ダイエット方法

糖質制限すると体重が減りやすくリバウンドしやすい理由

糖質制限をすると健康になる。炭水化物を食べるな!炭水化物を食べないと病気になる。

書店に行くと数多くの糖質、炭水化物に関係する書籍が並んでいますが、非常に目を引くタイトルばかりです。それ故に自分が興味を持った本を信じやすい傾向がありますが、客観的な視点は大切にしたいものですね。

今日は、糖質制限をするとなぜ体重が減りやすいのか、そしてなぜリバウンドしやすいかという一方向に偏った内容になってしまいますが、このような内容をお伝えしていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

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糖質制限が流行る理由

日本人は流行りものがあれば飛びつきやすい人種なんでしょうか。何年ほど前からでしょうか。糖質制限がダイエットをする人の中で流行り、お米を食べると太る、そういった認識が強くなったのは。

世界でも有数の健康食であり、お米、味噌汁、漬物といったものは時代が変わる中でも受け継がれ、これだけの歴史を持つ食べ物だからこそ受け継がれていく理由があるはずです。先人の知恵は本当に素晴らしいものであり、現代人はそこから学ぶことが多いのではないでしょうか。

1970年頃アトキンスダイエットというダイエットの方法論が書かれた書籍が発売され、それが世界で数百万部売れたのをきっかけに、糖質制限というものが注目されたそうです。

ロバート・アトキンスという人が、炭水化物が肥満の原因だ、ということを提唱し、それからダイエット方法のひとつとして低炭水化物が主流となっていきます。2013年頃からその流行りがぶり返し、近年に至るというのが最近の糖質制限の流れです。

ダイエットをする方からすればわかりやすく、やりやすい方法なのかもしれません。それにプラスして体重の減少も感じやすいのだと思います。

実はここには落とし穴があり、おそらくほとんどの方は糖質を制限すると体重は減ることになります。これを知っておかないとダイエット=糖質制限となる可能性があると思います。もちろん方法論のひとつとして活用することもありますが、僕自身はお米が好きですのでしっかり食べます。

それでもダイエットできていますから特に何かを抜くということはあまり意識していません。糖質制限をするとなぜ体重が落ちやすいのでしょうか?

 

糖質制限をすると体重が落ちる理由

糖質制限をするとなぜ体重が落ちるのかは、この図を見ていただくとわかりやすいと思います。糖というのは、2つの水の分子がくっ付いているそうで、このような状態にあります。

糖質制限

このように糖分に2つの水の分子がついているため、糖質を制限するとこの水分も一緒に体内に入ってこない、もしくは出て行くことになります。こうなると水分も身体から抜ける、もしくは入ってこないためその分だけ軽くなる。

だから糖質制限をすると体重は落ちやすくなるということになります。想像できた方もいるかもしれませんが、だからこそリバウンドも簡単にしてしまう理由がここにあります。

 

糖質制限をするとリバウンドしやすい理由

お米や麺類を極端に減らす糖質制限をすると、身体の中から糖分とともに水分もなくなっていくため体重は減ります。逆にそのようなダイエットをして、シンプルに糖質を摂ってしまうとまた糖質と一緒に水分も体内の中に入ってくるため体重は元に戻りやすくなります。

このような場合、一時的に体重が減ってダイエット成功できたと思ったのは、ただ水抜きをしたようなものです。

実際に今話題になっているパーソナルジムに通っていた方が、セッションを受けに来られた理由も、2ヶ月で6kgのダイエットに成功できたけど、2ヶ月もしない間に食事をもとに戻すと体重も戻り、リバウンドしてしまったという理由でした。

糖質制限を否定するわけではありませんが、それがすべてというような考え方になり、お米=悪者という認識を持っている方が非常に多い。

精製されていない玄米や全粒粉などは栄養価も高く、クライアントさんにはおすすめしていますし、実際に僕自身も毎食玄米を食べており、体調もいい状態を維持しています。

ダイエットをするのであれば、まずはベースをどこに置くのか、これをきちんと整理した上で取り組む方が結果もついてくるように思います。

 

ダイエットのベースをどのように作ればいいか?

セッションを行う前に、クライアントさんには食生活や生活習慣を紙に書いていただいたり、食事を送っていただいたりしています。

これまで自己流でされていたり、他のトレーナーの方にご指導を受けてそれをもとに食事を摂られていたりしますが、ダイエット=食べないという認識を持っている方が非常に多くいます。例えば、実際にお聞きした内容であったのは、

  • 朝食:食べない
  • 昼食:ささみ 50g
  • 夕食:ブロッコリー、魚の切り身

という食事を続けられている方がいました。2ヶ月で4kgのダイエットができたと喜んだそうですが、日を追うごとに体調を崩していったそうです。それは当然と言えば当然だと思いますが、よく2ヶ月間頑張られたと思います。

まずベースとしてダイエット=食べるという認識を持つことが大切です。いかに食べ物を減らすかではなく、何を食べるのかを考えなければ人間は食べ物で構成されているわけで、その材料が入ってこなければ不調にもなります。

何を持ってバランスのいい食事とするのかもありますが、基本は栄養素がきちんとそろっている状態が身体が正常に機能する状態です。それを目指すことがベースであり、そこから目的に応じて変化を加えればいいのではないでしょうか。

現場で行ったベース作りの例

実際にクライアントさんに行ったベース作りについてお伝えしたいと思いますが、まず行ったことはお米を食べることから始めました。やはり日本人はお米をベースに食事をし、そのお米から大きなエネルギーをもらっています。

それは栄養素だけではなく、ひとつの生命の命を引き継ぐように食していますので、非常に大きなエネルギーを得ていると思います。

クライアントさんにはまず、昼食、夕食におにぎり1個を加えていただきました。お米は好きでずっと我慢していたそうで食べられることに喜ばれていました。次に、慣れてきたころに、味噌汁を追加していただき、その具材はできるだけ野菜を多く入れたものにしていただき、味噌汁の具材が少ないときは別でおかず1品を使いするという形をとっていきました。

このような食事をすると、一時的に体重は増えます。当然これまで食べていなかった状態ですので、そこに食べ物が入ると増えます。と、思っていたのですが、この食事にしてもあまり体重が変わらず、朝食にフルーツや昼食、夕食におかずをプラスしていきました。

するとある時から体重が増えはじめ、体重が増え始めたときに食事量を増やすのはやめ、その状態を維持していきました。すると体重は落ち着き、このときに計測した体重と食生活などがこの方のベースとして捉え、そこから食事や運動を変化させていくことになりました。

食事量を増やしても体重が増えないというのは、人間は摂取エネルギーが一定のラインを下回ると基礎代謝を下げ、燃費の良い状態になります。これについて詳しいことは、食事制限しすぎると体重が減らなくなる理由にまとめていますので、参考にしていただければと思います。

このように食べていない方の場合、まずは食べることをし、ベースを作ることをしてからどういう方向性でダイエットに取り組んでいくのか、そういう計画的なステップが必要になってくると思います。

糖質を極端に制限することはメリット、デメリット、両面がありますが、ダイエットをする方に関しては、極端な考え方は避けた方が結果的にもいい方向に向かうと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。糖質制限をすると水分も同時に失うため水分量も低下するため体重は減りやすくなります。ただ、糖質を再度摂取するとその分だけ水分も増え、それが原因でリバウンドするということです。

もちろんそもそものカロリーを抑えることができれば体重も減り、ダイエットもいい方向に向かうと思います。

何か単品を極端に減らすという発想ではなく、何か軸を作りそれを日によって変化させていくような感覚になればよりダイエットもうまくできるようになると思います。

極端な糖質制限をしなくてもダイエットできるように思います。

今日の内容が少しでも参考になれば嬉しく思います。

ウォーキングを継続!2ヶ月で1kgの体重減、食べないダイエットはどこまで継続できる?

