2015年 6月 の投稿一覧

魚住廣信教授の個人教授第41・42回目を受けてきました。

魚住廣信先生から学ばせていただいてから、約5年ぐらいでしょうか。さまざまな分野のことを教わり、教科書的なことではなく、物事をいかに考えるのか、いかに応用を考えられるかなど、トレーナーとして必要な知識や技術、そして考え方を学ばせていただいています。

今回のテーマはこのような内容でした。

  • 40代女性のお腹の張り
  • コオーディネーションについて
  • ランナーの脚の使い方について
  • 重心の認識について
  • 膝裏の痛みについて
  • ハムストリングスの痛みについて
  • 気圧と体調の関係

など、これだけではありませんでしたが、テーマとしてはこのような内容を学ばせていただきました。

現場でも毎日セッションが行われていますが、根本的に考え方が間違っていれば当然結果は出ませんが、今回のテーマもそうですし、以前から学ばせていただいてもそうですが、小さなことのように感じるところにポイントがあり、そこに目を向けれていないから、またその小さなことがうまくできていないがために結果が出ないということを感じます。

小さなことというのは、トレーナーからすれば本来は気づかないといけない部分でもあると思いますが、そういう差が結果に表れてきます。

今回もその“気づき”をたくさんいただきましたので、まとめていきたいと思います。

 

40代女性のお腹が張る理由

40代女性のお腹の張りについてご相談させていただきました。

この女性は、全体的には細身ではありますが立った時に下腹部あたりがポコッと出ているように見えます。便秘や低体温であるため循環が悪く、課題も循環の改善と感じていました。

現場でも循環の改善のために身体調整などを行っていましたが、うまく改善ができずにいました。この方の場合、立ち方に問題があり、指導をしたけどもうまく姿勢の認識をさせることができていませんでした。

魚住先生からのアドバイスは、骨盤の位置を認識がさせられていないということと、頭部の位置が悪く頸部の緊張が見られるということでした。そこで骨盤の位置を認識させる方法をアドバイスいただき、立ち方の改善に至るまでの流れをアドバイスいただきました。

骨盤の位置を認識させる

お腹が出てしまう原因は立ち方の問題でしたが、これをご本人が理解されているのかというところからでしたが、実際に立ち方のまずさは感じていましたが、実際に指導ができていませんでした。

骨盤を認識させるために、立位からすると難しいということで座位で骨盤の位置を認識させることをしましたが、バランスディスクを使ったり、硬めの板に座ったりすることで骨盤を動かしやすくしたり、坐骨結節を感じさせやすくし、これらで骨盤の位置や姿勢を認識し、そこで実際に立ってみると骨盤の位置が認識できているため踵に乗る感覚になります。

学んでから実践してみましたが、踵に乗る感覚が出て、ポッコリしていたお腹も引き締まりました。一番クライアントさんが驚かれていましたが、改めてお腹が出ているのではなく出すように立っていたのだと実感されていました。

骨盤の位置をどのように認識させるか

骨盤の位置に問題があり、その影響がお腹に出ているというものでしたが、この骨盤の位置をどのように認識させればいいのか。

座位で、バランスディスクを使ったり、座骨を感じさせたりすることで、骨盤の位置関係を認識させていきましたが、いかに相手に認識をさせるか、ここが重要であり、自分自身もセッションでは感じているだろうという感覚でやってしまっているところがあり、先生に誘導していただき、骨盤の位置を認識していきましたが、当然ながら変わります。

実際にクライアントさんに説明を“きちんと”していくと、ひとつひとつやっていることを理解していただけ、理解していただけると次からは自然とできるようになっていました。

骨盤の位置を認識させるためには、

  • 骨盤の前傾、後傾
  • 坐骨結節を感じさせる

これらのことで骨盤の位置を認識でき、それから立つことで立った時も踵に重心が来るようになり、骨で立つという感覚になります。

これが最初の質問でしたが、いかに“できているつもり”になっていたのかが実感しました。

 

操体法について

自然体を作るということについては身体調整だけではなく、さまざまな方法があるということでした。

  • 身体調整
  • トレーニング
  • 体操

これらの方法がありますが、操体法を教えていただき、前屈・後屈、側屈、回旋という体操では基本的な動きを使って身体を緩め自然体にしていきました。

実際に体感しましたが、すべての動きは気持ちよくどこにも不快感のない動きでした。そのような動きであっても数回するだけで筋肉が緩み、これら6つの動きが終わる頃には、踵に重心が乗り、頭部から上半身の重さが踵に抜けるような感覚となり、“骨で立つ”感覚というのをより感じることができました。

すぐに現場でも活用していますが、クライアントさんも気持ちがよく身体もよく緩むといわれており、操体法の活用についてもさまざまなところに活かせると感じました。

今でも現場での声として、筋肉を引っ張っている感覚がないとあまり効果がないように思うといわれますが、操体法はある意味それとは逆でいかに気持ちよく、軽く動かすかが重要になるそうです。

実践するとわかりますが、これまでよりも非常に身体も緩みとにかくすべてが気持ちがいい。

動きの手順がありますが、それを守り気持ちよく動かすことで自然体に近づくことを実感できました。やはり全身というのは、つながりがあるということも実感させらます。

 

コオーディネーションについて

最近はコオーディネーションについても現場で何度も試していますが、それに伴って疑問も生まれてきました。今回は根本的な考え方についてご質問しましたが、調整力というのは2つの考え方があるということでした。

ひとつはアメリカ的な考え方で、1つのパターン化された動きを習得する=コーディネーションということです。

もうひとつはドイツ的な考え方で、現場の動きを想定し臨機応変な動きを習得する=コオーディネーションということです。

試合などでは後者の方が圧倒的に多く、パターン化された動きはほぼありません。いかに咄嗟のプレーに対応できるか、その動きづくり身のこなしをすることができるのかという能力を高めることがコオーディネーションであるということです。

コオーディネーションは、不意の動きに対していかに反応できるか、動けるのかということですが、トレーニング内容も動きに慣れてしまうと不意の動きではなくなるため、慣れささないことが重要であるということです。

あくまで常に新鮮な刺激を加えることが重要だということです。

 

重心位置の理解について

重心位置については、短距離走をされている方が重心について認識できないということでアドバイスをしましたが、うまく感じさせることができなかったため魚住先生に相談をしました。

ここでは、まず説明不足で重心というものがどういうものなのか、その説明がなく相手に理解させることができていなかったためにうまくできなかったということでした。

重心というのは一般的には、丹田と言われるへそあたりの位置を指します。走るということになれば、重心位置は大きく分けて4つほどに分けることができ、どこを重心位置として設定するかは、位置エネルギーと運動エネルギーの関係から重心位置をどこに置けば効率よく走れるのかを考えていきます。

重心位置は高いほど位置エネルギーが高いため、その分運動エネルギーは小さくて済みます。逆に重心位置が低いと位置エネルギーは低く、運動エネルギーが高くなります。

このような関係から走るという動作においては、重心位置を高く持つことで楽に身体を動かすことができるということになります。

このようなことからどのように相手に重心というものを理解させるのか、そしてそれをどのように実践していくのかなどをアドバイスいただきました。

 

筋肉を太くしたい女性への対応について

一般的に女性の要望で多くなるのは、ダイエットやシェイプアップといった身体を引き締めたり、小さくすることが目的の場合がほとんどです。

クライアントさんの中に、このような要望とは逆に筋肉を太くしたいという方がいました。一般的であれば、筋肉を太くしたいのであれば一般的には以下の通りのことを行うことになります。

  • 10回が限界の負荷を用いる
  • 限界まで追い込む
  • 頻度は週2回

この他にも条件はありますが、10回を目安にトレーニングを行っていくと思います。ただ、この女性の場合、便秘や循環不良などがあり、冷え性でもあります。

また仕事でのストレスも多いため、実際に高強度でトレーニングをしてみましたが、便秘などがひどくなることがあり、そのためこのような女性に高強度でのトレーニングをするという考え方はいかがなものかと考えていました。

筋肉をつけたいという女性も、考え方としてはシェイプアップと同じで循環が悪く、筋肉も硬く、低体温なので栄養がうまく運べていないのと、筋肉が細く萎縮していると考えることができます。

そのためその筋肉を緩めることで弾力を取り戻し、それによって柔らかくなり膨らむ。それが筋肉を大きくするということになるのではないかという考え方です。大きくするというよりも、しぼんでいた筋肉を膨らませるということです。

また組織を移動させて胸の形を整えるということも教わり、即効性があり非常に面白いテクニックでした。

筋肉を大きくしたいというこの女性への考え方はまとめると以下の通りになります。

  • 低体温→血流障害→酸素不足→栄養不足→筋肉の委縮

これを、

  • 循環の改善、筋肉のポンプ作用→血流改善→酸素増加→栄養が運ばれる→筋肉が膨らむ

このような考え方を改めて整理をし、実際に現場で実践してみるとクライアントさんも現状を踏まえた腕での対応だと理解していただき、セッション後も全体的に膨らんだように感じるといわれ、変化を感じとられていました。

組織を動かし、胸のふくらみを作る

人間の身体は歪みや捻じれがあると組織が移動し、局部にたるみが出るということが起こりますが、このような考えを活用し、 胸周囲にある組織を胸に寄せ、寄せた状態で呼吸をするとそこに膨らみができ、胸が上がります。

そして、胸の上部に刺激を入れるようなエクササイズを加えることで1回のトレーニングでも胸の形が変わり、片側だけしたときにつまんで胸の量を比べていただきましたが、明らかに刺激を加えた方が膨らみ、形が変わっていました。

一般的には筋トレを・・・と言われるところですが、このように組織を移動させることでも胸の膨らみを出すことができ、ある意味即効性があるのでわかりやすいテクニックでもあります。

 

勉強会に参加して感じること

今回の個人教授は他の内容も学ばせていただきましたが、前回の個人教授後から自分なりに生活のリズムを変え、学び方を変えていきました。

それは、今までも学んだことはすぐに実践し、結果を追ってきましたが、1日1日の振り返りというのをそれほど時間を割かず、1週間が終えるときに振り返っていました。ただそれではクライアントさんそれぞれのセッションの進行が確認できても、一つ一つの技術を見返す、振り返る時間というのはあまり割かずにいました。

正直これはただやっているだけということになりがちですし、自分の性格上おそらく技術的な部分でレベルアップするのは難しいと感じました。

魚住先生から言われたことですが、【今まで学んだことを振り返ることも大事】という言葉を聞いて、現在は1日1日セッションが終われば、1日のセッションを振り返り、メニューに対する考え方や実践してテクニック、目的に対して適切な方法が選択できているのか、またその指導は適切だったか。

1日1日振り返る、テクニックを見返すようにすることで、今の自分の課題をより明確にでき、少しずつではありますが、1つ1つの技術もレベルアップしているのを感じます。ただ、その努力の仕方が間違っていないかも確かめることも重要で、自分ではいいと思っているテクニックでも、改めて確認してみるとズレが生じていたということは多くあります。

大切なことは、学んだことを実践すること。そして実践してレベルアップを図ること。その中に振り返る時間が必要になったり、確認する時間が必要になると思います。

いつも念頭に入れているのは、本当にわかっているつもり、できているつもり、にならないことです。とはいうもののどこかでそういうことが出てくるので、それに気づけるかどうか。そこが大事だと思っています。

