シェイプアップ

脚の外側の膨らみを引き締めるために知っておきたい改善方法

あるクライアントさんは、今年最後のセッションが終わり、「今年ここにきて初めて身体が本当に変わってきたと実感できた」と言っていただきました。

そうやって変化を実感できたのは、下半身の膨らみがうまく改善し、7kg程ダイエットに成功したためだと思います。

何よりもクライアントさんが課題を楽しんでこなし続けていただいたことが、変化の一番の要因だと感じました。他人に任せきるのではなく、自分でも積極的に取り組む姿勢は素晴らしいなと思います。

さて、今日は脚の外側の膨らみが改善した理由についてお伝えしていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

太ももの外側がポコッと出る脚の膨らみの原因と改善について

太ももの前側がパンパンに張る!日常生活に潜む脚を太くする原因のまとめ

ふくらはぎの外側が張り出す原因と改善について

 

脚の外側が膨らんで見えた理由

この方の脚の外側は、股関節が捻じれてしまいお尻周辺の脂肪などが外側に引っ張られるように流れて、溜まってしまっていたことが大きな原因だと感じました。

また下半身全体にむくみがあったため、より膨らんで見えていました。

もうひとつ、歩き方が原因で股関節周辺の筋肉が張っており、それも脚の外側が膨らんで見える原因のひとつになっていました。

  • 股関節の捻じれ
  • むくみ
  • 筋肉の緊張

大きく分けると、この3つが脚の外側が膨らんで見える原因になっていると考えられました。

 

お尻の脂肪が移動するという意味

お尻の脂肪が移動するというのは、どういうことでしょうか。

これはお腹でイメージするとわかりやすいと思いますが、身体を反らすようにすればつまめるお腹の脂肪の量は減ります。

身体を反らせる

逆に身体を丸めるような姿勢になるとお腹のたるみは誰でもできます。

身体を丸める

もし身体を丸めてもたるみが全くできないのであれば、身体を反らした時にお腹ははちきれてしまいます。

このようにお腹を例にするとわかりやすいと思いますが、人間は姿勢などの影響で脂肪組織が移動します。

そのため、関節の捻じれや歪みがあればどこかにたるみができるということが言えます。

今回は、股関節の捻じれの影響でお尻周辺の脂肪組織が脚の外側に流れるということが起こっていました。

バストアップはこれをうまく活用するとできます。

バストアップ=筋トレ?組織を動かし筋肉を膨らませることでバストアップできる理由

バストアップ|現場で感じたバストの変化と方法をまとめてみました。

 

脚の外側を引き締める方法

今回、クライアントさんに行ったのは、ダンベルを持って何かをするということよりも家でどのように過ごせばいいのかをレクチャーするような時間に使いました。

もちろんそれだけのことをずっとやっているわけではありませんが、このクライアントさんはご自宅で積極的に動いてくれますし、お伝えしたことを楽しんでしてくださいますので、メインをそちらにおきました。

今回お伝えしたことは主にこのようなことです。

  • 6つの体操
  • 腹式呼吸
  • 階段昇降
  • 歩き方の改善

これらを日常の中に落とし込み、やらなければというのではなく、気づいたらやるようなスタイルで行っていただいただけでも身体は変化してきました。

6つの体操

これは非常にシンプルで、前屈・後屈、側屈、回旋という、前後に身体を倒したり反らせたり、身体の横に倒したり、捻ったりするような動きを行っていきました。

ただ、そこにはポイントがあって、どのように動かすのかという手順や呼吸の使い方、筋肉が緊張しないということなどのポイントを押さえたうえで行っていただきました。

セッションの中では必ず行うため、家で行ったときと差が出て、毎回なぜこの差が出るのか確認をすることからセッションはスタートになります。

お伝えしたことをやってきてくださる方は、次のセッションのときに必ずどうだったかを言っていただけるのでその反応で、やっているかどうかがわかります。

クライアントさんも実際にされていて、ここで出た動きの課題を改善しながら続けていただくと、6つの体操を行っただけで身体が整い、ご本人も整った感覚をよく体感されていました。

前屈

後屈

側屈

側屈

回旋

回旋

腹式呼吸

腹式呼吸を行う目的と言うのは、リンパの流れを良くするために行います。

リンパ液というのは乳び槽と言われるへそとみぞおちの間にある袋のようなところのことで、この乳び槽より下に位置する箇所に8割程溜まっていると言われています。

この袋はリンパ節の中でも最も大きくリンパの中でも中心的な存在です。

重力下でマッサージをしてもうまく流れないとも言われており、リンパを流すためには仰向けになることでより流れやすくなるそうです。

さらに腹式呼吸をすることで、ポンプの役割を果たしリンパ液の循環を良くすると言われています。

そのため、クライアントさんにも腹式呼吸を時間があるときに何度も行っていただきました。

これについてはこちらの記事も参考にしていただければと思います。

下半身太りを解消したい方必見?!知っておきたいリンパの流れについて

呼吸

階段昇降

以前から階段を昇り降りするときにはどうしても太ももの前側などが緊張してしまって、脚が太くなるのでは?という印象があったそうです。

今回行ったのは、顎の動きを使って階段を昇り降りするということです。

顎の動きを使って階段を昇り降りをすると、身体のどこにも引っかかる感じもなく、スムーズに昇降ができ、以前感じていた太ももの張りもなくなったそうです。

以前受けていた太ももの前側への刺激はお尻の付け根に変わり、実際にこれをお伝えしてからヒップの形が変わってきました。顎

歩き方の改善

歩き方の改善については、以前、こちらにまとめています。

ウォーキング時の歩き方を変えることで脚の膨らみは改善する

歩き方

このようにそれぞれの問題点に対して体操なり呼吸なりを行い改善をはかっていきました。

結果的にこれらを継続することで、脚の外側が細く引き締まっていき、以前感じていた膨らみというのはうまく改善されました。

 

まとめ

今回は、脚の外側の膨らみを改善する考え方や実践したことについてまとめていきましたが、いかがでしたでしょうか。

下半身に関する悩みを持っている方は多いと思いますが、現場から感じることは日常の姿勢や動作を改善することがポイントであり、特別なことをするから変わるのではないということです。

なぜ脚が太くなったのという原因が分かれば、そこから方法を考えることは難しいことではありません。

ただこの“原因を明確化する”ことが最も難しく、そこが間違っていればどんな素晴らしい方法を選択しても効果がないとなってしまいます。

常にこのことは頭に置いておきたいなと思います。

では、最後に今日のまとめをしていきたいと思います。

  • 脚の外側膨らんでしまう原因は、股関節の捻じれ、むくみ、筋肉の緊張
  • 体操をするだけでも身体は整う
  • むくみは腹式呼吸をして改善する
  • 顎の使い方を変えると身体はよりスムーズに動く
  • 歩き方を変えるとヒップアップする

このような内容でお送りしていきました。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

男っぽい?!肩周りが張る原因と改善について

肩周りが張ってふと鏡で見ると、「えっ・・・なんかごっつい。」と感じてちょっとショックを受けてしまう方へ。

この肩の盛り上がりというか、張り感というのは、筋肉がついて盛り上がって見える場合と、循環が悪くなり老廃物などが溜まったことで膨らんで見えるということがあります。

後者の場合、筋肉を緩め循環を改善することで盛り上がりが凹むようにスッと女性らしく華奢な首から肩に変わります。

今日は、この肩が張る原因と改善についてお伝えしていきます。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

女性の肩幅を狭くすることはできる?筋肉と骨から見る可能性について

肩こりに湿布を貼ると治る?湿布を張っても変化が見られない理由

 

肩が張る部分

今回お伝えする肩が張る部分というのは、この部分になります。

肩の張り

このモデルの女性の場合、赤い丸で囲んだ部分の筋肉が盛り上がっているように見えるのがわかるでしょうか?

もう一人のモデルの肩をご覧ください。

肩の張り

肩周りが平らであり、筋肉が緊張し張っている感じがしません。

今回お伝えする肩の張りというのは、この部分のことをお伝えしていきます。

ある意味男性らしさを演出する筋肉の一部というのは、この肩の部分だと思います。

男性

この部分の筋肉の緊張が緩み、柔らかい筋肉になれば先ほどの外人のモデルさんのように、細い印象になると思います。

ちょっとしたことですが、見た目にもだるさや疲労感も改善するため、改善の考え方を知っていただければと思います。

 

肩周りの筋肉が張る原因について

なぜ肩周りの筋肉が緊張し張ってしまい膨らんだように見えてしまうのでしょうか?

その原因は一つではありませんが、姿勢が崩れることで筋肉を過度に使いすぎたことが原因の一つです。

その他にも、眼球疲労、精神的な緊張、日頃使っている椅子や机の高さが合っていない、肩の位置の問題などが挙げられます。

ちょっと詳しく見ていくことにします。

頭部の位置がまずい

こういう姿勢を仕事中にしたことはないでしょうか?

座り方

パソコン画面をのぞき込むようにし、背中を丸め椅子に座る。

このような状態を長時間続けると、首から肩にかけての筋肉を使いすぎるため緊張し硬くなり張ってきてしまいます。

そうすると循環不良になり、老廃物などが溜まってしまう原因となります。

具体的に肩周りの筋肉の状態というのは、このようになっています。

肩の張り

頭が前にズレ、背中を丸めることで首や肩の筋肉が緊張し、胸周りの筋肉も緊張し、上半身全体が緊張してしてしまいます。

上記の画像のような状態は、見た目としては動きはありませんが、筋肉としては活動し続けています。

筋肉は使いすぎると弾力を失い硬くなるため、このような姿勢が原因で空回りが張ってしまいます。

精神的な緊張

人混み

人混みの中を歩いたり、緊張する会議の後に身体がどっと疲れたり、肩周りがだるくなって経験はないでしょうか?

人間の身体を支配しているのは、脳であり、この脳がどのように目の前の状況を捉えるかによって身体への反応は大きく変わります。

例えば、電車で立っている時、揺れを感じると思いますが、この揺れに身を任せるように揺られてみてください。そうすると気持ちよく、座っているときには眠ってしまうかもしれません。

ですが、その揺れに耐えようとして身体を固定させようとすると身体は緊張し、疲れてしまいます。

人混みや会議など、環境的な要因で緊張してしまい、それが続いてしまうと肩が張る原因としても考えることができます。

肩の位置や使い方が問題

これは肩が張る原因としては、最も多い原因だと思いますが、肩の位置や使い方が緊張するように使っている可能性があります。

以前から何度もお伝えしていますが、肩の位置は自然な状態であれば、前方30度の位置にあります。

肩こり

人間で見ればこのよう真横よりも少し前に肩があるのが自然であり、この位置に肩がある場合、胸や背中の筋肉はバランスの良い状態となります。

肩の位置

これを胸を張ってしまったり、肩甲骨を寄せるようにすると、見た目としては“良い姿勢”として見えるかもしれませんが、これを続けることはしんどいですし、不自然な状態です。

胸を張る

日頃からどのような位置に肩があるのかということも、肩が張る原因として考えることができます。

また歩くときや走るときの腕の使い方も、肩周りが張る原因として考えることができます。

歩くときに腕はどのように動くのが自然でしょうか?このように考えることも少ないと思いますが、多くの場合、このようにまっすぐに動かすことが自然だと感じている方が多いのではないでしょうか?