先日、あるクライアントさんの姿を見ていて、身体が引き締まってきたなと思う方がいらっしゃいました。

この方はむくみやすく、水分を多めに摂られている方でしたのでまずは汗をかけるようにしましょう、ということで、アドバイスをしていました。

実際に半身浴や、岩盤浴にも行かれ、汗をかかれることで身体のむくみ感は改善されていきました。このとき、ひとつ習慣として“ウォーキング”をはじめられたようで、通勤の際に2つ手前の駅で降りて、そこから歩いて会社に向かうことにしたそうです。

片道約20~30分の距離で、会社に着く頃は少し汗ばみ朝から気分も爽快になり、帰りもリフレッシュになって毎日継続されていたそうです。結果的に食事をほとんど変えることなく2ヶ月で1kg体重が減り、見た目も周りから「痩せた?」と聞かれることが増えてきたそうです。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

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たった1kgと思われるかもしれませんが、これはダイエットをする上では大切な感覚だと思います。

最近では炭水化物抜きダイエットといって、お米を食べなかったり、食事をほとんど摂らないような生活をしている方が増えています。また短期間で大幅なダイエットを試み、ストレスと戦い続けている方が増えています。

このクライアントさんの場合、外食にも行くし、行動的で海外にも旅行で行って現地の食事を楽しみながら旅をしていたりします。それが楽しみで、できることを毎日するのはこういう“楽しみのため”と言ってストレスを感じることなくウォーキングも続けられています。

今日はこのクライアントさんから感じた、ダイエットというものについて近年の日本の食事の推移をふまえて書いていきたいと思います。

 

1970年頃から現在までの摂取量の推移

ここからはダイエットをしていきたい方のお役に立てればと思います。

現代の食事は昔に比べ、摂取カロリーとしては低下してきているものの肥満になっている人が増えていると言われています。

1970年から2009年の摂取カロリーの推移をグラフにまとめてみました。

カロリー摂取量

これを見て思うことは、年々摂取量は低下しているにも関わらず、肥満になっている人は増加しています。その理由は次のグラフで、一つの原因が見えてきます。

 

肥満が増え始めた1965年以降の食事の特徴

食事の変化

グラフは国民栄養の現状を参考にさせていただき、自分でグラフを作成したのですが、細かな推移は表せておらず、大体の推移になっていますので参考程度にご覧ください。

1946年の食事を100とし、そこからどのように摂取されるものが変動しているかみていますが、注目すべきは水色で表されている“動物性脂質”です。1960年代以降、急速の伸びを記録し、1999年には、1946年に比べ4.5倍の数値となってしまっています。

またそれに比べ、赤色で表されている“炭水化物”、お米の摂取量は1946年の摂取量よりも、3割ほど減少になっています。

  • 動物性脂質=増加
  • 炭水化物=低下

ということになっています。

お米の摂取量が減り、動物性脂質の摂取量が増え、ものが柔らかくなってきた。噛む習慣が薄れ、噛む回数が減ることで満腹中枢への刺激が遅くなり、満腹を感じるまでに多くの動物性脂質を中心に余分なエネルギーまでも摂取してしまっていると考えられます。

量だけではなく、質が悪くなることで肥満になる人を増やしている原因として考えられます。

お米の摂取量の減少は、肥満との関わりやダイエットをする方がお米の必要性を理解する上では、判断材料になるのではないでしょうか?

お米を食べることで太るよりも、お米を食べなくなっていることで肥満者が増える現状をどのように見ればいいのでしょうか?お米を食べることは決して太ることとは、言いきれないと思います。

 

動物から静物化している習慣を変える

さて、そんな食事の変動を振り返っていただきましたが、お米を食べることはダイエッターにとっても必要であると思いますが、日頃の習慣を変えることで体重も自然と減っていきます。

基本的に食べることが嫌いな人はあまりいないと思いますが、女性なら楽しみのひとつだと思います。

現代人の生活が動物から静物化しているということを以前から紹介していますが、とにかく動かなくなっているから、肥満の原因にもなっています。

冒頭でも紹介しましたが、毎日片道約20~30分の通勤の距離を歩かれるクライアントさんが、特に食事の調節をなしに、2ヶ月で1kg体重が落ちたそうです。これも、習慣になればしんどさを感じず、気持ちよく毎日継続できているそうです。

静物化から動物へ。まずは日常の中で動くことを意識するだけでも体重は変動していくと思います。まずは小さな積み重ねを繰り返してみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

ダイエットをしている方も、食べないというストレスが身体にとって害になり、それが原因で病気になる可能性もあると思います。また余分にお米を警戒しすぎてしまい、かえってそれが太る原因になる可能性があることは上記のグラフを中心に感じていただけたと思います。

本当に身体を変える上で大切なことをまとめていきたいと思います。

  • 極端な食事をせずに、ストレスを抱えすぎないように食べること
  • 日頃からお米を食べ、よく噛む癖をつけていく
  • 静物化してしまわないように動く習慣をつける
  • 日常の中で便利と思う自動化されているものをあえて避ける
  • 代謝のいい身体にするために、筋肉をつける
  • 食べることを楽しみ、変わることを楽しいと理解する

歴史を追っていくと、日本の生活がどのように変わってきているのかがよくわかります。

元禄時代の食事や江戸時代の食事を、武玉川を通して知っていくと昔の人はなんて頭がいいのだろう、どれだけ健康的な生活を送っていたのかがわかります。

パーソナルトレーニングの時間の中でもそれらを理解して、実行していただくために、わかりやすいアドバイスをおくれるようにまだまだ学ばないといけないですね。

みなさんの毎日の食事からお米の存在がなくなっていませんか?

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうごさいました。

基礎代謝を上げるにはどうすればいいのか?その考え方についてまとめてみました。

基礎代謝を上げるにはどうすればいいのか?そもそもなぜそのようなことを考える必要があるのかといえば、おそらくダイエットを目的としている方がほとんどではないでしょうか。

基礎代謝を上げ、痩せやすい身体にすることでダイエットは成功しやすいと言われていますが、基礎代謝を上げるにはどのようなことをすればいいのでしょうか?筋肉を鍛えればいい?今日はこの基礎代謝の上げ方について具体的に見ていきたいと思います。

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基礎代謝って何?

当たり前のように聞く“基礎代謝”という言葉ですが、改めて基礎代謝という言葉を理解していきたいと思います。

■基礎代謝とは?

基礎代謝(きそたいしゃ)とは、何もせずじっとしていても、生命活動を維持するために生体で自動的に(生理的に)行われている活動で必要なエネルギーのこと。

Wikipediaより引用:基礎代謝

言い換えれば、みなさんが1日中寝ていても必ず消費されるエネルギーということになります。

厚生労働省:日本人の食事摂取基準(2010年版)を参考にすれば、成人の基礎代謝は年代によって異なりますが、男性であれば約1,500kcal、女性であれば約1,200kcalという基礎代謝量があると推測されています。

日本人の食事摂取基準2010 基礎代謝量表

この消費量のうち、半分以上は骨格筋、肝臓、脳でエネルギーとして使われるとされています。

 

基礎代謝を上げるにはどうすればいいのか?

基礎代謝を上げると1日寝ていても消費されるエネルギー量が多いため、より痩せやすい効率的な身体になると考えることができます。

では、基礎代謝を上げるにはどうすればいいのでしょうか?

先ほど消費量のうち半分以上は骨格筋、肝臓、脳ということをお伝えしていますが、この中で唯一自らの努力で増やすことができるのは骨格筋、いわゆる筋肉です。

一般的に行われることは、ウエイトトレーニングなどをして筋肉量を増加させ基礎代謝を上げるということです。ちなみに1kg筋肉量が増加することで、約50kcal消費エネルギーが増加するそうです。

これは体重によっても異なりますが、約15~20分程度のウォーキングを毎日するのに匹敵します。そのため多くのダイエット目的の方がジムに通ってトレーナーに筋トレを勧められ、マシンなどを使って筋トレにはげんでいると思います。

さて、ここでいろんなことを感じる方もいると思いますが、筋トレをして基礎代謝を上げるというのは一見効率的に見えますが、実際に筋トレをしたことがある方はどれだけいるでしょうか?

ここからは筋トレを行って、どうすれば筋肉がつくのか、トレーニング条件というものを見ながらお話を進めていきたいと思います。

 

筋肉をつけるために抑えておきたいこと

筋肉をつければ基礎代謝は上がりますが、ではどうすれば筋肉をつけることができるのか、少し具体的に見ていきたいと思います。

トレーニング強度

まず、マシンを使って筋トレを行うとします。このときに目的によって強度は変わりますが、どのような強度で行う必要があるのでしょうか。

一般的には10回で限界を迎えるような負荷で行うと筋肉がつくと言われていますが、近年では10回前後で限界を迎えるような負荷だけではなく、低負荷でも“限界まで追い込めば筋肉がつく”ということがわかってきています。

トレーニングを何年も継続されている方の場合、身体も刺激に対してあまり大きな反応を示さないことがあり、10回前後という負荷だけではなく、6RMなどの低回数の刺激を加えたり、さまざまな刺激を加えることで筋肉は成長していくと言われています。

トレーニング強度で言えば、基本的には10回前後で限界を迎えるような負荷を設定し、刺激のバリエーションとして低負荷、高回数という刺激や高負荷、低回数というさまざまな刺激を加えることで継続的に筋肉を大きくしていくことができます。

トレーニング量

前出の文と少しかぶりますが、トレーニング量とは決められた強度を何回、何セット行うのかということです。筋肉と言うのは、刺激が小さいと筋肉はつかないですし、刺激が大きすぎると壊れてしまう。

超回復ということを考慮し、うまく波を作り出す必要があります。

本当に筋肉をつけたいのであれば、1~2セットでは足りず、最低3セット以上は必要となります。これも個人差がありますが、ボディビルダーのような身体になろうと思うと、各筋肉に対して15~20セットぐらいの刺激を与える必要があるというのは、ボディビルダーのメニューからも垣間見ることができます。

