バランストレーニングの重要性と野球選手におすすめの方法4選

この記事では、野球選手に必要なバランストレーニングの重要性とおすすめの方法4選をご紹介します。

バランストレーニングの本質は、不安定な条件下でバランスをとる能力を養うことではなく、安定した地面でバランスをとれる能力を養うことです。

ここを理解することで、もっとバランストレーニングの必要性、成果を実感できると思います。

 

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バランストレーニングの重要性とは

なぜ野球選手はバランストレーニングをする必要があるのでしょうか?まずはここから解説します。

野球選手に必要なバランス能力について

何気なく使っている“バランス”という言葉ですが、野球選手はどのような場面でバランス能力が必要になるのでしょうか?

一番わかりやすいのは、

軸足に体重を乗せる瞬間

だと思います。

軸足に体重を乗せる

軸足に体重を乗せる

これは、投手にも打者にも共通して必要になるバランス能力になります。

軸足に体重を乗せ、そこで溜めたエネルギーをバットやボールに伝えるために、まずはきちんとバランスをとっておく必要があります。

不安定な状況下でバランスをとる=バランストレーニングではない

野球選手に必要なバランス能力は、

安定した地面の中でいかにバランス良く立てるか

ということですが、一般的に理解されているのは少し異なります。

世の中で行われている大半のバランストレーニングと言われる方法は、

不安定な状況下でいかにバランスをとるか

という能力を求めてしまっています。

野球というスポーツは、足場が荒れるとしても1球ごとに足場をならし、安定した地面を作ることができます。その状況しか起こりえない。

  • 足場がぐにゃぐにゃ動く
  • 足場が揺れる

そういった場面は一切ありません。

つまり、バランストレーニングを行うときに、足場が不安定な状況というのは目的に合っていないことになります。

特異性の理解が必要

これからバランストレーニングをする野球選手に知ってほしいことは、トレーニング原則の1つである

特異性の原則

というもの。この原則の意味は、スタミナで考えるとわかりやすいと思います。

  • 投げるスタミナをつけたい=投げること
  • 走るスタミナをつけたい=走ること

つまり、

自分が行ったトレーニング内容に見合った成果しか得られない

ということです。

ですので、野球選手が不安定な状況下でトレーニングしたところで養成されるのは、不安定な状況下でバランスをとる能力だけです。

安定した地面でバランス良く立てる能力は向上しません。安定した地面でバランスよく立つためには、安定した地面に立つこと。考え方はシンプルです。

 

野球選手におすすめしたいバランストレーニングの方法4選

では、具体的にどのようにバランストレーニングを行っていけばいいのでしょうか?実際に僕が現場で指導している4つの方法を例にご紹介します。

体重支持ポイントを理解する

具体的な方法の前に、このバランストレーニングを行うときに重要になるのが、足のどこに体重を乗せるかということです。

この体重支持ポイントは、この踵の位置になります。

体重を乗せる位置

この位置に体重を乗せようとすると、足裏全体で体重を支えることができ、非常にバランス良く安定して立てます。

さらに野球選手の場合は、

  • 軸足で立ったときに安定する
  • 下半身をうまく使えるようになる
  • 下半身の障害の予防になる

など、多くのメリットがあります。ですので、この位置に体重を乗せることを理解した上で以下のバランストレーニングを行ってみてください。

もし、踵に体重を乗せる感覚をより明確に理解したい方は、「疲れない立ち方とは?4ステップで解説【壁立ちはおすすめできない】」でお伝えしている立ち方を実践してみてください。

そうすると、よりはっきりと踵に体重を乗せる感覚が分かると思います。では、次は具体的なバランストレーニングの方法をお伝えしますね。

①その場でジャンプして両足で着地

手順

  1. 脚を肩幅に開き、つま先も違和感ない程度に開く
  2. 踵(足裏全体)に体重を乗せておく
  3. その場で軽くジャンプし、踵(足裏全体)で着地をする
  4. このとき、お尻の付け根で地面からの衝撃を受けるイメージ
  5. 1回ずつ確実に踵で着地し、20回×3セットほど行う

その場でジャンプ

フラット着地

慣れないうちはつま先着地となり、繰り返すとふくらはぎが張ってくるはずですが、この感覚を修正していきます。

つま先着地

この両足での着地が適切にできるようになれば、次は片足で行っていきます。

②その場でジャンプして片足で着地

手順

  1. 片脚立ちになり、つま先は違和感ない程度に開く
  2. 踵(足裏全体)に体重を乗せておく
  3. その場で軽くジャンプし、踵(足裏全体)で着地をする
  4. このとき、お尻の付け根で地面からの衝撃を受けるイメージ
  5. 1回ずつ確実に踵で着地し、20回×3セットほど行う