勉強会はあくまでもヒントを学べる場所であり、そこからの応用を考えることが学びです。そこの段階に入り、自分なりの考えを確立でるように、これからも地道なことを重ねていきたいと思います。

今日も長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ポッコリお腹を改善しよう!循環の改善と胸郭を引き上げるエクササイズでもお腹は変わる。

先日、クライアントさんとのセッションでポッコリお腹の引き締めについて話をしていましたが、セッションを終えた後にお腹が引き締まり、その変化についてブログでいつも書いている理由がわかったとおっしゃっていました。

この方の場合、立ち方に問題があり、仕事の影響で身体が硬く循環が悪く、

などがみられ、整えるトレーニングを行い身体の歪みを直し、筋肉を緩めていきました。するとセッション後は、身体も軽く、詰まっているような感じが改善されたそうで、整えることでもお腹が引き締まることを体感されていました。

お腹を引き締めるためには、個人によって方法は異なりますが、このように循環の改善を行い、整えるトレーニングを行うことでもお腹は引き締まります。今日はそんなセッションで感じたことをまとめていきたいと思います。

 

なぜお腹がポッコリ出てしまうのが重要

夏に向かうにつれてますます雑誌などではダイエット特集が組まれていますね。これらの内容は、〇〇を食べれば太るから〇〇に変えよう!といったことや、エクササイズが紹介されていますが、多くの場合、それらを実践しても効果が出るかどうかは個人によってまちまちです。

それは考えるとわかることですが、お腹を引き締めるのも、ダイエットをするにも、なぜ現状の身体になっているのかという原因があるはずです。

  • 運動不足
  • 食べ過ぎ
  • 姿勢が崩れている
  • 身体が歪んでいる

理由はさまざまで、それらが原因で現状の身体になっています。もし、普段の生活からきちんとしていれば、病的な問題がなければおそらく何も問題はなく、体型もシェイプされた状態だと思いますし、無駄な脂肪がつくこともないはずです。

でもそうでないから悩み、ダイエットやトレーニングを繰り返すことをしていると思います。

この“なぜ”をきちんとみつけることが大切で、これはトレーナーや栄養士など専門職の人に見て気づくことも多いと思いますし、もちろん自分の生活を振り返ってみて「あっ、食べ過ぎてる。」と気づくこともあると思います。

原因をみつけることで、その改善を行うことで身体も変わっていくはずです。行先のわかった電車に乗ると確実に目的の駅にたどり着けますが、急いで目の前に来た電車に飛び乗って、あとから行先を確認すると実は目的の場所と全く違うかった、というようにいちかばちかは時間がかかりますし、無駄なことをしてしまう恐れもあります。

まずはなぜお腹がポッコリなってしまうのか、その原因を明確にすることが重要になります。

 

今回はまず、筋肉を緩め、身体を整えることからスタート

この方の場合、身体が硬く皮膚も緊張しており動きも硬いような状態でした。まず初めに行ったのは、各関節を動かし、その中で筋肉を緩めるということ。

関節運動をするときには、呼吸も意識的に行い、動きをよくしていきました。これだけ身体の緊張があると呼吸といっても、うまく深呼吸ができなかったり、あまり吸い込めないという状態でしたので、関節運動の前に呼吸だけを繰りかえし行いました。

以前、筋肉を緩める方法=ストレッチは意外と難しい!筋肉を緩める方法のご紹介でもお伝えしていますが、呼吸を繰り返すだけでも筋肉を緩めることができ、胸郭の緊張があったためこの呼吸によって緩めていきました。

  • 呼吸のみ
  • 関節運動をしながら呼吸をする
  • 関節運動を行い、そこから呼吸をし、筋肉に揺らぎを与える

などバリエーションを加えながら全身を動かしていきました。すると、これだけでも身体が緩み、全身がしぼんだようになり、身体も楽になったそうです。

 

エクササイズでポッコリお腹を引き締める

関節運動のほかに、ディープスクワットやデッドリフトのようないわゆる立つ→しゃがむという動きを繰り返していきました。太ももの外側にポコッとした張りもあり、股関節にも捻じれがあったため、このようなエクササイズを繰り返していきました。

またショルダープレスで、胸郭を引き上げるような動きを意識させ、繰り返すことでもお腹周りが引き締まることを体感していただき、このようなエクササイズのセット間は、呼吸→ブラブラ運動というように筋肉を緊張させないように筋肉に揺らぎを与えていきました。

 ダンベルプレス

肩こり

このように引き上げるようなイメージを持つことでもお腹は引き締まりますし、普段から胸郭を引き上げるように歩くことでもお腹が引き締まったクライアントさんもいます。

この方の場合も、このようにエクササイズを通じてお腹を引き締めていきました。

 

日頃どのようなことをすればいいのか?

このクライアントさんのように毎回のセッションで小さな変化を感じていただくことは重要なことだと感じていますが、これだけではまた姿勢が崩れ、循環も悪くなってしまいます。

というのは、大切なことは日頃どのようにこの状態を維持するのかということで、良い状態をできるだけ保持することで循環の改善もされます。筋肉が硬くならないようにこの方には座ってできる体操をお伝えしています。

  • 呼吸をして肩を上下に揺らす
  • 腕や脚をブラブラさせる
  • 体幹を揺する

これらを日頃から継続していただきましたが、お腹も以前に比べると引き締まり、何よりも身体が軽くなって悩んでいた首や肩のこりが改善され、通っていた整体やマッサージに通わなくても済むようになったそうです。

そういった変化はうれしいことですし、お腹も身体のこりなども日常の中に原因があるため、その改善をする必要があります。ですので、セッションだけではなく、自分でもそれらを意識し、改善する必要があるということはお伝えしていき、ご理解をいただいています。

日頃からそうやって実践していただく方は、身体の変化も違いますし、セッションだけではなくクライアントさんの身体や生活リズムに対する考え方を変えていくことも非常に大切なことだと改めて感じました。

 

食事の質を変えていく

お腹がポッコリなる原因のひとつに食事の影響もあると思いますが、この方もあまり質の高い食事内容ではなく、今ここの改善をしていただいていますが、現代人はやはり食べ過ぎ傾向にあります。

いろんなクライアントさんの食生活をのぞかせていただいてますが、インスタント、買ってきたお弁当、プロテインのみなど偏った食事というのが目立ちます。

お菓子やジュースも多く、夜は基本的に外食といったペースで、栄養的にも足りていませんし、日本人の食のベースになっているであろうお米を避ける方は本当に多くなっています。

このような食生活を変えることでも便秘の改善、循環の改善につながりますし、これによってもお腹を引き締めることができると思います。

みなさんも食事を変える必要があることはご理解されていますが、どうしてもお米=太るというのがインプットされているそうで、こういった考えを改善していくのは今後の課題かなと思います。

食事の質もお腹を引き締める上では重要なウエイトを占めてきます。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。今日は実際にクライアントさんとのセッションで感じたことを書いていきましたが、お腹を引き締める=腹筋ではないということが読者の方にはご理解いただけたかなと思います。

雑誌などで書かれていることがすべて間違っているというつもりもありませんが、やはり、読んでもらうために書かれていることが多く、ブログを通じても感じることですが、本当に大切なことというのは以前から言われていることが多いため華がないのかもしれません。

読者の方もそれでは飽きてしまいますよね。ただ、そういった当たり前の情報に感じることが本来は、本質をついていたり正当性を持っていたりすることが多いものです。

身体を変えていきたいのか、それとも最新のエクササイズやダイエットを実践して“楽しむ”だけの目的なのか、それぞれの目的によって大きく変わってくると思います。

お腹を引き締めるためには、体幹トレーニングや腹筋が絶対的に必要ではなく、すべてはなぜお腹が膨らんでしまうのかという原因です。そこをきちんと見ることができ、方法が目的にあっていればお腹は引き締まっていくはずです。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

スタジオをリニューアルして1年。この1年に感じたことをまとめてみました。

昨年の5月スタジオをリニューアルしてから約1年が経過しました。振り返ってみるとまだ1年?という感じもしてなかなか充実した1年を過ごせているのかなとも思います。

ただ、課題もありつつ前進していることを実感しますが、その中で感じたことはさまざまあります。習慣のことや時間の使い方、身体のこと、家族との距離感など仕事からプライベート。今日は自分なりに感じたことをまとめていきたいと思います。

個人で仕事をしていると、スタジオにこもってしまうため周りとの関係が少なくなり成長の度合いがわからなくなり、不安になることもありますが、その中でも成長を実感することもあります。

今の自分よりも明日少しでも成長できるように努力をする、これに尽きるような気がします。

 

軸をしっかり持つこと

フィットネス業界はここ数年で大きく変化をしてきています。フィットネスクラブなどでマシンを扱い、スタッフにマシンの使い方を教えてもらい一人でする、というのがこれまでの主な形でした。

ただ、最近では短期間で大幅に身体を変えるプランが流行っており、ダイエットも2~3ヶ月でできるという感覚が定着化しつつあります。

さまざまな意見がありますが、トレーナーとしては批判するのも肯定するのもそれぞれの考え方だと思います。こういうところからも感じることですが、周りが、流行りがこうだからこうするというような、ただ真似事をするように流行りに流されてしまうことだけはしてはいけないなと感じます。

学ぶ中で今日と昨日の考え方が変わっていくことがありますが、これは成長だととらえています。ただ、表面上のことを真似るのは僕自身どこか引っかかるものがあります。

個人で活動する上では、僕自身の考え方がもろに仕事に反映されますが、数多くある情報に右往左往してしまうと迷ってしまうのはクライアントさんです。そうなると迷惑もかかりますし、何を軸に物事をとらえているのかがわからず、信頼も得にくいと思います。

考えなどが変化することは必要なことだと思いますが、その中でも変わらない軸を持つことは大事なことだと思います。

 

とにかく実行、何を言われても行動する

世の中にはいろんなことを言う人がいますし、ネット上では顔が見えない、個人が特定されないことがあるため自分の意見をいいやすい環境でもあります。

こうやってブログを書いてもさまざまなコメント、メッセージをいただいたり、時には酷い内容のメールも送られてきます。そういうのは、悲しくなりますがこうやって情報を発信している以上すべての方に受け入れてもらうことは難しいのだと割り切っています。

ブログの発信する内容も、いろんなことを言われてきましたがまずは自分がこういう風にしようと決めたらまずそれをやってみる。そして成果が出るのであればそれを継続する、もしくはさらに成果を求めるため成長させること、うまくいかないのであれば何かを変える必要があります。

いろんなことを言われてもまずはやってみること、行動しない限り、語っているだけでは何も始まりません。行動力がすべてといってもいいと思います。

周囲の意見ではなく、自分がどういう方向に向かいたいのか、何を目指しているのか、誰にどのようなことを届けたいのか、それらを明確にするとやるべきことは見えてきます。

まずは迷う前に行動することが一番重要なことだと思います。

 

実行した後はどんな成果が出ても必ず振り返る

勢いよく仕事をこなし、セッションでも成果が出たときは本当にうれしく思います。うれしい気持ちが出ると気分がいいものですが、そこに満足していてはいけないと痛感することが何度もあります。