ボディビルダーの方のような身体になるには想像を絶する努力が必要だということはここからもおわかりになると思います。

一般の方であれば、基本は3セットから始めるといいかもしれませんが、これもはじめの一歩にすぎません。

トレーニング頻度や期間

特に女性の方に多い勘違いですが、筋トレを1日するからすぐに筋肉がつくと思っている方もいますが、筋肉はそれほど簡単にはつきません。

そもそもトレーニング頻度を守っていないと筋肉はほとんどつかないとされていますので、1週間で何回の筋トレを行っているのかを確認することも大切になります。

筋肉をつけようと思うと、1週間で2回の筋トレをする日が必要となり、この頻度を守り、且つ適切な刺激が加わることで筋肉がついてきます。

そしてこの頻度を約2~3ヶ月継続することで、1段階レベルアップすると言われています。言い換えると、筋肉がつくまでには週2回の頻度で、2~3ヶ月継続する必要があるということです。

代謝を上げようと必死に筋トレされている方は、このトレーニング変数を理解し守れているでしょうか。もし守れていない場合、ただ筋トレをしたということになり、変化がないという成果を得ることになってしまいます。

ここからもわかる通り、筋肉をつけて代謝を上げるということは非常に大変なことであり、簡単なことではないということです。

こちらはトレーニーの方におすすめなトレーニング原則についてまとめています。

 

基礎代謝を上げるというもうひとつの考え方

ここまでは筋肉をつけて基礎代謝を上げるという考え方についてまとめていきました。なかなか大変なことを感じていただけたと思いますが、もっと継続しやすい考え方はないのでしょうか。

続いては、できるだけ継続しやすい基礎代謝を上げる考え方についてまとめていきたいと思います。

そもそも基礎代謝は自分のベストな状態か?

これまでお伝えしてきたことは、自分の基礎代謝のパイを増やすということか、最大値を増やすようなイメージでしたが、ここでお伝えすることは、もし現在の基礎代謝が何かしらの影響を受けて下がっていれば、そのマイナスになっている代謝を元に戻すことも代謝を上げることにならないかという考え方です。

0ベースで考えるのか、それともマイナスベースで考えるのかという違いですが、なぜ代謝は下がってしまうのでしょうか?

ストレス過多になると代謝は下がる

以前、ストレス過多!自律神経が乱れることで受ける身体への影響で自律神経のことについてまとめていますが、人間の身体は交感神経と副交感神経という2つの天秤がバランスをとり合うようにさまざまな機能を無意識的に調整しています。

例えば、目一杯働くときのようなときでは人間は活動的になりますので、このときは興奮状態となり交感神経が優位となります。心拍数も上がり、血圧も高くなるような状態となります。

逆に副交感神経が優位になるときというのは、寝るときや食事をするときなど主にリラックスするときに副交感神経が優位となります。消化機能が活発に働くためには副交感神経が優位になることが必要となります。

現代人ではストレス社会と言われ、ストレスの影響で自律神経が乱れ交感神経が優位の方が非常に多くなっています。このような状態になると高血圧や低体温などが見られ、このような状態では代謝が低下してしまっています。

体内の循環も悪く、身体も元気という状態ではなくなっています。このように自律神経が乱れている方の場合、整えることで代謝が上がり、そのために必要なことは筋肉を緩め、循環を良くし、身体を温めることです。

 

代謝を上げるためには筋肉を緩め、循環を良くし、身体を温めること

先ほど基礎代謝を上げるためには、筋肉をつけることというお話をしていきました。そのために必要なことは筋トレというハードな刺激が必要だとお伝えしてきましたが、ここでは代謝を上げるために真逆に近いことをお伝えしていきます。

ここで代謝を上げるために必要なことは、筋肉を緩め循環を良くすることです。筋肉を緩めることというのは、非常に楽で気持ちのいい刺激となり、メリットとしては継続しやすいという点です。

筋肉を緩めるというと何をイメージするでしょうか。ストレッチ、マッサージ、ヨガ、さまざまなイメージがあると思いますが、筋肉を緩めるためには、筋肉を緩める方法=ストレッチは意外と難しい!筋肉を緩める方法のご紹介 でもお伝えしていますが、呼吸や筋肉を揺らすなどの方法もあります。

筋トレではなく、体操のような身体を楽に動かすこと、それを続けることで筋肉は緩んでいきます。また呼吸をすることで、自律神経のバランスが整うとされており、代謝機能を向上させることもできると考えられます。

ここからは筋肉を緩める、循環を良くする、体温を上げるという3つのことを分けて見ていきたいと思います。

筋肉を緩める

ストレッチをこうやって・・・というように聞いたことのあるような話をしても面白くないですので、ここでは呼吸を使った筋肉を緩め方をご紹介していきたいと思います。

人間の身体というのは不思議で、緩めたい筋肉に触れて呼吸をするだけで筋肉を緩めることができます。

実際にしていただくとわかると思いますので、早速今からやってみましょう。スマホを片手に実践する方が多いと思いますので、首の片側だけ緩めるようなことをしていきたいと思います。

1、まず、首の筋肉を触り、どのぐらいの硬さをしているか現状を把握します。

首に触れる

2、続いて、片手で首の片側に軽く触れ、その状態で呼吸を繰り返します。

3、呼吸は鼻から息を吸って口から細く長く吐きます。

呼吸 呼吸

4、これを5~6回程度呼吸を行い、それが終われば首の筋肉に触れ左右差を確認します。

いかがでしょうか?これで簡単に筋肉を緩めることができます。あくまでもひとつの方法ですが、ストレッチは以前もお伝えしていますが伸ばす程度や伸ばし方など難しいですし、こういった方法は非常に簡単でどこでもできます。

このように筋肉を緩め、筋肉を柔らかい状態を維持することも重要となります。

循環を良くする

身体の中にある細胞は、毛細血管から浸み出した液体、組織液で栄養素や酸素を取り込み、老廃物や二酸化炭素を排出し代謝を行っています。

この老廃物などは、リンパ管を通ってリンパ液によって運ばれ、静脈に合流していきます。

むくみや浮腫といわれる状態は、組織内からうまく組織液が毛細リンパ管へ流れず、たまってしまう状態のことをいいますが、循環を良くするためにはリンパという存在やむくみについての理解が必要となります。

これについては、むくみに悩む女性が知っておきたい原因と改善の考え方についてにまとめていますので、こちらを参考にしていただければと思います。

循環を良くするためには、筋肉を柔らかい状態にし、筋肉を収縮・弛緩させ、ポンプ作用を活用することで循環を良くすることができます。

具体的にどのようなことをするのかを以下にまとめています。

1、肩を少し斜め前にすくめて、落とすように肩を下げます。これを何度か繰り返します。

肩の位置 肩の位置

注意していただきたいのは、肩をまっすぐあげてしまうと緊張してしまいます。

少し前、耳の方へ上げるイメージですくめていきます。

肩の位置

2、肩をすくめるときに少し緊張すると思いますが、続いては緊張しない程度に軽く肩をすくめ、落とすように下げます。

3、動きに慣れてきたらポンポンポンっとリズムをつけるように肩を上下させます。

肩こり 

このように筋肉を揺らす、揺するようにすることで筋肉は縮み、伸びるという動きとなりこのような動作がポンプ作用となって循環を良くする動きとなります。

続いて足首の動きをみていきたいと思います。

1、両脚を伸ばした状態で、肩幅程度に脚を開きます。

2、この状態でつま先を自分の方へ軽く引き、引くことをやめると元に戻ります。

3、筋肉が緊張しない程度に、ポン、ポン、ポンっと連続的に軽く足首を動かしていきます。

足首を動き

※足首は早く動かそうとすると緊張してしまう方が多いため、早さを求めるのではなく楽に動かすことが重要ですので、楽に動かせるリズムで行っていきます。

このように筋肉を動かしポンプ作用を活用して循環の改善を行っていきます。

身体を温める

実際にクライアントさんにしていただいたこととは、以下のようなことになります。

  1. 入浴する
  2. 寝るときに腹巻をする
  3. お腹にカイロを貼る
  4. しょうが紅茶を飲む

これらのことを継続的に行っていただき、体温を測って変化を見ていきましたが3ヶ月ほどで少しずつではありますが、体温の変化を見ることができました。

これからも時期は朝晩は冷えやすくなりますので、薄着の格好で寝てしまわず長袖長ズボンでお腹を冷やさないようにすることが重要になります。

 

ダイエットの考え方について

少し整理するようにダイエットを考えていきたいと思います、よく過度にダイエットをされている方を見かけますが、どのようなダイエットすればいいのでしょうか。

よく“バランスのいい食事”というものが勧められていますが、そもそもバランスのいい食事とはどのような食事を指しているのでしょうか。

現場で実践しているのは、少し前より栄養の先生のもとで個人教授をはじめ、そこで学んだことを参考にしていきたいと思います。

バランスのいい食事とは?