腕の振り

このような動きは、実は不自然であり、骸骨の腕を揺らしてみると、腕はこのように動きます。

腕の動き

本来はこのように、胸の前で小指と小指が触れ合うような状態から、脇が少し開くように斜め後ろに動くのが自然です。

以前、疲れにくい走り方とは?手足を動かそうとせず重心を前に運ぶことでも腕の使い方を書いていますが、走っているときにまっすぐ腕を振ることで肩こりの原因になったりします。

ですが、腕の使い方を変えるだけで肩周りの筋肉が緩み、柔らかくなっていきます。

こういった普段当たり前のように行っている動作が原因で肩が緊張し、張ってしまう原因となります。

そして筋肉が硬くなり、循環が悪くなり、老廃物が溜まってしまうことで膨れてしまいます。

ウエイトトレーニングをしている方の場合、筋肉がついてしまっているということも考えられますが、多くの場合、上記のようなことで肩周りが張り、膨れるように見えている可能性があります。

 

肩周りを緩める方法

肩周りを緩めるためには、ストレッチでもいいのですが、テクニックとして非常に難しく、あまり効率が良くありません。

ただ方法のひとつではあるので、ストレッチをしてはいけないということではありません。

筋肉を緩めるためには、このような方法があります。

肩周りに手を置いて呼吸をする

呼吸

皮膚に触れるように手を置き、その状態で呼吸を行います。

人間は20g以下の重さがかかると、一酸化窒素が分泌され、血管やリンパ管を拡張すると言われています。

そして、血流などが良くなり筋肉を緩めることができます。

筋肉をさする

首をさする

先ほどの呼吸を行った後に、皮膚を指の先で軽くさするとさらに筋肉を緩めることができます。

肩を動かす

肩を上下

筋肉は緊張がないリラックスした状態で、気持ちよく動かし続けると筋肉はどんどん緩んでいきます。

筋肉をストレッチングする

ストレッチング

筋肉を緩めるためには、ストレッチングも良いと思います。

ただ注意したいのは、どのくらい筋肉を伸ばし、何秒伸ばし続けるのかなどの細かな刺激の加え方です。

それが適切にできたとき筋肉は緩み、柔らかくなっていきます。

ストレッチについては、ストレッチとは?整理をしておきたい基礎と実践についてを参考にしていただければと思います。

ここでご紹介したようなことを日頃から行うことで、肩周りの筋肉は緩み、張ることで感じていた膨らみは改善されていきます。

決して膨らみを改善する=筋トレだけではないということです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今日は肩が張る原因と改善についてお伝えしていきましたが、筋肉が緊張し循環が悪くなることで肩が膨れたように見えてしまいます。

そのちょっとした膨らみが自分自身の印象を変えてしまうきっかけになるかもしれません。

この膨らみは遺伝でもありませんし、筋肉を緩めると改善することができます。

そのためには、なぜ肩の筋肉がこれだけパンパンに張ってしまうのかを考えるとその原因が見えてくると思います。

最後に今日の内容をまとめていきたいと思います。

  • 肩が膨らむように見えるのは、筋肉が張り循環が悪くなっているから
  • 筋肉が緊張する理由は、日常で行うことが問題
  • 筋肉を緩めることで肩の張りは改善できる
  • そして日常で行う姿勢、動作を改める

このような内容でお送りしていきました。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ふくらはぎを細くする考え方について

ふくらはぎを細くするためにはどうすればいいのでしょうか?

マッサージをしたり、自分で揉んでみたり。でもこれといって変化はなし。なぜ?

だったらと言わんばかりにトレーニングしたり、流行りの健康グッズと活用してみたり。でも効果がない。

ふくらはぎを細くするための考え方のひとつは、むくみを改善すること。そして、脚の捻じれを改善することです。これができればふくらはぎを細くすることができます。

今日はそんなふくらはぎを細くする考え方についてお伝えしていきたいと思います。

 

ふくらはぎを細くするには循環を改善すること

女性のクライアントさんを見ていると、多くの方がむくみがあり、筋肉が硬い印象があります。

こういう方は、ほとんどの場合冷え性であり、ふくらはぎがパンパンに張り、循環が悪くなっています。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか?それは、動物ではなく静物になってしまっているからです。

日頃から身体を動かさず、座ってスマホを触っていたり、ユーチューブを見ていたり。仕事も事務職であまり動かない。

姿勢が崩れ、筋肉が硬くなり、筋肉が硬くなった影響で循環が悪くなり、むくみ、低体温になります。

むくみを改善するためには、筋肉を動かしポンプ作用を活用することです。そうすればむくみは改善しますし、筋肉を使うので筋肉も柔らかくなります。

ふくらはぎを細くするためには、循環を改善し、むくみを改善することです。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

ふくらはぎの外側が張り出す原因と改善について

ふくらはぎをストレッチしても1cmも脚が細くならない理由

 

ふくらはぎを細くするには、膝や足首などの捻じれを改善する

ふくらはぎを細くするもうひとつの考え方は、膝や足首などの捻じれを直すことです。

ふくらはぎは本来、身体の後ろに向かって膨らみがありますが、膝や足首が捻じれることで、ふくらはぎの筋肉は横に張り出してきます。

ふくらはぎの外側

こういった場合、いくらジムでマシンをしても、どれだけ鍛えても改善はできません。

そもそも膨らみを感じてしまう原因は捻じれのため、この捻じれを改善すればふくらはぎは細くなります。

実際にセッションでは、身体を整えるトレーニングを行うことでセッション前後でふくらはぎの太さは変化します。

1日では筋肉大きく増減することはないですし、脂肪も減ることは難しい。

このように捻じれを改善することでふくらはぎを細くすることができます。

 

使いすぎることでふくらはぎを太くする可能性がある

「歩いているときもふくらはぎを使うようにしています。」ということを言われることもありますが、どのように使っているかが重要です。

多くの場合、地面を蹴るように足首を使っていたりしますが、このような使い方はふくらはぎの筋肉が緊張してしまいます。

使い方によってはむくみの改善につながりますが、一般の方が行っている使い方ではふくらはぎが緊張し硬くなってしまいます。

筋肉が張ることによって太く見えてしまったり、筋肉が硬くなることでむくみ、その影響で太く見えてしまいます。

また踵部分がないような健康サンダルを履いていて、家では常につま先立ちなんて方もいるかもしれません。

これではふくらはぎの筋肉を使いすぎて硬くなり、弾力を失います。

そうなればポンプの役割も担いづらくなり、結果循環不良になり、むくみ、ふくらはぎが太く見えてしまいます。筋肉は使いすぎないようにすることも細くするためには重要になります。

 

ふくらはぎを細くするためのマッサージはどこまで効果がある?

椅子に座ったままで、もしくはお風呂の中でマッサージをして、むくみを改善しようとする方も多いと思います。

むくみの改善は、リンパ液の流れを良くすることで改善することができますが、このリンパ液は重力の影響を受けやすく、重力がかかる立っている時や座っているときには流れにくいと言われています。

こちらに詳しくまとめていますので、参考にしていただければと思います。

下半身太りを解消したい方必見?!知っておきたいリンパの流れについて

そのため、重力下でマッサージをするよりも、仰向けに寝てしまうだけでもマッサージをするよりもリンパ液の流れは良くなります。

そして、さらにリンパの流れを良くしようと思うと、腹式呼吸をすることでさらに流れを良くすることができます。

これはセッションや家でしてもらうことのひとつに含めていますが、腹式呼吸をすることで体幹周りの筋肉を緩めれますし、自律神経が整い、気持ちよく寝れ、そしてさらにむくみが改善できると実感できる方が非常に多いです。

むくみがひどく悩んでいる方は、仕事中可能であれば仰向けに5分でもいいので仰向けに寝てみたり、もし難しい場合、家で仰向けの状態で腹式呼吸をしてみるとむくみの改善につながります。

 

まとめ

ふくらはぎを細くする考え方についてお伝えしていきましたが、大きく分けると主に2つです。

  • むくみを改善する
  • 膝や足首の捻じれを改善する

これらができるとふくらはぎを細くすることができると思います。

またもうひとつは、日頃よく走るランナーの場合、地面を蹴るような走り方をしていれば筋肉がついて太くなってしまっている場合もあります。

こういう場合はふくらはぎの筋肉を過度に使わない走り方ができればふくらはぎは細くなっていきます。

ふくらはぎが太くて悩んでいる方の場合、むくみと捻じれを改善できれば細くできると思います。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

Izuru Styleオフィシャルnoteができました。こちらも参考にしていただければと思います。

IzuruStyle note

ヒップアップの方法とは?筋トレだけではないヒップアップの考え方について

ヒップアップをするためには、お尻の筋肉を鍛え上げるということも一つの手段ですが、みなさんそれぞれが思う理想のヒップの形は当然異なります。

いかにそこに近づけるか、現場ではいつも考えることですが、それぞれの理想と現状が違うため、ヒップアップといっても行うこと、お伝えすることは変わってきます。

ヒップアップをするためには、骨盤の位置や姿勢を整えること、また筋肉に刺激を加え、膨らませることや肥大させること、そして、脂肪組織をどのように維持させるのか。

これらの中で必要なことを行う必要があると考えています。

今日はヒップアップするための考え方とその方法について触れていきたいと思います。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/hip-up”]

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/hipup-squat”]

 

ヒップアップする方法

この記事を興味深く読まれている方は、ヒップアップしたいと思っている方が多いと思いますが、ヒップアップするためにはどうすればいいのでしょうか。

一般的には、筋トレ!ということをイメージしやすいと思いますし、最近はヒップトレーニングが流行っていると思います。

ヒップアップの方法は、簡単にまとめるとこのようになると思います。

  • お尻の筋肉を肥大させる、もしくは膨らませる
  • 骨盤の位置を整える
  • 脂肪組織の位置を変える

これはすべてヒップアップする考え方だと思いますが、もう少しわかりやすくお伝えするために具体的に見ていきたいと思います。

お尻の筋肉を肥大させる、膨らませる

そもそも人間の身体を見ていくと、女性の胸を構成しているのが主に脂肪なのに対して、お尻は主に筋肉です。

ヒップアップされた方を見ると、筋肉がしっかりついている方が多く、僕もずっと野球をしてきてお尻の筋肉がある程度ありますので、プリ尻状態になっています。

ヒップ

このように、現在もしお尻が小さい・・・と悩んでいる方は、ひとつの方法としてはお尻の筋肉をつけることも選択肢のひとつになります。

そして、もうひとつ筋肉をつけるのではなく、膨らませるということ。

これは以前、筋肉をつけたい女性へ|筋肉を“つける”より“膨らませる”ことが勧められる理由でもお話していますが、筋肉は硬くなるとしぼみ、筋肉本来の弾力を取り戻すと膨らみます。

この反応を利用して、筋肉を膨らませヒップアップさせるということも考えられます。

ただ、これについては言葉では少しイメージしづらいかもしれません。ですが、筋肉はこのような反応を見せますので、筋肉を柔らかい状態で維持させることもヒップアップには重要です。

骨盤の位置を整える

これは、骨盤だけでなく姿勢全体を整える必要があると思いますが、骨盤の位置によってお尻は下がったり、上がったりします。

自然な状態であれば、骨盤は軽く前傾しておりこのときお尻についている筋肉は引き上げられるようになるため、ヒップアップされた状態になります。

骨盤前傾

逆に骨盤が後傾してしまうと、このようにヒップダウンしているように見え、このような状態のときお尻は横にべちゃっと広がったように見えたり、お尻の膨らみがなくなったりします。

そしてこの下がったお尻のしわよせは太ももの外側に流れてしまって、脚が太く見えるというようなことも起こってしまいます。

骨盤の位置が異なるだけでこれだけ印象も変わってしまうため、ヒップアップするためには骨盤の位置を整えることは非常に大切なことです。

骨盤後傾

脂肪組織の位置を変える

この考え方はバストアップのときによく使いますが、人間の身体には脂肪があり、この脂肪はある位置で記憶されています。

日頃からある位置で記憶されていますが、その位置から動かし、その動かした位置で一定期間固定をすると脂肪組織はその位置を記憶し、最初の位置から移動します。

生活の中で落とし込むとなれば、日頃着用している下着をどのように着け、脂肪組織を動かすのか。これだけもヒップアップさせることは可能です。

これは、ヒップだけに限らずバストアップやウエストを引き締めるときにも活用できます。

脂肪組織をどのように動かし、その位置をどのようにキープし、どのくらいの期間維持させるのか、これらを目的通りに、適切に設定できればヒップアップさせることができます。

ここまでヒップアップの方法や考え方について整理していきましたが、続いてはよりみなさんがご自身でも身体を変化させられるように、もう少し実践的なことや詳しいポイントをお伝えしていきたいと思います。

 

ヒップアップをするためのポイント

先ほど考え方についてお伝えしていきましたが、ここからはそれらをもう少し詳しくお伝えしていきたいと思います。

そもそも筋肉ってどうやってつける?

