏で言えば内踝(くるぶし)の真下です。

この位置は、骨がバランスよく一直線(直線ではなく全体のバランスがとれている位置)に並び、骨だけで立てるような位置となります。

骨だけで立てるということは非常に楽であり、これが自然な状態として考えることができるのではないでしょうか。この骨に柔らかい筋肉がつくイメージです。

立ち方

これは、足の裏でいえば前後の話になりますが、横については内踝と外踝の中央部。それを合致させるとこの位置になります。

体重支持ポイント

この位置が自然な位置であると考えてセッションのときに指導していますが、この点で立つことで骨で立つことも感じていただけます。

足裏の問題は、この点からズレてしまうことで歪んでしまうと考えることができます。

歩き方から受ける影響

先日、ふくらはぎの外側の膨らみに悩まれている方と話をしている際に、歩くとふくらはぎが張ってしまうということを聞きました。

歩き方を見てみると、着地をするときに小指側から着地をしており、その刺激をふくらはぎの外側で受け、それがポッコリ張り出すふくらはぎの原因となっていました。

小指から着地

歩き方

足首も非常に硬かったため足首周囲を緩め、そこから下駄を履いて歩いていただきました。すると、足裏全体で地面を捉える感覚があり、フラットに着地する感覚がよくわかったそうです。

どこにも意識せず、歩くだけでふくらはぎの緊張も出ず、楽に歩くことができました。

身体を整え、歩き方を変えてセッションを終えると、ふくらはぎの形も変化しており、歩き方の問題や身体を整えることでふくらはぎの外側が変化することを実感されていました。

このように日頃の歩き方に問題があると、それが捻じれの原因であり、ふくらはぎの外側がポコッと張り出てしまう原因になる可能性があります。

 

ふくらはぎの外側を引き締める方法

今回お伝えしている歪みを直すということは、一度身体を整える必要があります。

トレーナーが調整をすることが、本来はテクニックの問題もあり改善できると思いますが、できるだけ早く変化を感じたいと思いますし、自分でやれた方がいいと思う方も多いと思います。

ここでご紹介するのは、考え方を理解していただくために、ご紹介していきたいと思います。

股関節と膝関節の調整について

こちらの動画を参考にしていただければと思います。

この動きを行う際の注意点ですが、

  • リラックスして行う
  • 緊張しない位置まで膝を引き上げる

この点を守っていただき、約2分程行ってみてください。

足関節の調整

足首を回すことで、ふくらはぎが緩み細くなっていきます。

動画では片手で行っていますが、本来は逆の手で踝辺りを押さえて動かないようにサポートしておきます。

この足首回しも2分ほど行います。

この2つの方法を実践していただくと、やった側のふくらはぎは変化が見られると思います。後は質の問題がありますので、技術レベルが高くなれば変化も大きくなっていきます。

これらの調整ができれば、根本原因は日頃の姿勢・動作に問題がありますので、そのあたりを改善していきます。

 

ふくらはぎの外側が変わらない理由

ふくらはぎの外側の膨らみについて悩んでいるけど、何をしても変わらないという方もいるかもしれません。

その原因は、変わらないことをしているということであり、以下のようなことをしているのではないでしょうか?

マッサージ

マッサージを受けている方は、一時的にふくらはぎが軽くなったり、柔らかくなったりしているかもしれませんが、その効果が持続しません。

その理由は根本原因を改善できていないところにあります。根本原因とは、日頃の立ち方や歩き方であり、マッサージをしているけど、そういう姿勢などについては教わっていないとうまく改善しません。

今以上に変化を感じたい場合、上記でお伝えした捻じれを改善し、日頃の姿勢や動作を直すことです。

ストレッチ

これもマッサージと同じですが、ふくらはぎの外側をストレッチしてもあまり効果がありません。

ふくらはぎの外側は張ったように見えますが、そもそもこの部分に問題があるのではなく、この場所は影響を受けた部分になります。

いくらそこにアプローチしても思ったような改善はできません。

もっと広い視野を持って身体を見ていく必要があります。

筋力トレーニング

気になる部分を引き締めるためには、その箇所を鍛えましょう。

一般的な発想はこのようになりがちですが、本来はその考えの一辺倒では改善できないこともたくさんあります。

なぜふくらはぎの外側が膨らんでしまったのか?痛みも身体の悩みも同じです。筋力がすべてではなく、原因があり、その原因を探り、取り除くことや改善することで身体は変わります。

ふくらはぎの外側をいくら鍛えても、変わりませんし、もしかすると逆効果になる可能性もあります。

ふくらはぎの外側を細く引き締めるためには、鍛えるのではなく、捻じれを直すことです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ふくらはぎの外側がポコッと膨らんでいることに悩んでいる方もいると思いますが、上記のように考え、捻じれを改善し、日頃の姿勢や動作を改善することで細くなっていきます。

ヒールを履いているから脚が太くなると言われたりすることもありますが、ヒールを履いているからではなく、脚が太くなるように歩いているから太くなります。

このように考えると、ふくらはぎの外側も同じで、日頃の生活の中で受けるふくらはぎの外側への刺激を取り除けることができれば、ふくらはぎの外側は変わっていきます。

ただ鍛える、マッサージするのではなく、こういった広い目で身体のことを見つめ直すと今よりも自信が持てる脚に変わっていくのではないでしょうか。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ふくらはぎのむくみが改善しない理由と改善する方法について

仕事上がりに必ずと言っていいほど感じるふくらはぎのむくみ。事務職や営業職。座ったままの仕事をしていても、外回りの仕事していても、夕方には多くの女性がむくみを感じ、家に帰ってケアをする。

そんな毎日を過ごしているが、一向にむくみは改善しないし、もうこれは仕方のないことと諦めている方もいるのかもしれません。

そもそもむくみはなぜ起こるのか、そしてそれをどのようにすれば改善できるのか。これまでにも何度かむくみについてお伝えしていますが、最近現場で行っていることが非常に結果がよく、脚の変化を感じやすくなっています。

現場で得られたことや、なぜむくみの改善ができないのか、その原因と改善方法についてお伝えしていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/edema”]

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/leg-lymph”]

 

ふくらはぎのむくみを改善するために知っておきたいこと

そもそもなぜふくらはぎがパンパンにむくんでしまうのでしょうか?その原因は、仕事をしているときの姿勢や衣服、または病的な原因とさまざま。

病的な要因を除けば、多くの場合、仕事をしているときの姿勢、衣服、適度に身体を動かしていないことがふくらはぎだけに限らず、下半身がむくんでしまう原因として考えることができます。

むくみについて少し詳しく見ていきたいと思います。

血液やリンパ液などの流れ

脚がむくむ、顔がむくむなど言葉を使い、身体が水膨れのように膨らんでいる症状のことを表しますが、このとき体内ではどのようなことが起こっているのでしょうか?

人間の身体の中には絶えず血液が流れ、心臓の拍動(ポンプ)によって血液の循環が促されています。この心臓から送り出された血液は、動脈を通り、細動脈を通り、毛細血管と言われる細い血管まで行きます。

そこで、酸素や栄養素を持った血液は細胞などにその酸素などを届け、逆に二酸化炭素や老廃物を受け取り、静脈を通り、心臓へ戻っていき、再度肺などで酸素を受け取り、また心臓から全身へと流れていきます。

むくみ

イメージとしては、心臓から足先、指先に向かう過程で血管が細くなるいうイメージを持っていただき、その末端部分が毛細血管になり、そこで細胞などのガス交換を行っています。

このような流れが血流になりますが、この血液の流れの中で1割ほど異端児が存在します。その異端児は、動脈を通り毛細血管までたどり着くと、再度毛細血管から静脈の方へ流れるのではなく、毛細血管からしみ出てしまい組織の中に入っていきます。

ホースの中を通っていた赤い液体が、そのホースから漏れ出すようなイメージになりますが、このとき赤い色素はホースによってろ過され、赤い液体は少し透明がかった黄色の液体となります。

この液体を“組織液”もしくは“間質液”と言います。

組織液

この異端児は、ろ過されて組織液となったあと、組織内にいる細胞に酸素や栄養素を供給し、排出された二酸化炭素や老廃物をリンパ管と言われる管に入り、そのリンパ管の中に入った組織のことを“リンパ液”と言います。

むくみ

このリンパ管は静脈とつながっているため、リンパ液はそこで血液の中に合流していき、老廃物や二酸化炭素は排出されることになります。

静脈に合流すると最初の画像のような過程を再度繰り返し、循環をすることになります。

少し難しいところですので、深い理解をするためにはもう少し詳しく説明する必要があると思いますが、簡単に説明するとこのような流れが体内で起こっています。

なぜこの流れを最初に触れたかと言うと、むくみが起こっているときには、組織液が何かしらの原因でリンパ管の中に入っていきづらく、組織液が滞ってしまう状態のことをむくみといいます。

むくみを改善するときには、リンパ管を刺激し、滞りを改善することでむくみを改善することができます。ですので、むくみ=リンパという言葉が盛んに使われているわけです。

ここまで少し難しかったと思いますが、続いてはリンパの特徴について知っていただきたいと思います。

リンパ液の流れについて

血液はどのように流れ、体内ではどのようなことが起こっているのか、むくみとは何か?そういったところをご覧いただきましたが、続いてはリンパ液の流れについてお伝えしていきたいと思います。

このリンパ液は基本的に下から上に流れると思っていただければ理解しやすいと思います。

そして、出口と言われる最上部に位置するのが鎖骨下リンパ節を言われるところで、鎖骨の上部にある溝のようなところになります。

鎖骨下リンパ節

全体の流れのイメージはこのようなイメージになります。

むくみ

赤い部分が上部で、膝窩リンパ節が膝裏に位置し、下半身となります。

リンパ液の流れは、下から上に流れるということはお伝えしましたが、この流れを高速道路で起こっている車の渋滞に置き換えて考えるとわかりやすくなります。

高速道路の出口が鎖骨下リンパ節になり、渋滞の最後尾はこの図では膝窩リンパ節になります。

最後尾の車がいくらクラクションを鳴らして、前に進もうとしても前が詰まっていると進むことができません。

リンパ液も同じです。上部のつまりがある中で、下肢のリンパ管を刺激し、リンパ液の流れを促そうとしても上部へは上がっていきづらく、あまり効果的ではありません。

そのためリンパ液を流し、むくみの改善をしようとする場合、必ず上から下に刺激を加える手順で行い、再度下から上に上がるようなイメージで行うとよりリンパ液の流れは良くなります。

日常に置き換えると、ふくらはぎがむくんでいるからと言ってふくらはぎだけ揉んでほぐしてもあまり効果がなく、本来は上から下へと刺激を加えていくことでよりむくみを改善することができるということになります。

ここまで身体の仕組みを解説していきましたが、頭の中を整理できましたでしょうか。ここからは、現場で最近感じたこと、得られた成果をもとにお伝えしていきたいと思います。

と、その前にもうひとつだけ知っていただきたいことがあります。

血液とリンパ液の流れるスピードの違い

これを知っておいていただきたいのですが、血液とリンパ液の流れるスピードについてです。

体内を一周するのにかかる時間を比較すると、このような大きな違いがあります。

  • 血液:約40秒
  • リンパ液:12時間

圧倒的にリンパ液の流れが遅いのですが、血液は心臓の拍動によって循環が促されますが、リンパ液については自動でポンプの役割をしてくれる器官がありません。

筋肉である平滑筋がほんの少しの拍動をさせ、循環をさせてはいるそうですが、それも微々たるもので、血液とリンパ液の流れにはこれだけ大きな差があります。

そのため、少しの圧力がかかると滞ってしまい、流れが悪くなる。椅子に座りっぱなしになると太ももが圧迫される。そういう締め付け、圧迫する刺激が加わることでリンパの流れが滞り、むくむんでしまいます。

 

なぜふくらはぎはむくみ、うまく改善できないのか?