人間の身体はさまざまな栄養素の相互関係で健康に保たれています。ダイエットでは脂肪が悪役に見られがちですが、実はそうではなくて脂肪も必要不可欠な存在ですので、全く摂らないというのは身体の機能が低下してしまいます。

車のガソリンのような働きをしてくれるのが、糖分と言われるものですが、これも同じように完全に取り除いてしまうことは、エネルギー不足となり頭の働きなどが低下してしまいます。

ビタミンやミネラルといった栄養素に関しても、糖分などの栄養素を体内で利用するためにはビタミン群が必要となり、栄養素的に見ればダイエット時であろうが、健康を維持する目的であろうが、基本的には同じという考えになります。

その食事というのは以下のような考え方になります。

  • ごはん6:おかず4
  • 米、主食、主菜、副菜
  • カラフルな食事内容

栄養素をバランスよく摂るためには、上記のような考え方ができるそうで、一番実践的に使いやすいのは食事の色合いがカラフルにできているかどうかということです。

カラフルにするということはさまざまな栄養素を摂り込むことができ、且つ栄養計算などの手間をはぶけるためシンプルな考え方になります。

こちらが参考になると思います。

レシピ

 ダイエットだからといって食べないということではなく、基本的には“食べる”ことがダイエットになりますし、食べないからと言ってダイエットできるのかといえば必ずしもそうではないということが言えると思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。基礎代謝を上げるためには筋肉をつけるだけではなく、下がっていた代謝を元通りにすることもある意味で代謝を上げることとなり、そのためには自律神経のバランスを整えたり、循環の改善や筋肉を柔らかい状態に保つことが必要になるということをお伝えしていきました。

考え方にはさまざまあり、ダイエットについても方法論はさまざまあります。

方法論が先行するのではなく、今の自分にできそうなこと、継続できるペースをみつけ、それにそって少しずつ変化をさせていくことでより継続しやすく、結果的に身体も変化する方法になると思います。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

過大広告?1ヶ月20kg痩せたって言うけど本当にできるか冷静に考えてみた。

光スタジオ

最近何かとダイエットの過大広告が問題となっていますが、雑誌やテレビなどはどれだけ興味を持ってもらうのかが重要であり、目を引かせることがまずは必要になるため過大表現になることもしばしば・・・。

人に何かを伝えるときは、自分がイメージしているまま伝えてしまうとなかなか伝わりません。だからと言って嘘はいいのかといえば絶対NOです。

1ヶ月20kgのダイエットに成功!そんな言葉にみなさんはどのように感じますか?本当にこれだけの効果のあるサプリメントなどはあるのでしょうか。

冷静に考えると30日間で1kgの減量を7000kcalとしても、140,000kcalの消費が必要で、1日約4670kcalの消費が必要。ん?普通に考えるとほぼ無理ですし、もしくは病気になるか。

今日はそんな痩せたいと思っている方が過大広告につられないようにするために、知っておきたいことをお伝えしていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

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1ヶ月20kg痩せたという体験談

雑誌の広告などでサプリメントや器具の紹介をしているのをみたことがありますか?

いろんな広告が載っていて、その商品の効用などをうたっていますが、果たしてどれほどの効果があるのでしょうか?

体験者の声として、こんな感想も載せられています。

実際に私は、時間をかけることなく、またツラい思いをすることなく、ダイエットサプリメントを飲んで、1ヶ月で19.8kg痩せることができましたよ。カロリー計算とかしなくてもよかったし、お手軽だった。最初つらいのかなと不安だったけど、でも意外と平気だったのがビックリ!!

30代女性 会社員

などを実際に効果を感じたという方の感想を載せることで商品の信用度アップさせる狙いがあると思いますが、実際に1ヶ月20kgというのは、冷静に考えてもかなりの生活や食習慣の変更がなければ難しいことです。

それを平気というのは・・・という感じですが、こんな感じの商品はネットを検索すれば山ほど出てきます。今回はこれらの商品がどうとかではなく、あくまでも冷静に1ヶ月20kgダイエットできるのかどうかということを考えていきます。

 

痩せたって書いてるから冷静に―20kg減量を考えてみた

冒頭でも少し触れていますが、-20kgという数字をカロリーに変換してみたいと思います。

1kgの減量をしたい場合、目安になるカロリー数は以下の通りとなります。

  • 約7000kcal

以前、食事制限しすぎると体重が減らなくなる理由でもお伝えしましたが、何を減らしたいのかで消費カロリー数は異なりますので、ことらを参考にしてみてください。

20kgダイエットしようと思うと、7000kcal×20kg=140,000kcal分の不足を出す必要があります。これを1日に換算すると・・・

  • 約4670kcalの消費が必要

ということになります。もしかすると上記のようなサプリメントはこれだけの消費を助けてくれるかも・・・なんてことはなく、おそらく難しいかなと思います。

こう言い切ってしまうとわかりづらいと思いますので、4670kcalを1日で消費するためにはどんな運動をすればいいのかというところで考えてみたいと思います。

 

4670kcalを消費するための基礎知識

消費カロリーの計算をする際はこんな計算式を用います。

消費カロリー(kcal)=1.05(基礎代謝) x 体重(kg) x 運動時間(h) x METs数

 

METsとは?

METs(メッツ)法とは、アメリカスポーツ医学会(ACSM)が発表した、運動などで消費したエネルギー量を求める方法のことで、一般的に消費カロリーを求めるときに使用されます。

METs表

3.5METs 体操(家で。軽・中等度)、ゴルフ(カートを使って。待ち時間を除く。注2参照) 18分   
4.0METs 速歩(平地、95~100m/分程度)、水中運動、水中で柔軟体操、卓球、太極拳、アクアビクス、水中体操 15分
5.0METs ソフトボールまたは野球、子どもの遊び(石蹴り、ドッジボール、遊戯具、ビー玉遊びなど)、かなり速歩(平地、速く=107m/分) 12分
6.0METs ウェイトトレーニング(高強度、パワーリフティング、ボディビル)、美容体操、ジャズダンス、ジョギングと歩行の組み合わせ(ジョギングは10分以下)、バスケットボール、スイミング:ゆっくりしたストローク 10分
6.5 METs エアロビクス 9分
7.0METs ジョギング、サッカー、テニス、水泳:背泳、スケート、スキー 9分
7.5METs 山を登る:約1~2kgの荷物を背負って 9分
8.0METs サイクリング(約20km/時)、ランニング:134m/分、水泳:クロール、ゆっくり(約45m/分)、軽度~中強度 8分
10.0METs ランニング:161m/分、柔道、柔術、空手、キックボクシング、テコンドー、ラグビー、水泳:平泳ぎ 6分
11.0METs 水泳:バタフライ、水泳:クロール、速い(約70m/分)、活発な活動 5分
15.0METs ランニング:階段を上がる 4分

厚生労働省・過去の運動基準・指針より引用健康づくりのための運動指針2006(エクササイズガイド2006)

 

4670kcalを消費するためにどうすればいいか?

上記の表を活用して実際に計算していきたいと思います。

ランニング編

例えば、体重60kgの人がランニングを1時間するとします。このときの消費カロリーはこのように算出されます。

  • 1.05×60(kg)×1(時間)×15.0(METs)=945kcal/h

このように表せることができます。ランニングで考えてみると4670kcalはどのくらいの時間で消費できるでしょうか?

  • 4670kcal÷945=約5時間

ということになります。

ランニングを毎日5時間する。

エアロビクス編

例えば、体重60kgの人がエアロビクスを1時間するとします。このときの消費カロリーはこのように算出されます。

  • 1.05×60(kg)×1(時間)×6.5(METs)=約410kcal/h

このように表せることができます。エアロビクスで考えてみると4670kcalはどのくらいの時間で消費できるでしょうか?

  • 4670kcal÷410=約11.4時間

ということになります。

毎日エアロビクスを11.4時間する。

自転車エルゴメーター編

例えば、体重60kgの人が自転車エルゴメーターを1時間するとします。このときの消費カロリーはこのように算出されます。

  • 1.05×60(kg)×1(時間)×3.0(METs)=約190kcal/h

このように表せることができます。エアロビクスで考えてみると4670kcalはどのくらいの時間で消費できるでしょうか?

  • 4670kcal÷410=約24.6時間

ということになります。

毎日自転車エルゴメーターを24.6時間(?)する。

最後は意味がわからなくなっていますが、このように4670kcalを消費することができます。

注意しておかなければいけないのは、体重が60kgに設定することで消費カロリーは増えます。そこから体重が減るに従い、消費できるカロリー数も減っていくため、さらに運動時間が増える可能性があります。

このように毎日継続すれば1ヶ月-20kgも夢ではないということがわかります。サプリメントなどの商品での効用は、運動によるものか、もしくは食事制限の効果が大きいものと考えられ、そういった理由がないと痩せることはできないということがわかると思います。

もしくは病的な何か問題を抱えているかのどれかに絞られてきます。

ですので、1ヶ月-20kgというのは、できる可能性はあると思います。ただ、これだけ純粋で単純な問題ではないですので、非現実的だということがわかると思います。

 

本来のサプリメントの役割

本来サプリメントの役割は栄養補助という役割を担っており、あくまでも主食ではないということです。食事から栄養を摂るのを前提とし、そこで摂取しきれないものに関してはサプリメントを活用する。本来はこのような位置づけにあります。