筋肉をつけるためには、大きく分けて2つです。

  • 適切な刺激を筋肉に加える
  • 体内をタンパク質合成状態をできるだけ維持させる

言い方を変えると、外部からの刺激と、食事の2つを考える必要があります。

外部からの刺激というのは、ウエイトトレーニングやスロートレーニングといった方法です。

筋肉に刺激を加える

一般的には、10回で限界を迎えるような負荷を使ってトレーニングすると言われていますが、筋肉をつけるためにはさまざまな方法があります。

リバウンドや切り返しを活用するクイックトレーニングやスロートレーニング、低負荷で限界まで行うようなトレーニング、加圧トレーニングなど高重量を扱わなくても、筋肉をつけることができます。

タンパク質を合成状態にする

人間の身体は、基本的にタンパク質を分解と合成という2つのパターンがあります。互いに電気のスイッチみたいな存在で、どちらがONになれば、一方はOFFになります。

タンパク質が分解されるというのは、筋肉を構成するタンパク質がエネルギーなどに活用され、それが長時間続くと筋肉は減ってしまいます。

逆にタンパク質が合成するというのは、簡単に言えば摂取したタンパク質が筋肉になっていくということです。

空腹になると、タンパク質は分解の方へシフトし筋肉が減ってしまいますが、できるだけ合成の状態で時間を過ごすことで筋肉をつけやすくなります。

では、どうすればタンパク質合成の状態になるのかと言えば、ひとつは食事を摂ることです。食後は合成状態となり、空腹になるにつれ分解状態になるため、食事をできるだけこまめに摂ることで合成の時間を長くすることができます。

またトレーニング後もタンパク質は合成の状態になるため、トレーニング後2時間以内がゴールデンタイムと言われるのはこのためです。

このようにトレーニングによっての刺激と食事の摂り方などによってより筋肉をつけやすい状況を作ることができます。

筋肉を膨らませるとは?

人間の筋肉は、大きく分けて白筋と赤筋の2種類があり、筋肉が主に肥大するのは前者の白筋です。

この白筋に刺激を与えるためには、リバウンドを活用したり、クイック的な動きを用いることです。一般的には大きな力を発揮するときに活動するのが白筋ですが、このような動きは負荷が軽かっても白筋に刺激が加わります。

白筋に刺激を加えて、その後筋肉を緩めることをするとその筋肉は膨らみます。

逆に筋肉が緊張した状態だと筋肉は膨らまず、少ししぼんだように見えます。

ですので、筋肉に刺激を加えるときも高重量を扱うと緊張してしまいやすいですし、エキセントリックな刺激でも筋肉は緊張しやすい。そこで一瞬大きな刺激が加わるクイック的な動きでのトレーニングをすることで筋肉を膨らませることができます。

具体的にはこのようなイメージです。

筋肉を膨らませる

重たい物を持って、オリヤァァァァァ!!的な踏ん張るようなことではなく、ポンッ、ポンッっと弾ませるようなイメージで行います。

この後に筋肉を緩めればヒップアップされることがわかります。このようにクイック的な刺激を加え、筋肉を膨らませることでヒップアップさせることができます。

骨盤の位置を整えるとは?

骨盤の位置を整えるというのは、本来ある位置にするという意味で、日頃の生活の中で姿勢が崩れたりすることで身体は歪みます。

また、いろんな情報が飛び交っており、胸を張る、肩甲骨を寄せるなど、筋肉を緊張させて立つ=良い姿勢という認識もされがちで、これも姿勢が崩れてしまう原因のひとつです。

身体はつながりがあるため、骨盤の位置だけということではなく、全体を整えることで骨盤の位置も良くなり、ヒップアップされていきます。

全身を整えるということは、全身の筋肉を緩めることです。

筋バランスが左右や前後で異なったりすることで、筋肉が収縮している側に引っ張られたり、捻じれたりすることで歪みます。そう考えると、全身を整えるためには、筋肉を緩め、筋バランスを整えることで骨盤の位置も良くなっていきます。

この考え方については、お腹を凹ませるには姿勢を整えること!脂肪燃焼だけではない理由を参考にしていただければと思います。

脂肪組織の位置を変えるとは?

何よりも、聞くよりも実践する方がわかりやすいと思いますので、こちらを試していただきたいと思います。

まず、脇の下に手を入れて軽く胸あたりを掴んでみてください。そのとき、現状でどのくらいの肉厚があるのかを感じておいてください。

バストアップ

確認できたら、胸を寄せるようなイメージで脇の下の脂肪を胸の方に寄せて、その状態でキープします。

寄せる

寄せた状態で、鼻から息を吸って、口から吐くという呼吸を5回程繰り返します。そして腕をブラブラを揺らします。

腕のぶらぶら

そして同じように、再度胸を寄せるように脂肪を寄せ、呼吸を行います。これは3セット行った後に最初に感じた胸の肉厚を感じてみてください。

先ほどよりも分厚くなっていることがわかると思います。これが脂肪組織を動かすということです。

もし実践された方の場合、この状態は一時的であり、時間が経つともとに戻ってしまいますが、重要なことはこれを日頃に応用するということです。

脂肪組織の適応期間というのは決まっておらず、実際にやってみて判断するしかありませんが、まず理解していただきたいのは脂肪は動くということです。

このことから重要になるのは、ヒップにある脂肪を自分が目指すヒップに合わせて移動させ、それを維持することです。どうやって維持させればいいのか、それは下着などの着用物です。

女性にとって下着が大事だと言われる理由のひとつは、体型維持のためには下着も重要だからです。

どのように固定するのかはシンプルで、自分がなりたい形になるように脂肪を寄せ、その状態を固定できるような下着を選択するだけです。そうすると、これを続けるだけでもヒップアップされた状態になっていきます。

これが脂肪組織を動かしてヒップアップをするという考え方になります。

 

ヒップアップするためには、唯一無二の方法はない

ヒップアップするためには○○だ!というようなことが言われますが、ざっくりを言えば自然体に直し、そして筋肉に刺激を加え、下着を気をつける。これが最も効果的だと思います。

実際に現場でも、順を追いながらですがこのように指導しており、女性からの相談の中には、「どのような下着がいいのか?」という質問を受けることもあります。

クライアントさんを指導している時に、大切だと感じることは1回のセッションでも変化が見えること。そして、長期的にも変化が出ること。

この2つが大切で、今していることの意味を理解していただき、結果が伴うことで納得しながらセッションを進めることができます。

みなさんのご要望が異なるため、筋肉を膨らませて喜ばれる方もいますし、もっと大きくしたいといわれ、ハードなトレーニングもしたいという方には、高重量でのトレーニングをすることもあります。

ふわっとした言い方になってしまうかもしれませんが、それぞれの現状の身体に合ったことをすることで、結果が出て、個々が望む方向へと進んでいくことが重要だと感じます。

骨盤の位置を直すことも、筋肉をつける・膨らませることも、脂肪を動かすこともすべてヒップアップにつながる考え方です。

 

まとめ

今日はヒップアップの考え方や方法については、まとめていきましたが、いかがでしたでしょうか。

ヒップアップの考え方をまとめると、このようになります。

  • 筋肉をつける、膨らませることでヒップアップする
  • 骨盤の位置が変わるとヒップの形も変わる
  • 脂肪組織は動き、日頃の下着のつけ方でヒップも変わる
  • どれがいいではなく、すべてをうまく組み合わせることでヒップアップされる

このような内容でお送りしていきました。

一般的には、鍛えること、トレーニングのイメージが強いかもしれませんが、そうではなく姿勢や脂肪が関係するということが少しでも伝われば、変わるきっかけになるかなと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

筋肉を柔らかくすることで身体が引き締まる理由

細く引き締まった身体にするためには、ひとつだけではなくさまざまな方法があります。

自分に合った方法を探し出すためには、そもそもなぜ身体がたるんだように見えるのか、その原因を探ることが重要になり、その原因によって方法は異なり、唯一無二の方法は存在しないと思います。

静物化が進む現代人の身体や筋肉は必要に硬くなっている方が多く、それが痛みや身体のたるみの原因になっていることがあります。

今日は、筋肉が硬かった方がセッションを受けられて3ヶ月経ち、筋肉を緩めることを続けることで感じた身体の変化についてお伝えしていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/muscle-loose”]

 

静物化することで筋肉は硬くなる

1日の中でスマホを触っている時間がどれだけあるでしょうか?ユーチューブ、各メディア、ニコ動などさまざまなな媒体があり、時間を費やすためには便利なものが勢ぞろいするこの世の中。

そして、パソコンの画面を食い入るようにみつめている時間はどれほどあるでしょうか?

仕事、プライベート、内容は関係なく画面を見続けているとき、ふと姿勢について意識を向けてみるとその姿勢はほとんどの場合崩れています。

動かない状態で、ずっと画面を見続けていても人間の筋肉はさまざまな部位が使われています。

画面を見続けることで眼球が疲れ、ホットパックなどを目に当てたり、目をまぶたの上からマッサージするとふっと視野が広がったような感覚になります。目も筋肉によって動くことができ、目の筋肉は後頭下筋群と言われる首の筋肉とつながっています。

また頭の位置がずれることで、首や背中の筋肉が使われている状態になり、これらが長時間続くことで筋肉が硬くなっていきます。

現代人が硬くなりやすい部位

もう少し仕事のときの姿勢などから考えられる、筋肉が過度に疲れてしまう筋肉の部位について見ていきたいと思います。

仕事をするときは、主にこのような姿勢で行っているのではないでしょうか。みなさんは思い当たるふしがあるでしょうか?

パソコン

座っている姿勢で表していますので、イメージ的には「上半身はすごく硬くなっているんだな・・・」と思うのは、当然だと思いますが、人間の身体は全身がつながっています。

当然上半身の影響は下半身にも出ます。立ち方や歩き方に影響が出たりもします。

そうすると全身の筋肉が硬くなり、身体がむくんでしまったり、たるみが出たり、痛みが出たり、身体の不調へとつながってしまうということになります。

何度もお伝えしていることですが、じゃあこうなったときに何をすればいいのかというと、鍛えることではなく、筋肉を緩めることです。

なぜかというと、鍛えることは筋肉を硬くするような刺激が加わりやすいですし、筋肉が硬いからさまざまな問題が起こっているので、それを元に戻せば改善されるはずです。だから鍛えるではなく、緩めることです。

ブログを読まれている方は、よかったら読み進めるときに一度考えをフラットにして読んでいただくと参考になるかなと思います。すべては鍛えることではないということです。

 

筋肉が硬く、身体の末端が冷たい女性

今回セッションを通じて変化を感じた女性は、日頃事務職と荷物を運んだりする仕事をされています。

業務内容を確認すると、筋肉が硬くなる主な原因は、仕事のときの動作や姿勢、家での過ごし方だと感じました。やはり、上記でお伝えしたように、座り方もひとつの原因です。

その他には、家で寝転んだ状態でスマホを触るときの姿勢が問題だと感じ、セッションでは筋肉を緩めることをメインにし、日頃の姿勢についてお伝えしていきました。

荷物を運ぶ

仕事の中で4~5kgの段ボールを運んだり、移動させたりすることがあるそうで、その運び方の影響で、腰などに負担がかかっていました。

よくこのような持ち方をする方もいますが、荷物が身体が離れた状態で、手で持ち上げようとすると腰に大きな負担となります。

荷物を運ぶ

クライアントさんの場合、中腰の状態で段ボールを運び、それをなども繰り返すたびに腰が硬くなり、時によっては腰痛が出るそうです。

こういった仕事の中で何かを運ぶというのは業務ですのでありうることですが、それをどのように運ぶかによって身体にかかるストレスも多いに違ってきます。

座り方について

パソコンでの業務も多いそうで、そのときの姿勢は、前のめりに食い入るように画面を見つめ、背中を丸くしてキーボードをたたいてしまっています。

このとき、頭が前にずれてしまうことで頭の重さを支えるために首や背中の筋肉が緊張してしまいます。

また頭が前にずれてしまうことによって、肩も前にずれ、胸の筋肉である小胸筋が緊張し、胸周りが硬くなってしまいます。

パソコン

スマホを触っているときの姿勢

家でスマホを触っているときは、基本的には寝そべって触っているそうで、このような姿勢だ多いそうです。

スマホを見る

見ているだけで疲れそうな姿勢ですが、このような姿勢を1~2時間程とってしまうそうで、首や肩は張ってきて疲れてしまうそうです。

ただ、見ているものに集中してしまうため、肩などの張りよりもスマホに熱中してしまうそうです。

筋肉が硬くなることで循環が悪くなる

このような理由で、筋肉が硬くなってしまい循環不良になってしまっています。

仕事終わりには脚もパンパンにむくみ、手足の先は冷たく、夏場でも冷え性に悩まされている状態です。

血液が末端まで行き届きにくくなることで、このような冷えが起こるわけですが、筋肉が硬くなると当然血流も悪くなってしまいます。

ポンプの役目も果たしづらくなるため、むくみも発生します。

このような状態を改善するためには、筋肉を緩め、しっかりとポンプの働きができる柔らかい弾力のある筋肉に戻すことがテーマとなります。

 

