これは改めて強調してお伝えしたいことですが、Izuru Styleに来られる方の大体数がこれまでどこかでパーソナルを受けられていたり、ヨガ、ピラティスを経験されています。
そこで思ったような成果が得られなかったからお越しになるケースがほとんどですが、お話を伺っているとほとんどみなさん “鍛える” ということをしてからお越しになっています。
身体を変えること、痛みを改善することは、考え方を変えることから始まると思います。それは何でも鍛える=改善するということが脳にインプットされすぎているため、その考え方を変えなければ身体を変えることは難しいと思います。
今日は、目的別に見る鍛える必要性についてお伝えしていきたいと思います。
Contents
引き締め、痛みの改善、すべてに共通することはそもそもの原因を明確にすること
このイズログを読まれている方は、何かしらの身体の悩みを抱えている方だと思います。そして、いろんなことを調べ、もしくは調べようとしてこの記事を読まれているかもしれません。
脚を引き締めたい、痛みを改善したり、動作を改善したいなど、みなさんそれぞれの悩みを持っていると思います。
このブログの中にも多くの情報が掲載されているため、目的に合った情報を見つけるとこれぞとばかりに試したり、読まれていると思います。すごくありがたいことですし、読んでいただくと正直にうれしいです。
ただ、書き手の僕だからこそ思うことは、読まれているみなさんに向けて書いたものではないということです。というのは、みなさんの身体を一人一人見てあなたに向かって書いたものではなく、僕の経験からひとつの例として書いています。
みなさんに改めて知っていただきたいことは、そもそもの原因は何かということです。これを知れば身体の悩みを改善できます。
そもそもなぜ脚が太くなってしまったのか?
- そもそもなぜ腰痛になってしまったのか?
- そもそもなぜ肩肘が痛くなってしまったのか?
- そもそもなぜ太ってしまったのか?
それぞれみなさん一人一人に原因があり、その原因に対してアドバイスをすることで身体は変わっていくことになります。このそもそもの原因をみつけずして身体を変えることが難しいと思います。
ですので、身体を変える=鍛えることではないということです。その原因によって方法は異なり、場合によっては鍛えることがマイナスになってしまう可能性もあります。
なぜ太い脚を引き締めるために鍛えるのか?
少し考えてみてください。太い脚を引き締めるためになぜ鍛える必要があるのでしょうか?そもそも太くなってしまったのか、筋力が弱いから?筋肉が少ないからでしょうか?それもひとつの可能性としては考えることができます。
ただ、脚が太くなってしまった原因は、
- 筋肉がつきすぎている
- 脂肪が多い
- むくみ
- 歪み
などが考えることができ、もし筋肉がつきすぎている場合、鍛えてしまうとさらに太くなってしまう可能性があります。ここで考える必要があるのは、なぜ筋肉がついてしまったのかということです。
歩き方や走り方、自転車の乗り方など日頃行う動作のまずさが原因で太ももの前側に筋肉がつくことはあります。この場合改善策は何かをすることではなく、歩き方や走り方、そもそもの原因になっている動作を変えることです。
日頃からマシンなどでトレーニングし、それが原因で太くなった場合、強度、回数、セット数、刺激を加え方、何が原因なのかさらに細分化してみていきます。その原因を取り除けば脚は細くなっていきます。
表面的なことを見て鍛えていても身体は到底変わりません。必ずそこには原因があり、それを改善すれば身体は変わっていきます。
腰痛になる原因は必ずしも筋力が弱いからではない
身体の痛みについてもそうです。筋力が弱いから痛みが発生するのではなく、何か原因があります。
例えば、あるクライアントさんの場合、椅子の座り方が問題で腰痛になられていました。ただ、この方はこの座り方を自然と感じており、特に問題がないと思っていたそうです。
このような方の場合、鍛えるというよりも座り方を改善することです。その際に、姿勢をインプットさせるために脳を教育します。
この脳の中の情報を書き換えることができれば姿勢が変わり、痛みは改善していきます。
ここまでいかがでしょうか。鍛える・筋トレという呪文を少しずつ解くことができているでしょうか。痛みでも共通するのは、鍛えることが最善ではなく、走り方の問題で痛みが出ているのであれば走り方を変えることです。
そういった根本的な部分にしっかりと目を向け続けることです。
ダイエットも同じ考え方
ダイエットはどんな食事にすればいいのか?ということをよく聞かれますが、これも考え方は同じです。
そもそもなぜ体重が増え太ってしまったのかということです。
- 食べ過ぎ
- 運動不足
- 病的な要因
- 一時的なストレスによる過食
さまざまな原因がありますが、運動をしている方は運動をやめてしまい太った場合、これは運動不足によるものです。だとすれば運動をしましょうとなります。
もちろん食事の調整も年齢を重ねると考える必要があります。ただ、それよりも先になぜ太ってしまったのかを考えることで方法は明確になりますので、このような考えをしていると方法論に振り回されなくなります。
ここもみなさんにお伝えしたいところです。どれだけ素晴らしく見える方法でも、それはみなさん一人一人がなぜ太ったのか、もしくはなぜダイエットが必要な身体になったのかを考えると、素晴らしく見える方法であっても必要がない可能性もあります。
もしくは、そもそも細くしたいのであればダイエットではなくシェイプアップで、歪みの改善などが必要なのかもしれません。このように鍛えることを先行して考えるのではなく、原因をみつけるような考え方がを持っていれば本当の意味で身体を改善する一歩目は歩めていると思います。
まとめ
今日の内容は何度お伝えしても、思った以上に伝わっていないこともありますし、どうしても身体を変える=鍛える、という考え方が離れていないという方もいます。
まずはこの考え方が変わらない限り、結果も思わしくないか、もしくは結果が伴ったのとしてもたまたまに近しいものになると思います。
身体を変えることは、まず考え方を変えること。それを理解していただき、その中でイズログの情報を参考にしていただくと身体も変わっていきやすいと思います。
本文も含め、イズログの内容が少しでもみなさんの身体の変わるきっかけになるようにこれからもお伝えし続けたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。