事務職をされている女性の場合、ほとんどが座っりぱなしで身体を動かさずに過ごすことでむくんでしまいます。

椅子によって太ももに軽い圧が加わり、その状態で数時間過ごせばリンパ液の流れは滞ってしまい、それが夕方になればパンパンに溜まってしまい、重だるさを感じることになります。

このような状態が長時間が続くとエコノミー症候群となってしまいます。

むくみが発生する問題点は、座っていることではなく座っているときに適度に身体を動かしていないことが問題です。適度に動かすことで筋肉がポンプの役割を果たし、リンパ液が流れ、滞りがある程度改善されます。

もう少し具体的にふくらはぎがむくむ原因、うまく改善できない理由をまとめていきたいと思います。

椅子に座り続けることで起こる

先ほども少し触れましたが、椅子に座っているとこのような状態になります。

リンパ

身体の重みや椅子と脚との接点で圧力がかかり、この圧力によって流れの遅いリンパ液の流れはさらに遅くなり、滞ってしまいふくらはぎがむくんでしまうことになります。

仕事で座り続けている方の場合、どうすればいいのでしょうか?それは筋肉を動かし、ポンプ作用を活用することです。そうすれば循環が促され、リンパ液の滞りも改善されます。

具体的にどのような動きをすればいいのでしょうか?それは緊張がないように軽く動かすことです。そうすれば身体を動かした直後もふくらはぎが軽くなっていることがわかると思います。

これは後程具体的な例をご紹介したいと思います。

女性の下着

女性物の下着は、端にレースがついていたり、その部分が硬かったりすることがあります。

先日クライアントさんと話をしているときに気づいたことですが、このレースの部分が座ったときに股関節に食い込んでしまい、それを切ったそうです。

そうすると今まで感じていたつまり感が改善され、非常に楽になったという話を聞きました。

これからもわかりますが、下着の締め付けもむくみの原因となりますが、どのようなものを着用するのかが重要です。この下着の問題がある場合、これもふくらはぎがむくんでしまう原因として考えることができます。

ここまではなんとなくわかると思いますが、問題はここからです。

おそらくこのような原因でむくんだふくらはぎを少しでも楽にしたい、そんな思いで家に帰ってマッサージをしたり、温めたりする方も多いと思いますが、リンパの特徴を知るとあまり効果がないことがわかります。

身体を冷やしすぎる

これからの時期気をつけないといけないのは、冷房によって身体を冷やしすぎてしまうことです。

身体を冷やしすぎると血管やリンパ管は細く縮こまり、流れが悪くなってしまいます。また身体を冷やし続けることで、体温が下がってしまいます。

間接的ではありますが、結果として低体温になってしまうこともむくみの原因として考えることができます。

姿勢が悪いとお腹が圧迫される

これも考えられることですが、姿勢が悪く丸くなるような姿勢で仕事をしているとこのようにお腹は圧迫されてしまいます。

パソコン

みぞおちとへその中間ぐらいの位置に乳び槽と言われる、袋のようなものがあります。

この位置から下でリンパ液は8割溜まっていると言われているため、この乳び槽辺りでつまりがあるとそれよりも下では当然むくみが生じます。

つまりの原因のひとつに仕事中の姿勢も影響があると考えることができます。

重力の影響を受けやすいリンパ

先ほど体内を一周するのにかかる時間は12時間とお伝えしましたが、リンパ液は重力を受けている状態では流れが悪くなります。

簡単にお伝えすると、座った状態でふくらはぎのマッサージをしてもあまりむくみの改善にはなりません。

それよりも重力から解放される仰向けで寝ること、そしてその状態で腹式呼吸を行うことでさらにリンパの流れが良くなることもわかっています。

女性の方はふくらはぎのマッサージをよく行っていると思いますが、筋肉はある程度緩みますが、リンパ液の流れはあまり改善されていない可能性があるということになります。

ふくらはぎのむくみが改善しない理由

エステなどに通ってリンパを刺激してもらうとその日はむくみが改善し、脚も軽くなっていると思います。

ただその効果も次の日には感じられずまたむくんでしまう。

そういうところに通っていない方も、自分でケアをしているけどその効果をあまり感じることができていない。

これらの方のふくらはぎのむくみが改善しない理由は、以下のことが考えられます。

  • エステなどに通っている場合、むくみが改善された状態を維持するためのことができていない
  • 静物化し、身体を動かせていない
  • 締め付けの強い衣服を着用している可能性
  • 身体を冷やし続けている
  • 姿勢が悪い

これらをまとめると、ふくらはぎのむくみの改善をしようとすれば、

  • リンパを刺激し、循環を良くする
  • 締め付けの強い衣服の着用を避ける
  • 日頃適度に身体を動かし、筋肉のポンプ作用を活用する
  • 身体を温める
  • 姿勢を正す

このようなことを継続的にできればふくらはぎのむくみも改善し、仕事上がりに感じていた重だるさも改善されていくと思います。

では具体的にどのようなことを実践していけばいいのでしょうか。ここからはその具体例をご紹介していきたいと思います。

 

ふくらはぎのむくみを改善するために行うこと

今日ご紹介するのは、できるだけ自分で改善できるようにお伝えしていきます。

まず、むくんだ状態を改善するためにご自身でリンパに刺激を加えていきます。その手順から入っていきたいと思います。

自分で行うリンパへの刺激(家で行うこと)

基本的な流れはこちらになります。

  • 鎖骨下リンパ節
  • 乳び槽
  • 腸骨リンパ節
  • 鼠径リンパ節
  • 膝窩リンパ節
  • 足首を動かす

このような流れをイメージしていただき、行っていきます。

鎖骨下リンパ節を刺激

まず出口となる鎖骨下リンパ節を刺激していきますが、位置としては鎖骨の上部にあるくぼみになります。

この溝を掃除するように軽く擦って刺激を与えていきます。

鎖骨下リンパ節

これを2分ぐらい行います。これが終われば次は乳び槽への刺激に移っていきます。

乳び槽、腸骨リンパ節への刺激

両手をみぞおちとへその間に置き、その位置を膨らませるように鼻から息を吸い、口から細く長く吐くように深呼吸を2分ほど繰り返します。

乳び槽

※カメラの撮影上片手になってしまいました。

この位置に手を置くだけで大丈夫ですので、ここから呼吸を行っていきます。

呼吸

呼吸

続いては手の位置を少し下げ、へそ下辺りに手を置いた状態で呼吸を行っていきます。

腸骨リンパ節

この位置でも2分ぐらい呼吸を繰り返していきます。

鼠径リンパ節

次は鼠径部に手を置きます。置いた状態でまずは呼吸を2分ほど繰り返します。

鼠径リンパ節

2分経ったら次は股関節を軽く動かすように刺激を加えていきます。

ぶらぶら

膝窩リンパ節への刺激

膝窩リンパ節というのは、膝裏の溝に位置します。まず両手の指をこのように立てるイメージを持ち、これは座った状態で刺激を与えていきます。

指を立てる

膝窩を刺激

軽く脚を持ちあげるような縦の刺激を加えたり、軽く横に揺らしたりして刺激を与えていきます。

これは片側ずつ行い、両手で膝裏に刺激を与えていきます。そして再度仰向けになり足首を動かしていきます。

足首の動き

足首を動かすことで、ふくらはぎの筋肉がポンプ作用の役割を果たし、全体の循環を改善してくれます。ここでは一生懸命動かすのではなく、軽く動かす意識で行います。

体勢ですが、膝を立ててもいいですし、伸ばしたままでもいいのでやりやすい方で行ってください。

足首を動き

この状態で足首を軽く動かしていきます。

ここまでが基本の流れになりますが、もじ時間のある方は先ほどの手順を戻るように鎖骨下リンパ節まで刺激を加えていきます。

これで一度立っていただくと身体が軽くなっていることが確認できると思います。

プロが行うのと当然質は異なりますが、ある程度の変化が出てきますので、この状態をできるだけ維持するために次のステップを考える必要があります。

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続いては、仕事中にどのようなことをしなければいけないのか、これについてお伝えしていきたいと思います。

1~2時間に1度、適度に身体を動かす(仕事中にすること)

先ほども仕事中になぜむくんでしまうのかをお伝えしましたが、これは身体を静物化させてしまい、動かしていないことが大きな原因です。

とはいうものの、仕事中にいきなり体操をし出すと周囲の冷たい視線が突き刺さります。

そういう大きな動きではなくて、足元を少し動かす程度で十分です。クライアントさんには、貧乏ゆすりや足踏みなどをお伝えし、ふくらはぎのむくみも少しマシになり、家で上記のようなことをするとさらに楽になっています。

またトイレに行ったときに上半身を適度に動かしたりし、仕事中にいろんな場面で工夫をしていただくと結果も良く、身体も変わってきています。

具体的にはこんな感じ。

足首の動き

これは画像の編集上の都合もあり、動かすテンポが速くなったりしていますが、ポイントはできるだけ軽く動かし、筋肉を緊張させないこと。

画像はひとつの目安であって、自分が楽に動かせるテンポや動かす大きさを見つけ行っていきます。

そうするとそれをやった直後もふくらはぎや脚は楽になっているはずです。仕事中はこのような軽く身体を動かすことを継続的に行うことです。

シンプルにまとめるとこのようになります。

  • 家でリンパを刺激する
  • 仕事中に適度に身体を動かす
  • 締め付けの少ない衣服を着用する

これらが守れているとふくらはぎのむくみは改善してくると思います。ただ、文章でお伝えしきれないのは、細かい感覚であり、リンパへの刺激、身体の動かし方ひとつで結果も変わります。

うまく結果が出ないときは、やり方に問題がある可能性が出てきます。

 

ふくらはぎに限らず、むくみの改善で整理しておきたいこと

ここまで具体的にむくみの改善についてお伝えしていきましたが、むくみの改善をいろんな角度から見ていきたいと思います。

世間では鍛えることが勧められていたり、マッサージが勧められていたりします。着圧ソックスがむくみに効果的と言われていたりしますが、真意はどこにあるのか?