筋肉を緩めるために行ったこと

筋肉を緩めるためには、ストレッチのイメージが強いですが、筋肉を収縮させること、揺らすこと、皮膚をさするなど、さまざまな方法があります。

今回は、操体法やぶらんぶらんと筋肉を揺らすようなことを中心に行っていきました。

肩周りを動かす

まず行ったことは、肩周辺を動かして首や肩、上半身を主に緩めていきました。

人間の身体は、気持ちよく楽に動かしていると、筋肉は緩んでいきますし、硬く緊張させて動かしてしまうと筋肉は硬くなってしまいます。

動きをお伝えするときは、ただただ楽に気持ちよく動かしていただけるように、細かいところはお伝えせず、ご自身で動かしやすいポジションなどを感じていただきながら行っていきました。

肩の屈伸

肩の内外旋

腕の動き

上肢の引き上げ

そして肩周りをある程度動かすと、上下・左右などに身体をぶらんぶらんと揺らし、それを5分程挟んで筋肉を緩めていきました。

肩のぶらぶら

体幹のぶらぶら

腕のぶらぶら

骨盤・脊柱を動かす

続いて行ったのは、骨盤や脊柱の動きを使って筋肉を緩めていきました。

骨盤を呼吸も合わせながら前傾・後傾させたり、脊柱を回旋させたり、側屈させたりし、すべて気持ちよく動かしていきました。

骨盤の前後傾

脊柱の回旋

側屈

体幹部を緩める

続いて行ったことは、仰向けの状態で呼吸を行い、体幹部を緩めていきました。

腹部・胸郭下部・胸郭上部の3点に分け、それらをそれぞれ膨らませるように呼吸を繰り返していきました。

呼吸

股関節周辺を緩める

股関節周辺については、さまざまなパターンで股関節を動かし筋肉を緩めていきました。

股関節

その他について

股関節が緩められると、僕が足部を持ち太ももの筋肉を揺らしたり、上下左右に揺らぎを与えたり、足関節を動かしポンプのように動かしていきました。

ざっくりをあげるとこのような流れでセッションを行い、この後に荷物の持ち方や座り方などをお伝えしていきました。

 

筋肉が柔らかくなりむくみが改善し引き締まる

上記のようなことを実際にセッションの中でし、もちろんその他のことも含めて行っていきましたが、セッション後には筋肉が緩み身体もしゅっと引き締まっていました。

女性の場合、身体のむくみが原因で少し太く見えてしまっていることがあり、循環を改善するだけでも身体は細くなります。

鍛えることよりも、筋肉を緩める方が当然楽ですし、セッション中は気持ちがよく、こういうことは家でも時間があるときにすぐでき、継続しやすいことでもあります。

何かにつけて続けることが大事ですし、このような考え方で身体を動かすことでより健康に近づいていくのではないでしょうか。

 

まとめ

今回お伝えしたことは、筋肉を緩めることで身体は引き締まり、循環が良くなることでむくみが改善されたという実際のセッションで行った例をご紹介していきました。

人間の身体は不思議で、ひとつの方面からだけではなくさまざまな方法で身体を引き締めることができ、何が良いのかということよりも、身体の変わる刺激を与え続けることが何よりも重要です。

もちろん鍛えることで身体を引き締めることもできますし、今回ご紹介した筋肉を緩めることでも身体は引き締めることができます。

自分の身体はなぜたるんでしまっているのか、膨らんでしまっているのか、そういった原因が分かればさまざまな方法で身体を変えることができます。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

脚のむくみの原因はストレッチのやりすぎ?やり方ひとつで筋肉は硬くなる

これからの時期、女性は冷えに悩まされる方も増えてくると思いますし、苦手な季節がやってくると感じる方もいるかもしれません。

いよいよ冬本番という感じですが、先日あるクライアントさんとのセッションで、脚のむくみの原因が家で行っているストレッチや体操の問題だということがわかりました。

過度にやりすぎているため筋肉が緊張してしまい、寝て起きると脚がパンパンにむくんでいるとのことでしたので、家での過ごし方を変えていただきました。

すると、身体も緩み、セッションでは循環を改善すると脚が細くなっていきました。

今日は脚のむくみの原因と、その改善についてお伝えしていきたいと思います。

 

脚のむくみの原因

この方の場合、セッションでお伝えしたことを家でもされ、雑誌などで見つけた健康法も身体のためになると感じたことはすべてやるようなタイプの方です。

セッションをしていても、「今日は何を学べるんだろう」的な姿勢で話を聞いてくれ、こちらも非常にお伝えしがいがあるというか、楽しい時間になっています。

ざっとおさらいですが、身体にむくみが出る原因は、病的なことを除けば、

  • 循環不良
  • 筋肉が硬くなる
  • 身体の歪み、捻じれ
  • 水分の摂りすぎ
  • 低体温
  • 自律神経のバランスの乱れ

などのことが考えられますが、むくみを改善するためには、筋肉を柔らかくしポンプ作用を活用すること、直接リンパを刺激することなどが考えられます。

むくみの原因については、こちらを参考にしていただければと思います。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/calf-edema”]

今回、脚のむくみが出た原因は、日頃行うストレッチや体操などの多くが筋肉を緊張させるようなことばかりで、筋肉を緩めるために行っていたつもりがいくらしても筋肉が緩む感覚が出なかったそうです。

やればやるほど筋肉が硬くなるというような状態で、何かをするにしても過度にやりすぎが見られ、結果的にそれがむくみの原因として考えられました。これらを止めることで筋肉はある程度柔らかくなっていきました。

 

ストレッチはどのような効果があるのか?

以前、ストレッチをすると逆効果になってしまう?!知っておきたい筋肉が緊張してしまう理由という記事を書きましたが、ストレッチそのものは筋肉を緩めるために行います。

ただ、重要なことはその中身です。やり方が問題です。

どの程度伸ばし、何秒行うのか。さまざまなことを気をつけ、ストレッチを行うことで筋肉は緩みますが、テクニックとして非常に難しいものでもあります。

筋肉を緩める方法はさまざまありますが、筋肉を伸ばすのではなく揺らした方が効率的に簡単に筋肉を緩めることができます。

たまに耳にするようになりましたが、【ストレッチは筋肉を緊張させることもある】ということをお伝えすると、「ストレッチ=筋肉が硬くなる」と理解してしまうということです。

ストレッチを行う目的は筋肉を緩めることです。ここで改めて強調しておきたいことは、ストレッチは筋肉を緩ませることができますが、重要なことはどのように行うのかということです。

 

むくみを改善するために行ったこと

今回、脚のむくみの原因は日頃行っていることで筋肉が硬くなり、循環が悪くなりむくみにつながったということですので、それらを止める、もしくはやり方をお伝えすることで改善しました。

セッションで行ったことは、この硬くなっていた筋肉を緩め、筋のポンプ作用を活用することです。

この方の特徴のひとつに調整をしようとしても、どうしても相手に身体を委ねることがうまくできず、自分で動かそうとしてしまったり、緊張してしまうということがよく起こります。

そのため、今回行ったことは、できるだけ自分で身体を動かしながら筋肉を緩め、筋のポンプ作用を活用していきました。

6つの方向へ身体を動かす

まず行ったことは、身体を6つの方向へ動かし全身を整えていくということです。

その動きというのは、前屈・後屈、側屈、回旋。言葉を変えると、身体を前後、左右へ倒す、そして捻るという動きを行っていきました。

前屈 後屈 側屈 側屈 回旋 回旋

先日、健康なからだをつくる動きでもお伝えしていますが、魚住先生のところで学んだことを実践し、その変化を感じていただきました。

たった6つだけの動きですが、これらをどのように行うのか、丁寧にお伝えし、実践していただくと終わった後には体重を踝の真下で支えている感覚があり、全体のバランスが良くなったことを実感されていました。

しゃがむ、足踏み

続いて行ったのは、ご自身が楽にしゃがめる位置までしゃがみ、立ち上がる、いわゆるスクワットやその場での足踏みを行っていただきました。

スクワットについて

ここでは、脚の幅、つま先の向き、しゃがむ深さなどひとつひとつ説明し、こちらがすべてを決めるのではなく、ご本人が一番やりやすい場所をみつけながら体勢を決めていきました。

足幅

スクワット

すべてが気持ちよく、そして楽に行える位置になったところで、スクワットを繰り返していただき、そのとき顎の動きも加えていきました。

これも、先日魚住先生のところで学んだことですが、顎を使いながら身体を動かすことで関節がスムーズに動きます。

顎を使わなくてもリラックスして動けば筋肉は緩みますが、顎の動きを加えるとさらにスムーズな動作ができより筋肉を緩めることができ、クライアントさんも筋肉の緩みや顎を使うことでよりスムーズに動けることを体感されていました。

足踏みについて

続いて行ったことは、その場での足踏みです。

足踏み

この足踏みは、足裏で音を鳴らすように着地させ、腕も徐々に高さを上げながら身体の真中のラインに腕がくるように動かしていきます。

足踏み

腕の振り

そして、このときも顎の動きを活用し、足踏みは左右での動きになりますので、それに合わせて顎を動かすことでよりスムーズに動くことができてきました。

6つの動きを行った後以上に、先ほどのように立っていただくと骨で立つ感覚が増してきました。

小刻みに上下に動く

続いては、先ほどのスクワットはある程度の深さまでしゃがみましたが、次は、足関節を緩めるようにポンッと、膝カックンするように小さくしゃがみ、元に戻ります。

これを連続的に行い、小刻みに上下に動いていきました。

しゃがみ

ふくらはぎは第二の心臓と言われるほど重要視されていますが、足関節を動かし、筋のポンプ作用を活用し、循環を促していきました。

約2分間行っていただきましたが、ここまでで脚はセッション前に比べるとむくみも改善され、太ももの前に張りもありましたが、緩んで膨らみが小さくなっていきました。

股関節をさまざまな方向に動かし調整

この方の場合、太ももの張りも気にされており、股関節に捻じれがあります。

これまでは、調整しようと思うと緊張が出やすく、思ったように結果が出ませんでしたが、今回は先に身体を緩めていたこともあり、緊張せず調整することができました。

3つほど股関節の動きを活用し、調整していき、その後に立っていただくと脚のむくみはうまく流れ、非常に細くなった印象になりました。

むくみの改善は、このように筋肉のポンプ作用を活用することで改善するため、むくみに悩む方は日頃からできるだけ身体を動かし、筋肉を柔らかい状態で維持することが重要です。

 

ひとつひとつ理解していただくこと

セッションを通じてうまく結果を感じていただくことができたわけですが、今回もこちらが意図することを理解していただくために、ひとつひとつの目的、動作のやり方などをお伝えしていきました。

何かをすれば、こちらが意図していることが実感できているかを確認し、「○○すればスムーズに動きますよね?」「楽に動けますよね?」そういう言葉がけをしながら、「わかる!」などの返答があり、その繰り返しを行っていきました。