うまくいかなかったときは悔しいなどの気持ちがあり、なぜうまくいかなかったのかを振り返ることはすると思いますが、うまくいったとき、試合に勝ったときほどそれに満足し、うまくいった理由を確認しなかったり、勝った理由を明確にしないと何がよかったのか、なぜうまくいったのかがぼやけてしまいます。

勝った理由、負けた理由、うまくいった理由、うまくいかなかった理由。それぞれあると思いますが、それらを分析し、次に活かす。結局はこれの連続でしかないと思います。

結果に嘘はないという言葉があるように、振り返ることをしないとただこなしただけとなり、そこから得られるものは何もありません。振り返る習慣を持つことは非常に大切なことだと思います。

 

自分の信じた道を進む

スタジオにインテリアを入れたり、デザインにこだわることは正直クライアントさんの身体には関係のないことです。ここにこだわりすぎることは、本質からずれてしまい何のためのデザインなのかということになります。

ただ、自分がもしどこかに通うのであればデザインされた空間で気持ちよくトレーニングをしたい。そんな気持ちもありますし、女性のクライアントさんが多いIzuru Styleでは、ただトレーニングをする場所という空間ではなく、他にはない空間でしたいという気持ちが少なからずあるそうです。

クライアントさんが選ぶひとつの条件に空間というものがありますが、他にはない空間づくりというものも自分は今後も力を入れていきたいと思っています。

空間だけではなく、イズログでもそうですし、もちろんセッションでもそうです。身体を変える+αの何が得られる場所でありうづけたいなどと思います。

そのためには、誰かの真似だけではなく自分の感性を信じて進み続けること。自分の人生も誰かに言われたからその道を進むのではなく、自分で切り開くように時間を過ごしていきたいと思います。

自分の信じた道を歩み続ける勇気を持つことは本当に大切なことだと思います。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。今日の記事は誰に発信するでもなく自分の思いついたことを書いただけですので、まとまりのない文章だったかもしれません。

ただ、この内容で少しでも自分も頑張ろうって思ってもらえる方が1人でもいればうれしく思います。

自分が目指した道を自分が思うまま歩む人生にし続けたいと思います。そのためには、徹底した自己管理や習慣が必要だと思っていますので、これからもより高みを目指して頑張り続けたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ストレッチをすることがマイナスではなく、どんな目的を持ち、どのように行うかが重要

へそを前に突き出すような立ち方

先日、クライアントさんと話をしているときに話題になったのが、ストレッチについて。ウォーミングアップのときにストレッチをすると筋肉に傷がついて痛んでしまうのではないかという疑問を持たれており、長期的にみればパフォーマンスを下げてしまうのではないかと心配されていました。

そのため、ストレッチが怖くてできずいつも筋肉を揺らしたり、筋肉を収縮させて緩めるようにしているそうです。

果たしてストレッチをすると筋肉を傷めてしまうのでしょうか?これは以前からもお伝えしていることですが、ストレッチ=痛めるではなく、どのように行うかによって結果は当然変わってきます。

ウォーミングアップでスタティックストレッチングを活用するべきかどうかは、議論されることですが、現在のところ多くの研究から見える傾向は、スタティックストレッチングをしても筋力が向上することはないということ。ストレッチングする時間によっては、その後の活動時で筋力低下が起こる可能性があるということです。

そのため、現在の考えとしては、

  • スポーツなど、大きな筋力を発揮する前にはスタティックストレッチングを控える
  • エキセントリックな筋力発揮を必要とする前にはスタティックストレッチングを控える

要は、大きな力を発揮する必要がある場合、その前にはスタティックストレッチングをせず、ダイナミックストレッチなどを行うようにすることがいいのではないかという考えになっています。

クールダウンでは、スポーツの後などは筋肉が緊張して縮まっているため、それをもとのサイズに戻すというイメージで筋肉を緩める目的でスタティックストレッチングを行ったりしています。

ストレッチ=傷めるということではなく、目的に対してどのような刺激を加えるのか、具体的な方法はその目的次第であり、ストレッチで傷めるのではなく、やり方に問題があるから傷めてしまいます。

今日はこのやりとりの中で感じたストレッチについて書いていきたいと思います。

 

筋肉を収縮させると筋肉は緩む

人間の身体は不思議なもので、与えた刺激に対してさまざまな反応を示し、ひとつだけではない結果を見ることができます。

筋肉を緩めるには、ストレッチだけではないということは以前の記事、筋肉を緩める方法=ストレッチは意外と難しい!筋肉を緩める方法のご紹介という記事で書きました。

筋肉は力を入れた後、リラックスするといわれる通り、力を入れても筋肉を緩めることができます。

例えば、太ももの前側(大腿四頭筋)を緩めるという目的がある場合、この太ももの前側の筋肉を収縮させるように軽く力を入れます。数秒して力を抜くと太ももの前側の筋肉は緩みます。

このような反応を自己抑制といい、緩めたい筋肉を収縮させて力を抜くと筋肉が緩むという反応が起こります。

もうひとつの反応を相反抑制といい、これは、緩めたい筋肉の拮抗筋(反対側)を収縮させ、目的とする筋肉を緩ませる反応のことをいいます。太ももの前側の筋肉を緩めたい場合は、ハムストリングスを収縮させることで、太ももの前側である大腿四頭筋が緩むという反応です。

筋肉は伸ばすだけではなく、収縮させても筋肉を緩めることができます。

 

筋肉は引っ張ると傷がつく?

筋肉は引っ張ると小さな傷がつき、長期的に見ればパフォーマンスを下げるのではないかと心配されていたのは、以前通われていたところで言われたそうです。

パフォーマンスを下げる可能性があるので、ストレッチはしない方がいいということだったそうです。確かに筋肉は引っ張りすぎると筋断裂など引きちぎれる可能性はありますが、それは相当な張力が働かない限り損傷することはありません。

まして、伸ばされているかどうかぐらいのスタティックストレッチングでは、そのような傷がつくことはないと思います。

 

やはり重要なことは目的

スクワットをする、デッドリフトをする、何にしても方法が一つかといえばそうではありません。さまざまなバリエーションがあり、それらをどのように行うのかは目的次第です。

スクワットで言えば、膝をつま先よりも出さないようにしゃがむことで、大腿四頭筋にエキセントリックな刺激が加わるため、太ももの前側が太くなりやすかったりします。ただ、スクワットは、しゃがんで立つということで、どのようにしゃがむのか、どのように立ち上がるのかによって身体が示す反応は異なります。

お尻を突き出すようにしゃがむのか、真下へへしゃげるようにしゃがむのか、目的によって方法が変わります。ここが一番理解しておきたいところであって、何がいい、悪いという見方ではなく、物事には必ず二面性があります。

そのため、このエクササイズはこの目的に合わないが、こういう目的には合うのでするというように、応用を考えることも学びになりますし、すべては目的次第で方法は変わるということです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。クライアントさんとの会話の中で、「〇〇はダメだって聞いたんだけど?」と言われることがよくありますが、間違っていることもないでしょうし、してはいけないことも大方ないと思います。

それらは一方向から見るとそう見えるかもしれませんが、違う角度から見ると違って見え、別の機会のときには必要となることかもしれません。

目的を明確にし、それに対しての方法はひとつではなくさまざまな方法があり、物事を柔軟に考え、応用を考えることは重要なことではないでしょうか。

ストレッチをするからダメなんじゃなく、そのストレッチをどのように行うのか。これが一番重要なことだと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

椎間板ヘルニアが手術後に再発?!何のための手術だったの?

「何のための手術だったの?」

そんな疑問を持たれたのは、術後約1年たったクライアントさんが僕に相談されているときだったそうです。手術をすれば治るといわれて、手術を受け術後半年は快適な暮らしができていたそうです。

しかし、半年後を過ぎたあたりから少し違和感を覚え始め、最近では痛みが再発してしまったそうです。手術をすれば腰痛が治るといわれて手術をしたのに非常にショックを受けたそうです。なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか?

手術は無駄だったのか。今日はこの椎間板ヘルニアについて書いていきたいと思います。ちなみに僕も17歳の冬に椎間板ヘルニアと診断されていますが、今は腰痛が出ることもなく過ごしています。

腰痛に対しての考え方の参考になればと思います。では、早速お伝えしていきたいと思います。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/back-pain”]

 

椎間板ヘルニアとは?

そもそも椎間板ヘルニアとはどのような症状のことを言うのでしょうか?

人間の背骨は、頸椎、胸椎、腰椎と並んでおり、それぞれ7、12、5個の骨が連なるようにして脊柱を形成しています。この1つ1つの骨の間には、ショックアブソーバーの役割を果たすといわれている椎間板という衝撃緩和剤のようなものが存在しています。

ヘルニア

この椎間板の中心部には、髄核といわれるジェル状の核があり、その周りを線維輪と言われるもので覆われています。何らかの原因でこの髄核や線維輪の一部が突出し、背面に走っている神経を圧迫することで痛みが発生するといわれています。これが椎間板ヘルニアの症状です。

最近の研究からこの椎間板ヘルニアは遺伝的な要素も関わっている可能性があるとされています。

最新の研究では、腰椎椎間板ヘルニアの発症原因の一つとして遺伝的要素が係わっていることを理化学研究所らの研究グループが突き止めた。

Wikipediaより引用:椎間板ヘルニアの発症原因について

 

 

椎間板ヘルニアが再発って気軽に言える?

今回の話は直接クライアントさんからお話を聞き、許可をいただいて紹介していきます。

手術を受けたのはちょうど1年ほど前の話。手術をすれば痛みは改善されるということで、メスを入れることを決め、半ば諦めのような気持ちもあったそうですが、可能性にかけるように手術を決められたそうでした。

手術は無事成功し、退院までリハビリを繰りかえし、退院後は特に何もすることもなく過ごされたそうですが、痛みが再発するのでは・・・と不安な日々もあったそうですが、数ヶ月たっても痛みが出ることはなく、不安な気持ちもなくなっていったそうです。

でも、快適な生活はそう長くは続かなった。手術から半年たったある日、朝起きると少し腰に違和感を感じ、不安が脳裏をかすめたそうですが、その違和感も忘れて生活を送られたそうです。

最近では痛みが再発してしまいまた腰痛に悩まされる日々が続いているそうです。なぜ手術をしたのに痛みが再発してしまったのでしょうか。

手術を受けた病院へ行って相談すると、医者から言われた言葉は意外なものだったそうです。

「ヘルニア再発してますね。これじゃ痛みが出ますよね。」

1年前の手術をするときの気持ちを裏切られたような気がし、あまりの悔しさに病院を出て泣いてしまったそうです。なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか。今回の場合、本当に手術が必要だったのでしょうか。また手術後の過ごし方に何の指導もなかったのは果たしてよかったのでしょうか。

 

腰痛になる理由

世界保健機構WHOの文書では、このように述べられています。

「腰痛の罹患率や有病率は、世界の至る所でほぼ一定である。腰痛は、世界中で、休業する原因の筆頭である」

Wikipediaより引用

腰痛は世界各国で悩ましい症状として扱われ、日本では腰痛の約80%前後は原因が不明とまでされています。ただその中でも数少ない原因として挙げられているのがこちらです。

  • 骨折
  • 感染症
  • がん
  • 変性疾患 など

これらが原因として扱われるのは約10~20%程度のものです。これらに当てはまらない症状は、座骨神経痛という言葉でまとめられがちです。

最近では、さまざまなことがわかってきているそうですが、そのひとつに腰痛と心理面の関係性が深いことがわかってきているます。どういうことかというと、痛みは脳が感じるため、この脳が痛みに対して錯覚をおこし同じ症状であっても痛みに強弱が出るのではないかということが言われています。

そういった痛みと心理面との関係を理論化されたものの中にTMS理論といわれるものがあります。具体的には、後述するのでそちらをご覧になっていただきたいと思います。

腰痛というのは、これだけ多くの国民がなっているにも関わらず、まだ明確な改善策がないというのが実情です。

 

TMSとは?