ここからは僕なりの考えになりますが、少し見方を変えて一般的に行われていることに目を向けていきたいと思います。

筋トレをして筋肉量を増やす

人間の身体の自然な状態は、柔らかく弾力のある筋肉が骨にただただ付着しているような状態と考えていますが、このような状態は血流などの体液もスムーズに流れているイメージがつきやすいと思います。

逆に肩こりなどになると血流が悪くなり、ダル重・・・というような感覚も出てきますが、筋肉は硬くなり張っている状態となります。

筋肉が硬くなる血管やリンパ管などを圧迫し流れを悪くしてしまうので、結果的にむくんでいる状態となります。

余談ですが、昨日ウエイトトレーニングをしましたが、脚の日でいつも以上に筋肉を緩めようと思っていましたが、まさかの呼吸中に寝落ち。朝起きるとむくみ、脚はかなりだるいです。

筋肉が硬くなると循環が悪くなりますが、筋肉を鍛えるようなトレーニングをし、硬くしてしまうとそれはむくみの原因となってしまいます。

むくみの原因はさまざまなですが、筋肉をつけるからといってむくみが改善するのではなく、循環を維持することができればむくみは改善されます。それよりもトレーニングの刺激によって筋肉が硬くなることで逆にマイナスになる可能性もあります。

要は刺激の加え方次第ではありますが、むくみの改善=筋肉をつけるということではないと考えています。実際に現場ではむくみの改善ができた方は、鍛えてはいません。

着圧ソックスについて

先ほど締め付けの強い衣服は避けた方がいいということをお伝えしましたが、そうであれば着圧ソックスのようなものも避けた方がいいのかと言う質問を良く受けます。

締め付けが強いとそこで滞りが発生しむくんでしまいますが、着圧ソックスの場合、ふくらはぎなどをある程度圧迫するため、圧迫された箇所は余分な水分が溜まるスペースが少なくなります。

何も履いていない状態だと、水分が溜まるスペースが大きくありますが、それを着圧ソックスで埋めてしまえば、そこには余分な水分が溜まりづらくむくみにくい。

ですので、着圧ソックスをうまく利用することはむくみの改善にも役立ちます。

ただ、注意しなければいけないのは着用時間です。圧迫していると溜まるスペースが少なくなるため、むくみの改善には役立ちますが、長時間の着用は逆効果です。

この時間というのは何時間という風に決めることはできず、やってみないとわかりませんが、クライアントさんとは実際に履いていただき感覚を聞きながら目安の時間を作っていっています。

着圧ソックスはできるだけ使用していただき、その時間をうまく調整することでさらにむくみにくい身体にすることができると思います。

マッサージを受ければむくみは改善されるのか?

むくみの改善にマッサージを受けたりする方もいると思いますが、むくみの改善にはリンパ管内の流れが良くなることが重要です。

一般的に行われるマッサージというのは、筋肉を揉み解すような感覚で行われています。この刺激は血管である静脈に刺激が入ります。

そのためマッサージをすることは血流の改善には役立つ思いますが、リンパ管の流れは大きく改善しません。リンパ管の流れを改善しようと思うと、リンパ管やリンパ節を刺激する必要があり、同じように見えても実は別物。

痛みを感じるとリンパ管の周径囲は細くなり、流れが悪くなるともいわれています。そのため痛みを感じないようにリンパを刺激することが基本になります。

この辺りの刺激の加え方を変えるだけでもむくみの改善ができるのではないでしょうか。

マッサージをしてもある程度むくみの改善はできると思いますが、リンパ管を刺激した方がさらにむくみの改善につながると思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここまでふくらはぎのむくみの改善やそもそもなぜむくむのか、それに対して具体的な改善方法の例をご紹介していきました。

冷静に考えると、今の生活習慣がむくみをつくる習慣だということです。

食事が原因になることもあるでしょうし、姿勢や動き、日頃行っていることがむくみの原因になっていることもあります。

何よりも重要なことは、なぜ自分のふくらはぎはむくんでしまうのか、それを整理することです。それがわかれば、上記のような習慣を組み立て、実行し続けることで身体も変わっていきます。

むくみの感じない生活に少しでも近づけるように今日の記事が参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ふくらはぎを筋トレで変える?|目的別に見る刺激の与え方について

つま先着地

ふくらはぎを細く引き締めようと思うとどうすればいいのか?それは、膝関節と足関節を整えること。そして循環を改善すること。

逆に太くしようと思うと、太くなるような刺激を加える必要があり、鍛えることになります。

すべて鍛えるわけではなく、目的に応じて方法を変えていきますが、今日はふくらはぎをどうすれば変えることができるのか、まとめていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

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ふくらはぎ=腓腹筋、ヒラメ筋

非常に大まかな言い方になりますが、ふくらはぎは主に腓腹筋とヒラメ筋という筋肉で構成されており、みなさんがむくんで揉んだりする箇所がこの2つの筋肉になります。

ふくらはぎ

この筋肉を知ることは、ふくらはぎを太くしたい方にとっては大事になりますので、少し詳しく見ていきたいと思います。

下腿三頭筋について

腓腹筋、ヒラメ筋をまとめて下腿三頭筋と言い、腓腹筋は2つの筋腹があり、ヒラメ筋と合わせて下腿三頭筋と呼ばれます。

2つの筋腹を持つ腓腹筋は、太くする場合この1つ1つに絞って刺激を加えることがあります。そのため、筋肉の作りを知っておくとイメージがしやすくなると思います。

この画像で少し見えづらいかもしれませんが、ふくらはぎのふくらみは腓腹筋、少し筋が入ったようなところの筋肉がヒラメ筋になります。

■腓腹筋

起始:外側頭・・・大腿骨外側顆
   内側頭・・・大腿骨内側頭

停止:踵骨(踵骨隆起)

腓腹筋は両足それぞれが左右2つの筋肉で構成されており、内側(股関節側)の筋肉を内側腓腹筋といい、外側の筋肉を外側腓腹筋という。大腿骨の内側顆の上方で内側頭をつくり、また外側顆の上方では外側頭をつくって起こり、一部の線維は関節包から起始し、下行し、膝窩を下方で境し、ヒラメ筋の腱と合流して、ともに踵骨隆起で停止する。

Wikipediaより引用:腓腹筋

■ヒラメ筋

起始:脛骨(ヒラメ筋線)、腓骨(頭、骨幹上部)

停止:踵骨(踵骨隆起)

腓骨頭と腓骨の後面上部1/3、脛骨のヒラメ筋線および腓骨頭と脛骨の間に張るヒラメ筋腱弓から起こり、強大な停止腱は腓腹筋の停止腱と結合してアキレス腱(踵骨腱)として踵骨隆起で停止する。
宇宙飛行士が無重力空間にて機能低下が進む筋肉のひとつである。

Wikipediaより引用:ヒラメ筋

冒頭でふくらはぎの筋肉についてお伝えしましたが、ここから目的別にふくらはぎを変化させる考え方などについてお伝えしていきたいと思います。

 

ふくらはぎを肥大させたい方へ

僕もそうですが、男性でふくらはぎを太くしたいと思っている方もいると思いますが、こういうことを女性が聞くと「イラッ!」っとしてしまうと聞きますね・・・。

細い方は細いなりの悩みがありますが、ふくらはぎを太くするためにはどうすればいいのでしょうか?

ふくらはぎは、まず大胸筋や大腿四頭筋と言われる大筋群と比べるとそもそも筋肉の性質が異なります。というのは、大胸筋などは主に速筋線維(白筋)が多いと言われており、筋肉のタイプ的に筋肉が大きくなりやすい。

でもふくらはぎ周辺の筋肉は毎日の動作の中で常に使われ、持久性が必要であるために、筋肉のタイプが持久性がある遅筋線維(赤筋)が多くあります。

このタイプの違いから筋肉が大きくなりやすいかどうか、まず分かれてきます。ふくらはぎは太くしづらい。ただ、そうはい言うもののふくらはぎは肥大させることができますが、どのような刺激を加えればいいのでしょうか?

