「ダイエットすれば体重が減ることはいいんだけど、大事なところから落ちていく気がする。。。」とダイエットをすることでバストサイズが落ちてしまうということを相談されることもしばしば。
バストアップ=筋トレということを聞いたことがあるかもしれませんが、実は人間の組織は動くため胸の形を変えることができます。
今日は現場で感じたバストアップについてお伝えしていきたいと思います。鍛えるだけではなく、組織を動かしてバストを作る。そんな新しい感覚を感じてみてください。
こちらの記事も参考にしていただければと思います。
[clink url=”http://izuru-style.co.jp/bust-up”]
バストから落ちる理由
あるクライアントさんからダイエットに成功した後の感想で、バストのサイズが下がってしまったと相談されたことがあります。
以前までは筋トレをすればまたバストアップができると思い、自分でも鍛えたりしていたそうですが、思ったように効果が出ず、相談されてきたそうです。
ダイエットをすると大事なところから落ち、落ちてほしいところが落ちないとも聞きますが、真意はどうなのでしょうか?
実際にサイズを測ったことがないので、何とも言えませんが、考え方としては脂肪組織というのは個別に存在するのではなく、つながりを持っているため部分的に落ちるのではなく全体が落ちるというのが基本です。
ですので、バストだけ落ちているというのではなく全体も落ちているはず。でも自分が気にする場所がバストだからそれが目立ってしまい落ちていないと感じてしまうのではないかと思います。
ただ、下半身については身体の歪みや循環不良によってこの脂肪組織がうまく代謝されず、上半身は細くなったけど下半身は太いままだということは現場でもあり、下半身については上半身相応に必ず細くなるのかと言えばそうではないと言えます。
バストアップの考え方について
そもそもバストアップは可能なのでしょうか。この答えはYESです。
現場でバストの形が変わったというクライアントさんも何人もいますので、経験的には可能です。では、どのようにすればバストアップができるのでしょうか。
考え方としては大きく分けて2つです。
- 大胸筋の上部に刺激を加える
- 組織を動かし胸に集める
この2つを行うことで胸の形を変え、バストアップしていくことができます。では具体的にどのようなことをすればいいのでしょうか?
筋トレをせずにバストアップさせる方法
バストアップは筋トレだ!と言わんばかりに雑誌などでもエクササイズが紹介されていますが、どこに刺激を加えるのかによって胸の形は変わってきます。ここからは具体的に現場で行ったバストアップの方法についてお伝えしていきたいと思います。
大胸筋の上部に刺激を加える
実際に現場で行ったエクササイズは、インクラインでのフライやプレスで、30kgや40kgではなく、1.25kgという軽めのプレートを持ってもらい行うということです。
イメージとすれば、鍛えて筋肉をつけるということではなく今持っている筋肉を膨らませるというイメージで行うため、できるだけ硬く動かないようにしました。
筋肉をつけるのではなく筋肉を膨らませる!20代女性の悩みとその改善についてでもお伝えしましたが、筋肉はそもそもの量を増やすことでも大きくすることができますが、今持っている筋肉を膨らませるために収縮・弛緩を繰り返すことで弾力を持ち、適度に膨らみが出ます。
このようなイメージでインクラインでのエクササイズを行い、まず筋肉を適度に膨らませていきます。
息を吐きながら緊張させるのではなく、逆に楽に行うようなイメージで動かしていきます。
またはこのようなショルダープレスのようなエクササイズを行い、胸筋の上部に刺激を与えていきます。
組織を動かし胸に集める
エクササイズで筋肉を膨らませると、この時点で少しバストアップされてきましたが、ここからさらに組織を動かし形を整えていきます。
これは非常にシンプルですが、胸の周りにある組織を胸の方へ寄せて呼吸をするだけです。
このときにどのような寄せ方をするのかが重要ですが、クライアントさんにする場合僕は異性になりますので、クライアントさんに手をあてがっていただき、その手を僕が押すような形で組織を動かしていきました。
場所を変えて何度も行うと左右を比べるように胸を触ったりつかんでみたりすると左右の大きさの違いを感じていただき、組織を動かすということが理解できたそうです。
実際にこれだけですが、組織の集め方によってバストアップの仕方も変わりますので、この辺りが難しいですが、バストアップはこのような方法でできるということです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。バストアップについては、鍛えることでできると言われていますが、ただ鍛えるだけではうまくバストアップできず、形を整えることが難しいように思います。
どの方向に引き上げるのか、そのイメージによって刺激を加える場所を変えていきます。
人間が持つ身体の組織は同じ場所で固定されておらず、ある程度動くためそれを活用し今回のバストアップを行っていきました。先生からこの考え方を教わってからはバストだけではなく、ヒップアップにも活用し、クライアントさんからも変化を感じると言っていただけています。
この考え方のバリエーションを一つでも多く実践を通じて学んでいきたいと思います。
では最後に今日のまとめを書いていきたいと思います。
- バストアップは鍛えるからできるのではなく、どこに刺激を加えるとどのようになるかをイメージする
- 胸筋の上部に刺激を加え、バストを引き上げる
- 刺激を加えるときは、筋肉が緊張しないように楽に行う
- 筋肉をつけるのではなく、膨らませるイメージ
- 胸周囲の組織を胸に集め、呼吸によって組織を動かす
- この手順でバストアップができる
このような内容でお送りしていきました。
ダイエット中の女性にとっては大きな課題となると思いますが、今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。