ただ、近年ダイエット時に活用されることも増え、あたかもそれさえのんでいれば痩せられるという錯覚に陥りそうなサプリメントも販売されています。

先ほども言いましたが、身体の中はそれほど単純なものではなく、複雑にさまざまな反応が起こり、その結果体重が減ったり増えたりということが起こります。

体重が減るときにはざっくりいえば、消費カロリー>摂取カロリーの関係になっており、その関係によってダイエットをすることができます。ただ飲んで痩せる的な魔法のようなサプリメントは存在しないということです。

サプリメントの役割は足りない栄養を補助することです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ダイエットの需要が増えれば触れるほどさまざまな商品が生まれ、さまざまな謳い文句を目にします。

より簡単で手軽にダイエット。こんな言葉に興味を引かれ、商品を購入してしまう。自由ではあると思いますが、冷静になって考えてみると本当に必要なことは何なのか、なぜ太っているのかという原因は一番ご自身が理解されていると思います。

その原因に目を向けずに違う方法を選択し続けることは果たして本当にダイエットできるのでしょうか。

過大広告は多くなっていますが、一度冷静に考えてみると今何が必要か見えるかもしれませんね。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

炭水化物抜きダイエットが流行ってしまう理由と身体への影響について

最近でも、衰えを知らない炭水化物抜きダイエットの人気ぶりですが、この言葉に違和感を感じ続けているのは僕だけでしょうか?炭水化物を抜くダイエット・・・。

日本の食は無形文化遺産としてユネスコに登録され、世界でも健康な食事として認められました。

そんなお手本のような食事なのに、なぜお米を抜いてダイエットをするのでしょうか?そもそもダイエットが必要になる原因が、お米を摂りすぎたことになるのでしょうか?それ以前にほかの原因があると思います。

お米を食べることは、健康になるためにはプラスになりますし、もしかすると炭水化物を摂っていないことがダイエットが必要になるひとつの原因なのかもしれません。

今日はそんな炭水化物ダイエットについて書いていきたいと思います。

こちらの記事も参考にしていただければと思います。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/diet-16kg”]

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/fasting-cure”]

 

炭水化物抜きダイエットが流行る理由

日本では元禄時代以前から米やヒエ、アワなどの穀物を主食としており、その歴史も古いとされています。

1960年頃を境に、炭水化物(お米)の摂取量が低下すると同時に、動物性脂質が増加し、それに伴って生活習慣病になる人が増加したとするデータがあります。

少し難しい話に聞こえるかもしれませんが、お米を食べる量が減ることで肥満になる人が増えたということにもなります。ですが、それを助長するかのように最近では、炭水化物(お米)を抜くダイエットが流行っています。なぜ、これだけ人気になってしまうのでしょうか?
これらのことが考えられると思います。

  • 炭水化物を減らすことでダイエットに成功した例が多い
  • 手っ取り早くできる
  • 炭水化物(お米)を食べる=太る、というイメージが強い
  • 実践すると急激な体重減少を体感したため

主にこれらの理由が挙げられるのではないでしょうか?

実際に肥満傾向にある方は、炭水化物の摂取量を減らしたり、調節することでダイエットに成功することもありますが、あくまでも元々摂りすぎている場合です。

1日の中で1杯もお米を食べない人はどれぐらいいるのでしょうか?

また急激な体重減少はそもそも何が減ったのかということになります。

  • 脂肪
  • 筋肉
  • 水分

これらが考えられますが、1日、2日での急激な体重の変化は水分が身体から抜けることで起こることであり、水分を摂れば、または食事をすれば太ります。

ここに一喜一憂をしてしまえば炭水化物ダイエットであってもドツボにはまってしまって、炭水化物を摂っているから太ってしまうんだとなってしまいます。

体重の変動も1週間の平均値がどのように推移するのか、それが重要で1日ずつの体重の変動は水分量や便の量によっても大きく左右されます。

 

炭水化物を抜くことで、及ぼす身体への影響

実際に炭水化物を一切食べずにダイエットに成功した人はどれぐらいいるでしょうか?

またその効果は一時的か、それとも継続的に維持できているのか・・・。結果はある程度予想できそうです。表面上の数値だけ見れば、結果が出ているように感じるかもしれませんが、三大栄養素にも含まれる炭水化物を抜くことで、身体への影響はないのでしょうか?

最近ではその影響がわかってきているそうです。実はこんな影響が出てしまう可能性があるそうです。

  • 脂肪肝のリスクが高まる
  • 心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まる
  • エネルギーが不足するため、疲れやすくなったり、疲労感が増す

など、完全に炭水化物を摂取しないことが問題視されています。

 

お米を摂ることを習慣にしたところこんな結果になりました。

先日、ラクロス部の女子選手の体脂肪率があまりに高いため、食事について調査し、日頃の食事の内容を聞いたところ、菓子パンが主食であったり、お菓子やインスタント食品ばかり食べているというようなひどい状況でした。中には数週間お米を食べていない選手がいたほどです。

そんな選手の状況を聞いたのが、昨年末ぐらいで、そこからまずはお米を食べようということで、自分でお米を炊いて食べることを伝え実践してもらいました。

はじめのうちは徹底できていませんでしたが、徐々にチーム内に浸透していき、今ではお米を食べる意識もついてきています。そんな食事の変化に合わせて、体脂肪率が低下してきました。

半年で全体平均で約4~5%の減少となり、中には8%前後低下した選手もいます。体重も落ちる選手がほとんどで増加する選手は1人はいましたが、他の数十名の選手はみんな揃って右下がりになっていました。

ここで考えていただきたいのが、お米を食べると太るということはイメージであって、食べ過ぎなければ太ることはないということです。逆に今回のようにお米を食べる習慣に変えるだけで、体重が落ちるケースもあります。

この結果からお米を食べることが太ることにつながってしまう、という極端な考えになっている場合、考え方の変化になるきっかけかもしれませんね。

 

なぜお米がすすめられるのか?

ただ、これまでの話だけではあまり実践することにつながらないかもしれません。なぜお米がすすめられるのでしょうか?

ダイエットについては、目的次第ですので炭水化物を抜くこともひとつの手段でもありますし、ボクサーのように減量に期限があったり、モデルのようにオーディションがあってそれまでに身体を絞らないといけないとなれば話は別です。

ただ、一般の方であれば一番目指すところは健康であり、そして健康体になることだと思います。

玄米など、精製されていないお米は栄養価が高く、以前食事制限しすぎると体重が減らなくなる理由でもお伝えしていますが、玄米を食べることでビタミン群が多く含まれており、炭水化物を代謝するときに必要なビタミンB₁が多く含まれています。

■精製されたお米の栄養値

目安

炭水化物をとってもそれを代謝する栄養素が入っているということで、非常に効率のいい食べ物だといわれています。そのため精製されていないお米がすすめられるわけです。

栄養価のことを考えるとお米、味噌汁は日本人にぜひ食べていただきたい食事ですね。

このようなことからも炭水化物を避けることは控えた方がいいですし、身体の機能を維持するためにもこのように適切な栄養を摂りつづけていきたいものですね。

 

どのような食事をすればいいのか?

僕自身は日頃から料理をし、できるだけ栄養的にバランスよく摂取できるように心がけています。

こちらの食事でも体重を増やすことなく、減らすことまたは維持することができています。

レシピ

 

まとめ

今日お伝えしたいことは、炭水化物(お米)を食べるからといって必ず太るということではなく、元々日本人の主食はお米であり、それを食べても肥満が少ない時代がありました。

肥満者が増加した時期には、お米の摂取量が減り、動物性脂質などその他のものがよく口にされるようになりました。日を追うごとに、生活が便利になり、活動量も下がり、食材自体が柔らかいものへと変化してきています。

これらが複合的に合わさった結果肥満者が増え、太りやすい身体へと変化していっているのだと思います。

  • 炭水化物(お米)を食べるから太るわけではない
  • 極端に炭水化物を抜くことは、心筋梗塞や脳卒中などのリスクを高める可能性がある
  • 肥満者が増えた原因は、食の変化と生活が便利になりすぎ、活動量が低下したことなどが挙げられる
  • 日本人の主食はお米である

今日一番お伝えしたいことは、お米を食べましょう!ということです!

毎日元気で過ごせる源は食事であり、ご飯を多く食べているからだと思います。

みなさんは、日頃どんな食事をしていますか?

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

代謝を上げる=筋トレだけではない!代謝が下がる原因とその改善について

体重がかかる

電車に乗ると気になるのが当たり前のようになってしまっている、若者が座り、高齢者が立つという逆転現象。決まりはありませんが、人としての気配りとして“普通”のことができなくなっているなと感じます。

みんながみんなそうではありませんし、「どうぞ!」と席を変わる学生もいますし、そういう姿を見るとほっこりした気持ちにもなります。そういうことが当たり前になる優しい社会になってほしいなとも思います。

ただ優しさに欠ける社会だと思っていても、街の至る所には相手への気配りや不便さを改善しみんなが快適に過ごせるようにさまざまな細工が施されています。

バリアフリーもそのひとつであり、車椅子に乗っている方にとっては数センチほどの高さの段差は苦労を強いられるものだとも聞きます。そういった不便さをできるだけなくし、快適に生活ができように社会全体が変わってきていますが、ただそれ故に“優しさ”が“甘やかし”に変わってしまっている側面もあります。

今日はそんな現代社会と代謝の関係について書いていきたいと思います。筋肉をつける=代謝が上がる。そうやって筋トレに励む方も少し違う見方をすると、考え方が変わると思います。

静物化している人間を、動物へ。それが代謝を上げるヒントになります。では、早速まいりましょう。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/metabolism”]

 

代謝が下がり肥満が増えた理由

昔に比べカロリー摂取量は低下しているはずなのに、肥満が増えたというデータがあります。

このようなデータからただ単に食べ過ぎているということだけが肥満増加の理由にはならないということがわかります。なぜ肥満は増え続けているのでしょうか?