TMSとは、正式名称は【Tension Myositis Syndrome:緊張性筋炎症候群】と言うそうで、 ニューヨーク大学医学部のジョン・Eサーノ教授がTMS理論を発表しました。日本にもTMSジャパンという団体が存在しています。

このTMSという症状の存在を頭のどこかに置いといてもらえればと思います。

TMS理論の考え方をシンプルに言えばこうなります。

心が緊張することで筋肉や神経に影響を与える。

要は、腰痛の原因は心にあると考えたのです。クライアントさんの腰痛と向き合っていると、性格によって痛みの感じ方が異なることは感じていましたが、腰痛改善には脳の中で腰痛の捉え方を変える必要もあるということになります。

また脳と痛みの関係については、著書:戸澤 洋二氏 腰痛は脳の勘違いだった―痛みのループからの脱出などさまざまな方が出版されており、参考になるものが多くあります。

脳と痛みの関係にご興味のある方はぜひご覧ください。

 

腰痛をどのように考えるのか

椎間板ヘルニアは、腰椎と言われる腰の骨によく起こるとされていますが、腰椎は前弯といって少し反るような配列をしてます。この反りが、何らかの原因で後湾すると、椎体間にある椎間板が後方へ突出し神経を圧迫して痛みが生じるというのが椎間板ヘルニアです。

もしこの腰椎の配列が自然な状態に直れば、椎体間にある椎間板は自然な形へと戻り、神経を圧迫することもなくなるのではないでしょうか。このように考えると、歪みを自然な状態に直せば治るのではないかという考え方です。

腰痛の症状を訴える方の多くは腰部や背部の筋肉が緊張していますが、この緊張している部分が根本的な原因があるのではなく、ここはあくまでも全体の崩れによって影響を受けてしまった部分です。

全体の影響を受けてしまうのであれば、全体が歪みない状態になれば痛みは改善されるのではないでしょうか。そのためには、僕の場合整体師でもないので、ボキボキ骨をならしての矯正などができませんが、筋肉を緩めそれによって自然な状態にすることはできるので、身体調整やさまざまな方法で筋肉を緩めているわけです。

ヘルニア

骨で座る

上の画像のように背骨の並びや湾曲が自然なものであり、このような状態から下側のように崩れるのであれば、下のような状態に直すことで自然な状態となり、不自然な状態だから痛みが出るのであって、自然な状態であれば痛みが出ないのではないかと考えるとこのように自然な状態を目指すことで痛みは改善するのではないでしょうか。

 

なぜ痛みが再発したのか?

今回の場合、具体的な手術内容に関してはお聞きしていませんが、腰痛が再発した理由に以前から姿勢が悪く、座り方に問題があるということはセッションの中でもお伝えしていました。

背中を丸めるように座りますので、上半身や頭部の重さが腰部にかかってしまいます。

こういう姿勢を続けることで腰部に負担がかかり、筋肉が緊張し痛みへとつながったと考えられ、実際に痛みが再発したと感じてからは身体調整をし、座り方をお伝えすると痛みの程度も日に日によくなっています。

先ほどもお伝えしましたが、身体の悩みについて重要なことは、原因をみつけることが重要で、今回の腰痛の原因は日常生活の姿勢に問題があり、それが改善できていなかったから痛みが再発したのではないかと思います。

椎間板ヘルニアについては、手術が必要なこともあると思いますし、その判断はトレーナーの立場ではできませんが、ただひとつ言えることは、今回の再発したケースは根本的な痛みの原因は日常にあると考えられます。

そうであれば、痛みの改善はメスを入れることではなく歪みを改善するように身体調整などで整え、歪む原因である姿勢を日頃から改善することが必要なのではないでしょうか。

 

鍛えることが必要になるのか?

このように考えると、一般的に言われている腹背筋を鍛えましょう。ということはどのような効果があるのでしょうか?

そもそも上記のように自然な状態からの崩れが原因で痛みが出るのであれば、崩れを直すことが必要となり、崩れを直すことは鍛えることなのでしょうか?そうではなく、筋肉を緩めることになります。

そう考えると、腰痛=鍛えるという発想だけでは改善は難しいように思います。

最も重要なことは、なぜ腰痛になっているのか、原因を探り、それを改善すること。原因によってやることは変わりますし、方法論が先行することもなくなると思います。筋力が弱くなって痛んでいるのであれば、鍛えることが必要になります。

ただ、子供に腰痛が少なくて、筋力レベルが子供より高い大人が腰痛になるのはなぜでしょうか。

まずは鍛えることは必要なのではなく、原因を明確にすることが何よりも重要です。

 

全身を整えること

顎関節が歪むとその影響を受け頭部が歪み、頭部が歪むと上半身に影響が出て、その影響は骨盤、下肢へというように部分的な歪みであっても全身はつながっているため全身が歪むということが考えられます。

腰が痛いから腰周辺が歪んでいるのかというと、それ以外も歪んでいることがほとんどです。

全身が整えば部分も整うため、全身を整えることが腰痛改善には重要なことであると思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。椎間板ヘルニアで悩まされている方もいると思いますが、椎間板ヘルニア=手術というわけでもなく、身体を整えることでも痛みの改善ができるという考え方もできると思います。

現場での経験を重ね、クライアントさんの変化や別の方の状態を見ることで自分なりの考えがもっと明確になると思いますが、痛みについては、人間本来のノーマルな状態になれば痛みは出ることはないと考えられます。

その状態にすることが鍛えることよりも重要なことではないでしょうか。

今日の内容が少しでも腰痛で悩む方の参考になればと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

トレーニング初心者へ!身体を大きくするためにおさえておきたいポイントのまとめ

男性であれば一度は身体を鍛えたことがあるのではないでしょうか。そして、カッコいい身体に憧れたのではないでしょうか。そして、こう思ったはず。

モテたい・・・と。

いくつになっても男性は女性にモテたい生き物だと思いますが、モテるためには男性目線だと筋肉をつけてかっこいい身体が必要だと感じます。いざ自己流で鍛えてみたけど、筋肉がつかないし、腕なんか太くもならない。

そんなことを感じて、やきもきしている男性はいないでしょうか。今日は、そんな男性に向けて、トレーニング初心者がおさえておきたいポイントをまとめてみました。

ぜひ参考にしてトレーニングを進めてみてください。では早速まいりましょう。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/muscle-pump-up”]

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/7-rule”]

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/muscle-small”]

 

環境が変われど、根本は変わらない

まず最初にお伝えしておきたいのは、トレーニングに臨んでいる男性はジムに通っていたり、自宅に器具を揃えてトレーニングにはげんでいたり、もしくは自分の身体のみを使ってトレーニングしているなど、それぞれ環境が違うと思いますが、環境によって効果が変わるかといえば、効率の問題などはあるかもしれませんが、工夫次第で十分筋肉をつけることができます。

ただ、ボディビルダーのような身体を目指すのであれば話は少し別です。

今日の話は一般の方が現状よりも筋肉をつけるためのポイントになります。環境で結果が変わるのではなく、どのような刺激を身体に対して入れたのかによって身体が変わるということになります。

これから先のことを見直し、実行してみてください。

 

身体を大きくするために知っておきたいこと

これから身体を大きくするために必要なことをまとめていきたいと思います。

どこを鍛えたいのかを明確にする

まずは、目的を明確にすることが重要です。トレーニング原則のひとつに【特異性】というものがあり、これは、簡単に言えば鍛えた場所に筋肉がつきますよ。という意味です。腕をトレーニングして、脚の筋肉はつかないということです。

まずは、どこを鍛えたいのかを明確にします。それが明確になるとここから先のことが決定しやすくなります。

■筋肉をつけたい!
   ・みんな腹筋してたり、テレビでもアームカールってやつ?がいいって言ってたから
    それをしよう!
    雑誌に書いてたあれを次しよう!

これだと誰かがやっていたからということで、自分の目的に合わなかったりすると思ったように筋肉がつかなかったり、結果が伴わないことが多くでてきてしまいます。こういう形で目的を明確にしていきます。

■全身の筋肉をつけたい!
   ・大胸筋を大きくしたい・・・ベンチプレスをしよう!
   ・広背筋を大きくしたい・・・ラットプルダウンをしよう!
   ・大腿四頭筋を太くしたい・・・レッグエクステンションをしよう!

このような形であれば目的にあった方法がきちんと設定されているため、負荷や休息時間の問題はありますが、基本的な目的と方法についてはいいと思います。

まずは目的を明確に!

種目を選択する

では、目的が設定できたところで次は種目です。ここでは環境の違いによって内容が異なります。

例えば、ジムやウエイトルームがある場合、胸の筋肉をつける目的でトレーニングを行うとしまう。その場合、ベンチプレスという種目がよく選択されます。ただ、自重の場合だとそれができません。

自分の身体しか負荷になるものがない場合、腕立て伏せなどが考えられると思いますが、環境によって種目というのは大きく変更されます。

簡単ではありますが、部位別種目をまとめています。

部位 種目名 道具・機材の有無
大胸筋 ・ベンチプレス
・ダンベルフライ
・チェストプレス
・バタフライ
・プッシュアップ(腕立て伏せ)
・〇
・〇
・〇
・〇
・×
広背筋 ・ベントオーバーローイング
・ワンハンドダンベルローイング
・ケーブルローイング
・プルオーバー
・チンニング(懸垂)
・ディップス
・〇
・〇
・〇
・〇
・△
・×
僧帽筋 ・シュラッグ
・ローイング(マシン)
・アップライトロー
・チンニング(懸垂)
・〇
・〇
・〇
・△
三角筋 ・フロントダンベルレイズ
・サイドレイズ
・ショルダープレス
・アップライトロー
・逆立ちで腕立て
・〇
・〇
・〇
・〇
・×
上腕二頭筋 ・アームカール
・ダンベルカール
・チンニング(懸垂を逆手で)
・〇
・〇
・△
上腕三頭筋 ・トライセップスプレスダウン
・ライイングトライセップスエクステンション
・プッシュアップ
・ディップス
・〇
・〇
・×
・×
腹筋 ・クランチ
・ローテーション
・トランクカール
・×
・△
・×
大腿四頭筋 ・スクワット
・レッグエクステンション
・レッグプレス
・デッドリフト
・〇(×)
・〇
・〇
・〇
ハムストリングス ・デッドリフト
・スティッフレッグデッドリフト
・スクワット
・〇
・〇
・〇(×)