10回前後で限界を迎える負荷を与える

僕自身もふくらはぎの細さに悩んでいますが、ジムでの筋トレでは10回前後で限界を迎えるような負荷を使用し、ふくらはぎ周辺の筋肉に刺激を与えていきました。

以前筋肉をつけるというテーマで記事を書いていますので、こちらも参考にしていただければと思います。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/muscle-pump-up”]

10回という数は筋肉をつけたい方にとってはベーシックな数字だと思いますが、実際は10回するから筋肉がつくのではなく、”10回で限界を迎える” 刺激を加えることで筋肉が肥大します。

もう少し言えば、10回で限界を迎える負荷を何セット行うのか、メニュー全体でどれだけの量を挙げたのか、そういった総挙上量の管理が筋肥大では重要になります。

まずひとつの目安として、10回で限界を迎えるような負荷で限界まで行います。それを数セット行えば筋肉は肥大する刺激を受けていますので、それを継続的に行っていく必要があります。

ふくらはぎと筋トレ

高回数で限界まで刺激を与える

最近ではだいぶ認知されるようになってきていますが、10回=筋肥大、高回数=引き締め、ということではありません。50、100回行えそうな自重のトレーニングでも、98・・・99・・・1・・00。

と、高回数でも限界まで追い込んでしまえば筋肉は肥大すると言われています。経験的に高回数でも肥大することは感じていますが、この難点は精神的にかなりきついことです。

それは好きな方はいいと思いますし、刺激の変化としては非常にいいと思います。

高回数だから筋肉が肥大しないのではなく、筋肉の限界まで刺激を加えれば筋肉は肥大していきます。

トレーニング

スロートレーニングを活用する

上記の2つは回数を目安にしていましたが、次はスローでトレーニングするということで筋肥大をするという考え方です。

スロートレーニングと言われる方法があります。

■スロートレーニング

スロートレーニングはウエイトトレーニング方法の一種。「スロトレ」とも呼ばれる。ゆっくりとした動作で筋肉に負荷をかける。例えば5kgのダンベルを2秒で上げ、10秒かけながらゆっくり下ろすなどの動作になる。

Wikipediaより引用:スロートレーニング

このようなトレーニングは行っている際に、筋内が低酸素状態になり、その際に成長ホルモンなど筋肉を肥大させると言われているホルモンなどが多く分泌され、それによって筋肉が肥大すると言われています。

加圧トレーニングもそれに当たり、理論も似ています。このような負荷は小さくてもスローで動き続けるという刺激でも筋肉は肥大すると言われています。

スロートレーニングと加圧トレーニングの違いについてまとめてみました。

これらのことを踏まえてメニューに落とし込み、実際にトレーニングを行っていきます。では、ふくらはぎに刺激を与えるエクササイズというのは、どういうものがあるのでしょうか?

 

ふくらはぎに刺激を与えるメニューについて

ここからは具体的なエクササイズを少しご紹介したいと思います。

カーフレイズ

この種目は、膝関節が伸びた状態で背伸びするようにつま先立ちになることでふくらはぎに刺激を加える種目です。腓腹筋、ヒラメ筋ともに刺激を加えることができます。

カーフレイズ

トゥレイズ

これは座った状態でつま先立ちになるような動きのエクササイズになります。

トゥレイズ

バリエーションについて(内・外・中)

カーフレイズを行う際につま先の向きによって刺激の加わる箇所が少し変わります。

ニュートラルの位置

このようなつま先の位置ではふくらはぎ全体に刺激を加えることができます。

つま先

主に内側頭へ刺激を加える

つま先を内側を向くようにつま先立ちになるとふくらはぎの内側が刺激を主に受けます。

つま先

主に外側頭へ刺激を加える

つま先を外側を向くようにつま先立ちになるとふくらはぎの外側が刺激を主に受けます。

 つま先

 

ふくらはぎを引き締めたい方へ

では続いてはふくらはぎを引き締めたい方に向けてお伝えしていきたいと思いますが、ふくらはぎを引き締めるためにはまず膝関節と足関節の歪みや捻じれを改善することです。

ふくらはぎに限らず、他の部位も同じことが言えますが、人間の身体は歪むと本来あるべき位置からズレてしまい、太く見えてしまいます。これは言葉だけではわかりづらいかもしれませんが、人間が持つ本来の位置に筋肉などを直せば引き締まります。

膝関節と足関節の歪みを直すことで細くなる

歪みがあると、少囲太く見えてしまうというのは、この画像をご覧いただくとなんとなくわかると思います。

ふくらはぎの外側

昨日の記事でもお伝えしていますが、これは僕の脚ですがふくらはぎの外側が張り出していると思いますが、これは膝関節と足関節が捻じれているため、このように外側に張り出してしまいます。

この外側に張り出している部分は調整をすると後ろ側に戻り、正面から見ると細く引き締まったように見え、縦に並ぶような形になります。

太もももそうで、調整をすることで筋肉などの組織は縦に伸びるようになり、見た目は細くなります。

このような歪んだ状態で重りを持ってトレーニングをしてしまうと、さらに歪みがひどくなる可能性があり、トレーニングで直すという考え方もできますが、まずは調整で直した方がその後はスムーズに入りやすくなります。

まず考えることは、膝関節と足関節の歪みを直すことです。

循環の改善を行う

最近は改めて循環を維持させる、良くすることの重要性を感じていますが、ふくらはぎが太くなる原因として循環不調の影響で脂肪組織が溜まってしまうと考えることができます。

身体の中には、リンパ液という液体が流れていますが、むくみになる方はこのリンパ液が組織の中で滞ってしまうために起こります。

このリンパ液の中には、脂肪組織も混ざっており、食べ物から得た脂肪分はすべて乳び槽と言われるへそ辺りのリンパ節に入り、リンパ液と混ざります。このリンパ液はへそ下に8割あると言われ、もしへそ下の循環が悪くなれば一番下にあるふくらはぎ辺りに脂肪が溜まると考えられます。

この辺りのことは詳しくは下記を参考にしていただければと思います。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/edema”]

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/leg-lymph”]

むくみによってもふくらはぎが太くなりますし、循環が悪ければ脂肪組織が溜まり太くなると考えることができますので、循環の改善を行うことはふくらはぎを細くする上では非常に重要だと感じています。

夏場でも低体温の改善をする必要がある

循環の悪くなる原因のひとつにストレスがあげられ、ストレスが原因で自律神経が乱れ、その結果低体温になります。

これから夏に向かい気温も高くなっていきますが、女性の方から話を聞いていると夏でも関係なく手足の指先が冷えているということはよくお聞きします。

そういう方は夏場でもお腹を冷やさないように寝るときの格好を気をつけていただきたいと思います。低体温の方は、へそした辺りが冷えていますので、ここを温めるために腹巻をしたり、夏でもお風呂に浸かって身体を温めることです。

そして何よりこれからの時期は冷房が入ってきますので、そのときに身体が冷えてしまう方も多いくなると思います。

一見ふくらはぎとは関係のないようなことに感じるかもしれませんが、循環を良くすることもふくらはぎを細くするためには重要で、その循環を良くするためには、自律神経を整えたり、身体を温めることは非常に重要です。

程度に身体を動かす習慣をつける

ふくらはぎを細くしたいと通われているクライアントさんには、仕事中にできる限りのことをしていただいています。

それは、その場で貧乏ゆすりをしたり、軽く足踏みをする、また肩を上下させたり身体を揺するという簡単なことです。それを継続的に行っていただくこと、筋のポンプ作用を活用することができ、循環を維持、改善することができます。

仕事中の姿勢などによって筋肉を使い続け、筋肉は緊張し硬くなるため、そういう簡単な体操で身体を動かし筋肉を緩め柔らかい状態を維持します。

そうすることで、むくみも改善されふくらはぎも細くなった感覚があり、セッションでさまざまなことをし、それを維持する1週間を過ごすと継続的にふくらはぎは細くなっていきます。

足首の動き

締め付けの強い衣服、下着の着用に気をつける

これもむくみの改善のときにはお伝えしていますが、締め付けの強い衣服、下着を着用しているとそれが原因で身体はむくみ、循環が悪くなる可能性があります。

血液は心臓の拍動により、体内を1周するのに約40秒程度ですが、心臓のように強く拍動させる器官がなく、リンパ液の場合約12時間かかると言われており、それだけ流れが遅く、少しの圧がかかるだけでもすぐに滞ってしまいます。

そのため靴下の締め付け、パンツの締め付けなどは注意しておく必要があります。

ただ、現実的に靴下を履かない、パンツを履かないということを考えると難しいと思いますし、そういう場合は上記でお伝えした仕事中などに適度に身体を動かす習慣をつけることです。

そうすると循環を維持することができます。

ですが、頭の中に締め付けの強いものを継続的に着用すると循環不良の原因になり、それが結果的にふくらはぎを太くしてしまうことにつながる可能性があるといことを理解していただければと思います。

 

ふくらはぎを細くしたい方に伝えたいこと

イズログをはじめてからは、ふくらはぎや脚について、さまざまなご相談をいただくようになりましたが、その中でもみなさんがまず認識している引き締める方法は、鍛えることが前提としてあります。

何度もお伝えしていますが、トレーニング、鍛えることが前提にあるのではなく、なぜ太くなってしまったのか、そういった原因が先にあって、その原因によって方法は異なります。

ですので、改めて考えていただきたいのは、なぜ太くなったのかということです。もし歪みが原因で太くなっているのであれば、鍛えることが必要でしょうか?

歪みを直すためには歪みを直すことをすることです。そして、なぜ身体が歪んだのかを考え、歪み原因であることを直す。そういうことを継続的にすることです。

鍛える=トレーニングでもないですし、それが前提にあると見えることも見えなくなり、結果ふくらはぎは細くならず、もしかすると鍛えることで太くなる可能性もあります。この考えについてはぜひ知っていただきたいなと思います。

 

ふくらはぎを細くしたい方に参考にしていただきたいこと

上記でお伝えしてきた内容は、過去にもお伝えしていることがあります。

日頃行うこと、姿勢や動作については、以下の記事を参考にしていただければと思います。

こちらの記事を参考にしていただき、ふくらはぎを引き締める場合、細かいところまでお伝えするとこれらの内容をすべて考える必要があるかもしれませんが、何かひとつでも参考になることがあればうれしく思います。

 

まとめ

今日はふくらはぎというテーマでお伝えしていきましたが、筋肉をつけること、引き締めること、それぞれ考え方についてお伝えしていきました。

目的が異なれば当然行うこと、考えることは異なりますが、一般的に言われる鍛えましょうということだけでは、思ったように身体は変わっていきません。

もし変わったとしてもそれはたまたまの結果であり、違う悩みがあったときに同じような考えで行うとうまくいかないことも出てくると思います。

ここに書いていることがすべてではないと思います。ただ、現場で結果が得られたことをまとめていますので、参考になると思いますので、少し理解するのは大変かもしれませんが、ぜひ実践していただけると嬉しく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ふくらはぎをストレッチしても1cmも脚が細くならない理由

ふくらはぎをストレッチしても思ったように効果が得られない。そんな想いをしている方もいると思いますが、ストレッチをすればふくらはぎが細くなるんじゃないか?!そんな期待があったかもしれません。