社会全体の変化

その理由にまず、社会全体の変化をあげることができると思います。それは、冒頭でも話したように、バリアフリー化が進み、優しい街になったが故の反動であると思います。

昔の生活は、洗濯は川で手洗い、電動自転車もなく、遠くの町でも歩いて行っていました。現代はほとんどが自動化され、掃除でさえも自動でできる時代になり、買い物もパソコンのボタンひとつですべて配達してくれるようになりました。

便利で快適な生活を送れるようになった一方、健康という側面からはあまりよくない影響を受けているというのは事実です。

社会全体が便利になり、快適を求めすぎ、すべての面で簡易化が進んでいるためその弊害として肥満者が増えているということも考えられます。

そして、仕事内容もIT関係の仕事が急速な発展を遂げ、雇用も増加し続けています。良いことではありますが、動かない仕事の増加という点から見ると健康的ではない環境が増えたという見方もできます。

こういった社会全体の変化によって、人間は動物から静物化し、それが肥満増加の原因でもあります。

食事の変化

次にあげられるのが食事の変化です。ファーストフードやお菓子、昔では考えられない食べ物が食卓に並ぶようになりました。

ファーストフード店も増え続けていましたが、現在健康志向が高まり、ファーストフード店も苦戦を強いられています。

日本の食事とは、米、味噌汁、魚、納豆などが代表的ですが、これらは噛むことで甘みが増したり、硬いものもあるため咀嚼の回数が自然と増えます。現代の食事は、柔らかいものが多くなり、飲み込むような食生活をするため満腹中枢が刺激されにくく、食べ過ぎる傾向にあります。

数値自体は細かく記載していませんが、動物性脂質が圧倒的に増えているのがわかります。

大きな物体が体内に入ると消化に時間がかかり、処理しきれずに脂肪として蓄えられるということも考えられます。

1回の食事での咀嚼の回数はこれだけ違うといわれています。

  • 現代人:約600回
  • 古代人:約4000回

噛まないことも肥満の増加の理由のひとつですし、噛まなくて済む柔らかい食物を食べることも肥満の原因になります。

代謝が下がり肥満が増加する理由は、動かなくなり、食べ物が柔らかく噛まなくても済むようになり、そして食べ過ぎるということが原因と考えられます。

 

一般的に言われる代謝を上げる方法

動物から静物へと変化した現代人が、代謝を上げる方法として選択するのが、筋肉をつけるということです。筋肉は適切な刺激を受けると約2~3ヶ月ほどで筋肉がつくといわれています。

この適切な刺激というのは、10回前後、もしくは高回数であっても限界まで追い込むことで筋肉がつくとされています。この刺激というのはきつく、ハードではありますが、週に2回の刺激を加えることで筋肉はつきます。

筋肉がつくと代謝が上がるため、痩せやすくなるといわれますが、この刺激というのは実践した方ならおわかりだと思いますが、実践するのはまあまあ大変です。

そのため続かない方が多くなり、途中でフェードアウトしてしまうということも起こり得ます。ただ、一般的にはこのように鍛えて代謝を上げるということがいわれています。

 

筋肉を緩めて代謝を上げる

できるだけ楽して代謝をあげたいと思っている方もいるかもしれませんが、ここではある意味それが実現できるということかもしれません。

なぜ代謝が下がるのか?というところから、その理由は『静物化が進み動かなくなっているから』ということをお伝えしてきました。では、なぜ動かなくなると代謝が下がるのでしょうか?

その理由は、身体を動かさないと筋肉は硬くなり委縮し細くなっていきます。代謝は筋肉量とも関係しているため、筋肉が落ちると代謝は下がってしまいます。

また筋肉が硬くなると循環が悪くなり、循環が悪くなると体内の栄養素や酸素はうまく取り込まれず、体内の機能も低下してしまいます。そうなるとここでも代謝が下がるということが考えられ、筋肉量から見ても、機能面から見ても、両面から代謝が下がるということになります。

筋肉を緩めることで筋肉は適度な弾力を取り戻し、循環が改善され、酸素なども取り込まれます。そうなると体内の機能面でも改善が見られ、代謝が上がるということが考えられます。

こう考えると緩めることで代謝は上がるということになります。

 

“鍛える”ではなく“緩める”理由

もう少し具体的に“鍛える”ことと“緩める”ことの違いを見ていきたいと思いますが、結論から言えばどちらでも代謝は上がるということです。ただ、時間がかかるのか、ある意味即効性があるのかという違いもあるため、ここでは少し掘り下げてみていくことにします。

代謝が下がってしまう原因が、動かないことによって筋肉が硬くなり、委縮する。そして循環が悪くなって・・・となれば、ここで鍛えることはどうかということになります。

というのは、筋肉を鍛えるということは、大きな刺激を加えることになり、筋肉を硬くすることにもなります。確かに筋肉がつけば代謝が上がりますが、筋肉が硬い方に鍛えるということをするとさらに筋肉が硬くなる可能性があります。

そうなると代謝は下がるということも考えられます。このような場合、筋肉を緩めることで代謝は上がりますし、筋肉を緩めることであればそこまで時間がかからないという利点もあります。

こういう理由から“鍛える”ではなく“緩める”ことを選択することもできるのではないでしょうか。

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主婦と仕事をしている人の共通点

次は、現代の生活から身体の状態についてみていきたいと思います。大きくわけて主婦と仕事をしている人。

両者には共通点があり、その共通点から日頃するべきことが見えてくるように思います。

主婦の場合

お子さんがいれば、朝ご飯の用意や洗濯など忙しい幕開けとなると思います。洗濯、掃除、送迎・・・。つかの間の休息時間にはスマホやタブレット、テレビにゴロゴロ。

自分も子供がいますし、奥さんからもいろいろ話を聞きますが、大変だということは重々承知です。ただ、昔の生活からするとこの生活はとても便利で、動いていないと指摘をもらいそうな生活です。

主婦の場合、身体の中ではこのようなことが起こっていると考えられます。

  • 身体を動かさない
  • 筋肉は委縮し、小さくなる
  • 身体が硬くなり、動きにくくなる
  • 動かすと痛くなる
  • さらに動かなくなる・・・。

このような悪循環に陥ってしまうと、代謝が下がり肥満に近づいてしますと思います。では仕事をしている人ではどんなことが起こっているのでしょうか?

仕事をしている人の場合

事務仕事やパソコン作業が増えてくると、座った状態で何かをすることになります。このような状況では、ただ目の前の仕事をこなすことに必死になり、たまに回ってくるお菓子に一瞬の喜びと幸せを感じながら、また仕事を集中してこなします。

そうすると、頭を前に突き出し、背中を丸めるように時間が経過していきます。

一見動きがないので、主婦と同じような状態では?と思われるかもしれませんが、この崩れた姿勢をとっているときは、筋肉は常に働いています。この動きのない状態で筋肉が力を発揮している状態をアイソメトリックといいます。

主婦の場合と違い、仕事をしている人の身体ではこのようなことが起こっています。

  • 座業中心で静物化
  • 姿勢が崩れ、その姿勢を固定化している
  • アイソメトリックな刺激を受け、筋肉は活動し続けている
  • 筋肉が硬くなる
  • 動かすと痛い

筋肉は使いすぎると細くなり、使わなさすぎると委縮します。どちらも筋肉は小さくなる可能性があり、両者に共通するのは筋肉が硬くなるということです。

このように考えると、筋肉が硬くなった状態に負荷抵抗を加えるとどうなるのでしょうか。またどんな効果があるのでしょうか。そう考えると緩めることが適切だということが見えてくると思います。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/personal-computer”]

両者に必要なこと

実際に両者に必要なことは筋肉を緩めることですが、筋肉を緩めるとどうなるのかを見ていきたいと思います。

  • 筋肉が硬い
  • 身体を動かして筋肉を緩める
  • 筋肉の収縮⇔弛緩=ポンプ作用
  • 循環が良くなり、代謝が上がる
  • 筋肉が膨らみ弾力性が出てくる
  • 柔軟性が上がる
  • 脂肪層も循環しやすくなる
  • シェイプアップされる

筋肉を緩めることでこのような変化がもたらされることになり、身体も引き締まっていきます。

 

筋肉を緩める=ストレッチではない

では、具体的に筋肉を緩めるためにはどのようなことをすればいいのでしょうか。

おそらく思い浮かびやすいのは、ストレッチだと思います。ストレッチとは一般的には筋肉を緩めるために行われていますが、意外と難しく、ただやっているだけであまり筋肉が緩んでいない可能性があります。