このようにダンベルやバーベル、マシンなど何かを使用して行えるのか、何もないのかによって方法は異なります。

ただ、上記の表に○×で表現しているものも本来は工夫をして、お米の入った袋を利用したり、カバンを背負って自重でトレーニングをしたりを自宅でもある程度までは筋肉を肥大させることができます。

目的が明確になったら方法を選びます。

重量の設定

次は重量の設定ですが、目的に合わせてこの重要も変える必要があります。

【1RMに対する割合と反復回数の表】

%1RM 反復回数
100% 1回
95% 2回
93% 3回
90% 4回
87% 5回
85% 6回
80% 8回
77% 9回
75% 10回
70% 12回
67% 15回
65% 18回
60% 20回
60%以下 20回以上

※トレーニング経験などによって、誤差が出ることがあります。

■1RMとは?
   Repetition Maximum(レペティション・マキシマム)の略で、簡単に言えば、
  1回のみ挙上できる負荷のこと。直訳すると、反復可能最大値となります。

反復回数が以下の通りで身体が示す反応が異なります。

  • 1~6回・・・筋力向上
  • 8~12回・・・筋肥大
  • 15回以上・・・筋持久力

教科書的にはこのように言われおり、筋肉を大きくさせたい方は10回前後で限界を迎える負荷でといわれるのはこれが理由です。

筋肉を大きくさせたい方はこの重量は10回前後で限界を迎えるような負荷を設定します。

例えば、スクワットをして1回だけ持ち上げられる負荷が100kgだとすれば、筋肉を大きくするために設定する重量は75kg前後ということになります。

すべての種目においてこの重量を適切に設定します。基本的には10回に合わせるという風に思っていただければいいと思います。

回数の設定

これは上記の重要のところと関連していますが、目的に合わせた回数を設定しましょうということです。

実際にトレーニングを行うときに気をつけておきたいことは、前もって回数を設定してしまうと限界まで追い込めていないということがおこります。

どういうことかというと、例えば大胸筋を肥大させる目的で、腕立て伏せをするとします。上記の表から言えば、10回で筋肉は肥大するということなので、前もって10回という風に決めてしまうとおそらく肥大しない可能性が高い。

回数はあくまでも“限界値”であり、限界の回数が10回であれば筋肉は肥大します。余力を残しての10回は筋肉は肥大しません。もしトレーニングをしていて筋肉が大きくならないと悩んでいる方は、ここをいまいちど見直してみると筋肉は肥大するかもしれません。

心理的な限界でやめるのではなく、きちんと筋肉を追い込み限界まで追い込む。それが筋肉を大きくする上では重要になります。回数を設定するときもこのあたりを気をつけたいところです。

セット数を設定する

次はセット数についてですが、東京大学石井直方教授は筋肉まるわかり大事典(ベースボールマガジン社)の中でこのように言われています。

まず、最低3セットはやった方がいいと思います。

胸や太ももなど大きな筋肉の場合は、セット数を増やすことをおススメします。たとえば大胸筋を本気で大きくしたいなら、5、6セットは必要です。大腿四頭筋なら少なくとも8セット。スクワットだけで8セットはキツいでしょうから、いくつかの種目を組み合わせてトータルで8セットから10セット程度行うのがいいと思います。

このように筋肉を大きくしようと思うとこれぐらいのセット数が必要だと言われています。

ただ、経験から言えることはいきなりこのレベルを求めるのではなく、徐々にこのレベルに到達できるように慣らし期間を設定し、最終的に上半身は5~6セット、下半身は8~10セットに上げられればいいと思います。

初心者の方は上下ともに3セットぐらいをベースに、はじめてみることをおすすめします。

休息時間を設定する

一般の方はここをあまり重要視していない気がしますが、休息時間も非常に重要です。

目的 休息時間
筋持久力 30秒以下
筋肥大 30~60秒
筋力 2~5分

このように目的によって休息時間が決まっており、一般の方が筋肉を大きくしようと思うと基本的には1分以内に次のセット、もしくは種目に移行することが求められます。

またボディビルダーのようなハードに鍛えられる方の場合、このような休息時間とは異なります。

ジムとかでみかけるのはセット間に誰かと話して、5分も6分も経過していることがありますが、休息時間が長くなれば筋肉も大きくなりづらいといわれているため、適切な休息時間を設定するようにこころがけてみてください。

頻度を設定する

頻度というのは、1週間に何度するのかということですが、基本的には中1日以上休息日を挟み、週2回の頻度が良いとされています。筋肉は動かしすぎると壊れてしまいますし、逆に動かないと萎縮してしまいます。

この週2回というのは、同じ筋群に対して週2回の刺激が必要だということです。

どういうことかというと、例えば大胸筋を大きくしたいとします。すると、月・金とトレーニングするとそのほかの日はトレーニングしてはいけないのかということ、そうではありません。

月・金が大胸筋を鍛えたのであれば、火・土に下半身を、水・日に背中を、という形である部位に対して週2回の刺激が加わると筋肉は肥大していくということです。実際トレーニングを行う日は週6日ということになりますが、こういう刺激の加え方はしても問題はありません。

ただ、全体としての疲労度は高くなりますので、組み方は個人の体力に合わせてくることが重要となります。

また、メインで動かしていないと思ってもさまざまな種目をすると、単一の筋肉だけではなく周囲の筋肉も何かしら刺激を受けることが多く、そのあたりも考慮してメニューを決定するようにした方がいいとなります。

期間を設定する

期間というのは、上記にまとめたようなトレーニングをどのくらい行うのかということです。

この期間というのは、筋肉の適応期間を考慮し決定していきます。適応期間というのがこちらです。

  • トレーニング初心者・・・4~6週間
  • トレーニング鍛錬者・・・6~8時間

ある一定のトレーニングメニューをこの期間遂行し、この刺激に身体が慣れますので変更が必要です。

またこのように記載をしていますが、2週間でメニューを変更することもあれば、毎回刺激を変えることもあります。

これらをまとめるとこのようなメニューになる

【トレーニング日は、月・金が上半身/火・土が下半身と設定】

目的:全身の筋肉を大きくする

環境:ジムに通ってトレーニングを行う

上半身のメニュー
 ・ベンチプレス 75% 1RM 10回×3セット 休息時間1分
 ・ダンベルフライ 75% 1RM 10回×3セット 休息時間1分
 ・ベントオーバーローイング 75% 1RM 10回×3セット 休息時間1分
 ・ラットプルダウン 75% 1RM 10回×3セット 休息時間1分
 ・ショルダープレス 75% 1RM 10回×3セット 休息時間1分
 ・アームカール 75% 1RM 10回×3セット 休息時間1分
 ・トライセップスプレスダウン 75% 1RM 10回×3セット 休息時間1分

セット間の休息時間が2分だとすると、全体のトレーニング時間は約49分になる。

このメニューを週2回のペースで約2ヶ月続け、メニューを変更する。

この例は上半身だけ具体化させましたが、このようにメニューを組んでいき筋肉が肥大するかどうか経過を追います。

トレーニング初心者の方であれば、おそらく細かいところまで設定しないといけないことが理解していただけたと思いますが、このようにトレーニングを進めていきます。

バリエーションを考える

では、もし上記のメニューを2ヶ月こなしたとすると、どのようにメニューを変更すればいいのかを書いていきたいと思います。

重量を変える

一番わかりやすいのは重量を増やすことです。これも一つの刺激の変化になりますので、今行っているメニューに筋肉が適応すれば重量を変更してみるのもひとつです。

セット数を増やす

トレーニング初心者であれば、まずは3セットぐらいをベースにしてスタートしますが、このセット数を増やすのもひとつの方法です。

種目を変える

これもわかりやすい方法のひとつですが、種目を変えてしまいます。種目を変えると新鮮さがでてきて、刺激の変化となりますが、トレーニング初心者であれば各トレーニング種目に慣れ、身体の使い方や手順を覚えることも長い目でみたときに必要なことになります。

そのため、初めの頃は慣れるまで同じ種目を繰り返すのも一つの方法でもあります。

リズムを変える

例えば腕立て伏せを1、で身体を下げ、2、で押し上げるとします。このときのリズムは、1・2となります。

これを1、2、3、4で下げ、1、2で押し上げる。もしくは8カウントで1回の腕立て伏せをするなど、リズムを変えることも一つの刺激の変化となります。

一見小さな変化のように見えますが、刺激の変化とは脳に刺激が変わったことを認識させること重要ですので、このような変化もひとつの方法となります。

種目の順番を入れ替える

先ほどのメニューでいれば、ベンチプレス→ダンベルフライという順に進みましたが、これをダンベルフライ→ベンチプレスという順に入れ替えたりします。

このようにメニュー構成を入れ替えることも刺激の変化となります。

刺激の変化というものを考えるとさまざまな方法があり、バーの持ち方やバーベルなのか、ダンベルなのかでも変わりますし、手の方向や腕の向きなどを変えることも刺激の変化です。

いかに柔軟に発想できるかも大切であり、このように刺激の変化を定期的におこしていきます。

 

トレーニング後の時間を考えてみる

ここまでのメニューを理解していただくと筋肉にも変化はみられると思いますが、次はトレーニング後の時間について考えてみたいと思います。

トレーニング後というのは、体内のエネルギーも使われ、疲労します。ご存知だと思いますが、このトレーニング後のタイミングでプロテインを摂取すると筋肉がつきやすいと聞いたことがあると思います。

これがさまざまな研究から言われていることですが、実際にトレーニング後は体内のタンパク質の合成が高まっているため食事からタンパク質を摂取することで筋肉はつきやすくなるといわれています。

最近ではタンパク質のみではなく、糖質も一緒に摂ることでより筋肉がつきやすくなるといわれているため、プロテインとおにぎりやチョコレートでもいいそうですので、こういったものを摂取することを心掛けたいところです。

  • トレーニング後は、タンパク質と糖質を同時に摂取する

 

トレーニング初心者が気をつけたいこと

トレーニングを始めた頃はどうしても気合が入っていますし、ジムにいる人の方が身体が大きかったりすることで焦ってしまい重量を無理にあげようとします。

これをしてしまうと、フォームが無茶苦茶になりどこかで重量の伸びは止まりますし、目的とする部位に効かせることが難しいのであまり結果も伴わないことになります。

焦る気持ちもわかりますが、まずはできることをコツコツこなすようにし、確実な1歩を積み重ねていっていただきたいなと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。筋肉をつけるというのは、一瞬でできることではなく、日々の積み重ねて初めてできることです。結果を求めることは大切なことだとは思いますが、まずひとつずつ確認しながら行うようにすることでよりいい成果も得られるのではないでしょうか。

ぜひかっこいい身体を手に入れていただきたいなと思います。

では最後に今日のまとめを書いていきたいと思います。

  • トレーニングを行う上で、まず目的を明確にする
  • 目的が決まれば、環境を考慮しどのようにトレーニングするかを決定する
  • 筋肉を肥大させるためには、強度・量・頻度・期間などを適切に設定すること
  • 刺激の変化とは、種目・リズム・重量・配列などさまざまな方がある
  • 焦らず着実に毎日を積み重ねることが最短のルートになる

今日はこのような内容でお送りしました。

今日も長文でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

焦ってしまう人へ!PDCAサイクルを活用して自分の成長を感じ続けよう

人と比べることはやめた。だけど、過去の自分と今の自分を比べることは徹底的にする。

大切なことは過去と今の自分が確実に成長していること。

学校で勉強をしていても、スポーツをしていても、社会に出ても自分と同じフィールドで活躍する人はいて、そんな活躍している人を見ると焦りが出て、頑張りすぎて空回り。

独立して約4年を迎えますが、一人で仕事をしていると孤独感があったり、誰にも頼れない恐怖感があったり、それは今でも常に持ち続けています。だけど、以前に比べて自分の感情をコントロールすることがうまくなってきたように思います。

誰かと比べてしまうと常に負けている気がして、劣等感しかないという方もいるかもしれません。

今日は自分がこの4年間で学んだ“PDCAサイクル”の大切さを書いていきたいと思います。誰かと比べるよりも自分の成長の方が大事だと思います。少しでも焦りがある方に参考になればと思います。

 

PDCAサイクルとは?