ちょっとしたことですが、この言葉だけや確認を丁寧にすることで、結果もより感じていただけるようになります。

セッション後に鏡の前に立っていただきましたが、いつもよりも脚のむくみが改善され、細くなりクライアントさんも変化を喜ばれていました。

指導の中では、この小さいようなことが結果を大きく変え、その積み重ねがいかに重要かが現場を通しても理解することができます。

ひとつひとつをいかに理解していただくか、何気なくやっていることはなく、すべてに目的があり、それに対しての方法があります。これからも意識して理解していただくことを実践し続けたいと思います。

 

まとめ

今回は、脚のむくみの原因と改善についてお伝えしていきましたが、日頃から身体を適度に動かし、柔らかい筋肉の状態を維持し、循環を良くして置くことで健康的に過ごすことができます。

ストレッチ=健康に良いというイメージもあるかもしれませんが、今回のようにストレッチのやり方ひとつで筋肉が硬くなり、それがむくみの原因になることがあります。

さらに見方を変えると、筋肉は腱、骨に移行し、筋肉を緊張するほど伸ばすことで高齢者の方は、それが刺激となり筋肉を維持する刺激になると考えることができます。

筋肉を引っ張るということは骨も刺激を受けているということであり、そういう意味では骨に刺激を与え、維持することができます。

このように○○はやってはいけないという見方ではなく、目的次第でやり方を変えればそれに見合った成果を得ることができます。いつも言う、目的と方法です。

大切なことは、見た目の真似事ではなくその中身です。具体的にどのようにやれば目的とする効果を引き出すことができるのか、それが最も重要な部分になります。

ストレッチもやり方。筋肉を緩めるのか緊張させるのか、身体に与える刺激次第です。

むくみに限らず、ストレッチをしても思ったような成果が得られない方は、やり方を見直してみるのもいいかもしれませんね。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ウォーキング時の歩き方を変えることで脚の膨らみは改善する

身体に起こる悩みは何かしら原因があって、その症状が表面化します。

それが例え病気であっても、シルエットとしての身体の悩みであっても、何かしら原因があるはずです。その原因を探り、変えることができれば身体は変わっていくはずです。

太ももの前側の張りを気にしてセッションを受けに来られた方が、歩き方を変えることで太ももの前側の張りが改善し、細くなっていっています。

今日は歩き方を変え、脚が引き締まった方の例をご紹介していきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/heel-walking”]

 

なぜ歩くことで太ももの前側が張るのか?

脚だけではありませんが、自分の身体を引き締めるためにはどうすればいいのでしょうか?食事を減らせばいいのか、きついトレーニングで自分の身体を追い込まなければいけないのか。

なぜ太ももの前が張ってしまうのでしょうか?

今回お伝えしていくクライアントさんの場合、毎日ウォーキングを合計約1時間半、朝と夕方の2回で行っています。

歩き終わると毎回太ももの前側が張り、歩く時間が長くなると翌日には筋肉痛が出ることもあったそうです。その他に、特にジムに通ってマシンでトレーニングしたり、走ったりということはありませんでした。

以前、太ももの前側がパンパンに張る!日常生活に潜む脚を太くする原因のまとめでもお伝えしていますが、日常的に行う“歩く”という動作であっても、その刺激で十分太ももの前側が張ってきてしまいます。

太ももの前側が張る理由は、太ももの前側が張るように歩いているということです。これを、太ももが張らない歩き方に変えれば引き締まると考え、実践していきました。

 

太ももの前側が張ってしまう歩き方とは?

歩き方で太ももの前側が張るということは、なんとなくイメージできるかもしれませんが、もう少しわかりやすく説明していきたいと思います。

太ももの前側が張る理由

クライアントさんが悩まれていたのは、太ももの前側の少し外側に位置する箇所に張りがあり、この張りを気にされていました。

少し話は外れますが、山を登るときと山を下るとき、どちらが筋肉痛になりやすいかといえば、後者です。なぜこのようなことが起こるのかというと、山を下るときは、斜面を下りるためブレーキをかけながら下ります。

このとき、このブレーキをかけるときに太ももの前側である大腿四頭筋という筋肉がその役割を果たしています。

ブレーキをかけるときに筋肉は収縮しているのではなく、伸ばされながら力を発揮している状態であり、この筋肉の働きをエキセントリック(伸張性筋活動)と言います。

このエキセントリックな刺激が太もものに加わると非常に大きなストレスを受けるため、筋肉はポコッと膨らんだように張ってきてしまいます。

さて、これを日常での歩くという場面に置き換えると、どのような場面でエキセントリックな刺激を受けているのでしょうか?

脚が前にくるとつっかえ棒になる

エキセントリックな刺激を受ける場面と言うのは、この場面です。

歩き方

この瞬間に太ももの前側には大きなストレスがかかり、歩くことで何百、何千回と刺激を受けます。そうなると、太ももの前側が張ってしまうということです。

身体の前側に脚があるとつっかえ棒のようになってしまい、ブレーキがかかり、歩いていてもあまりスムーズさを感じることはできません。

気持ちよく歩く、太ももの前側に刺激を加えないようにするには、身体の真下に脚が来ればつっかえ棒にはならず、より楽に歩くことができますし、太ももの前側は張ってきません。

厳密に言えば、身体の真下ではなく、若干前の位置になりますが、身体の下で着地をするようなイメージを持つことで太ももの前側には刺激が入らず歩くことができます。

身体の真下で着地

歩くだけでもヒップアップする

1週間に1~2回ぐらいトレーニングをし、それが3~4時間だとしても、日常的に何千回も刺激を受け、何十時間も過ごすため、日常動作が身体に及ぼす影響というのは、非常に大きいものです。

そのため、日常動作などを変えることで身体も変わっていき、歩き方を変えることでヒップアップされていきます。

身体の下に脚が来ることで、このような状態になります。

身体の真下で着地

このとき、後方に来ている脚のお尻に刺激を受けます。それを体感するために、先ほどの画像のような状態で後ろ脚を少し上げてみてください。

お尻へ刺激

そうすると、ヒップやハムストリングスに刺激を受けることがわかると思います。このように歩くことでヒップに刺激を受け、結果それだけでもヒップアップされるということです。

 

どうしても脚の力が抜けない

ここまでお伝えした内容を現場でもクライアントさんにお伝えし、実践していただこうとしました。

歩き方については、こちらを参考にしていただければと思います。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/walking”]

脚を前に運ぶのではなく、重心を前に運ぶことで脚は緊張せず、スムーズに動かすことができます。意識を向けてしまうと、その筋肉は緊張しますので重心を運ぼうとすると脚は意識が外れますので、スムーズに動きます。

ただ、クライアントさんの場合どうしてもうまく力を抜くことができず、セッションのときは問題ないのですが、ご自身で歩くとなるとわからなくなってしまうそうです。

そこで今回は以前、個人教授で教わった歩き方の指導について実践してみました。

 

脚を振り子のイメージで使う

クライアントさんは脚を前に出してしまい、着地位置が身体の前にあるため、その刺激を日常で受け続けていました。

この改善に、着地位置をインプットするために、脚を振り子のようなイメージで動かし、着地位置をインプットさせることを行っていきました。

具体的な内容については、現場で実践したものですので、詳細はお伝えできませんが、昔の時計は振り子がついていたと思います。

振り子

こういう振り子は、左右に振れ続けますが、それを人間の脚ではリラックスして前後に軽く振り、脱力すると重力の影響で身体の真下で止まります。

そこでその位置を脳にインプットさせていきますが、このようなことを行うと左右の脚がそれぞれ1本の棒のように感じられ、重心を前に運ぶだけで自然と身体の真下に着地ができ、どこにもひっかかりを感じることなく歩くことができます。

歩き方の改善方法はさまざまありますが、下駄を履いて歩くだけでもフラット着地がしやすくなります。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/walking-geta”]

このように脚を振り子として考え、身体の下で着地ができるようにインプットさせたことで、日頃も脚をリラックスすることができ、太ももの前側の張りが改善されていきました。

 

遠回りせず、直接的に考える

歩き方だけに限ったことではありませんが、歩き方を変えるために○○トレーニングが必要だとか、楽に走るためには体幹トレーニングが必要だといい、メディアで情報が流れています。

すべてを否定するつもりもありませんが、もっと直線的に考えてもいいと思います。

歩き方に問題があるなら、歩き方を変える。階段を上っていて膝が痛くなるなら上り方を変える。

スポーツ選手もそうですよね。バッティングを良くするためにウエイトトレーニングをする。それも必要なことですが、シンプルにバッティング練習をすればうまくなるのではないでしょうか。

こういったことをクライアントさんにもお伝えしていきたいですし、実際このように考え実践することである意味結果もすぐ体感することができます。

みなさんが身体のことで悩んでいる場合、なぜ今そのような状態になってしまったのか、その原因を理解し、方法はたくさんあります。その中でわかりやすいもの、理解しやすいものを選択すればいいと思います。

頭の中をシンプルに、整理することも身体を変えていく上では非常に大切なことだと思います。

 

まとめ

今日は太ももの前側の張りについてお伝えしていきましたが、今回のクライアントさんの場合は歩き方が原因でした。

この歩き方の改善には、振り子のイメージを持ち、身体の真下で着地をすることを脳にインプットすることで、脚が棒のように感じ、スムーズに歩くことができました。

過度に脚に意識を向けてしまうと緊張が生まれ、それが太ももの張りの原因になる可能性があります。

自分の重心を前に運ぶこと。それだけ意識すればより楽に歩け、気持ちよく歩くことができます。

日頃からそのような意識で歩いていただければと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

太ももの外側がポコッと出る脚の膨らみの原因と改善について

凹みがない

モデルさんをテレビで見ていると、「細いな。」と思いますが、実際に本物を目の前で見るとテレビで見ているよりもさらに細いことに驚きます。

そんな細く、華奢な身体に憧れる方も多いと思いますが、このような脚はどうすればなれるのでしょうか?

それは大きく分けると以下の3つに分けることができると思います。

  • むくみを改善し循環を良くする
  • 身体を整える
  • 筋肉を鍛えて引き締める

モデルのような脚になりたいけど、太ももの外側が膨らんでいて気になるし、自信が持てない。そんな方もいると思います。ダイエットに成功したけど、脚は思ったように変化しなかったという声も現場ではよく聞きます。

脚を引き締めることは、ただ食事量を下げればいいのかというとそうではありませんし、そんな単純なことではありません。

今の脚が、もっと引き締まれば自信が持てる。好きなファッションを思いっきり楽しめる。そう心の片隅で思っている方に向けて今日はお伝えしていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

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[clink url=”http://izuru-style.co.jp/straight-leg”]

 

太ももの外側が膨らむ原因とは?

なぜ太ももの外側が膨らむのでしょうか?ポコッと出ている部分が気になって、トレーニングをしたり、ダイエットをしても思ったような成果が得られない。

一般的には、太ももの外側の膨らみの原因は脂肪が溜まっているから、太もものを外側を鍛えるようなトレーニングをするという考え方です。

そもそもの原因が脂肪がついていることであれば、このような方法で結果も伴うと思いますが、それだけではうまく改善しません。

太ももの外側がポコッと膨らむ原因は、股関節の捻じれです。股関節が捻じれることで太ももの外側に骨が出てくるため、その上についている脂肪や筋肉が外側に流れ、太ももの外側は張り出したように感じます。

これは実際に体感していただくとわかりやすいので、詳しくお伝えしていきたいと思います。

股関節の構造

股関節というのは、筋肉を取り除き骨を見てみるとこのような構造をしています。

骨盤

骨盤

寛骨臼と言われる受け皿があり、その受け皿に深くはまるように入っているのが大腿骨頭と言われる、太ももの骨(大腿骨)の付け根で、この受け皿骨頭で股関節を形成しています。

受け皿に対して、はまっている骨は丸い形状をしているので、この関節を球関節と呼びます。

■球関節とは?