というのは、伸ばす程度や時間などが難しく、痛いところまで伸ばしてしまうと筋肉は緊張してしまう可能性があります。

筋肉を緩めるためにはさまざまな対象物があり、方法があります。

  • 筋肉に揺らぎを与える
  • 呼吸運動
  • 皮膚
  • 筋膜
  • 腱紡錘

これらに適切な刺激を加えることで筋肉は緩んでいきます。

また、これらだけではなくみなさんに日頃していただきたいのは、筋トレではなく体操のような適度に身体を動かすようなエクササイズです。これらは、動きの中で筋肉を緩めることができ、毎日することで柔らかい筋肉を維持することができますので、代謝も向上した状態を維持しやすくなります。

鍛えることよりも、緩める体操を継続していただければと思います。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。今日の内容はパーソナルのセッションでもしており、クライアントさんからも以前と今の違いに驚かれます。

結果も伴っているため以前はなんだったの?(怒)と冗談で言われることもありますが、シェイプアップにしても、こういった代謝を上げることもその本人の身体の状態を見て適切な刺激が加えられると、それに見合った効果を感じることができます。

今日の話の中で、代謝を上げるためには鍛えること、緩めること、どちらでも代謝を上げることができますが、時と場合によってどうすればいいのか、どちらが適切なのか、それを見極めることである意味楽に効果を出すことができます。

ただ、健康を維持するためにもまずは毎日簡単にできそうな体操を継続していただくと身体もある程度の変化が出てくると思います。

毎日適度に動く習慣をつけていきたいですね。

では最後に今日のまとめを書いていきたいと思います。

  • 昔に比べて摂取カロリーは減っているが、肥満者は増えている
  • バリアフリーは必要であるか、過剰になると不健康につながる
  • 咀嚼を増やすことで満腹中枢が刺激され、食べる量が減る
  • 体内の循環が悪くなると代謝が下がる
  • 筋肉をつけると代謝は上がるが、筋肉を緩めることでも代謝は上がる
  • 鍛えると約2ヶ月で効果を感じ、緩めると即効性があり効果は早く出る
  • 健康やシェイプアップのためにも筋肉を柔らかく維持すること

このような内容でお送りしていきました。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

半日断食をして8kgのダイエットに成功した記録のまとめ

糖質制限ダイエット、炭水化物ダイエット、酵素ダイエット・・・。世の中にはさまざまなダイエット法があり、新しい方法が出るたびそれに飛びつくように実践してみたり、試してみたり。

でも思ったような成果を得られなかったり、続けられなかったり、挙句の果てには健康になるためのダイエットが、逆に身体によって害を与えてしまうという無茶なダイエットをしている方さえいます。

ダイエットの本質はどこにいってしまったのでしょうか。

日本食という文化の中には、昔の人の知恵が凝縮され、便利になりすぎた現代人が見習うべきところは多くあります。現代人は食べ過ぎな上、咀嚼をせず、飲み込むように食べ物を食べるため消化に時間がかかり、脂肪として蓄えてしまっているとも言われています。

健康的にダイエットをするためには、どのように考え食と向き合っていけばいいのでしょうか?

今日は僕自身が実践して体感した、半日断食というものをご紹介したいと思います。

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半日断食とは?

断食やファスティングという言葉を聞いたことがある方もいると思いますが、半日断食という言葉は初めて聞いたという方もいるかもしれません。そもそも断食というのはどのようなものを指すのでしょうか?

断食とは、一定の期間、全ての食物るいは特定の食物の摂取を絶つ宗教的行為である。
一定の食物を(期間を定めず)恒常的に禁忌することは除かれる。
断食は世界の諸宗教に広く見られる。
断食では食事は断つものの水だけは飲む場合もある。食糧を摂らないことを絶食または不食(ふしょく)とも言う。

Wikipediaより引用:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%AD%E9%A3%9F

断食の本来の目的は身体をリセットするという目的があり、体内環境を整える狙いがあります。では、半日断食と断食の違いはどのようなものなのでしょうか?

朝食を抜き、1日2食にする

半日断食とは、断食と大きく違うことは、1日の食事の中で朝食を抜くというものです。一般的に知られている断食は、1日の中で水分のみを摂り、その他のものは一切口にしません。

そのため、半日断食は断食に比べて取り入れやすく、精神的な負担も少なくても済みます。またいきなり朝食を抜くとつらいという場合、朝食はフルーツを食べたりスムージーを飲んだりし、徐々に身体を慣らし朝食を抜くためにステップを踏むため、続けやすく個人のペースに合わせることができます。

現代人は食べ過ぎである

現代栄養学で推奨されている1日の摂取カロリーの目安は以下の通りです。

  • 男性:2,500kcal
  • 女性:2000kcal

この数値を目安にし、栄養を摂っている方もいるかもしれません。現代栄養学ではこのような数値を基にさまざまな食品が勧められていますが、この数値通りに栄養摂取すると食べ過ぎだと言われています。

健康のために栄養を取り入れるはずなのに、食べ過ぎになると高脂血症や動脈硬化、心筋梗塞や脳梗塞といった血管が詰まって起こる病気へとつながる可能性があります。

ある動物実験では満腹まで食べるよりも、腹七・八分目までの少食にすると寿命が延び、老いてからも遺伝子が若返るということをアメリカの大学教授が実験で確かめているそうです。

ただここだけピックアップをしてさらに食事労を減らそうと決意するのは少し早い。問題は今の食事量がどのようなものかということです。

近年ダイエットをしている方は”食べなさすぎ”が指摘されている。食べていないのに体重が減らないなどの悩みを抱えている方もいると思いますが、身体は賢い。
 
食事量が少なすぎると人間は勝手に省エネ体質に変わり、基礎代謝が下がる。そのときは食べないとダイエットはうまくいかない。これをおさえておいていただきたいと思います。

人間が持つ3つのサイクル

半日断食を行う際、朝食を抜くということをしますが、これは人間が持つ3つのサイクルを考え行われています。その3つのサイクルとは以下の通りです。

  • 4:00~12:00・・・排便
  • 12:00~20:00・・・栄養の取り込み
  • 20:00~4:00・・・栄養の吸収、排便の準備

このように考えることができるそうで、排便の時間である朝や夜中に食事をするとこのサイクルが崩れ、排便ができなくなり便がお腹に詰まります。その結果生ごみを体内に保管している状態となり、それが腐敗するとおならがくさくなったり、体内へ害が及びます。

そのため半日断食はこのサイクルを守り、20:00以降は食べないようにします。 

取り込むよりも出すこと

一般的には何を食べるか、何を食べないかということが考えられますが、この半日断食では最優先にするのは排便する“出すこと”です。電車でもエレベーターでも基本は出る人が先であり、そのあとに乗りますが、体内も同じでまずは出すことを優先します。

出すことをするから空いたスペースにものを入れる。そのリズムになると食べ過ぎることがなくなり、空腹感もきちんとお腹の中にスペースができたから感じれるようになります。

食べ過ぎていると偽腹(ぎふく、にせばら)といってエネルギーは足りているのに、すぎにお腹が空くということが起こります。これはある意味感覚の異常です。

まずは出すことを優先に行います。 

間食を辞め、水分は水か柿の葉茶

半日断食のルールとして間食はしないということが決められています。これは間食や夜食をしてしまうと胃腸が休まず、本来18時間は食べないということがあり、どこからで間食を挟んでしまうとそれを守れません。

ただ、慣れるうちは完全に何も食べないとなると耐えられない方もいるかもしれませんので、その場合は数枚のビスケット程度なら食べてもいいと言われています。

また水分については、水か柿の葉茶といわれており、緑茶やコーヒーなどは胃腸に負担をかけますが、柿の葉茶に関しては胃腸にも優しく半日断食をしている際には勧められる飲み物です。

空腹を感じることが重要

朝食を抜くとお腹が空くということがよく言われますが、日頃どれだけの方がお腹が空く前に食事をしているでしょうか?先ほどもお伝えしましたが、お腹が空く前に食べると、偽腹といってお腹にものがあるのにお腹が空いたりします。

まずは正常な機能や感覚を取り戻すために食事は空腹を感じてから摂るようにします。

 

半日断食の効果について

僕自身、数ヶ月半日断食を続け、約8kgのダイエットに成功しました。このとき増量していたという経緯もありますが、ダイエット以外にさまざまな身体の変化を感じることができました。

便秘が改善し、お通じが良くなった

最初に感じた効果は、便秘の改善です。以前まで食後に便は出ますが、残便感がありお腹も張っていました。またおならが臭く、腐ったような臭いがしていました。

半日断食をするようになってから、食後だけではなく朝の時間に便が出るようになり、形や色も健康的なものに変わっていました。不思議なことにおならの臭いも次第に臭くなくなり、ほとんど臭いが気にならなくなりました。

食後の眠気が少なくなった

元はかなり大食いで、1食で白米を2合食べていたり、1日で6合を完食するような生活が続いていました。必ずと言っていいほど、食後、またはひどいときには食事中に強烈な眠気が襲ってきて、箸をおいて子供のように眠りについてしまったこともあります。