少し見方を変えると、そもそもふくらはぎはなぜ太くなってしまうのでしょうか。それが分かれば改善策もおのずと考えることができます。

一般的には、筋トレをしたり、エステやマッサージをしたりすることがふくらはぎを細くする方法だと言われていますが、実際はどれほど効果があったでしょうか。

この記事に疑い半分、期待半分でお読みいただいている方は、おそらく先ほどの方法はあまり効果を実感しなかった方だと思います。

今日は、そんなふくらはぎを細くしたい、膨らみを引き締めたいと思っている方に向けてお伝えしていきたいと思います。

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ふくらはぎの筋肉について

まず考え方をお伝えする前に、ふくらはぎってどんな筋肉かを整理しておきたいと思います。

筋肉の特徴を知ることで、後に改善のときに役立ちます。

まず、ふくらはぎと言う筋肉はどんな筋肉なのでしょうか?みなさんが聞いたことがあるのは、大きく分けて2つの筋肉だと思います。

  • 腓腹筋
  • ヒラメ筋

この2つの筋肉は聞いたことがあると思います。

ふくらはぎ

■腓腹筋

腓腹筋(ひふくきん、Gastrocnemius muscle)は人間の下肢の筋肉で足関節の底屈、膝関節の屈曲を行う。該当部位をふくらはぎという。

Wikipediaより引用:腓腹筋

■ヒラメ筋

ヒラメ筋(ひらめきん、Soleus muscle)はヒトの下肢の筋肉のひとつ。遅筋線維が著しく優位な抗重力筋のひとつで、足関節の底屈を行う。

Wikipediaより引用:ヒラメ筋

これらの筋肉は、大腿骨内外側顆や脛骨からアキレス腱を通って、踵骨と言われるかかとの骨につく筋肉です。

この辺りは少し専門的でわかりづらいと思いますが、ふくらはぎの筋肉はつま先立ちするような動き(底屈)をすることで収縮します。

つま先重心

もしくは、地面をつま先で突くような使い方をしたり、地面を蹴るような動きをするときにもふくらはぎの筋肉は収縮します。

ふくらはぎ

ふくらはぎ

ふくらはぎの筋肉というのは、このような特徴があります。

 

ふくらはぎのストレッチ方法

ふくらはぎの筋肉は底屈、つまりつま先が地面方向に向くような動きをすることで筋肉が収縮します。

ふくらはぎの筋肉をストレッチしようと思うと、ストレッチは伸ばすという意味ですので、この逆を行えばストレッチでき、筋肉を伸ばすことができます。

ふくらはぎをストレッチする方法とは、どのような方法があるのでしょうか?雑誌で紹介されているような内容をお伝えしていきたいと思います。

腓腹筋のストレッチング(アキレス腱)

  1. 脚を前後に開く
  2. 後ろ足の踵が浮かないようにし、体重を前脚にかける
  3. 腓腹筋のストレッチングを行う

ふくらはぎのストレッチ

ふくらはぎのストレッチ

腓腹筋のストレッチング―その2―

  1. 身体を前屈させ、身体をくの字に曲げる
  2. 踵を浮かさないように手の位置を前にずらしていく
  3. このポージングを30秒保持する

※身体が硬い方の場合、最初のポージングは後者の画像のような姿勢から始まる。

ふくらはぎのストレッチ

ふくらはぎのストレッチ

ヒラメ筋のストレッチング

  1. 片膝を曲げて立て、逆脚は正座のような状態にする
  2. 前脚に体重をかけ、踵が浮かないようにストレッチングする

ふくらはぎのストレッチ

ふくらはぎのストレッチ

これらの方法はすべて腓腹筋やヒラメ筋のストレッチングであり、このような方法はよく雑誌などで紹介されています。

 

ふくらはぎの筋肉は抗重力筋である

ふくらはぎの筋肉は、抗重力筋と言って重力がかかる環境では働く筋肉です。

■抗重力筋とは?

地球上で生活する以上、常に重力の影響を受ける。この重力に対して姿勢を保持するために直接は運動に関与していなくても、緊張を余儀なくされる筋肉がある。この筋肉のことを抗重力筋という。

コトバンクより引用:抗重力筋

ふくらはぎの筋肉は、何か重たい物を持って動かさなくても、重力の影響で常に活動している筋肉です。

そのため、緊張しやすい筋肉とも言えます。

このように常に重力の影響を受けて緊張している抗重力筋と言われる筋肉は、持久性を帯びており、その筋肉を遅筋と言います。

人間の身体の筋肉には主に2種類の筋肉があり、それぞれタイプによって性質が大きく異なります。

 

ふくらはぎの筋肉のタイプ

僕ら人間の身体には、大きく分けて2種類のタイプの筋肉が存在しています。

分かりやすく言うと、ヒラメのような筋肉と、マグロのような筋肉です。

  • 速筋(白筋)・・・筋肉の収縮速度が速く、大きな力を発揮する際に主に活動する筋肉
  • 遅筋(赤筋)・・・筋肉の収縮速度が遅く、持久性を持つ筋肉

■速筋線維とは?

速い速度で収縮し、大きな力を瞬間的に発揮する。瞬発力に優れた筋肉。

魚で言うと、ヒラメなどが代表で瞬間的に素早く泳ぐが、持久性はあまりありません。

コトバンクより引用:速筋線維

■遅筋線維

遅い速度で収縮し、小さな力を長時間発揮し続けることができる。持久力に優れた筋肉。

魚で言うとマグロ。瞬間的に素早く泳ぐことはないが、持久性があり泳ぎ続けている。

コトバンクより引用:遅筋線維

ここで筋肉の性質についてお伝えしたのにはわけがあります。

先ほどふくらはぎの筋肉は抗重力筋であるということをお伝えしましたが、抗重力筋は主に遅筋であり持久性に優れています。

この遅筋(赤筋)は、肥大しにくく、速筋(白筋)は肥大しやすく、筋肉を大きくしようと思うと主にターゲットになるのは、後者の速筋です。

この後詳しくお伝えしていきますが、ふくらはぎは主に遅筋ですので肥大しづらく、ふくらはぎが太くなってしまう原因は、筋肉がついているということだけではないということです。

 

なぜふくらはぎは太くなってしまうのか?

さて、今回の本題に入っていきたいと思います。

みなさんが太いと悩んでしまうふくらはぎは、なぜ太くなってしまうのでしょうか?ストレッチをしても思ったような効果が得られないのはなぜでしょうか?

ふくらはぎが太くなってしまう原因は、主に3つ考えることができると思います。

  • 膝関節、足関節の捻じれ
  • 循環が悪くなり、脂肪組織が溜まる
  • 筋肉がついている

人間の身体は不思議で、太ももの外側がポコッと出る脚の膨らみの原因と改善についてでもお伝えしましたが、関節が捻じれたり歪んだりすると周りにたるみができます。

詳しいことは後述しますが、自然な状態から崩れることでふくらはぎもその影響を受けてしまい太くなってしまいます。

また循環が悪くなることで、リンパ液の流れが悪くなり、リンパ液の中には脂肪組織が多く含まれているため、ふくらはぎに溜まってしまい、その影響でふくらはぎが太くなると考えることができます。

このことについては、下半身太りを解消したい方必見?!知っておきたいリンパの流れについてを参考にしていただければと思います。

そして3つ目は、日本人ランナーに特徴的ですが、外国人選手と比べてふくらはぎが大きく肥大しています。

ふくらはぎは遅筋で肥大しにくいとは言え、あまりに過度に使うことで筋肉は太くなり、このことはマラソンランナーなどのふくらはぎを見るとよく理解できます。

膝関節と足関節の捻じれ

関節が捻じれることでふくらはぎが太くなるということですが、本来ふくらはぎというのは背面方向にふくらみがあります。

ふくらはぎ

まっすぐな脚を正面から見るとふくらはぎは本来、外側に張りがあったり、膨らみがあったりはしません。

ただ、膝関節や足関節に捻じれがあると、背面方向についている筋肉が引っ張られ、横に張り出してしまいます。

この画像からもわかると思いますが、脚が捻じれてしまい、ふくらはぎの外側に張りがあります。

レッグエクステンション

これはふくらはぎの筋肉がついているのではなく、関節の捻じれによってできたふくらはぎの膨らみです。

このように関節の捻じれによってふくらはぎが太くなってしまいます。

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循環が悪くなり、脂肪組織が溜まる

なぜ循環が悪くなると、太くなるのでしょうか?これは、リンパを知ることでより理解することができると思います。

身体の中には、血液と他にリンパ液という体液がリンパ管という管を通って全身を循環しています。

リンパ管とリンパ管を結び、身体の中に流れる細菌や癌細胞などを殺菌する役割がある、リンパ節。このリンパ節が最も大きい箇所を乳び槽といい、へそとみぞおちとの間に位置しています。

むくみ

乳び槽

この乳び槽といわれる箇所は、浴槽のようなリンパ液が溜まる場所があり、そこに溜まるリンパ液は乳白色をしています。そのため、乳び槽という名前がついています。

なぜここに溜まるリンパ液は乳白色をしているのか。

それは、腸に流れてきた脂肪分はすべてリンパ管を通り乳び槽に入り、この脂肪分とリンパ液が混ざることで乳白色になります。

そのためリンパ液は脂肪を含んでおり、リンパ液の流れが悪くなってしまうと下半身や特にふくらはぎに脂肪が溜まってしまい、太くなるということが考えられます。

下半身太りで悩まれている方は、こちらを参考にしていただければと思います。

下半身太りを解消したい方必見?!知っておきたいリンパの流れについて

リンパマッサージのやり方をご紹介!セルフで行うときに知っておきたい8つの手順

筋肉がついている

これもふくらはぎが太くなってしまう原因のひとつだと考えられますが、日頃歩くときや走るときにつま先で地面を蹴っているという方がいます。

1日平均約7000歩以上は歩くことがほとんどで、そうすると片側で3500回ふくらはぎに刺激を与えることになります。

そうすると特別トレーニングをしていなくても、その動作自体がトレーニングになっているため筋肉が太くなる可能性があります。

その動作というのは、先ほどふくらはぎの筋肉についてお伝えした動きですが、このような動きです。

つま先

歩くというのは、重心を運ぶことであり地面を蹴ることではありません。

歩き方については、歩き方を整理しよう!目的別に見る身体の使い方についてを参考にしていただければと思います。

 