関節のうち接合部分が球状をしており、最も自由度の高い運動が可能なもの。肩や大腿の股関節など。

股関節の他に肩も球関節で、肩は受け皿と骨頭とのはまりが浅く、自由度が高くなり、腕を高く上げる、曲げる、伸ばす、回すなどさまざまな方向へ動かすことができます。

股関節は、受け皿と骨頭とのはまりが深いためその自由度は低くなり、膝を胸に引きつけるような動作であったり、脚を真横に上げるような動作などでは腕を動かすのとは少し違い、動かせる範囲が狭くなります。

このような特徴がある股関節ですが、股関節は脚を屈曲・伸展、内転・外転、内旋・外旋、という動きをしますが、本日知っていただきたいのは内旋という動きです。

内旋の動きとは?

内旋の動きとは、脚を内側に捻じるような動きのことを言います。

内旋

内旋

この動きを知ることで太ももの外側の膨らみについて理解しやすくなりますので、ぜひ覚えておいてください。

太ももの外側の膨らみについて

ちょっと専門的なことが続き、少し難しい内容だったと思いますが、ここからは大切なところですのでもう少しわかりやすくお伝えしていきたいと思います。

太ももの外側の膨らみの原因を理解するためには、まず自分の腕を例にするとわかりやすいと思います。

猫の手

まず、猫の真似をするようなニャンというイメージでこのようなポージングをとります。

猫の手

この腕は太ももの骨であり、大腿骨のイメージになります。通常であれば、このような状態が自然です。

腕を内側に捻じる

次に、両腕を内側に捻じるように動かし、拳と拳が向き合うように動かしてみてください。このような動きが股関節の内旋であり、先ほどお伝えしたような骨の動きになります。

内旋

このような動きをすると、先ほどの動きでは感じなかった外側の出っ張りができるのがわかると思います。

この出っ張りは大転子という部分であり、大腿骨には外側に少し膨らみがあります。その部分にはお尻の筋肉などがついています。

大転子

わかりやすく手で表現していきましたが、このような動きは股関節で起こり、この捻じれによって大転子が外側に飛び出すようになります。

この大転子にはお尻の筋肉が付着し、その上には脂肪組織などが重なっています。股関節の捻じれは本来筋肉や脂肪組織がある位置からずれてしまうため、その影響が太ももの外側に出るということです。

太ももの外側が膨らみ、出っ張ってしまう原因は、2つだと考えられます。

  • 股関節が捻じれ、本来の位置から大転子がずれてしまうため
  • 股関節周囲にある筋肉、脂肪組織が捻じれによって太ももの外側に溜まるため

逆の言い方をすれば、股関節の捻じれを改善し、本来ある位置に身体を整えることができれば太ももの外側は引き締まるということです。

整えたうえでまた脚の太さが気になるという場合、筋肉がついている、脂肪が多いなどの原因が考えられますが、外側についてはまず身体を本来の状態に整えることが改善に近づくポイントになります。

太ももの外側を引き締めるためにストレッチを行っても思ったように効果がないのは、ストレッチは非常に難しいテクニックであり、これだけではうまく身体を整えられないからです。

ここまでは原因についてお伝えしていきましたが、そもそもなぜ股関節が捻じれたり、歪んだりするのでしょうか?

 

日常生活の姿勢・動作で捻じれたり歪む

上記の内容で、太ももの外側が膨らんでしまう原因はなんとなく、【股関節の捻じれ・歪み】というキーワードは理解していただけたかなと思いますが、そもそもなぜ股関節は捻じれたり、歪んでしまったりするのか。

その原因は主に、日常生活で行う姿勢や動作が原因と考えられ、座る・立つ・歩くなどが問題になることが多いです。

最近でも若い女性に多くみられますが、脚を内側に捻じって立ったり歩いたりしている姿です。

股関節

このような脚の使い方をすると、脚は内側に捻じれ、先ほどお伝えした大転子が外側に出てきて、それが太もものを外側の膨らみの原因になります。

日頃からこのような使い方を繰り返すことで、これがくせ付き脚も太くなる。

また女性の座り方を見ていると、膝と膝を合わせるように座っている方も見かけますが、スカートのときは仕方ないと思います。

ただ、癖でこのような動作を繰り返してしまうと、これも股関節を内側に捻じってしまい太ももの外側の膨らみの原因になってしまうと考えられます。

座り方

後程お伝えしますが、歩いているときや階段の上り下りをする際に、母趾球で着地をしたり、膝の位置が内側に入った状態で動作を行うことも股関節の捻じれにつながってしまいます。

特別なことをしていない限り、こういった日常で行っている姿勢や動作の積み重ねが股関節の捻じれ、歪みを生み、それが結果的に太ももの外側の膨らみへとつながってしまうと考えられます。

内股

日常生活で股関節が歪む原因についてお伝えしていきましたが、続いてはもう少しこの原因について深堀をしていきたいと思います。

立ち方について

母趾球に体重を乗せて立つ、胸を張るように、肩甲骨を寄せるように立つと言われるなど、立ち方についてはさまざな意見や考え方があります。

先ほどもお伝えしましたが、若い女性には特徴的な立ち方をしている人が多く、女性らしさが自然と出るのかはわかりませんが、脚を内側に捻るように立っている方は非常に多くなっています。

このような立ち方は不自然です。循環も悪くなる可能性がありますし、太もも周辺にたるみを作ってしまう原因ともなります。

脚を内側に捻って立つと自然と体重は内側にかかりやすくなり、その影響で脚の内側は緊張しやすくなり、筋バランスを崩してしまいます。 

X脚

このように足元が崩れてしまうと、その影響は脚全体と伝わり、内側の緊張が強くなるとX脚のような状態になってしまいます。

X脚

見た目としても脚はまっすぐに見えないですし、このような脚になったときはヒップが下がってしまい、膨らみがなくなってしまったり、印象としてはぺったんこのようなお尻に見えます。

もしくは横にベチャっと広がったようなお尻に見えます。

太ももの外側の膨らみを改善することだけではなく、身体を引き締めるためには、まず自然体に直し、骨で立つことが重要となります。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/standing”]

階段の上り下り

階段の上り下りについては、きついものだと思い込んでいる方も多いと思いますが、それはきつく感じるように動作を行っているということになります。

どのように身体を使うかによって股関節が捻じれてしまったり、歪んでしまったり、結果それらは太ももの外側の膨らみの原因となってしまいます。

下の画像をご覧いただきたいのですが、階段を上る際に膝の向きが内側を向いていることがわかると思います。本来は、まっすぐ踏み出されることが自然です。

このような脚をクロスするような使い方を繰り返すと、この使い方を脳がインプットします。それがいわゆる癖です。

脚がクロスしてしまうとと股関節が捻じれてしまいます。

膝の向き

自分の目線からだとこのようになります。

膝の向き

これは膝が内側に入ってしまい捻じれが生じている場合ですが、本来は膝とつま先の位置を揃える必要があります。

X脚

階段を下りるときも同じですが、膝が内側に入った状態で階段を下りてしまうと股関節に捻じれが生じてしまいます。

階段

下りるときも膝とつま先の方向は同じ方向を向き、このような動作となります。

階段

階段の上り下りの動作というのも、習った記憶もないですし、どのような動きをしているのかを確認したことがある方も少ないと思います。

ただ、このような一見小さなことのように感じることも、股関節には大きな影響を与え、太ももの外側の膨らみへとつながってしまうと考えられます。

階段の動作については、こちらを参考にしていただければと思います。

トレーニングなどの影響について

これまでは日常生活で行う、姿勢・動作が股関節の捻じれの影響だということをお伝えしていきましたが、その他には日頃トレーニングを行っている方の場合、そのやり方が原因で股関節が捻じれてしまう可能性があります。

ジムなどで頑張っている方も、具体的な目的、やり方が整理できていないと逆効果になってしまうこともあります。

みなさんがよくしてるスクワットですが、しゃがむ立つという動作を行います。

このときになりがちなのが、膝がつま先よりも内側に入ってしまうことです。このような動作を繰り返すと、股関節・膝関節は捻じれてしまい、結果太ももの外側が張ってしまいます。

どのようにスクワットをすればいいのかを少し見ていきたいと思います。

スクワットについては、スクワット=脚やせという考え方では脚が引き締まらない理由でも詳しくお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

スクワット

しゃがんだときに、膝とつま先の向きが同じ方向を向いていると自分目線ではこのように見えます。

太もも

ジムでスクワットしている方を見ていると、よく行われるスクワットというのが膝が内側に入っていくようなしゃがみ方をされています。

スクワット

スクワット

このようにどのようにしゃがむのかによって股関節や膝関節が捻じれてしまい、その結果太ももの外側が膨らんでしまうということが起こります。

ここまでお伝えした内容から理解していただけると思いますが、股関節が捻じれる原因は人それぞれであり、その原因を理解し、その改善をする必要があります。

○○トレーニングや、○○ストレッチといった方法論が先行しても、思ったように結果が出ないのはこのためで、みなさんそれぞれ太ももの外側が膨らんでしまう原因が異なるため、それぞれに合わせて改善策を考える必要があります。

 

股関節の歪みを改善する

上記でお伝えした原因を踏まえた上で、どのように股関節の捻じれを改善すればいいのでしょうか?

方法はいくつもありますが、実際にセッションでは身体を整えるため調整を行い、股関節だけではなく全身を整えていきます。

身体の部分に出た歪みや捻じれは全身に影響しますので、部分の改善だけではなく全身を整えることが必要だと考え、調整を行っています。

ひとつの調整法としては、足関節・膝関節・股関節を連動させ調整していくという方法があります。

連動

連動

連動

外踝をマットに軽くこするように足首、膝、股関節を曲げていき、緊張のない位置まで引き上げると、そこから伸ばしていき、膝が伸びきる手前から太ももを内旋させながら膝を伸ばしきる。

実際にこのような動きを繰り返すことで、脚は調整され筋バランスも整い、脚は真っすぐになりますし、太ももの外側の出っ張りも改善されることがわかります。

また、しゃがみ込みを繰り返すことでも脚を調整することができますので、こちらも参考にしていただければと思います。

しゃがみ込みを繰り返して身体の歪みを改善しよう! 

 

歪みを改善することで得られる変化

これまで鍛えることではなく、捻じれや歪みを改善することで太ももの外側が引き締まるということをお伝えしていきました。

身体を整えることで、その他にも得られる効果があります。

  • 膝の上が細くなる
  • むくみが改善する
  • 循環が良くなる
  • ヒップアップされる
  • 脚がまっすぐになる

太ももの外側だけではなく、女性が悩む冷え性や循環の問題も改善が見られたり、膝上やヒップ、脚全体の印象が変わるということが起こります。

身体の部位が異なると、なんとなく改善方法も異なるような印象があるかもしれません、大切なことは共通していてまずは自然体に直すことです。

それができればある意味基礎が出来上がり、身体も改善していきます。そこでさらに改善したい部位があれば、その策を選択すればいいと思います。

○○トレーニング、○○法、○○メソッドが何よりも重要なのではなく、大切なことはまず自然体に直すことです。

 

体重支持ポイントを理解する

太ももの外側が太くなる原因が分かり、改善もできた。それでOKかと言われると実はまだ本当の意味での改善にはなっていません。

というのは、日頃どのように立つのか、歩くのか、根本原因であった姿勢や動作を改善しなければまた太ももの外側は太くなってしまいます。

まずそこで理解していただきたいのは、骨で立つ、踵で立つ感覚を得ることです。

全身を整えるとこの感覚は理解しやすいと思いますが、位置としてはここになります。

体重支持ポイント

この位置は、脛骨の真下であり、内踝の真横に当たる位置になります。

この位置で立つことで、骨は積み木のように並び、骨で立つ感覚が得られます。

歩いている時も、自然に歩くことができればこの位置で着地する感覚がつかめ、楽に歩くことができます。

日頃からこのポイントで立つ、歩くことが改善した状態を維持する方法になります。

このポイントで立つことは、太ももの外側を引き締めるだけではなく、姿勢を良くしたい方、身体の痛みを改善したい方は共通しています。ぜひ参考にしていただければと思います。