まず、PDCAサイクルとは?というところからお話したいと思います。PDCAサイクルとは・・・

  1. Plan(計画)
  2. Do(実施・実行)
  3. Check(点検・評価)
  4. Act(処置・改善)

このような4つから構成されるもので、日常的に使われている方も多いと思います。

貯金を例にPDCAサイクルを考えてみたいと思います。

  • 計画:10ヶ月で100万の貯金
  • 実行:時給1000円の居酒屋でバイト
  • 評価:月給は9万円だった。
  • 改善:2日ほどバイトを増やす。

上記のように貯金を目標とした場合、まずどのようなところで働ければいいのかということが出てきます。

時間がある場合だと、シンプルに時給1000円の居酒屋で5時間働くと、1日5000円、それを20日で10万円。となるわけなので、バイトを決めて実際に働くと、毎日5時間ではなく、4時間や3時間の日もあり、予定では月10万円のお給料がもらえるところが9万円になってしまった。

1ヶ月10万で目標に辿りつく金額ですので、-1万円になってしまった。これを次の月で取り返そうと思うと、2日間で10時間働ければ取り返すことができ、次の月は22日間働こうとなるわけです。

このようにPDCAサイクルとは、計画を立てたことに対してそれがきちんと実行できたかどうか、そして実行したことに対して結果はどうだったのか、改善点はどこなのか、そういった一連の流れを現すものです。

トレーナーの仕事はこの作業が重要で、教科書に書かれていることはあくまでも一例ですので、このようなサイクルを自分で繰り返し、実行と改善を繰りかえし、質を高めたり、○○をすればこのような結果が出るという自分なりのデータを集めることができます。

 

PDCAサイクルを自分の成長のために使おう!

では、ちょっと偉そうなことを言わせていただきたいと思います。(恐縮です)

誰かと自分を比べるとモチベーションが高まる人もいれば、下がってしまう人もいます。僕は焦ってしまうタイプなので、意識的に誰とも比べないようにしています。とはいうものの比べてしまってガクッみたいなこともあります。

そんなときに「自分も結構成長してるじゃん!」と実感できるように、このサイクルを活用しています。

ここから具体的に説明していきたいと思います。僕自身が実行していることですので、参考になるかどうかはわかりませんが、ひとつのやり方としてご覧いただければと思います。

まず課題を明確にして、計画を立てる

トレーナーとして話を進めると、まず、紙に今自分の課題だったり、わかっていないことは何だろう、理解できていないことは何だろうと書き出してみます。

これはまさに今学んでいるリアルな課題です。

コンディショニングの理解については、まだまだわかっているつもり、知らないことが多いですので毎日教科書と実践から学んでいるんですが、今はコオーディネーションについて主に学んでいます。

現在頭の中の整理していることは上記のことですが、これを知識として入れたことを現場で行っています。ここでPDCAサイクルの活用になるわけです。

コオーディネーション能力の原則に【簡単なことから難しいものへ】ということがあり、現場で実践するときにどういうエクササイズ、練習をどのように順序立ててすればいいのかを計画します。

そして、それを実行してそれが現場できちんとできているのか、計画していたことがそもそもよかったのかどうか、それらの結果を見ていきます。すると課題点が出てきたり、理解不足による不明な点が出てくるので、そこで再度学び直しそこからまた再実行するというサイクルになります。

そのためにまずはきちんとした計画を立てることが重要になり、計画がない場合、ゴールのないマラソンを走るような状態になってしまいただやっている、こなしているということになります。

まずは自分の課題を把握し、それをどのように改善していけばいいのか、じっくり時間をとって考えていきます。

計画したことを“実行”する

最初のステップで課題を明確にできたところで、次は、実行に移していきます。

ここが最も難しいところではないでしょうか?というのは、多くの人は計画を立てることは好きで得意だと思います。でも実行力が乏しいためになかなか計画通りの成果を得ることができません。

例えば正月にたてた目標はきちん実行し、達成に近づいているでしょうか。達成できている方もいらっしゃると思いますし、それは素晴らしいことだと思います。ですが、多くの方ができていない、進んでいない、忘れていたということになっていないでしょうか。

僕の場合であれば学んだことをまず現場で実践し、経験することが大事だと思っています。経験せずに教科書だけの判断では、机の上では使えても現場では使えないことがほとんどです。

コオーディネーション能力についても、現場でとにかくやってみないとどうなるのか、何が課題なのか、何が不適切なのかがわかりません。やってみて初めていろんなことに気づきます。

計画を立てたら、まずは実行してみます。

やりっぱなしではなく、きちんと結果を見ること

試合で勝つと喜び、負けると反省会をする。そして負けた理由を明確にし、練習に取り組む。本来は勝っても負けても“なぜ”という部分を知る方が勝敗の理由が明確になるため今後に活かせます。

実行できたことに満足し、その結果を分析せずにやっただけにならないようにすること。ここで結果を分析しないと、いいのか悪いのか、判断材料が得られません。

このステップを飛ばしてしまうことも多いですが、きちんと結果を追うことが重要です。

よく陥ってしまうことがありますが、上記のことであれば貯金のためにバイトをしています。もっと言えば貯金をしているのは、学校へ入るためとか、車を買うためだとします。そのためにバイトをしていますが、とりあえずバイトをこなす日々が続いて、とりあえず働いて学校へ行くための勉強をおろそかにしてしまうと本末転倒です。

何かを実行することも大切ですが、何のために居酒屋でバイトをしているのか、それを明確に理解した上で働いていたいものです。日頃の生活の中で“とりあえず”やっていることはないですか?

トレーニングも一緒ですが、目的を明確にすることで方法はさまざま。もし居酒屋よりも時給2000円の引っ越し屋さんのバイトの方がいい場合もあります。定期的に実行したことを振り返ることも必要です。

結果を受け入れ、よりいい方向に舵を切る

あまりいい例ではないかもしれませんが、学生であればリアルにこんなことだと伝わるのではないでしょうか。

すごくきつい時給1000円の居酒屋のバイトと、時給1500円だけど楽なコンビニバイト。どちらいいでしょうか。どちらがいいという判断は難しいと思いますが、実際働きたいのは後者の方が多くなると思います。

でも、もし忙しすぎてとにかく働くことに必死になってしまうと、こうやってもっと効率よく貯金ができるのに、それを見る機会さえないままになります。

実行したことに対して、振り返り、改善点はないのか、あれば再度計画したり、よりよくするために次の計画を立てる。こうすることで質が高まっていきます。

結果を分析し次に活かすことも自分を成長させるためには欠くことのできないことです。

 

焦ってしまう人へ

人それぞれいいところもあれば、欠点だってあります。僕自身は継続できることが長所で、飽き性なところが短所です。似ているような感じですが、続かないことはとことん続かない。

でも人それぞれ強みがあって、優れているところはあると思います。僕自身も文章は苦手でうまく伝えられませんでしたが、今ではなんとか形となっていると思います。

今自分が抱えている課題ややるべきことから目をそらさず、目の前のことに集中する。そうやってひとつひとつクリアしていくことで、自分の強みも増えていきます。

誰かと比べるのではなく、過去の自分よりも成長していることが重要です。誰かではなく、自分と向き合い続けることでより成長も感じれるんじゃないかなと思います。

まずは目の前のことを全力で取り組んでみてくださいね。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。無い物ねだりではないですが、少し似ているのかもしれません。自分にはないものが光って見えて、でも他人からは自分の光っているものが見える・・・。

そうやって焦ってしまうのはもったいないですし、時間が無駄になってしまいます。基本的には自分を見て、いいところを伸ばしていく、課題は改善していく。そうやって自分を高めることで成長を感じると思いますし、人と比べてどうかっていうことがなくなると思います。

常に過去の自分のよりも成長している自分を感じ続けていきたいですね。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

代謝を上げる=筋トレだけではない!代謝が下がる原因とその改善について

体重がかかる

電車に乗ると気になるのが当たり前のようになってしまっている、若者が座り、高齢者が立つという逆転現象。決まりはありませんが、人としての気配りとして“普通”のことができなくなっているなと感じます。

みんながみんなそうではありませんし、「どうぞ!」と席を変わる学生もいますし、そういう姿を見るとほっこりした気持ちにもなります。そういうことが当たり前になる優しい社会になってほしいなとも思います。

ただ優しさに欠ける社会だと思っていても、街の至る所には相手への気配りや不便さを改善しみんなが快適に過ごせるようにさまざまな細工が施されています。

バリアフリーもそのひとつであり、車椅子に乗っている方にとっては数センチほどの高さの段差は苦労を強いられるものだとも聞きます。そういった不便さをできるだけなくし、快適に生活ができように社会全体が変わってきていますが、ただそれ故に“優しさ”が“甘やかし”に変わってしまっている側面もあります。

今日はそんな現代社会と代謝の関係について書いていきたいと思います。筋肉をつける=代謝が上がる。そうやって筋トレに励む方も少し違う見方をすると、考え方が変わると思います。

静物化している人間を、動物へ。それが代謝を上げるヒントになります。では、早速まいりましょう。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/metabolism”]

 

代謝が下がり肥満が増えた理由

昔に比べカロリー摂取量は低下しているはずなのに、肥満が増えたというデータがあります。

このようなデータからただ単に食べ過ぎているということだけが肥満増加の理由にはならないということがわかります。なぜ肥満は増え続けているのでしょうか?