これは血糖値の上昇と関係があるといわれており、半日断食によって野菜中心の生活に変えたところこのような眠気を感じることもなくなり、逆に頭がすっきりするような感覚になりました。

空腹感が減り、食事量が自然と減る

クライアントさんからも多くの声が聞けたのがこの空腹感についてでしたが、食べる量が減るためお腹が減るのかと思いきや、逆に空腹感が減って、そのため食べる量が自然と減っていきました。

そのため、食べたいという欲求があまり出てこないため自然と体重も減り、苦しむことなくダイエットができた方もがほとんどで、その食生活が定着した方もいます。

食べ過ぎるとお腹が空くというのは経験的に理解できたことであり、不思議な感覚ではありましたが、ダイエットをしている方には感じていただきたい感覚です。

頭がすっきりし、仕事がはかどる

食べる量が多い時は、どこかぼーっとしたような感覚が続いていましたが、半日断食をしてからは頭がすっきりした感覚がありました。クライアントさんからも頭がすっきりするという声がよく聞け、個人的には非常に仕事がはかどっていきました。

眠気も感じないため、1日中気持ちよく仕事ができるようになってきました。

体重が減る

食べる量が減ったり、あまり空腹感を感じなくなることで、おのずと体重が落ちてきます。ダイエットというのは、我慢している感覚がありますが、半日断食の場合、食事も2食きちんと食べますので、野菜や食べ物の味を改めて感じることができますし、我慢している感覚はあまりありませんでした。

また以前よりも味覚が鋭くなったような感じがし、特に野菜の味を感じることができ、食事も楽しめるようになっていきました。

疲労感が減る

これまで身体が疲れていることもあまり感じず、時に体調が崩れて初めて疲れていることがわかるぐらいの感覚でした。でも半日断食をしてから、必要最低限の栄養しか摂らないので、身体も軽くなり、以前から感じていた疲労感がなくなっていきました。

食べ過ぎは自律神経のバランスの乱れとも関係があると言われており、その影響も受けていたと思います。

疲労があるから食べるというだけではなく、そもそも食べ過ぎが疲労感を生むということが感じられ、これも不思議な感覚でした。

食べ過ぎは自律神経を乱す可能性があり、その影響を受け疲労感が増した可能性があります。

 

半日断食の実践例

ここからは半日断食の実践例をご紹介していきたいと思います。

朝食を抜き、水分のみにする

朝は基本的には水分のみで、水か柿の葉茶を最低でも500ml以上を飲みます。どうしても朝食がつらい場合、青汁やスムージーなど飲みますが、基本的には水分のみに移行できるようにします。

また固形物がどうしても食べたいという方はフルーツも食べてもいいですが、できるだけ旬の果物を食べるようにします。

食事は12時~20時までの間にする

食事は昼と夜の2食にしますが、朝食を抜くとお腹もすきその勢いで昼も夜も食べ過ぎたとなれば半日断食の意味がありません。基本的には七・八分目を目安に食べ、間食なども控えます。

水分は水か柿の葉茶にする

飲み物については、食事量が減る分だけ飲むようにしますが、半日断食では食事中と食後3時間は飲まないのが原則です。

水分量の目安は1日1.5~2リットルを目安に飲みます。その水分は水か柿の葉茶を基本とします。

動物性タンパク質を減らし、野菜を中心にする

半日断食に慣れるまでは以前と変わらない食事でもいいとされていますが、慣れてきたら食事内容を野菜中心に変え、肉・魚・乳製品などを極力控えます。

半日断食中にしていた食事はこのような内容になっていました。

  • 玄米もしくは白米
  • 納豆
  • 味噌汁(豆腐、わかめ、野菜など)
  • 主菜(肉・魚料理を量を調整して食べていた)
  • 生野菜をたっぷり

基本的にはこのような食事をしていましたが、肉・魚など動物性タンパク質を食べる前に必ず消化を助ける、生姜や大根などをすりおろし食べてから肉などを食べるようにしていました。

これらすりおろした野菜には、酵素が含まれており、これらは消化を助ける働きがあるため、半日断食をしているときは常に野菜をすりおろして食べてから食事をしていました。

 

半日断食成功のヒント

半日断食を成功させるためには、どのようなことに注意すればいいのでしょうか?

ストレスが溜まりすぎるほどの我慢はしない

何かを始めるとき、やる気があったり勢いではじめはできることもありますが、ダイエットは続けることに意味があり、半日断食も続けて初めてその効果を実感することができます。

ときに食べたくなったり、我慢ができなくなったりしますが、そういうときはあえて我慢せずにフルーツを食べたり、少しだけ脱線することも許容範囲として受け止めます。

すべてに完璧を求めてしまうとストレスになり、そのストレス自体が身体にとって最も悪いものとなりますので、異常はほどストレスが溜まるときは我慢をしすぎないことが成功のためには重要だと思います。

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いきなり完璧を求めず段階を踏む

これはどんなダイエットにも共通することかもしれませんが、いきなり完璧を求めると今までとのギャップが大きすぎて続かないことが多い。

続けることが大切になるので、段階を踏んで慣らすような感覚でステップを踏むようにします。

朝食を抜くと書いていますが、まずはフルーツに、そして抜くというようにしたり、まずは朝だけ抜いて、昼夜の食事はそのまま。慣れてきたら内容を変えていき、そしてそこにも慣れたら少し運動を加えてみるなどすべてを一気にしようとせず段階を踏むようにすることも成功の秘訣かもしれません。

空腹を感じるまで食べない

そんなこと無理だよ。と言われそうですが、太ってしまう人ほど空腹を感じる前に食べ、食べることがやめられなくなります。何か口にないと寂しいというような感覚に陥ってしまいますが、まず空腹を感じるようにしてください。

すると不思議ですが、意外にお腹が減るのが抑えられ、食事量が多かったことに気づくと思います。

まずは空腹を感じるようにしてみてください。

毎日の変化を楽しむ

半日断食がきちんとできるようになると、はじめの数ヶ月は毎日のように少しずつ身体や体調の変化に気づくようになります。

上記にも効果を書きましたが、体重が減ることはもちろんのこと、頭のすっきりや身体の軽さ、空腹感の違いや、食事への執着の変化などさまざまな変化を感じることができると思います。

そんな変化を楽しむことで、モチベーションも継続しやすいですし、楽しくなってくると思います。 

 

半日断食を終えて感じたこと

半日断食を終えて感じることは、爽快感が出てきたことと何より食後の眠さが軽減されて仕事にも支障がなくなったことを実感しています。

見た目としては、体重は減り健康体に近づいたと思います。

ここからは半日断食を終えて感じたことをまとめていきたいと思います。

野菜のうまみを感じるようになった

これまで肉、肉、肉!という感じで野菜は脇役だったのが、半日断食を終えてからは野菜のうまみを感じるようになり、野菜が好きになりました。

人参の甘みやセロリの独特の風味、大根のみずみずしさなど味をより感じるようになり、食の楽しみが増えました。

このように味覚の変化も感じれたことで、食事やダイエットのイメージが変わったと思います。

これまでがいかに食べ過ぎだったかを理解できた

1日3食が常識だと思っていましたが、半日断食をして1日2食の生活をすると適量がどのくらいの量かを改めて考えることができ、これまでは少し食べ過ぎ傾向にあることがわかりました。

読者の方も、実際に半日断食をすれば実感いただけると思いますが、始めた当初は少し物足りなさがありますが、継続するにつれてお腹がすかなくなり、1日2食でも足りていることがわかります。

食べ過ぎに気づくきっかけにもなるので、まずは食べ過ぎなのかどうかを知ることも重要だと感じます。

カロリー計算などはしない

ダイエットをしているときにカロリー計算をするほど面倒なことはありません。

確かにダイエットを成功させるためには、消費カロリー>摂取カロリーという式になる必要がありますが、こういう面倒なことほど続きません。

ですので、方法としてもシンプルでわかりやすい方法だと感じました。

 

半日断食中にとっていた食事例について

最後に半日断食中に摂っていた食事をご紹介したいと思います。

レシピ 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。半日断食というのは、健康的な身体を目指す方にお勧めしたいものですし、これがすべてでもないと思います。ただ、さまざまなあるダイエット法の中でも比較的取り入れやすいものでもあると思います。

ダイエットというのは、一生するものであり、短期間で大きな変化を求めるのではなく、小さな変化をこれから先ずっと継続的に出していくことの方が、身体にとってもいいように思います。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

では最後に、今日のまとめを書いていきたいと思います。

  • 半日断食とは、人間が持つ3つのサイクルを活用したものである
  • 朝食を抜き、間食を控える
  • 水分は、水か柿の葉茶にし、1日1.5~2リットルを目安に摂る
  • 食事内容は、動物性タンパク質を極力減らし、野菜中心の食事に変える
  • 継続のヒントは、我慢をしすぎないこと
  • またいきなり完璧を求めず、段階を踏んで身体を慣れさせる

このような内容でお送りしました。今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。