歩き方についてはこちらを参考にしていただければと思います。

歩き方を整理しよう!目的別に見る身体の使い方について

 

体重支持ポイントを理解するエクササイズを行うと太ももの外側は細くなる

体重支持ポイントを踵にして、しゃがみ込みを繰り返すと太ももの外側は細くなりますが、ここからはそれを体感していただきたいと思います。

まずはじめは、チェックをしていただきたいと思いますが、太ももの外側に触れ、現状を確認してみてください。

内旋

大転子の周辺を触っていただき、出っ張り具合を確認できれば実際のエクササイズに入っていきたいと思います。

しゃがみ込みについて

  1. まず脚を肩幅に開く
  2. つま先を軽く開き、脛骨の真下、踵で立つ
  3. その状態でしゃがみ込む
  4. しゃがみ込んだ位置で小さくバウンドする(100回×3セット)

しゃがみ込み

しゃがみ込み

しゃがみ込み

このように踵で体重支持し、小さくバウンドすることで膝関節、股関節の捻じれが改善され、整っていきます。

バウンドをしている際に、膝が内側に倒してしまうとあまり効果も期待できません。膝とつま先の向きを同じにした状態でしゃがみ込みを繰り返してください。

それができると、再度太ももの外側に触れていただき、先ほどとの変化を感じてください。大きくボコッっと凹むというよりも、毎日繰り返すことで徐々に入っていくような感覚ですので、その変化を感じていただきたいと思います。

このように変化を感じていただければ、あとはこれを毎日繰り返し、日頃の姿勢や動作を改善することで太ももの外側を引き締めることができます。

セッションでは、僕がクライアントさんの捻じれや歪みを改善するため、調整後はこの太ももの外側の凹みをより実感しやすいと思いますが、ご自身でもある程度感じることができます。

これは歪みが改善されたため起こる変化で、クライアントさんには身体調整をしてさらに歪みを改善し、日頃この状態を維持していただくために行っていただいています。 

 

太ももの外側を細くする根本的なこと

ここまで読んでいただいている方は、理解していただけたかなと思いますが、太ももの外側を細く引き締めるためには、この調整法やしゃがみ込みだけでは当然一時的な変化に留まります。

それは、太ももの外側が膨らんでしまう原因が、日頃の姿勢や動作にあるからです。これらを改善しない限り、一時的な改善しかできません。

根本的な改善を目指すためには、日頃の姿勢や動作を改善することです。

一般的に言われる、良い姿勢=胸を張る、肩甲骨を寄せるなどはきつく感じたり、しんどいと思うかもしれません、

日本人は特に、つらい、しんどい=良いこと。と思いがちだと思いますが、自然な状態で立つことができれば本来は楽で、骨を感じます。

胸を張ったりしてしまうことは緊張であり、良い姿勢というのは、身体を固めて作るのではなく自然になるというイメージです。

そういった日頃の姿勢や動作に対する考え方を変えていただくと、より太ももや身体は引き締まりやすくなると思います。

 

どのように歩けばいいのか?

脚をどのように出せばいいのか、腕はどう使えばいいのか、重心をどのように運べばいいのか、ここをこうして、ここはこする・・・。

人間の身体は不思議で、リラックスすればスムーズに動くことができ、歩き方についてもワンポイントぐらいの意識で歩く方が自然に歩け、踵に体重が乗ってきます。

歩き方のヒントは、重心を運ぶこと。これにつきます。重心の位置をどこに設定し、どのように運べばいいのか、そういうことを知っていただくと歩くという動作をより楽に行うことができます。

さらに太ももの前側の張りで悩んでいる方は、この歩き方を変えることで脚を細くすることができます。

立ち方や座り方については、こちらを参考にしていただければと思います。

立ち方を再考しよう!壁立ちって頭・肩・お尻・踵を壁につけるのが自然?

座り方を正しましょう!って言うけど、そもそも正しい座り方ってどんな姿勢?

立ち方

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/walking”]

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/heel-walking”]

 

 

太ももの外側は筋トレをしても改善しない

お腹を引き締める、脚を細くする、そんな目的がある方からよく聞かれる質問があります。

「どんなトレーニングをすればいいですか?」

「脚をどうやって鍛えれば細くなりますか?」

このようなことを聞くたびに、ある意味トレーニング依存症だと感じてしまいます。いろんな雑誌を見ても、引き締める=鍛える。トレーニング=鍛える。という印象を持ってしまう内容が多い。

上記でも伝えましたが、太ももの外側が膨らんでしまう原因は、日頃の姿勢や動作です。

それが原因なので、姿勢や動作を改善すれば、脚は細くなるのではないでしょうか?ストレッチがいけないのではなく、他のときには効果的になることもあります。

良いか悪いかではなく、なぜたるんでいるのか、なぜ膨らんでいるのか、その原因をみつけ、その原因にある方法を選択することで身体は引き締まったり、自分が目指す身体へと近づいていきます。

 

まとめ

今回は、太ももの外側の膨らみの原因と改善についてお伝えしていきましたが、少しでもお役に立てたでしょうか。

多くの女性が気にする太ももの外側は、ダイエットに成功しても、シェイプアップに成功しても、気になる部分だと思います。

トレーニングをすること、ダイエットをすることではなく、身体を整え、日常で起こる歪みや捻じれを改善することで太ももの外側は細く引き締まっていきます。

最後に今日のまとめを書いていきたいと思います。

  • 太ももの外側の膨らみは股関節の歪みが原因
  • 太ももの外側を鍛えるトレーニングをしても改善しないことが多い
  • 股関節は日常生活の中で歪む
  • 太ももの外側を引き締めるためには、歪みを直し、日常生活での姿勢、動作を改善する
  • 歪みの改善には下肢の連動を使う
  • そして、体重支持ポイントを脛骨の真下にする

このような内容でお送りしていきました。今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

太ももの外側を引き締めるために、もっと詳しい情報を知りたい方や動画をご覧になりたい方は、noteでもお伝えしています。

こちらは有料記事(¥980)になりますが、より具体的に調整法を動画に撮ってアップしていますので、こちらもぜひご覧いただければと思います。

IzuruStyle note-太ももの外側を引き締める方法(動画付き)

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

女性の肩幅を狭くすることはできる?筋肉と骨から見る可能性について

重心を前に運ぶ

肩幅の広さや胸板の厚さは “男性らしさ” を演出してくれるため、肩や胸の筋肉をつけたいと思う男性も多いのではないでしょうか?

逆に女性だと華奢な方が “女性らしさ” を感じるので、できるだけ肩幅を狭くしたいと思う方もいると思います。ただ、肩幅を狭くすることは可能なのでしょうか?

それは筋肉で肩幅が広くなっているのか、骨格が大きいのか、それによって異なりますが、もし筋肉が肥大し肩幅が広くなっているのであれば筋肉を落とし肩幅を狭くすることは可能です。

今日は女性の肩幅を狭くするというテーマでお伝えしていきたいと思います。

 

肩幅が広くなってしまう理由

肩幅が広くなってしまう理由は大きく分けて2つ考えられます。それは、

  • 肩の筋肉(三角筋)が肥大している
  • 骨格が大きい

この2つが考えられると思います。

もし後者の場合の骨格が大きいとなれば、この改善策は骨を削るしかありません。この場合、僕では改善策を考えることは難しい。

ただ、前者の筋肉が肥大して肩幅が広くなっているのであれば、筋肉が肥大している原因を考え、それがわかればその刺激を取り除くことで肩幅を狭くすることができるかもしれません。

 

肩(三角筋)に筋肉がついてしまう原因とは?

これを考えると、みなさんそれぞれのことを知る必要があります。

職業 (仕事内容) 仕事で重たい荷物を持つことで筋肉が肥大することがあります。また座業中心の方は首周りの緊張で膨れたような状態になることがあります。
私生活 ジムに通ったり、自分でトレーニングをしている 場合、その内容に問題があるかもしれません。
姿勢・動作 等 荷物が重く、その持ち方によっては筋肉がつく可能性があります。

と簡単に挙げてみましたが、筋肉が肥大する原因がどこかに潜んでいるはずです。

これを見つけることができれば、筋肉にストレスを受けて太くなっているので、使わないようにすれば筋肉はしぼんでいき、肩幅は狭くなっていくはずです。

要は日頃のどこかで肩の筋肉を使い、筋肉を鍛えてしまっているということです。その刺激を取り除いてしまえば肩の筋肉は落ちていくはずです。

筋肉を落とすというのは、つけるよりも簡単で、もし1日完全にベットで寝て過ごすだけでもコンマ数%落ちていくと言われています。

これだけ?と思うかもしれませんが、1日で1歳加齢するようなものですので、ものすごいスピードで筋肉は衰えてしまいます。それを今回の場合は逆手にとり、活用すればいいと考えることができます。。

ここからもう少し具体的に肩の筋肉がついてしまいそうな瞬間を取り上げていきたいと思います。

荷物の持ち上げ方、運び方

荷物の持ち方一つで、身体に受けるストレスは大きく異なります。

また職業柄、荷物を動かすときにどうしても頭上に持ち上げなければいけないことが続いたり、どこか台の上などに上げなければいけないことがあると肩に大きなストレスを受けます。

こういった動作が続くとどうしても肩の筋肉がついてしまい、肩幅は広くなってしまう可能性があります。

子供を抱っこする

保育士さんや小さな子供と関わる仕事をされている方だと経験されていると思いますが、子供を抱いたり、抱いた状態で違う子に指示をして無理な体勢になってしまったりすることがあると思います。

僕自身も休日なんかは子供を抱っこすることが多いですが、全身の筋肉を使っていますし、腕や肩はパンパンになることもあります。

高い高い的な動きをすれば肩の良いトレーニングになります。

このような動きをしていることも肩の筋肉をつけてしまう刺激になっている可能性があります。

トレーニングの刺激

ジムでもトレーニングをされているクライアントさんのケースで、実際にあったのですが、ジムのトレーナーにアドバイスを受けてマシンでトレーニングを行っていたそうです。

このとき、肩幅を狭くしたいからということを伝えると10回前後で限界を迎えるような負荷で行ってください。と言われたそうです。

言われたとおりに行っていると狭くなるどころか、逆に広くなってしまったように感じ、途中でやめたそうですが、このような場合は、刺激が不適切だったことになります。

筋肉がつくような刺激が加わっているため、肩幅が広くなるのは当然です。このようにトレーニングを行っていて、その刺激が筋肉をつけてしまうような刺激だったということです。

 

肩幅を狭くする考え方

肩幅を狭くするためには、上記で挙げたような筋肉がついてしまうような刺激を日常の中から取り除くことです。

そうすると筋肉へのストレスは軽減され、筋肉はしぼみ肩幅は狭くなると考えられます。

ただ、そのしぼみ方も少しごっつく見えていたような肩の方は、すぐに華奢な状態にはなりません。ある程度の時間と原因の改善が必要となります。

それができればしぼむところまでしぼみます。

そこまで行くと後は、骨格の問題になってきますので、それ以上は肩幅を狭くすることは難しくなります。できるだけ肩の筋肉を薄くすることで肩幅を狭くすることができると思います。

 

まとめ

今日は少し短めになりますが、最後に今日のまとめをお伝えしていきたいと思います。

  • 肩幅を狭くするためには、まず筋肉がついているのか、骨格の問題かを判断すること
  • 骨格の問題の場合、肩幅を狭くするためには骨を削るしかない
  • 筋肉がついている場合、筋肉を衰えさせることを考えれば、肩幅は狭くすることができる
  • そのためには、なぜ太くなったのかという原因を明確にし、そこにアプローチする必要がある
  • 肩の筋肉への刺激を取り除くことができれば肩幅を細くすることができる

このような考え方をお伝えしていきました。

今日が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ジムに通う人がついやってしまうトレーニングの勘違いについて

座り方

ジムに通うと決めて今日もやる気満々でジムの入り口をくぐり、着替えを済ませいざトレーニングフロアへ。

まずは、ストレッチからかな・・・。そして・・・とりあえず歩こう。次は・・・何しよう。。。このマシンをしよっかな。内ももを引き締めたいし、脚を内側に閉めるマシンで鍛えればなんとかなるはず・・・。

こうやってジムに通う気はある!でも実際に通ってみると何をしていいのかわからないという方が多いと思います。迷った挙句、とりあえずやってみる。もしくはジムのスタッフに相談してメニューを出してもらう。そこにはマシンの使い方が書いてあったり、メニューが組まれていると思います。

でも数か月通っているけど、なんか効果が実感できないというか、わからない。そろそろやる気も低下ぎみ。

今日はそういうジムで少し迷ってしまっている方や、ジムでトレーニングを行っている方に知ってもらいたい、ついやってしまうトレーニング方法の勘違いについて書いていきたいと思います。

ランニングをすれば脚の筋肉がつくと思っている方!スクワットをすれば脚が太くなると思っている方!