社会全体の変化

その理由にまず、社会全体の変化をあげることができると思います。それは、冒頭でも話したように、バリアフリー化が進み、優しい街になったが故の反動であると思います。

昔の生活は、洗濯は川で手洗い、電動自転車もなく、遠くの町でも歩いて行っていました。現代はほとんどが自動化され、掃除でさえも自動でできる時代になり、買い物もパソコンのボタンひとつですべて配達してくれるようになりました。

便利で快適な生活を送れるようになった一方、健康という側面からはあまりよくない影響を受けているというのは事実です。

社会全体が便利になり、快適を求めすぎ、すべての面で簡易化が進んでいるためその弊害として肥満者が増えているということも考えられます。

そして、仕事内容もIT関係の仕事が急速な発展を遂げ、雇用も増加し続けています。良いことではありますが、動かない仕事の増加という点から見ると健康的ではない環境が増えたという見方もできます。

こういった社会全体の変化によって、人間は動物から静物化し、それが肥満増加の原因でもあります。

食事の変化

次にあげられるのが食事の変化です。ファーストフードやお菓子、昔では考えられない食べ物が食卓に並ぶようになりました。

ファーストフード店も増え続けていましたが、現在健康志向が高まり、ファーストフード店も苦戦を強いられています。

日本の食事とは、米、味噌汁、魚、納豆などが代表的ですが、これらは噛むことで甘みが増したり、硬いものもあるため咀嚼の回数が自然と増えます。現代の食事は、柔らかいものが多くなり、飲み込むような食生活をするため満腹中枢が刺激されにくく、食べ過ぎる傾向にあります。

数値自体は細かく記載していませんが、動物性脂質が圧倒的に増えているのがわかります。

大きな物体が体内に入ると消化に時間がかかり、処理しきれずに脂肪として蓄えられるということも考えられます。

1回の食事での咀嚼の回数はこれだけ違うといわれています。

  • 現代人:約600回
  • 古代人:約4000回

噛まないことも肥満の増加の理由のひとつですし、噛まなくて済む柔らかい食物を食べることも肥満の原因になります。

代謝が下がり肥満が増加する理由は、動かなくなり、食べ物が柔らかく噛まなくても済むようになり、そして食べ過ぎるということが原因と考えられます。

 

一般的に言われる代謝を上げる方法

動物から静物へと変化した現代人が、代謝を上げる方法として選択するのが、筋肉をつけるということです。筋肉は適切な刺激を受けると約2~3ヶ月ほどで筋肉がつくといわれています。

この適切な刺激というのは、10回前後、もしくは高回数であっても限界まで追い込むことで筋肉がつくとされています。この刺激というのはきつく、ハードではありますが、週に2回の刺激を加えることで筋肉はつきます。

筋肉がつくと代謝が上がるため、痩せやすくなるといわれますが、この刺激というのは実践した方ならおわかりだと思いますが、実践するのはまあまあ大変です。

そのため続かない方が多くなり、途中でフェードアウトしてしまうということも起こり得ます。ただ、一般的にはこのように鍛えて代謝を上げるということがいわれています。

 

筋肉を緩めて代謝を上げる

できるだけ楽して代謝をあげたいと思っている方もいるかもしれませんが、ここではある意味それが実現できるということかもしれません。

なぜ代謝が下がるのか?というところから、その理由は『静物化が進み動かなくなっているから』ということをお伝えしてきました。では、なぜ動かなくなると代謝が下がるのでしょうか?

その理由は、身体を動かさないと筋肉は硬くなり委縮し細くなっていきます。代謝は筋肉量とも関係しているため、筋肉が落ちると代謝は下がってしまいます。

また筋肉が硬くなると循環が悪くなり、循環が悪くなると体内の栄養素や酸素はうまく取り込まれず、体内の機能も低下してしまいます。そうなるとここでも代謝が下がるということが考えられ、筋肉量から見ても、機能面から見ても、両面から代謝が下がるということになります。

筋肉を緩めることで筋肉は適度な弾力を取り戻し、循環が改善され、酸素なども取り込まれます。そうなると体内の機能面でも改善が見られ、代謝が上がるということが考えられます。

こう考えると緩めることで代謝は上がるということになります。

 

“鍛える”ではなく“緩める”理由

もう少し具体的に“鍛える”ことと“緩める”ことの違いを見ていきたいと思いますが、結論から言えばどちらでも代謝は上がるということです。ただ、時間がかかるのか、ある意味即効性があるのかという違いもあるため、ここでは少し掘り下げてみていくことにします。

代謝が下がってしまう原因が、動かないことによって筋肉が硬くなり、委縮する。そして循環が悪くなって・・・となれば、ここで鍛えることはどうかということになります。

というのは、筋肉を鍛えるということは、大きな刺激を加えることになり、筋肉を硬くすることにもなります。確かに筋肉がつけば代謝が上がりますが、筋肉が硬い方に鍛えるということをするとさらに筋肉が硬くなる可能性があります。

そうなると代謝は下がるということも考えられます。このような場合、筋肉を緩めることで代謝は上がりますし、筋肉を緩めることであればそこまで時間がかからないという利点もあります。

こういう理由から“鍛える”ではなく“緩める”ことを選択することもできるのではないでしょうか。

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主婦と仕事をしている人の共通点

次は、現代の生活から身体の状態についてみていきたいと思います。大きくわけて主婦と仕事をしている人。

両者には共通点があり、その共通点から日頃するべきことが見えてくるように思います。

主婦の場合

お子さんがいれば、朝ご飯の用意や洗濯など忙しい幕開けとなると思います。洗濯、掃除、送迎・・・。つかの間の休息時間にはスマホやタブレット、テレビにゴロゴロ。

自分も子供がいますし、奥さんからもいろいろ話を聞きますが、大変だということは重々承知です。ただ、昔の生活からするとこの生活はとても便利で、動いていないと指摘をもらいそうな生活です。

主婦の場合、身体の中ではこのようなことが起こっていると考えられます。

  • 身体を動かさない
  • 筋肉は委縮し、小さくなる
  • 身体が硬くなり、動きにくくなる
  • 動かすと痛くなる
  • さらに動かなくなる・・・。

このような悪循環に陥ってしまうと、代謝が下がり肥満に近づいてしますと思います。では仕事をしている人ではどんなことが起こっているのでしょうか?

仕事をしている人の場合

事務仕事やパソコン作業が増えてくると、座った状態で何かをすることになります。このような状況では、ただ目の前の仕事をこなすことに必死になり、たまに回ってくるお菓子に一瞬の喜びと幸せを感じながら、また仕事を集中してこなします。

そうすると、頭を前に突き出し、背中を丸めるように時間が経過していきます。

一見動きがないので、主婦と同じような状態では?と思われるかもしれませんが、この崩れた姿勢をとっているときは、筋肉は常に働いています。この動きのない状態で筋肉が力を発揮している状態をアイソメトリックといいます。

主婦の場合と違い、仕事をしている人の身体ではこのようなことが起こっています。

  • 座業中心で静物化
  • 姿勢が崩れ、その姿勢を固定化している
  • アイソメトリックな刺激を受け、筋肉は活動し続けている
  • 筋肉が硬くなる
  • 動かすと痛い

筋肉は使いすぎると細くなり、使わなさすぎると委縮します。どちらも筋肉は小さくなる可能性があり、両者に共通するのは筋肉が硬くなるということです。

このように考えると、筋肉が硬くなった状態に負荷抵抗を加えるとどうなるのでしょうか。またどんな効果があるのでしょうか。そう考えると緩めることが適切だということが見えてくると思います。

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両者に必要なこと

実際に両者に必要なことは筋肉を緩めることですが、筋肉を緩めるとどうなるのかを見ていきたいと思います。

  • 筋肉が硬い
  • 身体を動かして筋肉を緩める
  • 筋肉の収縮⇔弛緩=ポンプ作用
  • 循環が良くなり、代謝が上がる
  • 筋肉が膨らみ弾力性が出てくる
  • 柔軟性が上がる
  • 脂肪層も循環しやすくなる
  • シェイプアップされる

筋肉を緩めることでこのような変化がもたらされることになり、身体も引き締まっていきます。

 

筋肉を緩める=ストレッチではない

では、具体的に筋肉を緩めるためにはどのようなことをすればいいのでしょうか。

おそらく思い浮かびやすいのは、ストレッチだと思います。ストレッチとは一般的には筋肉を緩めるために行われていますが、意外と難しく、ただやっているだけであまり筋肉が緩んでいない可能性があります。

というのは、伸ばす程度や時間などが難しく、痛いところまで伸ばしてしまうと筋肉は緊張してしまう可能性があります。

筋肉を緩めるためにはさまざまな対象物があり、方法があります。

  • 筋肉に揺らぎを与える
  • 呼吸運動
  • 皮膚
  • 筋膜
  • 腱紡錘

これらに適切な刺激を加えることで筋肉は緩んでいきます。

また、これらだけではなくみなさんに日頃していただきたいのは、筋トレではなく体操のような適度に身体を動かすようなエクササイズです。これらは、動きの中で筋肉を緩めることができ、毎日することで柔らかい筋肉を維持することができますので、代謝も向上した状態を維持しやすくなります。

鍛えることよりも、緩める体操を継続していただければと思います。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/muscle-loose”]

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今日の内容はパーソナルのセッションでもしており、クライアントさんからも以前と今の違いに驚かれます。

結果も伴っているため以前はなんだったの?(怒)と冗談で言われることもありますが、シェイプアップにしても、こういった代謝を上げることもその本人の身体の状態を見て適切な刺激が加えられると、それに見合った効果を感じることができます。

今日の話の中で、代謝を上げるためには鍛えること、緩めること、どちらでも代謝を上げることができますが、時と場合によってどうすればいいのか、どちらが適切なのか、それを見極めることである意味楽に効果を出すことができます。

ただ、健康を維持するためにもまずは毎日簡単にできそうな体操を継続していただくと身体もある程度の変化が出てくると思います。

毎日適度に動く習慣をつけていきたいですね。

では最後に今日のまとめを書いていきたいと思います。

  • 昔に比べて摂取カロリーは減っているが、肥満者は増えている
  • バリアフリーは必要であるか、過剰になると不健康につながる
  • 咀嚼を増やすことで満腹中枢が刺激され、食べる量が減る
  • 体内の循環が悪くなると代謝が下がる
  • 筋肉をつけると代謝は上がるが、筋肉を緩めることでも代謝は上がる
  • 鍛えると約2ヶ月で効果を感じ、緩めると即効性があり効果は早く出る
  • 健康やシェイプアップのためにも筋肉を柔らかく維持すること

このような内容でお送りしていきました。

今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

最新情報!?巻くだけダイエットならぬ、巻くだけベルトくんで驚異のウエスト変化。。。

ダイエットの話題は尽きませんが、今回はこちらのダイエット方法(?)をご紹介したいと思います。これは今流行りの炭水化物抜きダイエットなどしんどい思いをしてダイエットを成功させるというイメージとは全く違い、ただつけるだけでダイエットができるという優れもの。

早速みなさんにご紹介したいと思います。とにかくすごい・・・。

みなさんはダイエットに悩んではいないでしょうか?悩んでいるのであれば一度は見ていただきたい。。。

その名も“巻くだけベルトくん”。これが最近のダイエットベルトだ。

巻くだけダイエット

これには一体どんな効果があるっていうんだ?そもそもダイエットって名づけているのに、なぜベルトなんだ。

ダイエット=食事療法。その時点で疑いを持つな。まあそこはいいとして、説明書をみてみよう。なんせ圧倒的な変化をもたらすといわれるベルトだからな・・・。

そもそもこの“巻くだけベルトくん”ってどんなもんなんだ?

最新ダイエット

まあ、効果があるかどうかは実際、百問一見にしかずだからまずは試してみよう。

巻くだけダイエット 巻くだけダイエット

こうやって骨盤に巻いてっと・・・。

これを巻くだけでなにかなるのかな?ん~。。。えっ?何?熱くなってきた。うわっ、すごい。お腹がものすごい勢いで凹んでいく・・・。うわ~~~!

巻くだけダイエット 巻くだけダイエット

さっきから少しずつ意識が遠のいていく・・・。気持ちが悪い。なんだ?なん・・・だ?