ふくらはぎをストレッチしても脚が細くならない理由

ふくらはぎが太くなってしまう原因をお伝えしてきましたが、ふくらはぎを細くするためにはこれらの改善をする必要があります。

ただ、一般的によく行われているのはストレッチです。ストレッチは筋肉を緩める目的で行いますが、難しいテクニックでもあります。

ストレッチをして、

  • 身体を整える
  • 循環を良くする
  • 筋肉を細くする

これらのことができるかと言えば、非常に難しい。

多くの方がストレッチを行うことで筋肉が緊張してしまったり、うまく効果を感じることができていないと思います。

その理由は以下のようなことが挙げられます。

筋肉を伸ばしすぎている

今ではストレッチ専門店も増えていますが、そういうところでは痛い=効いているという表現をしている場合もあるそうです。

人間は痛みを感じると防衛反応が働き、筋肉を緊張させてしまいます。

この感覚で、痛みを我慢して伸ばし続けてなんぼと言わんばかりに、目一杯筋肉を伸ばしてやった感を得ようとしている方もいると思います。

ふくらはぎのストレッチ

ストレッチを行っても思ったような成果が得られないとき、その原因は筋肉を伸ばし続けていることが考えられます。

ストレッチをすると逆効果になってしまう?!知っておきたい筋肉が緊張してしまう理由

伸ばす時間が短すぎる

ストレッチの方法は、ただ伸ばすだけではなく対象物が変わることでその時間も変わります。

例えば、感覚受容器と言われる筋紡錘は、筋肉の伸ばされる程度を感知し、筋肉が過度に引っ張られると切れないように筋肉を収縮させる命令を出します。

そのため、筋紡錘を対象とした場合この筋紡錘を刺激しないようにゆっくり、やさしく伸ばすことがポイントになります。

気持ちよく優しく伸ばし、あるところでキープしそこで約30秒程度するとその伸ばされた流れに筋紡錘が適応します。するとそのときに筋肉を緩める指令を出し、筋肉は柔らかくなります。

10秒や15秒程度ではこのような反応はでづらく、ストレッチングする時間というのも重要になります。

筋肉を緩める方法=ストレッチは意外と難しい!筋肉を緩める方法のご紹介

時間

 

ふくらはぎをストレッチ以外で引き締める方法

下肢の連動と足首回し

ここからは実際にふくらはぎを引き締める方法をお伝えしていきますが、まず股関節の捻じれを連動を使って改善していきます。

この調整はふくらはぎだけではなく、膝上のふとももも引き締まっていきます。

連動

連動

連動

下肢の連動ともうひとつは、足首回しです。足首回しを行う際は、片手で踝の少し上を動かないように固定します。

そして逆の手で、足を持ち足首がゴリゴリ音が鳴らない程度に、円を描くように回していきます。このように足首を2分程度回すと反対回しも行います。

それが終わるとふくらはぎの筋肉は緩み、足関節の捻じれや歪みも改善されます。

足首回し

筋肉を緩めてポンプ作用を活用する

循環を良くするためには、直接リンパを刺激することと筋肉のポンプ作用を活用し、循環を促すことです。

ポンプ作用を活用するためには、筋肉を収縮-弛緩させることでポンプの役割を果たします。

筋肉が硬い状態だと、うまくポンプもできず、あまり循環を改善することができません。

まずは筋肉を柔らかい状態にすることです。それだけでも循環が良くなり、結果ふくらはぎも細く引き締まっていきます。

循環の改善については、以下の記事を参考にしていただければと思います。

身体のだるさを解消するために考える循環の改善について

リンパマッサージのやり方をご紹介!セルフで行うときに知っておきたい8つの手順

 

ふくらはぎをストレッチする以上に大切なこと

ここまでふくらはぎを引き締める方法などをお伝えしていきましたが、クライアントさんからの声を聞くと一般の方の考え方が少し見える気がします。

どういうことかというと、身体を変えたい、ふくらはぎを細くしたいと思ったとき、「どんなトレーニングをすればいいのか?」「筋肉をつけると細くなるのか?」と言ったことを聞かれます。

先ほどふくらはぎが太くなった原因についてもお伝えしましたが、人によって太くなる原因が異なります。

まず大事なことは、なぜふくらはぎが太くなったのかと言う原因を見つけることです。それができると、方法はわかりますが、今は方法論が先行してそこに振り回される方も多いと思います。

上記のことを参考に、今なぜふくらはぎが太くなっているのかを少し考えるきっかけにしていただければと思います。

 

まとめ

ふくらはぎをストレッチしても細くならない理由についてお伝えしていきましたが、いかがでしたでしょうか。

ストレッチを行っても、太くなった原因が身体の使い方であったり、循環の問題であればいくらストレッチをしても思ったような成果が得られません。

ストレッチの質にも問題がありますし、選択する方法というのは原因がわかってはじめてどのようなことを行うのかが見えてきます。

ただすすめられることをするのではなく、冷静になぜ自分のふくらはぎが太くなったのかをみつめ、改善の方法を選択していただければと思います。

では最後に今日のまとめを書いていきたいと思います。

  • ふくらはぎには腓腹筋やヒラメ筋という筋肉がある
  • ヒラメ筋は重力下で立っているだけでも自然に働く抗重力筋である
  • 筋肉には大きく分けて2つのタイプがあり、速筋(白筋)と遅筋(赤筋)である
  • 速筋は肥大しやすく、遅筋は肥大しにくい
  • ふくらはぎが太くなる理由は、膝・足関節の歪みと循環不良
  • 改善には、身体調整とリンパテクニックや筋肉のポンプ作用を活用する

このような内容でお送りしました。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今回の内容は、調整など少しわかりづらいところもあるかもしれませんが、noteでより詳しい情報をお伝えしています。動画を使ってふくらはぎを細くする方法や調整法をお伝えしています。

noteは980円と有料にはなりますが、より改善したい方はぜひ購読していただければと思います。

■IzuruStyleオフィシャルnote-ふくらはぎをストレッチしても1cmも脚が細くならない理由(動画付き)

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

これは効果がない?!ふくらはぎが細くならない5つのこと

「ふくらはぎを細くしたい~!でもどうやったら。。。」そんな切実な悩みを持っていても、何をやってもうまくいかない。そんな方もいるのではないでしょうか。

結果に嘘はないという言葉から見れば、変わらないことをしているはず。身体を変えるために方法論が先行するとどうしても流行りに流され、思ったような結果が得られなくなります。

今日はそんなふくらはぎを細くするために行いがちで、効果が “ありそうな” ことをまとめていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

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ふくらはぎを細くするために必要なこと

まず、今日の内容を読んでいただく前に、どうすればふくらはぎが細くなるのか、ということを整理してから読んでいただくと内容を理解しやすいと思います。

そもそもふくらはぎが太く感じてしまう原因は、筋肉が緊張していたり、ストレスなどによって自律神経が乱れる影響で循環が悪くなりますが、この循環が悪くなることで、脂肪組織がふくらはぎ周辺に溜まることで太くなることがあります。

もうひとつは、筋バランスの乱れによって起こる歪みです。膝関節や足関節などが歪むことでふくらはぎは太く見えることがあります。この2つが原因として考えることができますが、これらの改善にどのような方法を選択するのか、ということが今回のポイントになります。

この考えはふくらはぎをストレッチしても1cmも脚が細くならない理由 にまとめていますので、まずここを理解してから読んでいただくとわかりやすいと思います。

 

1、ジムでとりあえず筋トレ

「ふくらはぎを細くしたいときは、○○のマシンで鍛えてください。」そんなアドバイスをジムでもらっても結果は見えています。

ジムで筋トレを勧められますが、大切なことはなぜふくらはぎがふくらはぎが太くなったのかということです。筋肉が緊張し循環が悪い状態であれば、そこに強度の高い筋肉が緊張する刺激が加わると、さらに循環が悪くなる可能性があります。

循環の改善には筋のポンプ作用を活用し、筋肉の収縮-弛緩という動きしますが、このときのポイントは軽く、楽に動かすことです。そうすれば筋肉の収縮-弛緩という動きが行われ、循環の改善になります。

こう考えるととりあえずマシンで筋トレを・・・という発想だとふくらはぎもなかなか改善がみられません。歪みについても同じです。マシンを使って歪みを改善する目的で使うのはいいと思いますが、鍛えるという発想だけでは逆に歪みを助長してしまう可能性もあります。

脚やせ=筋トレ!?マシンで筋肉を鍛えると脚が太くなる可能性がある理由では、マシンの使い方一つで脚も太くなる可能性があるということをお伝えしていますので、参考にしていただければと思います。

とりあえずではなく、目的をもって時間を使っていきたいですね。

 

2、お風呂でふくらはぎ周辺を揉む

先日お伝えした、下半身太りを解消したい方必見?!知っておきたいリンパの流れについてという内容の中で、体勢によってリンパの流れが異なるということをお伝えしていますが、リンパ液の中には脂肪組織が流れています。

このリンパ液の流れを良くすることも、ふくらはぎを引き締めるためには行っていたことです。

リンパの流れを良くするという目的で、お風呂の中でふくらはぎをよく揉んでいる方もいると思いますが、この体勢に問題があります。座った状態だと重力に対して抵抗するような形でリンパが流れますが、そもそもリンパの流れは遅く、血液ほど活発ではありません。

リンパの流れを良くするためには、仰向けになることだけでもいいそうですが、そこに腹式呼吸を行うことでより循環が良くなるそうです。

循環の改善という点では、意味のないことではないと思いますが、根本的なことを押さえる必要がありますし、ただふくらはぎを揉むからと言って、ふくらはぎが細くなるのかというのは少し難しいことだと思います。

こちらも参考にしていただければと思います。

お風呂でマッサージしてもむくみが改善しない理由

 

3、整体に行って歪みを直してもらう

歪みを直せば細くなるということを理解されている方もいますが、そういう方からも相談ではよく「歪みを直すには整体に行けばいいですか?」と言われます。

実際、腕のいい整体師の方に歪みを改善してもらえれば一時的にふくらはぎは細くなると思います。ただ、これだけではふくらはぎは細くなりません。重要なのは、その後です。

なぜふくらはぎが歪んだのかを考えると、多くの場合日常生活での姿勢や動作が何かしら関係しています。イズログでも、立ち方座り方歩き方などについてもお伝えしているのはそのためです。

ふくらはぎを細くしたい場合も、部分的なところだけを見てもうまく改善ができません。そもそもの原因を改善することでふくらはぎは変わっていきます。

整体に行くからふくらはぎが細くなるのではなく、その後の生活をどのように過ごすのか、家や職場では何をするのかを理解し、実践することでふくらはぎは細くなっていきます。