この後の内容を読んで、日頃の考え方を少し振り返ってみる時間になると嬉しく思います。

 

走ったら脚の筋肉がつく!と思っている方へ

身体にある筋肉をつけようと思うとさまざまな方法があります。ダンベルやバーベルを使って行うトレーニングや自分の身体の重みを使って行うトレーニング、スローに動いたり、速く動いたり。方法はさまざまです。

筋肉をつけることを目的にしている場合、走ることで筋肉がつくかどうかといえば答えはYES!ですが、ジムでマシンを使って走っているという方の場合、おそらく筋持久力が向上し、筋肉は大きくならず細くなっていると思います。

筋肉は加えられる刺激に対して反応し、太くなったり、細くなったり、またはサイズが変わらなかったりと、与えられた刺激に対して変化します。筋肉を大きくするために、効率的に大きくしようと思うとある程度重量を扱う方が筋肉は大きくなります。

加圧トレーニングなどのように低負荷でも筋肉が大きくなるトレーニングもありますが、10回前後で限界を迎えるような重量を用いて、トレーニングすると筋肉は太くなります。

ジムのマシンを使って脚の筋肉をつけようと思うとこんなメニューができると思います。

  • レッグエクステンション
  • レッグカール
  • レッグプレス

ジムにあるマシンでトレーニングを行うのであれば、このようなメニューで筋肉を鍛えることになると思いますが、走るよりもマシンを利用する方が筋肉はつきやすくなります。

走ることのメリットは心臓を肥大させることができ、心肺持久力を向上させることができます。まとめるとこのような考え方で取り組んでみるといいと思います。

  • 心臓の肥大が目的(有酸素性持久力の向上)・・・トレッドミルやバイクなどの有酸素運動
  • 筋肉の肥大が目的・・・ウエイトトレーニングやマシントレーニング

走ることで脚の筋肉をつけようと思っている場合、自分の中での常識を一度捨ててこのように考えて取り組む方が目的に合致しています。

 

スクワットをすると脚が太くなるのでは・・・?と思っている方へ

スクワットをすれば筋肉は太くなるか、細くなるか、どちらかと言われれば両方とも可能です。大切なことはどのような目的を持っているのかということです。筋肉を太くしたいのであればその条件で行う、細くしたいのであればその条件で、という感じで目的によって内容が変わります。

具体的に何が変わるの?ということについては、重量・回数・セット数・休息時間・動作の手順 などなど多くありますが、要はスクワットというのは形が決まっているものではなく、目的にあったスクワットを行うと求める身体に変わっていきます。

脚を細くする目的でジムでマシントレーニングを勧められたとします。数か月間行っていると次第に脚が太くなってきた!と実感された方はもしかすると筋肉を太くするようなスクワットになっていたかもしれません。

逆の場合もしかりです。

大切なことは目的と方法を一致させることです。また少し専門的な言い方をすれば、脚を細くしたいからと言って、すべて鍛えればいいのかといえば実はそうでもありません。

それは現状の身体を見て判断していきますが、身体の歪みがあっても脚が太く見えてしまう場合、歪みを直すことで脚が細くなりますし、筋肉が大きくなっているために太い場合は刺激を与えないようにすることでも脚を細くすることができます。

  • スクワット=脚が太くなる!ではなく・・・
  • 目的にあった方法でスクワットを行うと脚が細くなる

ということになります。太くなってしまったのは、スクワットの方法がまずかったかもしれませんね。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/leg-beautiful”]

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/shape-up-leg”]

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/leg-shape-inside”]

 

O・X脚は筋力が弱いから内外転筋を鍛える!と思っている方へ

この問題もよくあることですが、O・X脚になっているのは筋力が弱いから鍛えるということです。実際に改善するのは難しいのは、原因が筋力が弱いからではなく筋緊張のバランスが崩れてしまうからであって、その改善のためには筋肉の緊張を緩めることで改善がみられます。

実際に現場でも鍛えることをせずに筋肉を緩めたり、自然な身体の使い方を繰り返すことで筋のバランスがとれはじめ、脚もまっすぐになっていきます。

ジムでみかけるのは、脚を内に閉じたり開いたりすることで、内転筋などを強化していることですが、この場合まず鍛えることが基本になっているため鍛えなくても改善できることを知っていただければと思います。

  • O・X脚など脚がまっすぐでないのは、筋のバランスが崩れているため改善には筋肉を緩めること

ということになります。この脚の歪みについては定着した考えになっていることが多く、このように考えてみるとまた違った見方となり、改善できないと悩んでいる方は少しヒントになるかもしれません。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/x-leg”]

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/o-leg”]

 

ジムで脚やせするためにおさえておきたいこと

ジムで脚やせをしたいと思っていても、何をすればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そういう方に向けて、ジムで何をすれば脚やせできるのかという考え方をまとめていきたいと思います。

まず大前提におさえておきたいことがあります。それは現状です。これはいつもお伝えしていることですが、身体は一人一人異なり、現状に合わせてメニューを変更しなければうまく身体を変えることができません。

身体が変われば方法も当然変わります。ですので、まず重要なことは現状を把握することです。

なぜ脚が太く感じるのかを把握する

脚が太く感じる原因は大きく分けて4つあげることができます。

  • 筋肉がつきすぎている
  • 脂肪が多い
  • むくみがある
  • 歪みがある

これらはすべて脚を太く見せてしまう原因として考えることができ、自分の脚が太く感じるのはなぜなのか、これによってここからお伝えする方法が異なってきます。多くの女性の場合、脂肪、むくみ、歪みがメインだと思いますが、この現状によって取り組んでいくメニューは変わります。

みなさんの脚はなぜ太く感じてしまうのでしょうか。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/leg-shape-up”]

 

ジムで脚やせするために行う4つのステップ

セッションを通じて脚を細くしたい目的で通われている方の場合、まず歪みを改善し、自然な状態に直すところから始まります。

そして、歪みのない状態に近づけ、そこからエクササイズを行い、循環の改善を行います。もちろん個人の身体によってやることは異なりますので、一概にこのメニューというわけではありませんが、参考にしていただければと思います。

ではその具体例をご紹介していきたいと思います。

股関節、膝関節などの歪みを改善する

まず行うことは、歪みのない脚に近づけるために自分で調整を行っていきます。

  1. 両脚を伸ばした状態で座る
  2. そこから外踝を地面に軽くこするように緊張しない程度に膝を曲げる
  3. 再度外踝を地面にこするように膝を伸ばし、膝を伸ばし切ると同時に太ももの骨を内側に捻じる
  4. これを片脚10回程度行う

連動 連動 連動

このような動きを下肢の連動と言って、このような動きをすることで股関節、膝関節の歪みが改善されます。両脚して立っていただくとその違いが分かると思いますが、体重支持ポイントが踵にくるため足裏が地面に多くついているような感覚になります。

まずはこの調整を行い、体重支持ポイントが変わることを感じてください。それができれば次に移ります。

体重支持ポイントを理解する

続いては、体重支持ポイントを理解するということですが、調整ができると自然にこの位置は理解できると思いますが、もう少し客観的にどういうことかをおさえていただきたいと思います。

この”踵”と感じる位置は、脛骨の真下と言われる位置であり、こちらの位置になります。

   マルカルドの体重分布図     

この位置で立ったり、エクササイズをすることで膝や股関節などの歪みを改善し、ここに体重支持ポイントをおくことで日常で脚を歪まなくしてくれます。

逆を言えば、この体重支持ポイントがずれることで脚は捻じれ、それが原因で太く見えることになります。歪みを調整した後はこの位置で立つようにし、次のエクササイズへと移っていきます。

しゃがみ込みを繰り返す

3つ目のステップは、しゃがみ込みです。体重支持ポイントを理解しそこで立っていただきながらエクササイズを行っていきます。その手順がこちらです。

  1. 脚を肩幅に開く
  2. 体重支持ポイントを上記の位置にし、しゃがみ込む
  3. 膝とつま先の位置が同じ方向に向いているのを確認し、小さくバウンドする
  4. このときお尻の付け根に意識を向け行う
  5. 50回×3セット、もしくは100回×3セット行う

この数に関しては多くすればするほど歪みは改善されますが、体重支持ポイントがずれてしまうと脚が歪む原因になりますので、きちんとしたフォームで行うように意識します。

肩幅 体重支持ポイント しゃがみ込み

この状態で5cmぐらいの上下をするようなイメージでバウンドを繰り返します。もしこの足幅でしゃがみ込めない方は足幅を広げて行ってください。さて、ここまで行っていただけたまじめな方は素晴らしいですね。

ここでご自身の膝のお皿を鏡を通してみていただけますか?膝のお皿の方向がまっすぐ向いているのがわかりますか?この違いが分かりづらい方は、左右のお皿の方向の位置をよく見ておいて、もう一度しゃがみ込みを繰り返してみてください。

すると方向が変わり、真正面に向いてさらに左右の膝の向きは同じ方向に向いていくのが分かっていきます。これは続ければ続けるほど改善され、これが歪みが整ってきたサインでもあります。

こういう変化に目を向けることで行ったエクササイズが適切だったのかどうかが分かってきます。ぜひ参考にしていただき、最後の4つ目のステップに移っていきたいと思います。

腹式呼吸でリンパの流れを良くする

4つ目のステップがリンパを刺激してむくみを改善します。

  1. 仰向けになり、両手をお腹の上に乗せる
  2. お腹を膨らませるように鼻から息を吸い、お腹を凹ませるように口から息を吐く
  3. これを10回程行う。(回数は増やしていただいてもOK!)

呼吸

腹式呼吸

最近わかったことですが、上記のように仰向けで腹式呼吸を行うと乳糜槽と言われるリンパ管の中でも最も大きいところに刺激が加わり、腹式呼吸をすることで横隔膜の動きによってリンパの流れが良くなるそうです。

そのためあまり手間をかけずに行えることからこれをご紹介しました。

ここまでお伝えしてきた4つのステップを1・2週間続けていただくと脚の変化がある程度感じていただけるようになると思います。何度もお伝えしてしまいますが、そうは言うもののそもそも脚が太く感じてしまう原因によって方法は変わるため、現状を見れていないため万人に効果があるというわけではないということをご了承いただければと思います。

ただ、歪みの改善などはみなさんに感じていただけると思いますので、参考になればうれしく思います。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/leg-lymph”]

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/lymph-massage”]

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。意外と常識的に言われていることが実は改善できないことであったり、どうしてもジムにはマシンがあるためそれを使ってもらうためにマシンを勧めていることもあるかもしれません。

大切なことは目的に対してそれを実現できることをすることが大切であり、その手段はひとつではないということです。方法はさまざまありますが、目的に合っていることが前提となります。

身体が思ったように変わらないと悩んでいる方は、もしかするとそこがうまく合致していない可能性があります。上記に見覚えがないか今一度確認していただければと思います。

では最後に、今日のまとめを書いていきたいと思います。

  • 筋肉をつける目的がある場合、走ったらつくのかという以前にトレーニングを行う方が効率が良い
  • スクワット=脚が太くなる、ではなく目的に見合ったことをすることで身体は変化する
  • O・X脚は、筋力が弱いからではなく筋肉を緩め筋のバランスを整えることで改善する

このような内容でおおくりしました。この中のひとつでも参考になるものがあればうれしいですね。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。