片足でジャンプ

片足で着地

これも両足と要領は同じですが、両足よりも難易度が上がります。確実に踵で着地できるように繰り返していきます。

このときのポイントは、足首をリラックスさせておくことです。緊張するとつま先着地になるので、できるだけリラックスして行ってみてください。

片足それぞれでできると、次は少しずつ前に進みながら行っていきます。

③少しずつ進みながらジャンプして両足で着地

手順

  1. 脚を肩幅に開き、つま先も違和感ない程度に開く
  2. 踵(足裏全体)に体重を乗せておく
  3. 10cmぐらい前方にジャンプし、踵(足裏全体)で着地をする
  4. このとき、お尻の付け根で地面からの衝撃を受けるイメージ
  5. 1回ずつ確実に踵で着地し、20回×3セットほど行う

ジャンプして着地

ジャンプして着地

ジャンプして着地

ジャンプして着地

ジャンプして着地

ジャンプして着地

ジャンプして着地

④少しずつ進みながらジャンプして片足で着地

手順

  1. 片脚立ちになり、つま先も違和感ない程度に開く
  2. 踵(足裏全体)に体重を乗せておく
  3. 10cmぐらい前方にジャンプし、踵(足裏全体)で着地をする
  4. このとき、お尻の付け根で地面からの衝撃を受けるイメージ
  5. 1回ずつ確実に踵で着地し、20回×3セットほど行う

片足でジャンプして着地

片足でジャンプして着地

片足でジャンプして着地

片足でジャンプ

片足で着地

片足でジャンプして着地

片足でジャンプして着地

バランスの変化を感じる

これらを行った後に、1度軸足に乗せて立ってみてください。

軸足に体重を乗せる

軸足に体重を乗せる

そうすると、軸足にバランス良く体重が乗るようになり、変化をすぐに実感できると思います。

もしうまく立てない方は、行ったトレーニング内容がまずいはずですので、そこを修正すれば問題なくなるはずですね。

こういったイメージでバランストレーニングを行うと、本当に野球選手が必要なバランス能力を養成できるので、ぜひ実践してみてくださいね。

ちなみにこういうバランストレーニングは、毎日行うウォーミングアップの中に組み込んでしまうといいと思います。

 

野球選手におすすめできないバランストレーニングの方法

ここまでは僕が考えるとバランストレーニングについてご紹介しましたが、次は逆におすすめできないバランストレーニングもご紹介します。

半円のドームを使う

こういった半円のバランスドームを使って、不安定な状況下でトレーニングを行う。よく行われていますが、先ほどもお伝えしたように野球選手は足元が不安定な状況下でプレーしません。

ですので、ここの上でいくらバランスをとっても野球に必要なバランス能力をトレーニングすることはできません。

これについては、以前ダルビッシュ投手もコメントしていますよね。

バランスボールを使ってのバランストレーニング

バランストレーニングも考え方は同じです。こういうのは、実際に現場でもバランストレーニングには使わないですね。

プランクなどの体幹トレーニング

プランクというのは、こういうエクササイズのことをいいます。

体幹トレーニング

今流行りの体幹トレーニングの一種ですが、こういうトレーニングもバランストレーニングとしてはあまり活用できません。

なぜならうつ伏せの状態だからです。先ほど、特異性の原則をお伝えしましたよね。あれを思い出してみてください。実際の野球のプレーでは、うつ伏せになることはありません。

ですので、バランストレーニングとしては活用できません。ただ、プランクは姿勢を認識するために活用することがあり、プランクをしてからバランストレーニングをするとやりやすくなる可能性があります。

あくまでも姿勢の認識を目的にして行った結果、バランスがよくなったように感じるだけなので、

プランク=バランストレーニング

と混同してしまわないようにしてくださいね。

≫関連記事:野球選手にしてほしい体幹トレーニングの方法【目的を明確にしよう】

 

バランストレーニングの重要性と野球選手におすすめの方法まとめ

今回は、野球選手に重要なバランストレーニングの本質や具体的な方法を解説しました。

今回の記事のまとめ

  • 野球選手に必要なバランス能力は、軸足で立つなどのこと
  • 不安定な状況化でバランスとることではない
  • 片足でバランス良く立つ能力が必要
  • そのためには、立ってバランストレーニングを行うこと
  • 半円ドームなどの上でバランストレーニングをしてもあまり意味がない

こういった内容をお伝えしていきました。

今回の内容が少しでも参考になればうれしく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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