うわ、うわ・・・お、お腹が・・・う、う・・・い、し・・・き・・・が・・・。

うわ~。。。

巻くだけダイエット

(バタン。)

数時間後。

あっ、なんだったんだ今のは?

え?え?え~~~~~!!すごい。これはすごい。こんな凹んだぞ。

巻くだけダイエット 巻くだけダイエット

これだけ凹んだら一度はやりたかったことがある。そうあの雑誌の広告ページにあるあれだ!

巻くだけダイエット 巻くだけダイエット

お腹が凹むとなんとなくあれをしたくなる気持ちがわからなくもない。なかなか気分もいいものだ。

これだけお腹が凹んだら自信もついたし、Izuru Styleでトレーニングだけではなくて、身体調整や関節運動をしてお腹を凹ませることも必要なくなったな。

よし、Izuru Styleを卒業しよう。楽しかったな。

巻くだけダイエット

人生、出会いがあれば別れもあるってことよ。パーソナルを受けられたクライアントさんが卒業するのは寂しいが、お互いに気持ちよく、身体を変えて自信つけてさよならできるのが理想だよな。

さよならってわけでもないけどな。みんな元気でな!アバヨ!

最新ダイエット

うわ、やべ。恥ずかしいやつだ。

最新ダイエット

こんなことは気にしないぜ。なぜならIzuru Styleでこれだけ身体を変えられたんだからな。

みんな元気でな!これ恥ずかしいな・・・w

最新ダイエット

もうベルトもいらないぜ。これだけ変わったんだからな。

最高の時間だったぜ。

チュンチュン。チュンチュン。

最新ダイエット

ん・・・眩しい。

最新ダイエット

寝てたのか・・・。俺は何でここにいるんだ・・・?今までのは夢か?

最新ダイエット

俺のお腹はどうなった?

最新ダイエット

・・・あ。

最新ダイエット

お腹が凹んでない。しかもベルトがなくなってる。。。

そうか・・・俺は夢を見ていたんだ。ただ巻くだけだけで身体が変わることはないよな。きちんと運動して、自然体に直すことが基本で、自分の身体と向き合わないといけないよな。。。

やっぱり楽して身体を変えようってのは少し違うのかもな。改めて痛感した。よしまた今日から自分の身体も返られるように頑張ろうっと。

 

世の中にはさまざまな商品やダイエットグッズが販売されていますが、身体を変える基本は自然体に直すこと。何かに頼るだけではなく、自分の身体と向き合っていきましょう。

シェイプアップは鍛えるだけじゃない!歪みを直しても循環を改善しても身体は引き締まる

ビッグスクーターを購入して、今まで通勤時間が1時間弱かかっていたところが、20分に短縮されてテンションが上がってます。終電も気にせず仕事ができるのもうれしいですし、これまで以上に仕事をこなせるようになりました。

以前までだと、「バイクは高いしな~」とか「時間一緒っぽいな」とか思っていたんですけど、分割で購入すれば定期代と一緒ぐらいでしたし、なんせ時間を節約できることが本当にうれしいですね。

思い込んでしまっていると、こうやっていざバイクを持つと、その便利さを実感しますし、買う前に思っていたバイクのイメージと全く変わります。もっと早く買ってりゃよかったな・・・なんて思ったりしています。

僕自身、やったことがないこと、体験したことがないことが多いんですね。先入観というか、思い込みというか。焼き鳥屋ってあるじゃないですか?僕生まれてから1回も行ったことがなくて、20歳ぐらいまで炭火の前で自分で焼かないといけないって思ってて、大将が焼いてくれるんですね。知らなかった。(笑)

今日はシェイプアップについてお伝えしていきたいなって思うんですけど、シェイプアップって聞くとイメージ、ダンベル持って、スクワットして・・・ダンベル持ち上げて・・・ってイメージしませんか?

いわゆる鍛えるみたいな感じですね。鍛える=シェイプアップっていう式が結構定着してしまっているような気がします。

今日はそんなシェイプアップについて、まとめていきたいと思います。これも一緒だと思うんですけど、読むだけじゃなくてできれば体験してほしいなって思います。そしたら少し今思っているシェイプアップに対しての世界観が変わるんじゃないかなって思います。そこまで大げさでなくても、こんな考え方もあるんだな程度でもいいので少しこの考え方に触れてみてください。

それでは、早速シェイプアップについて書いていきたいと思います。

 

鍛えることでシェイプアップされる理由

一般的には、シェイプアップをしたけりゃ筋肉を鍛えましょう。的な雑誌とかも多いですね。最近は夏に向けての企画が多いので、そういうのも増えていますよね。

シェイプアップ=身体を引き締めることですが、そもそも身体の中でどんな変化が起きれば身体は引き締まるのでしょうか。

鍛えることで以下の2点の変化が起こると考えることができます。(ほかにももっと変化はありますが。)

  • 筋肉が細く強くなる
  • 筋肉がついて、代謝が上がり脂肪が減る

筋肉は鍛え方によって細く強くなる場合と、太くなる場合があります。一般的には前者を目的としてトレーニングが行われ、身体を鍛える理由は筋肉を細く強くし、シェイプアップすることが目的となります。

 

このような場合は鍛えることが適切でしょうか?

シェイプアップをするには、なぜ太く感じているのかということを整理することが重要です。これは個人で違い、この太く感じてしまう原因が違うとその対応の方法も異なっていきます。

女性のみなさん、こんな脚になったとき引き締めるために鍛えることってしますか?大事なことは、なぜこういう筋肉がついたのかってことです。もし日頃からウエイトトレーニングして筋肉を鍛えていれば、こうやって太くなる可能性があります。

こんな女性がもっと脚を細くしたいとなれば、ウエイトトレーニングをやめれば筋肉は衰えて細くなります。筋肉がつきすぎているので、脚を細くするにはウエイトトレーニングをやめるということも考えられるわけです。

では、次の場合はどうでしょうか・・・。

この女性の場合、脚が内側に向いてしまっていて、歪んでいます。こういう状態になれば股関節に捻じれが生じて、循環が悪くなったり、下半身がむくんでしまうことが考えられます。

もしこういう状況で、脚が太いと感じた場合は、むくみや歪みが原因で太くなってしまっていると考えることができます。

こういう場合、鍛えるのではなく循環の改善をすることや歪みを直すことで脚が細くなっていきます。

これらの例から、シェイプアップ=身体を引き締めることは、身体を鍛えることだけではないということです。

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[clink url=”http://izuru-style.co.jp/straight-leg”]

 

関節運動を行い、筋肉を緩め、循環を改善する

先日、お腹周りを中心にシェイプアップしたいという目的で新規入会された方がいますが、この方は以前パーソナルを受けていたそうですが、これまでとは全く内容が違い、最初は戸惑ったそうですが、セッションが進むにつれて身体の変化を少しずつ感じれたそうです。

戸惑った理由が、激しいトレーニングをしなかったからだそうで、激しいトレーニングをしないと身体が変わらないのでは?と疑問を持っていたそうです。

この方の場合、全身の筋肉が緊張し、非常に身体が硬かった。その上姿勢が崩れ、お世辞でもいい姿勢だとは言えませんでした。そんな状態だったため、全身の関節運動を行い、筋肉を緩めるような体操を行っていきました。

  • 関節運動
  • エクササイズ
  • 呼吸-ぶらぶら体操

基本的にはこのような流れで、呼吸をしながら体操を行い、動かしながら筋肉を緩めていきます。またダンベルを持ってスクワット行いましたが、このようなエクササイズが1セットが終わると、呼吸をし、身体に揺らぎを与えるように筋肉を緩めていきます。

こうやって身体を動かしていくうちに身体が柔らかくなることが感じれ、少しずつ身体全体が引き締まっていくような感覚があったそうで、セッションが終わって鏡の前で立っていただくと、踵で立てる感覚やヒップアップ、体幹周りが引き締まり、気になっていたお腹も引き締まったことを実感されていました。

ここからわかることは、鍛えることがシェイプアップに最善の方法ではないということです。もっと言い方を選べば、身体に悩みを持っている方は、なぜたるみがあるのか、なぜ太く見えるのか、それは脂肪か、筋肉か、それともむくみか。

要は、その原因が重要なわけです。僕らトレーナーはその原因に対してアプローチをするため、シェイプアップの方法がひとつではないということです。

このイズログでも引き締める方法的なことを書いていますが、あくまでも絶対的な方法は存在せず、ひとつの例です。表面だけ切り取るとあのような記事になりますが、本来はもっと原因を探る必要があり、記事の内容とは全く違う方法で改善できることもあります。

基本におくことが、どこを鍛える、動かすということではなく、まずは自然体にすること。それがシェイプアップでも重要なところです。

 

日頃継続しておきたいこと

このように、【鍛える】から【緩める】へ移行しても身体は引き締まるということをお伝えしましたが、緩めるということを継続することが大切になるんですね。

その理由は、身体の中では血液が流れていて、リンパ液というものも流れています。それぞれには、酸素であったり栄養素であったり、生きる上で必要なものが含まれているわけですが、これらは細胞にとって貴重な存在です。

また細胞は二酸化炭素や老廃物といったものを排出し、酸素などを取り込みます。こうやってみなさんが普段生きる上で必要な呼吸は、酸素を取り込み二酸化炭素を吐き出すということをしているのは理解ができると思います。

これらと同じように細胞も必要なものを取り込み、不必要になったものは排出をする。そういう循環が細胞を元気に保つためにも重要になるわけです。

筋肉が硬くなると循環が悪くなり、血流やリンパの流れも悪くなります。そうすると、こういった取り込み、排出がうまくできなくなり、細胞が酸素不足、栄養失調になって不健康になってしまうと身体全体の機能が低下してしまいます。

  • むくみ
  • 代謝低下
  • 体温が低下
  • 病気になりやすい
  • ケガが治りにくい

こういったことも起こる可能性があります。健康でいるためにも、まずは筋肉を鍛えることも大切なことではありますが、ストレスの多い社会、また姿勢の崩れを考えると筋肉を緩めるような体操を少しでもいいから毎日行う。

そして、緊張のない柔らかい筋肉を維持することが健康に対しても、シェイプアップということに対しても効果的に働いてくれるのではないでしょうか。

まずは体操など身体を動かす習慣をつけることが大切ななのかもしれませんね。

[clink url=”http://izuru-style.co.jp/muscle-loose”]

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今日の大きなテーマはシェイプアップでしたが、今日の内容で少しイメージが変わった方もいると思います。改めて感じる、重要なことといえば、目的を明確にすること、これが何よりも重要だと感じます。

そして、クライアントさんにもよく聞かれますが、「○○メソッドとかはいいの?」という質問に対しては、方法論に振り回されてしまうと、目的は何なのか、今自分の身体にとって何をすべきなのか、そういった本質の部分を見失ってしまいます。

方法がどうこうではなく、まずは目的です。

では最後に今日のまとめを書いていきたいと思います。

  • シェイプアップは鍛えることでもできなくはない
  • 【鍛える】から【緩める】でもシェイプアップは可能
  • 健康のためにも鍛えて筋肉を硬くするより体操などで筋肉を緩めることが重要
  • 日頃筋肉を柔らかい状態を維持することが健康につながる
  • シェイプアップでもまずは自然体に直すこと

このような内容でお送りしていきました。今日の内容が少しでも参考になればうれしく思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。