 

4、サプリメントの服用

これも意外と多いですが、サプリメントを飲むからといってふくらはぎが細くなるのかといえば、おそらく結果は出ないと思います。

ふくらはぎが太くなる原因は、循環の悪さと歪みです。これらをサプリメントを服用することで改善できるかどうかですが、おそらく難しい。

現場でも経験しましたが、極端なダイエットを行ってもあまり下半身が細くならなかった方もいますが、これと同じようなことが言えると思います。

サプリメント信仰に陥ってしまうと抜け出すのに時間がかかるため、素晴らしいものもあると思いますが、ふくらはぎを細くするという目的であればそれほど効果は期待できないものになります。

 

5、締め付けの強い靴下を着用する

むくみに悩む方は締め付けの強い靴下を着用して、むくみ改善に取り組んでいると思いますが、むくみを改善するという点では行っていただきたいことです。

長期的にむくんでいる箇所は皮下脂肪がつきやすいということが言われているため、ふくらはぎを細くするという目的では必要なことです。ただ、このような靴下を仕事中もずっと着用してしまうと脚はむくんでしまいます。

一定の時間着用すれば、その後は外します。そしてその締め付けの強い靴下を外した状態で仕事をすると、座業の方はまたむくみやすくなりますので、そのときにむくまないように身体を動かすことで循環を促します。

ただ締め付けの強い靴下を履き続けからふくらはぎが細くなるということはなく、着用方法や着用していない時に何をすればいいのかを押さえるとふくらはぎのむくみは改善されていきます。

目的と方法をきちんを整理しておきたいですね。

 

まとめ

いかがでしょうか。黒人の陸上選手はあれだけの筋肉を持っていながらふくらはぎは非常に細い。それに比べて日本人は太い。これは足の使い方に問題がありますが、一般の方の場合、日常で行われる動作がふくらはぎを太くしてしまいます。

僕自身体重支持ポイントを脛骨の真下にし、動作もできるだけ楽に行うことで現在もふくらはぎは細くなっていっていますし、むくみもない状態です。

今日あげた5つのことは、いろんなところで聞くことがありますし、実践している方も多いのではないでしょうか。ふくらはぎを細くするには、循環を改善し、歪みを直し、原因である歩き方や立ち方などを変えるという一連の流れを行うことで細くなっていきます。

細かいところは個人によって変わってきますが、この5つことは覚えていただきたいと思います。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ふくらはぎや太ももの外側を引き締めるためには歪みや循環を改善すること

自然な踏み出し

女性からご要望で多いのは、下半身を引き締めることですが、その中でも特に多いのがふくらはぎと太ももの外側の引き締めについてです。

ふくらはぎと太ももの外側を引き締めるためには、歪みを直し循環の改善を行うこと。今日は実際にクライアントさんの身体で見えた変化と合わせてシェイプアップについてお伝えしていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

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仕事中に太ももがパンパンに張ってしまう

20代のクライアントさんは歯科衛生士をされており、仕事中には中腰になったり先生のフォローをする関係で身体を捻じったような姿勢を多くとることがあるそうです。

この女性の身体は、少し猫背気味であり全身がむくんでいました。ご本人もむくみは自覚されており、特に下半身はパンパンの状態でした。

下半身は股関節が捻じれ、膝のお皿も正面を向いておらず太ももの外側の筋肉も張っている状態。

  • 特に下半身に歪みがある
  • 身体の筋肉が硬く、むくんでいる
  • 便秘はないがお腹が硬い
  • 冷え性

このような状態になる原因は、歯科衛生士という職業から人の歯を治療するときに息を止め、前かがみになることが多く、椅子に座るというよりも中腰の状態で行うことで、全身の筋肉が張り、循環が悪くなり、冷え性になっていると考えられました。

そのため循環の改善と歪みを直すことを行うために身体調整を行っていきました。

 

筋肉を揺らし、循環の改善を行う

身体調整は、呼吸を行ったり筋肉に揺らぎを与えたり、ポンプ作用を活用するようなテクニックを行い、全身の筋肉を緩めていきました。

ふくらはぎが太くなってしまう原因は、筋肉がつきすぎるということよりも循環が悪くなり、脂肪組織が溜まってしまうことや歪みによって太くなるということが主な原因です。

ふくらはぎの筋肉は赤筋と言われるマグロのような赤い筋肉の色をしているという特徴があり、この筋肉は肥大しにくいと言われています。ですので、筋肉が太くなるためには相当な刺激が必要になります。

ふくらはぎをストレッチしても1cmも脚が細くならない理由では具体的な改善方法の例についてご紹介しています。この女性の場合、身体調整が終わると全身がポカポカと温かいような、血が全身に流れたような感覚になったそうですが、大切なことはこれだけでは終わらないということでした。

改善のポイントは、

  • 循環を良くすること
  • 歪みを直すこと

この2点ですが、身体調整で改善できたものの仕事をするとまた元の状態に戻る可能性があります。実際にこれまでエステやマッサージ、ジムなどにも通われていたそうですが、受けた2日間ぐらいは状態はいいもののそれが維持できないということが起こっていました。

ここで必要なことは日維持をするためのエクササイズや体操などを継続する必要があるということです。方法はさまざまですが、この方は日頃から自分の身体をほぐすのに時間を割いていたため、セルフリンパテクニックをお伝えしたり、簡単な体操をお伝えしました。

 

改善のためにすること

リンパテクニック

この女性にお伝えしたセルフでのリンパテクニックは、

  • 鎖骨下リンパ節
  • 乳び層
  • 腸骨リンパ節
  • 鼠径リンパ節
  • 窩リンパ節

などを上から順番に刺激を行い、呼吸を行いながらしたり、さすってみたりするように指示しました。

他の女性であればもう少し簡単なことでもいいと思いますが、この方の場合少し専門的に知りたいということもあり、このようにお伝えしていきました。

むくみの改善について、さまざまなことが言われていますが、脚だけマッサージしてみたり、お風呂の中でマッサージをして改善ができないには理由があります。

うまくむくみが改善できない方はこちらの記事を参考にしてください。

お風呂でマッサージしてもむくみが改善しない理由

むくみに悩む女性が知っておきたい原因と改善の考え方について

こういったリンパへの刺激を行った後は、筋肉を揺らしたり足首を動かしたりすることで全身の循環を改善し、これをご本人の意識も高く毎日することができました。

しゃがみ込み

また股関節の外側の張りについて歪みからくるものでしたので、簡単なしゃがみ込みのエクササイズをお伝えし、実践していただきました。

これは比較的短時間で太ももの外側が引き締まることが感じられたそうで、身体の変化が感じられるので楽しくて1日に何度もしていただき、ご報告をいただきました。

しゃがみ込みというのは、このような状態で少し上下にバウンドするようにするだけの簡単なものです。

しゃがみ込み

 

1ヶ月で変化を感じ、下半身も細くなる

この方の場合もそうですが、むくみや歪みが原因で身体が太く見えている場合1回の身体調整でも身体がしぼんだり、引き締めることができます。

1回で完璧な状態にすることは難しいと思いますが、ある程度の変化を毎回感じていただき、その継続ではじめと比べて身体も変わっていくということが起こります。

上記のようなことを1ヶ月続けると、仕事上りの脚も楽になったりパンプスを履いてパンパンだったのがすごく楽に履けるようになったり、疲労感も軽減されすごく身体も元気なった感覚があるそうです。

循環が滞ってしまうことで起こるのは、こういった見た目の問題だけではなく、細胞内でも循環ができていないため、身体の中には老廃物や二酸化炭素が多く溜まり、身体の中の状態も悪くなり、結果疲労感を感じたりだるさを感じたりしてしまいます。

今回はそれも感じることができる時間となりました。ただ鍛えるだけでは改善できないというのは、こういった循環の問題があったり、歪みの問題があったりするためで、こういう身体調整も身体を整えるトレーニングになります。

鍛える=トレーニングではなく、さまざな意味を含めて身体を引き締めるためには鍛えないトレーニングも必要になると思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今日は実際に身体の変化が見られたクライアントさんを例にして書いていきましたが、ふくらはぎの太さや太もものことで悩む女性の方にとって少しでも参考になったでしょうか。

それぞれ悩む原因は異なり、その分改善の方法は異なりますが、改善のための考え方として参考になればと思います。

では、最後に今日のまとめを書いていきたいと思います。

  • ふくらはぎが太くなる原因は循環の悪さと身体の歪み
  • 太ももの外側が太くなる原因は脂肪が多いことや身体の歪み
  • 下半身を引き締めるためには、循環を改善し歪みを直すこと
  • 1回の身体調整でも身体は変わるが、それを維持することをある程度行う必要がある
  • 改善方法はひとつではなく、原因によって異なる

このような内容でお送りしていきました。

今日の内容が少しでも参考になればと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ふくらはぎを細くするには”鍛える”だけではなく”循環を良くする”ことも必要

1ヶ月間のパーソナルトレーニングでもふくらはぎが細くなる方がいます。これは、不思議なことでもないですし、特別なことをしているわけでもありません。

ふくらはぎを細くしようと思ったとき、浮かぶものは何でしょうか?鍛えることやエステに通うこと、マッサージを受けること、自分で揉み解すこと。さまざまな方法が思い浮かぶかもしれませんが、何をしても変わらないという経験をされている方もいるかもしれません。

ふくらはぎを細くするためには、鍛えることではなく、循環を良くすること。これが重要になります。

なぜ鍛えることではなく、循環をよくすることがふくらはぎを細くするのでしょうか?今日はこの辺りを詳しく書いていきたいと思います。

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ふくらはぎはなぜ太くなっているのか?

まず、この記事を興味深く読まれている方は自分のふくらはぎに何かしらの悩みを持っている方だと思いますが、なぜ理想とする細いふくらはぎではなく、自分で太いと思ってしまうふくらはぎになっているのでしょうか?筋肉がついているから?それとも脂肪がついているから?

筋肉がついているからと思っている方はもしかすると、その可能性はあるかもしれませんね。ただ、ふくらはぎの筋肉は赤筋というマグロと同じで赤い色をした筋肉が多くなっていると言われています。

この筋肉の特徴は、筋肉自体は大きくなりづらいと言われており、あまり筋肉がつきません。ふくらはぎの筋肉を大きくしようと思うとそれなりの負荷をかける必要がありますが、一般の会社員の方や主婦の方はそれほど大きな負荷を持つ機会はほとんどないと思います。

ですので、筋肉が大きくなっているというのは考えづらい。ではなぜ、太く見えているのかというと、それは循環が悪くなることによって体液や脂肪組織が溜まり太くなっている可能性があるということです。

ちょっと難しい言葉になってきましたね。このことについて整理していきます。

 

ふくらはぎを細くするイメージは水溶き片栗粉

主婦のみなさんはわかると思いますが、水溶き片栗粉を放置しておくと下に片栗粉、上に水分と言う形で分離されます。下に溜まった片栗粉は触れるとカチカチになっており、硬くなっています。

この水溶き片栗粉を混ぜ続けると白く濁った水の状態で固まることもなく、流れ続けます。これにふくらはぎの状態も似ていると思います。

身体の中には、水分である体液や片栗粉である脂肪が流れています。人間の身体には常に重力がかかっていますので、この水溶き片栗粉である体液と片栗粉は下半身へと落ちていきます。そして、循環をさせないと片栗粉は固まり、硬くなります。

ここでいう固まるというのは、脂肪は固まることはしませんが、下半身に溜まるとふくらはぎは硬く感じられたり、パンパンに張っていると言う状態になります。これがむくみといわれる症状です。

要は、現代人はあまり動かない静物化しているため循環不良を起こし、片栗粉が下半身に溜まってしまっているため、ふくらはぎが太くなっていると考えられます。

そのためふくらはぎを細くするためには、循環をよくすること、つまり筋肉を動かすこと、筋肉を緩めること、全身の体液などの流れをよくすることが必要になると考えれます。

 

ふくらはぎが細くなった理由

こういう考えのもと、あるクライアントさんには今までハードに筋肉を鍛えるというトレーニングをされてきたため、この考え方を伝え身体調整や関節運動の中で筋肉を緩めることから始めました。

循環が悪いと手足の指先が冷えるということも起こりますが、身体調整後などには身体が温かくなったということをいわれたり、血が流れてるという感想を言われたりしました。

このように身体調整などを週1回のペースで、3週間ほどつづけた結果、むくみも改善されてきており、以前のような硬さも改善され、一回りぐらい細くなってきました。

下半身の問題については、股関節や膝関節などの歪みも関係しており、身体調整で歪みの改善を行うことも循環を良くするためには必要です。

ふくらはぎが細くなった理由として、循環の改善、歪みの改善、筋肉が柔らかくなったというのが理由です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ふくらはぎを細くするためには、循環を良くすることなどがあげられますが、筋肉を柔らかな状態に保つことも重要になります。そのためには、まず動く習慣をつけることが大切ですね。

忙しい年末の時期ですが、お休みに入って少し時間ができる方もいます。できれば身体を動かして静物化していた自分を動物に戻してあげてください。

筋肉が硬くなる理由のひとつに仕事や家事のときの姿勢が関係していますが、日頃の歩き方や階段の上り下りの仕方に問題があればそれも筋肉を硬くしてしまう原因になってしまいます。

それは下記に動作の方法を紹介しておきますので、参考にしてみてくださいね。

まとめれば、みなさんまずは身体を動かしましょう!ということにまとまると思います。ということで、最後にもう1度ちゃんとした形でまとめて今日のブログを締めたいと思います。

  • ふくらはぎが太くなる理由は、循環不良、歪み、筋肉が硬くなっているから
  • 筋肉がついているということも考えられるが、赤筋の性質を考えると上記が主な原因と考えられる
  • 仕事人は筋肉の緊張、主婦は動かさな過ぎで筋肉が硬くなっている
  • 筋肉を緩め、循環をよくし、歪みを改善するとふくらはぎは細くなる
  • 日頃から動き習慣をつけ、筋肉を適度に動かす

このようなことでふくらはぎも細くすると考えることができます。クライアントさんの変化から今日の記事をまとめてみました。

みなさんも脚にむくみがあったり、筋肉が硬くなっている場合、鍛えるという発想だけではなくこのようなことを考えてみてはいかがでしょうか。

少しでも細くなるためのお役に立てればと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ふくらはぎが引き締まらない原因は、昔流行った健康グッズの使い方だった。

クライアントさんとのやりとりの中で、ふくらはぎが細くなってきているという実感があり、改めてふくらはぎを細くするという考え方を整理できたというセッションがありました。

今日はこのふくらはぎを細くするというテーマで書いていきたいと思います。

筋肉を鍛えるのではなく、ふくらはぎがなぜ太くなってしまうのかを考えると原因が見えてきます。その原因にアプローチをした結果ふくらはぎが細くなっていきます。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

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ある程度は引き締まっていくふくらはぎ。ただ翌週には・・・

この方は週1回のペースで来られていますが、通い始めて2ヶ月ほどです。自分のふくらはぎが太くて、パンパンに膨れているため、気になって仕方がないということでパーソナルを受けられることになりました。

いろんなお話を聞く中で、日頃からよくふくらはぎの筋肉を使っているとのことで、階段を上るときや降りるときも、常につま先で行うようにしているそうです。これは、使えば引き締まるんじゃないかと思ってしていたそうです。

ただ、一向に引き締まらない中でパーソナルを受けられました。実際に行ったことは鍛えることではなく、筋肉を緩めることをしていきました。そして日頃行っているそれらの習慣を一度やめ、階段の上り下りの仕方を変え、まずはそれで様子を見ていただきました。

すると筋肉が緩んだことで血液が循環していることが感じられるようになり、軽くなったとのことでした。これは自然なことで、今まで筋肉が硬くなることで循環が悪くなり、緊張が強かったために重く感じていたのだと思います。

ここまではよかったんですが、1ヶ月ほどたったとき、セッション後は緩むけどもこの状態があまり維持できないことに気がつきました。いろんなお話を伺っていましたが、理由がわからないままでした。

すると、ふとしたことからその原因が見えてきました・・・。

 

数年間使い続けていた健康グッズが原因で緩まなかった

スタジオで履かれたスリッパをはいた瞬間、「あっ!」と言われ、お話を伺っていくと家の台所で一時期流行った健康サンダルのような、通常の長さよりも短いかかと部分がないスリッパを使っていたそうです。

これを履いているとつま先立ちになるため、常にふくらはぎは緊張し、これが原因でふくらはぎのゆるみが持続しないことがわかりました。あとは簡単でこのスリッパを使っていることで緊張していたので、使わなければ緊張しなくなるはずです。

そして、それから使うのをやめていただくと、毎週ふくらはぎの筋肉が柔らかい状態が続くようになってきました。すると、ふくらはぎも以前感じていた張り感も改善し、太さも細くなったことを実感されたそうです。

このようなことからどのようなことが考えられるのでしょうか?

 

ふくらはぎを細くするためには循環をよくすること

ここからも感じていただけたと思いますが、筋肉を鍛えることが全て身体を引き締めてくれるとは限りません。鍛え方もありますが、この方のように筋肉を緊張させてしまう鍛え方だと、循環を悪くし、それが原因で太く見えてしまうということがあります。

人間の身体は血液が通る血管と、リンパ液や脂肪組織などが通るリンパ管という管があります。これらの管は体内に数多く存在し、筋肉や組織内にも存在します。

人間は重力下で生活をしているため、基本的には下に向かって流れが作り出されます。心臓から送り出される血液やリンパ液も下半身に向かって下っていきます。ただ、この下った液体を心臓などの上部に戻そうとなればポンプ作用によって上部に運ぶ必要があります。

血液の場合、そのポンプ作用を担っているのが心臓です。心臓の拍動によって血液は循環します。リンパ液の場合、心臓とはまた別になり、心臓の拍動では循環しません。そのため自らも循環させる機能が必要になりますが、心臓が1分間で60回の拍動するのに比べ、リンパでは1分間で約5回ほどだそうです。

ここからもわかる通り、リンパは自らだけでは非常に循環が遅いのが特徴です。ですが、この循環を手助けするように筋肉の伸収縮によって、ポンプ作用となり循環を促すという働きがあります。

筋肉が硬いと筋肉が伸び縮みしにくく、ポンプ作用もしづらくなり、循環が悪くなる。そうすると、下半身に滞留し、その影響を受けてふくらはぎは太くなってしまう。このような考え方ができると思います。

だからこそ、循環を良くすることで滞留していた液体が流れ、その結果ふくらはぎは細くなっていくということが起こると考えられます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今日お伝えしたかったことは、筋肉が硬くなることで循環が悪くなる。そして、その影響を受けることでふくらはぎが太くなってしまうことがあるということです。

一般的にはこのようなときには、トレーニングをしましょう、筋肉を鍛えましょうということが行われますが、そのトレーニング自体が筋肉を硬くするようなものであれば、循環は改善されず、あまり身体に変化がみられないということになってしまいます。

トレーニングという捉え方もさまざまで、身体を整えるようなトレーニング、柔軟性を高めるトレーニングなど、筋肉をつけるということをイメージしてしまいがちですが、実はその方法はさまざまです。

ですので、それぞれの目的に合った方法を選択することがふくらはぎを細くするためには必要なことだと思います。

それでは今日のまとめを書いていきたいと思います。

  • 日頃から筋肉を使いすぎると筋肉は硬くなる
  • 硬くなった筋肉では、循環が悪くなる
  • この方の場合、健康サンダルを履き続けたことによって筋肉が硬くなっていた
  • 身体調整やトレーニングで筋肉を緩め、循環を良くしていった
  • 筋肉に弾力が戻るとポンプ作用も使われ、むくみも改善した
  • ふくらはぎを細くしたい場合、循環をよくすることとねじれを改善すること

というような内容でお送りしていきました。

ダイエットなどでも、姿勢の崩れで体内の酸素量が低下し、脂肪燃焼には酸素が必要になりますので、代謝が悪くなったり、内臓の機能低下が起こり痩せにくい身体になるということがあると言われています。

これらからもわかりますが、一般的に言われていることが全て正しいということでもなく、ときに逆効果になることもあるかもしれません。ただ、結果に嘘はないという言葉からもわかる通り、そのような身体になった何か原因があり、その原因を改善することで身体も変わっていくのだと思います。

ふくらはぎも引き締める場合、鍛えるのではなく循環をよくすると考えてみてはいかがでしょうか・・・。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。